時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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April 9, 2010
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カテゴリ: TVドラマ


「臨場」 。横山秀夫の同名小説を原作とした警察ドラマだ。7日の水曜日が第1回目で、副題は「封印・前編」である。

○原作「臨場」:(横山秀夫 光文社 )



 交番勤務で、倉石の先輩でもある谷本が、公園の遊具の中で、自分の拳銃により、こめかみを撃ち抜かれて死んでいるのが発見される。拳銃と警笛が無くなっており、殺人事件と思われたが、倉石は自殺と断言する。

 そして、今度は、元オリンピックの自転車競技の候補選手だった長谷川が、行方不明だった谷本の拳銃により死亡しているのが発見された。こちらは、一見自殺のように思われたが、今度は倉石は他殺だと結論する。長谷川は、自転車で幼児をひき殺すという事故を起こしたことがあった。

 このドラマの面白さと言えば、何と言っても倉石の個性であろう。いや個性と言うよりは、変わり者具合と言った方がいいかもしれない。髪はぼさぼさで、登場の仕方もキュウリを齧りながらである。実は、これは、ドラマ独自の倉石であり、原作の小説の方とはだいぶ違う。原作でも変わり者は変わり者なのだが、「オールバックで鋭い眼光、やくざっぽい足の運びで歩き、警察と言うよりはマフィアのように見える」と表現されている。つまりは、裏稼業の人のように見えるということだ。さすがに、画像にするのがためらわれたのだろうか、変わり者具合の方向がだいぶ修正されている。それにしても、この第1話、前のシーズンの時より、キュウリを齧っているシーンが多いような気がするのは気のせいだろうか(笑)。

 もうひとつ思ったのは、珍しく、自転車の危険性を指摘したドラマになっているということ。自動車が凶器となるドラマは多いが、自転車で死亡事故と言う設定はあまり視たことがない。しかし、現実は、危険な運転をする自転車が非常に多い。立派な走る凶器なのだが、乗っている者はまったく無頓着なため、無謀な自転車により、歩道を歩いていてヒヤリとするような経験をさせられた方もたくさんおられるのではと思う。おまけに、元オリンピックの自転車競技の候補選手が、反省もせずいかにも憎々しげで、一層自転車の危険性を際立たせているように思う。

 ところで、今回は行方不明になったもののうち拳銃が事件に関係していたが、来週はもう一つの警笛に関係があるようだ。毎週水曜日の夜の楽しみができた。

(原作)


(監督)
・橋本一

(出演)
・内野聖陽(倉石義男)
・松下由樹(小坂留美)
・渡辺大(一ノ瀬和之)
・高嶋政伸(立原真澄) ほか


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臨場 -強烈な個性の終身検視官-


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Last updated  April 9, 2010 07:12:07 AM
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