あかずきんのバスケット

2007/01/23
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カテゴリ: ディナー♪
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今夜はパスタを作りました♪

パスタは一番細いカッペリーニを使いました。

オリーブオイル、パプリカ、鯛、イタリアンパセリ、白ワイン
塩、胡椒




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鯛の繊細なお味にパプリカ、パセリがほどよくマッチします。
パスタはもう少し太くてもよかったかも・・・


それから、シャンベルタンをホットワインにしてみました♪

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ワイン、クローブ、シナモン、レモン汁、レモン、砂糖、コアントロー
いちご




いちごの香りがふんわり♪
次にスパイシーなワインがふわ~っと香ります♪

これは、どんどんいけちゃいますね (^_^)v


 ワインを飲んだら・・・♪

 今日のは、賢治のおはなし♪


 賢治に初めてであったのは、たしか、「セロ弾きのゴーシュ」でした。




 けれどもあんまり上手でないといふ評判でした。

 上手でないどころではなく実は仲間の楽手のなかではいちばん下手

 でしたから、いつでも楽長にいぢめられるのでした・・・・



このお話を読んで、私はすっかり賢治のファンになりました。

賢治の生まれは、岩手県、花巻市です。仙台からは約2時間です。
私は、よく花巻へ通いました。ちょっとした遠距離恋愛のように、それは、
月に1度、あるいは、2度、ときどき、お友達を半ば強引に連れて行き、



花巻の町から少し離れた、小高い山の上に賢治記念館があります。
入り口にはガラスに焼き付けられた賢治が透明な視線をこちらに送り、微笑んで
います。


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このガラスの賢治をみるときまって私は涙ぐんでしまします。
玄関の手前には、よだかの星、向かい側には、ふくろうがいます。


記念館から徒歩で山を降りるように歩いていくと、賢治の設計した花壇があります。

この山には賢治の香りがします。

賢治の作品や歴史背景などを観て、それから、花巻農学校にある羅須地人協会へ行きます。
ここは、賢治が教師を辞め、農業に取り組もうとして暮らした家です。ここで賢治は、
農業の技術指導や芸術についての講義もしました。
この家には、いまも賢治が住んでいるかのようです。

私はここへ初めて訪れたのは、もうずっと前になりますが、このときはひとり
でした。ちょうど、賢治の命日でした。

ガラスのケースの中に彼のマントが展示されていました。

それは、ウールの厚手の黒いコートでした。



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何気なく、私はそのガラスの扉に手を伸ばし、ガラスに指が触れたとき・・・

ぞわぁ~っという感覚!

圧力を持った何かが、私の体を一瞬にして通り抜けたのです。
体の正面から全身に鳥肌がたち、何かは私の中をスキャンするように通りました。

・・・!!!
何?
息も止まった、瞬間、なにかが走ったような・・・いいえ、誰かに・・
賢治に・・?抱きしめられていたのかもしない。。そんな感覚でした。

あれは、ほんとうに、賢治だったのだろうか・・・・

苦しくて、切なくて、迂闊にも涙がこぼれました。


それから、何度かお友達を連れてこの場所を訪れましたが、あのコートのある
場所には行っていません。家には入らず、外からみてるだけです。
もう一度、行ったら、また賢治に触れることができるのだろうか・・・



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Last updated  2007/01/24 12:57:42 AM
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