2015年07月30日
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冬瓜(とうがん)は、冬まで保存できる瓜、という意味で、旬は冬ではありま
せん。夏場によく冷えた とうがんの煮物 をいただくのは嬉しいものです。煮崩
れさせずに味をしみ込ませるには、長い時間煮込まないのが肝心。では、どう
するのか。煮物は、煮ている(沸騰している)ときよりも、冷める過程で味が
しみ込みますから、しばらく沸かしたら火を止め、また頃合いをみて火を入れ
る、という感じです。とうがんは軟らかいので、2回煮立たせれば充分です。

とうがんは、硬い皮をごく薄くむきます。実の端が緑色でも、軟らかく煮えま
す。1切れは、大ぶりに切ったほうが豪華ですね。今回は、おなじみの昆布と

はなく、中華だしの素で煮ました。切ったとうがんを鍋に入れてひたひたに水
を注ぎ、中華だしの素、塩少々、酒適量、それに風味づけにしょうゆを数滴加
えます。中火で煮立たせ、5分ほど弱火で煮続けて、いったん火を切ります。

15分ほどしたら、また沸騰させましょう。そして弱火にして、5分ほど沸騰を
維持したら、細切りにしたハムを少し加えてひと混ぜし、火を切ります。あと
は自然に冷まし、室温まで冷めたら冷蔵庫に移して、よく冷やしていただきま
す。白かったとうがんが半透明の飴色になり、煮汁に溶け出したハムのうまみ
をいくぶん吸っているでしょう。薄味にしておくと、煮汁も美味しいです。暑
い夏の食卓にこうした一品があると、冷たさもごちそうだなあと思えますね。






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最終更新日  2022年12月01日 16時51分34秒
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