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岸本元気

親と子のメンタルヘルス研究所 所長

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2週間で人生を変える こころのノート⑦

「僕と こころのノートとの出会い」①

夕焼けの沈む 海に向かいました。僕はとても苦しい状況の中で
やっとここまでたどりつきました。
この海は砂浜とそして岩場に囲まれたすごく静かな場所です。
車が、やっと1台通れる場所。僕は 行き止まりまで進みました。

行き止まりには 海に向かって小さなお地蔵さんが座っていました。
僕は、そのお地蔵さんに手を合わせて「僕の持ってるお金はこれだけです」
そういって100円玉を2枚と数枚の小銭でしたが 全部預けました。


僕は、車のダッシュボードに 娘と取ったプリクラと写真をずらりと並べ
ました。そして何度も何度も 謝りました。

それから車を置いて 浜辺に向かいました。

その日は、とても夕日が綺麗でした。
僕は砂浜に座って 誰も来ない海で 夕日が沈むのを待っていました。

今まで見た中で一番綺麗な 夕日だった。忘れられない 今でも。

夕日が沈みきった蒼い空を見ながら 
もうこれで 楽になる。そのことだけを考えました。

ちょうど 自分の車がもう見えなくなる位に暗くなった時。

僕は、くつを揃えて 海に入りました。

僕は、全然泳げないのですが、もう そんな事すら関係ありません。



不思議でした。

全く波の抵抗を受けないのです。

ちょうど、動く通路(空港などの)を歩くように どんどん楽に入って
いくのです。

多分、足元には 石や海藻もあったのかも知れませんが 何も感じないんです。



「あー、もう 何も考えなくていいんだ。楽になるんだなあ」

それしか考えていませんでした。

その時、一瞬だけ 自分の声 多分、こころの声かもしれませんが
いや、僕は そう信じていますが
頭の中で 言ったんです。

「もう少し待て。必ず幸せにしてやる」って。

その瞬間。
今でも 覚えていますが おぼれたんです。

そう、まるで落とし穴に落ちたように ずぼっと 沈みました。

急に苦しくなってきたんです。

泳げないから当然ですが、もう多分水深は 3mくらいだったはずです。

死のうとしているのに

この時に 必死に泳ごうとして生きようとする自分を見つけました





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Last updated  Aug 17, 2003 07:54:07 PM
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