いよいよ作品社での私の三冊目の作品『北京メモリー』が発売される。今度はスパイ・諜報活動小説で、そのジャンルの小説に親しまれてこられた読者の皆様にも納得されるものとなっているはずである。
舞台は北京。現在の中国と日本との関係がテーマになっている。現在日本で大問題になっている安保法制にしても、その背景に日中関係があることは誰もが認識するところだろう。今まさに、決してなおざりにすることのできない重大問題としてわれわれにつきつけられている。この日本と中国との関係は現代史上、間違いなく最大問題の一つである。過去もそうであったが、未来の日本にとっても運命的なかかわりを持つ重大な隣国。
その中国で何が起きているか。日本がそれにどうかかわるべきなのか。それを考える一助として物語を楽しみながら読んでいただきたい。
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