ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

2014年04月02日
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浪花のおばちゃん(笑)である上沼恵美子さんとその夫の上沼真平さんが37年間連れ添った中での夫婦喧嘩の再現本『 犬も食わない 』。



上沼恵美子さんの小気味良い話は私は好きです。
とりわけ、「ありえへんだろう」という大風呂敷を敷くあたりが、素直に受け入れられます。
彼女のネタにはよく夫の悪口も出てきますが、本書はまぁそれを文字化したものと思っていただければ幸いです。

構成としては、まずどんなことが頭にきたかという「夫の怒り」「妻の怒り」というものがあり、それに対して双方が「夫の言い訳」「妻の言い訳」として語っています。

が、まぁ「妻の怒り」の方が圧倒的に多いです。
で、その内容が納得~というものばかり。
私が夫に「怒り」を持つ時と少なからず変わりません。


琴線のわりには、それがナイフのごとく、すぱーーーーっと心臓を切り裂いて、脳みそ爆発になるのですから、まぁ妻となったらそのような思考回路になるのだと、夫側は諦めていただきたいと思うわけです。
大法螺を吹いて、おおらかに見えそうな上沼恵美子さんでもそうなのですから。

まぁ、おまけに夫側も似たような行動パターンをしているということも分かります。
上沼真平さんのように、大きな放送局の偉い肩書きの人でも、うちのようなごくごく普通のヒラヒラ社員でも、それは一向に変わらないというわけですね。

そりゃ、夫婦喧嘩って起こるわ。

苦笑したのが、海外旅行、アルプスの山に登ったとき。
猛吹雪でとても視界が悪かったそうです。
で、この時、上沼真平さんは恵美子さんに向かって「せっかくアルプスに登ったのだから、展望台に行ってくるべし」と言ったそうです。
恵美子さんは夫がそういうのならと猛吹雪・視界0、もちろん、外ですから自分自身吹き飛ばされそうな状態だったそうです。
で、横に夫の姿がない。
暴風にとばされたのかと、凍えながら夫を探したら、なんと室内のカフェでのうのうとお茶を飲んでいたとか。


夫婦喧嘩のエピソード全34ケース。
なかなかのものです。

が、正直やはり上沼恵美子さんはあの話術をもってなんぼです。
文字化すると面白さが半減なのが、ちょっと残念。


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最終更新日  2014年04月02日 10時49分59秒コメント(0) | コメントを書く


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