大学3年生の我が家の娘ですが、来春いよいよ社会人へと巣立つ予定です。ところが、今春の大学生の就職率はわずか80%、つまり5人に1人は未だ就職が決まっていないということ。就職が決まらないまま大学を卒業しても仕方が無いので、1年留年して再度就職活動をするという大学生も増えている、というか一部の大学では、それを勧めているとのこと。
来春の就職については、景気の回復が芳しくなく、このままだと今春よりも厳しいという報道もあるのに、本来であれば前年に就職していたはずの人たちまで競争に参入するのでは、ますます就職が狭き門になってしまいます。

そんな状況で、娘にそれとなく就職の感触を聞いてみたところ、まだあまり緊張感は無いようです。娘は僕が卒業した立教大学に通っており、福祉系の学部に在籍しています。福祉系の企業の就職説明会などには参加しているようで、一般企業よりも社団法人系の福祉関係の仕事に就きたいようです。一般企業へは、エントリーシート(こんなの僕の時代には無かったなぁ~)を提出するそうで、企業側としては、まずはこれで書類審査をするみたいですね。
景気が悪いときに就職時期を迎えるとは、まったくツイテナイというほかありませんが、かくいう僕のときも第2次オイルショックで就職には苦労しました。当時の僕の就職活動は悲惨なもので、最終的に豊島区にある小さな印刷会社(今も勤務しています)に拾ってもらい、ようやく就職できました。その小さな印刷会社ですが、僕が入社した当時は社員も80人ほどの本当に小さな会社だったのですが、その後の株式高騰ブーム、いわゆるバブルの影響もあり、あれよあれよという間に高成長を遂げ、いまや東証一部上場企業です。
入社当時には、あまりに小さな会社だったので、友人たちが心配してくれたのを覚えています。その友人たちの中には都市銀行に就職した人や大手百貨店に入った人もいましたが、その銀行は統合されて今は無く、大手百貨店も別の百貨店と一緒になっています。だから、必ずしも大企業に就職したからといって、順風満帆に過ごせるというわけでもありません。
ある意味では、僕の場合、就職戦線が厳しくて、小さな会社にしか入れなかったのですが、その会社が成長したので、結果的には「小さな会社にしか入れなかった」ことが良かったということですね。
人生、何が幸いするかわからないから、よくよく考えて進路を決めるように、そして、自分の人生を大切にするように、とだけ娘に伝えておきました。
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和活喜さん