ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

2026年08月21日
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知りませんでした、元旭山動物園の職員であり、絵本作家のあべ弘士さんが北極圏に探検してたことを。
たまため、目にした『​ こんちき号北極探検記  ​』。

​ ​

実は創作だと思ったんですよ。
いや、まじの絵がふんだんに用いられた随筆でした。
あっ、絵日記に近いです。

もともと、野生のほっきょくぐまに会うという野望の準備を着々と進めていたんだなーということが冒頭から行間ににじんでいるのですが、それが北極圏に渡るまでにどの位時間を要したのかということは定かではありませんし、「ヨットがチャーターできた」という一報と「よし分かった。仕事を全てキャンセルしよう」というやりとりだけで、そこには熱い思いがあったことだけは分かります。


日本からは持ち込めないので、現地調達となる訳ですが、アルコールに厳しい国は世界中にたくさんあります。
1ヶ月の航海で、これだけじゃ足りないとぶつくさ言う著者に吹き出してしまいました。

動物園の職員だった著者でも、野生のほっきょくぐまをはじめ、様々な野生動物の生態には驚かされる一方だったようで、絵日記のひとつひとつにそれが伝わります。

ほっきょくぐまのこと以上に私が印象に残ったのが、ほっきょくぐまが食べているもの。
なんと、2年前に死んだクジラの肉。
北極圏は寒さのお陰で、死んでも腐敗が進まないために、2年前のものでも、ずっとそこにある限り食べられるらしいです。
知らんかったーーー。

それから、航海に使ったヨットは、ヨットと言っても、人が寝泊まりできる程の大きさのようで、ベッドが幾つもあったり、ダイニングも装備されていて、料理を専門にやってもらうスタッフも乗り込んでもらっていました。

ヨットって、私の中では競技で見られる1人か2人が立って乗るものしかイメージなくて、それ以上になると、漁船とか……。
この辺りは私にとってまだ未知の世界だわーとそんなことまで思ったのでありました。


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最終更新日  2026年08月21日 06時53分23秒
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