ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

2014年12月15日
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という訳で、昨日の続き。

赤木かん子さんのお話を聴講したわけですが、演題は「報告書のかきかた」。

いわゆる「調べ学習」の際の書き方をどのようにして大人は子どもたちに指導していくかという話でした。

彼女が言うには、今の学校教育では、報告書だけじゃなく、読書感想文や作文など、いわゆる「書く」という課題において、そのノウハウを子どもたちに伝えないで、いきなり「書け」と原稿用紙を渡している。
このことは、ナンセンスであるということでした。

それはもっともな話なのですが、このことは学校側だけの問題ではなく、大人も子どもたちに対して、何も教えてないままに「書け」ということを言っています。

私は小論文も教えていますが、原稿用紙の使い方はまぁできる子はできていますが、このできている子さえ、何を書いたらいいか分からないと最初とまどいます。

なので、懇切丁寧に一から教えるわけですが、調べ学習が学習指導要領から明記されるようになって10以上の経過を得ますが、やはりこの部分というのは、抜け落ちていて、それだけでなく、これらを学んできたという積み上げもないので、右往左往です。

しかし、ノウハウを教えると最初1行しか書けなかった子が入試前には800字程度は小論文として呈を成すほどになります。


そのような基本に立ち返ることにできる話でした。

また、「人から聞く」ということは「本を読む」より分かりやすいかという説明。

話し言葉はやまとことばなので、そのまま理解できると。
それに対して熟語などは、漢字熟語といえども中国からの輸入品。
漢語を一度やまとことばなに変換して思考させるという作業があります。
そのため、伝わりにくいという話。

ここから、この漢字二字熟語が明治以後作られたという話に移行していきます。
ここでは西周や森鴎外、夏目漱石などの話がでてきて、これぞ私が日々塾生に伝えている話とぴったんこ。
かなり嬉しくなりました。

音読みよりも訓読みとはこのことです。
熟語は分解すれば理解できる!


私も一時これについて批判したことあるのですが、関係者から「教科書はその専門の方が知恵をしぼって作成しているので、そこに意図があるから間違っていない」という類のことをおっしゃいました。

が、今は全国の学校図書館に行脚されている赤木さんですが、深く入り込んでいない人がこのようにおっしゃるのだから、教科書が全て正しいとは言えないということを身をもってしってしまいました。

赤木さんは全国各地の学校に赴いた時には、実験的なこともされるていますが(子どもたちを継続的においかけたり)、そこで出会った子どもたちの傾向などをきちんとひも解きながら、お話されていました。

横に並んだ時はすごく小さい人なのですが、人前にでると肥大化するくらい大きく見えるかたです。
今の仕事に情熱をかけていらしゃることが分かりました。


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最終更新日  2014年12月15日 14時21分59秒
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