ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

2021年10月20日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
少し前のことですが、本書『​ コロナと生きる ​』がSNSで話題になっており、気になり手にしました。

​ ​

まぁ、内田センセーと岩田氏の対談なので話題になる前に読めよと自分を突っ込みたくもなったのですが、積本も何分にも多いですし、という言い訳。

本書はコロナ第1波の時の対談なので、当時の状況と今ではタイムラグがあるところも多く、いや、そうは言うけど1年後はこうなってるよーと伝えたいところもありましたが(ワクチン関係など)、1年前に話していることがごもっともという点も多く、臨床の現場にいる人の肌感覚は大事だなと思ったのでした。

コロナのことはさておき、本書でいちばんうなずけたところはこのセンテンス。

新しいウイルスによる感染症はこれからも数年おきに必ず起こります。ウイルスから社会を守ろうと思ったら、「医療は商品ではない。すべての人は等しく良質の医療を受ける権利がある」という原理を「世界の常識」として採択するしかない(p68)


コロナワクチンも公費で全員無償だったから、今現在65%以上の人がワクチンを接種していますが、これがインフルエンザワクチンのように自費だったら、たとえインフルエンザワクチンと同じ額でもここまで接種率が上がっていたか。
また、今は無償でも第3回の接種が終わった後は、コロナウイルスが撲滅していないのに、自費となったらどうなるのか。


本書ではここ以外にも「医療の商品化」の話題がいくつもでてきます。
コロナウイルスが世界を埋め尽くす以前もこのことは時々著名な方の本を読んでいると出てきた話題ですが、恐らく今回のコロナウイルス蔓延で、このことの現実を突きつけられた世界ではなかったのではないかとしみじみと感じています。

それはコストカットについても同様。
感染症専門医は普段暇な方がいいに決まっているのだけど、暇だったら必要ないかと言えばそうではないということも岩田氏はおっしゃっていました。
医療での「コストカット」は似合わない、改めて政府は考えて欲しいと思った次第です。


にほんブログ村





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021年10月20日 14時29分09秒コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

幻の民

幻の民

コメント新着

2026漢字@ Re:読書/『しずくと祈り』。(02/10) 2026漢字は、0896241455 をどうぞ。
トレーニングメニュー@ Re:読書/『1945年8月6日あさ8時15分、わたしは』。(12/10) トレーニングメニューは、0896236553 で…
鈴木藤三郎伝@ Re:お散歩(7月20日・前編)/『石鎚山』。(10/11) 鈴木藤三郎伝の知りたいことは、08962444…
幻の民 @ Re[1]:読書/『吉田類の愛する低山30 二合目』。(02/09) 日本の懸造りめぐりさんへ そこは見逃し…
日本の懸造りめぐり@ Re:読書/『吉田類の愛する低山30 二合目』。(02/09) 低山登山番組でたまに無名のお堂がでてき…

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: