時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

PR

Profile

風竜胆

風竜胆

Favorite Blog

自由に捕らわれる。 … New! じらーるぺるごーさん

ステルス出社 ブラジョンさん

定期検診(19年目) As Oneさん

気まぐれんな旅行屋… 富士家のぱこさん
マークス・ストーリー マークス5406さん

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

October 5, 2008
XML
カテゴリ: 映画(日本映画)
 久しぶりに劇場で映画を観てきた。観たのは、今話題の 「20世紀少年」

 この映画の主人公ケンヂは、冴えないコンビニ店長である。ロック歌手を夢見ていたが挫折し、母親と姉の子供の3人で暮らしている。一方世間では、「ともだち」と名乗る謎の男が率いるカルト教団がはびこり、世界は細菌テロによる混乱が続く。ところが、これらの一連の事件は、ケンヂたちが子供の頃遊びで作った「予言の書」に書かかれている通りに起こっていた。ケンヂたちは、すべての裏に、「ともだち」が糸を引いていることを知り、予言の書に書かれた9人の戦士として、テロリストの汚名を着ながら立ち上がる。(実際は、諸般の事情により、7人しか集まらなかったので、この時点で予言は外れているのだが)

 ところで、この映画に出てくる人類への脅威ベストスリーは、以下の通り。ただし、この映画が、これらに対して警鐘を鳴らしているといったようにはあまり感じなかった。
1.カルト教団
2.細菌テロ
3.巨大ロボット

 最初の二つは言うまでもないだろう。ロボットについては、鉄人28号のようなものを連想していたが、出てきたのは、ただでかいだけで実にしょぼかった。既に過去となった時代の話なので、この程度にしないと、当時の技術水準からリアリティが薄れるということもあるのだが、やたら画面を暗くして、ロボットの形をよく分からないようにしているように思ったのは、考えすぎか。

 監督は、「TRICK」シリーズの堤幸彦。原作は読んでないので、原作とどう違うかは分からないが、殺されていた大学生が「金田正太郎」だったり、彼の所属していた大学の研究室が、「お茶の水工科大学」の「敷島」教授だったり。そういえば「諸星弾」という名前も出てきた。このあたりのネタ、私たちの世代には、懐かしい響きがあるのだが、若い人にはネタだと分からないかもしれない。このような小ネタの使い方は「TRICK」シリーズとも共通しており、堤監督らしいと思う。しかし、全体に若干ギャグっぽい味付けがしてある割には、細菌テロでは、血が噴き出すようなシーンが何回も出てきて、ちょっとアンバランスな感じはする。ただ、面白いか、面白くないかと言えば、面白いのであるが。


・第1章:2008年8月30日(本作品)
・第2章:2009年1月31日
・第3章:2009年秋

 あんな中途半端な終わり方だと、次が気になって仕方がない。これも敵の作戦か?(笑)

(原作)
・浦沢直樹:「20世紀少年」

(監督)
・堤幸彦

(出演)
・唐沢寿明(ケンヂ[遠藤健児])
・常盤貴子(ユキジ[瀬戸口雪路」) ほか




○「20世紀少年」の公式HPは こちら


○応援クリックお願いします。 人気ブログランキング にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ


風と雲の郷 別館「文理両道」は こちら

風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」は こちら



 本日の貴賓館「本の宇宙(そら)」には、貴賓館オリジナル記事として,主婦探偵の活躍するレスリー・メイヤーの「ハロウィーンに完璧なカボチャ」のレビューを掲載しています。併せてご覧ください。→ こちら





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  October 25, 2008 03:54:42 PM
コメント(14) | コメントを書く
[映画(日本映画)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: