ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

2026年08月17日
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書評で気になり手にしてみたのが、『​ こうやって作家は言葉を紡ぐ ​』。

​ ​

作家である著者が多くの作家さんや言葉を生業とする人との対談をまとめたもの。
12組の作家さんとの対談集なので、いや、もうそれは私の思考があっちへいったりこっちへいったりで一言でまとめられないだけでなく、どこに自分自身が重心を置いて詠んだらよいのかという軽い混乱すらあったのですが、いちばん印象にのこったのが、万城目学さんとの対談。
しかもその中でインパクトがあったのが、2人の言葉の紡ぎ方よりも、全く別方面の事柄。
その1つが、小川哲さんから万城目さんへ「万城目さんの得意分野で、古い本と最近の本を指定してくれ」という依頼に、万城目さんが選んだ1つが『豊臣家の人々』という作品だったこと。
確か、この本は、現在放送されているNHKの大河ドラマ『豊臣兄弟!』の基になった作品ではなかったですっけ?


また、2人が司馬遼太郎に対して語っているのですが、まぁとりわけ万城目さんはまぁ、それはなかなかの言いようで(笑)。
彼の言葉を借りると、司馬遼太郎は「女性の描き方が最悪(p123)」なのだそうで、それをフォローする小川さんは「戦国時代や明治維新といった、女性にちきんと権利がなかった時代がなかった時代を描いていたからこそ、その価値観で書きと通せた説はあります(p124)」
このような視点があるんだなと知ることができました。
その反面、この頃の時代の人の男性って司馬遼太郎傾向があったのではとも。
ただ、文豪の世界ではどうなのかはわからないのですが。

そんなことを知りながら、思いながら、他の人との対談もつらつらと読んだのでした。


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最終更新日  2026年08月17日 06時40分02秒コメント(0) | コメントを書く


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