2006/07/08
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7月7日、折しも世間は七夕というロマンティックな本日、愛するアッズーリとの面会が許されました。2日目は、敬愛が募りまくり、重松文湖です。


まずは、昨日のウソをお詫びしたいと思います。おやすみなさい、と書き、寝支度をはじめました。化粧をおとし、歯を磨き、コンタクトを外し、起きる時間をセットしようと思いきや、既にその時刻。そのまま身支度を整える為にコンタクトを装備し、歯を磨き、化粧をする。というわけで、わたし、本日は(も?)休んでおりません。テンション、昨日のまま継続です!

今朝は6時40分の集合だったのですが、実はホテルの朝食は7時からなので、わたしたちは食べることを許されず、そのままタクシーでベルリン中央駅へ向かいました。タクシーを使った分、若干時間に余裕が出来たので、駅で朝食を採る事に。三人で入ったお店は何故かというかやはりというか、イタリアンコーヒーショップ。メニューがイタリア語で書いてあるだけで朝からニヤニヤ笑ってしまうくらいご機嫌です。ドイツ語はびっくりするくらい読めないし・・・同じアルファベットの癖に!
しかし、ドイツの列車は快適だったのでした!ICEの中は、座席スペースも超ゆったり。日本の新幹線だとグリーン席並みの余裕があるうえに、なによりテーブルが大きいのです。三人で資料やらスケジュールやらお菓子やら飲み物やらパソコンやら並べまくっても全然問題なし!車窓のからの景色もまさに表情が刻々と移り変わってゆく動く絵画のようです。ずっと頭の中で世界の車窓からのテーマが流れっぱなしだった4時間の列車の旅は、天気がころころかわったり、お利口さんな大型犬ハイファー君との出会いがあったり、はしゃぎすぎて若干煩かったに違いないわたしたちへのほかの乗客のみなさんの暖かい眼差しがあったりと、とてもよい思い出になるものばかりでした。途中で白鳥さんはわたしたちのお遣いで独り、フランクフルトへ向かってもらうというハプニングもありましたが、今朝の堂々たる遅刻もこれで帳消しです。がんばってくれました。ありがとうございます。

ついに来てしまったカーサ・アッズーリのある街、デュースブルグ。ここでわたしたちは、大変今後の為になる貴重なお勉強をさせていただくことになります。詳しい場所もあまり調べず、駅に降り立ってしまったわたしたちは、ベルリンで覚えた秘儀、とにかく人に聞きまくれ!を実行しますが、ひとり、ふたり、さんにん・・・と聞いて行く毎にだんだん現実の直面します。
ここではベルリンのように、英語が通じない!!!ガビーン!
しかも、とりあえず立ち寄った駅のインフォメカウンターでは、バックにでかでかとイタリア国旗を掲げているにもかかわらず、アッズーリのキャンプ地に行きたいのですが・・・と言ったとたん、まるで邪魔者のようにシッシッ!と追っ払われてしまいました。ああ、勝者って、大変!(笑)

duisburg_information.JPG

まったく言葉が通じないものの、なんとか筆談で交渉し、タクシーで宿泊ホテルへ向かうことに。しかし、一体運転手さんは本当に正しくわたしたちを連れて行ってくれるのか、最後の最後まで疑うわたしたち・・・ごめんなさい!無事につきました!目の前にイタリア国旗とスクデット旗とW杯旗のあるホテル、そしてそのまえに陣取るサポーターの集団が見えたときには嬉しさのあまり泣きそうでした。イタリア人だらけの中に飛び込んだわたしたちは、しばしのあいだ、高いテンションで「タカハーラ!タカハーラ!」という歓声に迎えられておりましたが、なんとなく空いていた柵の上に陣取ること到着から約5分。どさくさにまぎれて一番良く見える真っ正面にいた私たちの目に、車にのったカモラネージが通り過ぎて、彼はこちらの声援に手を振りながらホテル内に入っていきました!


そして、もちろん本物のアッズーリの姿を結構な短時間のあいだに拝めたのも感激だったのですが、それと同じくらい、その場にいたサポーターとの交流に、わたしは感無量だったのです。

合間を縫って、特派員の使命であるサポーターズフォトの撮影と簡易インタビューをしていたのですが、もちろん場所柄、好きな選手で出てくる名前は現在の現役バリバリのイタリア代表選手ばかり。しかし、しかしですよみなさん、多かったのです!マテラッツィと答えてくださる方の割合が、ひっじょぉ~に高かったのですよ!!!別にその場にインテルユニを着て行ったりとかして圧力をかけたわけではありません。純粋に無差別に選んできいていっただけなのに!(そりゃあ、若干インテリスタっぽいなっていう匂いは嗅ぎわけたけど)大人気!愛されてる!マテラッツィ愛されてるよー!!!そしてわたしも愛してる!愛してるよー!!!相互理解の合言葉は、23番マテラッツィです!

・・・すみません、文章がとてもレポできるようなテンションでなくなってきておりますが、実際の盛り上がりたるや、とてもとてもわたしの足りない表現力でお伝えすることは不可能なくらいの素晴らしいものだったのです。言葉も文化も国籍も宗教も、なにもかも違うのに、アッズーリが大好き!というだけで結ばれる心というものが存在します。「マテラッツィ!」という合言葉で結ばれたわたしたちの絆は、短時間だからだとか、一度きりの出会いで二度目の保障はどこにもないから、というちっぽけなことなんて一瞬にして飛ばしちゃうくらいに、それは年に一度しか逢瀬を許されず、さらにそれさえも、天候によって毎年可能な保証はないのにしっかりと愛し合う、織姫と彦星のように強いものなのです。

サッカーって、すごくないですか?
アッズーリって、すごくないですか?
マテラッツィって、すごくないですか?

なにこのひと柄に無いこといきなり口走りだしちゃったのかしら?と思っているそこのあなた、わたしはもともとロマンチストです。そして、きっとあなたも、このような素晴らしい機会にいつか出会ったとき、わたしとおなじ思いを抱くことができます!大保障!

・・・大満足でデュースブルグという、正直なんていう特別なものもない、いわゆるその他たくさん地方都市に含まれてしまうようなこの街をあとにしました。きっとアッズーリがいなければ一生行くことも、おそらく地名を聞くことさえも無かったかもしれないこの街での今日という日を、わたしは一生忘れません。

帰途の列車の中での、岸田さんのしみじみとした「初めてインテルを羨ましいと感じたよ。インテルナツィオナーレってこういうことなんだと思った」という言葉は、サポータの皆さんが、10番のユニを着ているにも関わらず、好きな選手で何故かことごとく王子の名前が出さなかったことからのものではないと思いますが、別にインテルがとか、マテラッツィが、とかではなく、今日のわたしの思いは、サッカーがすきだったらみんなが実感できるものだと信じています。

余談。今夜の夕食はスペイン料理でした。わたしたちがドイツ料理を、ジャーマンソーセージやポテトを口に出来るのはいつになるのでしょうか。





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Last updated  2006/07/08 06:58:50 PM
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ドイツ特派員05 岸田&重松

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