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ご無沙汰しました。 私、別にどうということはありません。 げんきにやっております。 さてものブログ、今ひとつです。 天邪鬼、奇を衒う当方、いい加減のの内容を許にの更新でした。 バカボンのパパ然りの態です。 ということで、これからは趣向を変えた内容にしたいです。 も一つ、魔の差して、ブログ、遠来の交誼を頂いている皆さんに、蜜柑を送りました。 お口に合えば幸いです。 届かなかった方には申し訳ありません。 写真は今日、帰宅して散歩途中に撮影の苺ハウスです。 本調子になったら、またブログ再開します。
2023年11月06日
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Saturday, May 27, 2023 一週間纏めて振り返ります。 先週日曜日、東京日帰り出張でした。明けての月曜日は週初め。会議の重なって慌ただしかったことは前回書いたとおりです。火曜日、昼から再び出張。片道3時間を掛け、北九州市へ向かいました。滞在は2時間。とって返す行程でした。運転は部下がしてくれました。助かりました。写真は行橋付近でしょうか、広がる麦畑です。その向こうに豊前海が広がりますが、この位置からは見えません。ところでこのあたり、東九州道を走っていて、戦闘機を見かけることがあります。低空飛行。そうなんです、航空自衛隊築城(ついき)基地があるのです。 帰り道、国東半島の付け根を北から南に横断したら、別府湾が目に飛び込んできます。いい景色です。写真手前、高台に立つ建物群は立命館アジア太平洋大学です。通称APU。聞きかじりですが、学生数は6,000人ほど。うち半数が海外からの留学生だそう。春入学、秋入学あり。取得学位はサステイナブリティ観光学、経営学、アジア太平洋学。経営学はイメージできますが、アジア太平洋学ってどんなだろう。余談です、毎年秋、ここに世界報道写真展がやってきます。訪ねたこと幾度も、でした。ここ数年は無沙汰です。この写真展、入場料が500円。学食は国際色ありです。珍しいものを食べがてら訪ねること、お薦めです。 水曜以降、仕事は報連相に終始。立場上出席必須、挨拶ありの会議がいくつかあり、それに出っ張りもしました。成年後見制度に関係するもの、民生委員児童委員の大会などです。慌ただしかった。写真は毎度のサラダ弁当。野菜とタンパク質のみ。午後遅くには腹の減って腹の減って。 ということで早めの帰宅は水曜だけ。ランもこの日の1回にとどまりました。いつものコースをくるり一回り。6km。ネタ切れなのでその際切り取った写真を以下に。 一枚目はN牧場が栽培する牧草・イタリアングラスです。これを牧草ロールにし、白いラップで包みます。中で発酵。サイロ不要です。 谷筋に誰も管理しない枇杷の木があります。手入れせずとも実はつきますが、いかんせん小ぶり。食指は伸びません。 道路に蟹の甲羅が落ちていました。モクズガニのようです。谷間の流に佇んでカラスに加えられ、ここに運ばれ、啄まれたのでしょう。 稲が根を張り、緑を増してきました。この色合いを見ると、梅雨間近を感じます。 梅雨といえば紫陽花。隣、FのS兄宅に咲き始めました。拙宅花壇のそれはまだです。 K製材のヤードに佇むウルップです。おい、元気にしていたか。 茱萸(グミ)が熟れました。桜桃と違い、鵯は見向きもしません。一つ摘まんでみましたが、渋い。 梅林の梅は収穫時期を迎えました。先日は妻の友だちがやってきて、5kgほど収穫したそうです。たくさん実をつけています。自然落下はもったいない。誰か穫りに来ないかなぁ。梅干しにいいんだけどなぁ。あっ、勿論ただでさしあげますよ。 閑話休題、とりとめのない内容でした。 次は勝手の宣伝です。この冬、第九のコンサートを予定しているようです。次の写真は団員募集のチラシです。私のまち、15年位前までだったかと思いますが、毎年暮れに九響を迎え、その演奏会をやっていました。妻や義母も歌っていました。今回は妻だけ応募。募集人員、まだ余裕があるそうです。 〆はオビに登場してもらいます。右目のまぶたをやられています。可哀想に。
2023年05月27日
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Wednesday, June 29, 2022 晴れ 南の風平均風速2.5 32.9℃ 23.7℃ 昨日梅雨明け。観測史上、最も早いとのこと。朝から夏空でした。 午前4時起床。 本に倦いて、外猫食客・オビのおねだりに応えるため、勝手口を出ました。次の写真は、猫カリの横に置いてある鉢に植わったミニトマトです。ピントが向こうにずれて興醒め。胡瓜の棚、繁っているのはゴーヤです。 その胡瓜、蔓は早くも弱り気味。それでも次から次、いい形を下げてくれます。 こちらは表面に棘の多い種類。上は酢の物やサラダに使い、こちらは漬物に供すのがいいと思います。いえ、主観ですが。 午前7時半出社。午後5時半退社。 二十日余り続いた株主代表会議は、今日終わりました。 夕刻、某ホテルに行きました。会食がありました。馳走でしたが私は野暮用あってノンアルコール。午後8時半、車を運転。帰宅しました。 シャワーを浴びた後、カープの試合中継を。テレビを点けたら、ヤクルト・村上選手が丁度ホームランを打つシーン。即、消しました。後で知ったのですが、広島の自力Vはこの日消滅。仕方ありません。ペナントレースを制するよりも、金満の上にさえ位置すればいいのですから。 さても書くことがありません。二日続き、ブログをトラに書かせるわけにはいきませんし。ということで写真は拙宅書斎に常置の血圧計です。毎日測定とはいきませんが、床を離れてまずこれを、です。今朝のこの数値、どうなんでしょう?今日の一句鶯が囀り疲れ夏の朝今日のランなし今日の酒ノン今日の音楽シューベルト ピアノ5重奏曲「鱒」 エンゲル、ドロルツ四重奏団 学生時代によく聴きました。 今日の写真は「中高生の基礎英語in English7月号」です。 殆ど開きませんが、毎月購入。手元に置いておかないと、何だか寂しくて。もっぱら「らじるらじる」の聴き逃しサービスを使い、通勤と家路のそれぞれ15分。放送だけ聴いています。これを続け、3ヶ月になりました。ほぼ毎日です。この番組、全て英語。日本語は混じりません。ぼんやり、何となく、何を言っているのか、半分くらいは判るようになりました。ですが、スピーキングのほうはからっきしです。話す方については、別番組「ラジオ英会話」の先生が同じ文章を100回、口に出して繰り返さないと身につかないと言っています。うーん、それは無理だな。 旦那、何をゴニョゴニョ言っているんの?酒を飲まなければ、その時間はたっぷりとれるだろうに。アホやなぁ。byトラ
2022年06月29日
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Thursday, December 9, 2021 晴れ 西の風平均風速2.4 15.1℃ 7.0℃ 午前4時起床。 午前7時半出社、午後6過ぎ時退社。 連日の大会議、今日が三日目。午前午後とも缶詰でした。それの終わってミーティングや溜まった書類に判子押し。帰宅は夜道となりました。ハンドルを握って、目の奥に痼りの溜まったよう。週末が近づくと、疲れを覚えます。もう年だな、そう思って車を発車させたら、ラジオからビル・エヴァンスが流れてきました。凝った心が弛緩。いい感じでした。 風呂を浴びて、取るものも取りあえず夜のお勤め。今日はワインにしました。当てはウォッシュタイプのゴルゴンゾーラ。これ、私は大好きですが、妻は匂いに閉口。皿を遠ざけました。 連日のネタ切れです。昼休み、新聞に目を通していて、こんな記事を見つけました。日経日曜版の「文化時評」です。「『消える言葉』が映す国語辞典の役割」という見出しでした。内容は独特の解釈で人気の三省堂・新明解国語辞典と三省堂国語辞典の対比を軸、双方の特色を解説です。後者の特色は「新語・俗語を積極的に収録する」のだそうです。第8版がこの12月に発売されるそうです。一方、積極的に収録の傍ら、今回、削除される言葉が1,100語あるとのこと。コギャル、テレカ、テレコ、トラバーユ、とちめんぼう、ペレストロイカなど。ふーん、そうなんだ。 二つのうち、私は新明解を使っています。会社の机に供えています。小回りの利いて便利につき、再就職を機、仕事用に購入しました。勿論ブックオフで。まだ新品なのに、確か1ラー(600円)しなかったな。 今日の一句 エバンスに家路ハンドル軽くなり 今日のラン なし 今日の酒 赤ワインボトル半分 今日の音楽 なし 今日は写真もネタ切れです。先月末に撮った一枚を。父の山です。いつものランコース、その先にあります。一角に雑木林があります。緑一色の中にあってそこにだけ秋の風情です。これが春、芽吹きの季節となると、また違う感じを醸します。この遠景、好きなんです。
2021年12月09日
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Monday, September 27, 2021 曇り一時雨 南の風平均風速1.3 25.4℃ 19.7℃ 午前7時半出社。始業は8時半です。今日のスケジュールを確認、新聞数紙に目を通した後は決裁書類が待っています。判子押し。会議やミーティングの始まるのは午前9時以降。今日もそうでした。 午後6時半帰宅。小雨の中、暗がりを走るのは嫌です。止しにしてシャワーを浴びました。昨日、プライベートでちょっとあって、飲まずには居れません。焼酎を流しました。当てはゴーヤと海老を炒めたもの。 ブログに向かえません。今日の一句 竜胆の一輪咲きいて蒼空高し今日のラン なし今日の酒 焼酎ロック3 同お湯割り2今日の音楽 なし今日の写真 なしTuesday, September 28, 2021 曇り 西の風平均風速1.7 27.3℃ 21.3℃ 午前7時半出社。午後5時半退社。 再就職し、上手く廻せていない状態、もやもやしながら迷うというか、悩み、模索がありました。或るミーティング中、コアメンバーにそれを吐露したら、答えというかアドバイス、仕切り方を示してくれました。何となく、先に灯りの見えたような気持ちになりました。朝からプレゼンや会議続き。判子押しの書類も滞る一日でしたが、退社前、明日から少し変わることの出来る自分を感じました。具体的な話は書くこと能わずですが、いい感じです。 帰宅して着替えました。曇天の下、暗がりをラン。写真は隣家太公望のDさん宅に咲く黄色の彼岸花です。思えば長月もあと2日。10月から下半期です。がんばるぞ。 それでも昨日書いたプライベート案件は解決しません。スカッとしない状態が暫く続きそう。今日の一句 色を変え咲く曼珠沙華神無月今日のラン 6km今日の酒 キリン一番搾りレギュラー缶1 燗酒1合 焼酎お湯割り1今日の音楽なし 今日の写真はネタ切れにつき新聞から。読売の読書欄にシリーズ「どっち派?」というのがあります。今回は啄木と牧水でした。啄木は北海道に縁。私、函館に暮らしたことがありますが、大森浜や立待岬に向かう坂道の途中に彼の歌碑があったことを覚えています。懐かしい。でもどちらかというと牧水派です。旅と酒をこよなくに惹かれます。宮崎・日向の山中にある生家や記念館を訪ねたことがあり、その折の強い印象もあってのことです。 かんがへて飲みはじめたる一合の二合の酒の夏のゆふぐれ 牧水嗚呼牧水です。俳句を辞めて暫く歌にしてみようかな。 余談です。どっち派、漱石と鴎外、池波と藤沢も俎上に上る作家です。私は鴎外と池波です。
2021年09月28日
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Monday, March 22, 2021 晴れ 14.4℃ 5.1℃ 午前4時起床。 午前は父の定期検診に付き添いました。午前8時過ぎ、南海医療センターを訪ねました。首都圏の緊急事態宣言終了が理由とは思えませんが、病院の人手、今日はいつもと違い、混み合っていました。私は待合いの時間を潰すため、文庫本を持参。しかし、ページは進みませんでした。其処此処に壁掛けのテレビが高校野球中継。それがせいでした。昼前に帰宅。 午後はサイクリングを兼ねて農協へ。水道組合の口座から現金を引き出し、支払先を何軒か廻りました。写真はロードバイクで走る途中に写した大鷭(オオバン)です。門の鼻橋の上流を悠々泳いでいました。余談です。木立川の水鳥は春の近づいて、かなりの数が減りました。見た目1/5程になりました。冬鳥の殆どが北へ渡っていったと思われます。大鷭は年中見かけますが、この真鴨はどうなんでしょう。気になるところです。 サイクリング途中の写真をもう一枚。農協のイチゴ選果場前に、稲の育苗ハウスがあります。先日、青みを増し始めたコシヒカリ(未確認)の苗写真をアップしました。その折はハウスの外を遠目からでした。今日は中を覗いてみました。緑一色でした。田植えがすぐそこに迫っています。ハウスの中には幾つも石油ストーブが置かれていました。今夜から明日にかけて冷える予報です。職員さん、火の番が大変かと。 午後5時、高校野球中継に見切りをつけ、Rさんといつもの散歩を小一時間。明豊高校のサヨナラ勝ちは後で知りました。写真は今夜の当て、分葱のヌタと鰻です。前者は近くのK姉に貰ったものを茹でました。後者も隣のH姉から。白焼きの冷凍でした。焼きを加え、たれで煮ました。両者とも日本酒とのマッチングがよろしい。熱燗をコップ酒にして流しました。それにしても拙宅の食卓、頂き物ばかりだ。以下無用のことながら エイプリルフールが近づいてきました。嘘つきを自認する杣夫です。今年はどんな嘘をつこうか。あれこれ考えると、楽しくて楽しくて。 以下はもう10年以上前に考えついた嘘です。佐伯市に市民プールがあります。オールシーズン利用可能。冬は暖房完備、温水プールになります。成人、とくに運動不足の高齢者向け水中運動講座があります。そのため、多くの人が利用しています。さて、4月1日、その日に玄関の入り口に大きな張り紙を出すのです。次のようなお知らせです。「最近、水中にオシッコをする人がいるという苦情が多く寄せられています。マナー違反です。それを防止するため、本日から水中に特殊薬剤を投入することにしました。人の尿に反応し、赤く染まります。注意喚起するためです。ご承知おききください。なお薬剤は人体には無害です。」 思い出して、あれこれ考えました。 張り出す前と張り出した後のトイレ利用者数をカウントして見たいな。 今日の一句 越冬の真鴨未練ぞ木立川 今日のラン なし 今日の酒 燗酒3合 今日の音楽 バッハ フランス組曲BWV812~815 グールド ミラノ・スカラ座2020/2021シーズン開幕ガラ公演 NHKBSプレミアムの録画 今日の写真はウイスキーのボトルです。何のことはない、ジェイムソン。アイリッシュウイスキーです。少し大きい左の方はリッター瓶です。700mlだとすぐに空となります。マニアワンのでこちらを購入しました。
2021年03月22日
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Saturday, January 9, 2020 晴れ 4.5℃ -5.0℃ 北西の季節風強し 夕刻に雪が舞いました。 午前5時起床。寒し。終日、屋内に過ごしました。ランは取り止め。今日の運動は午前6時25分からのテレビ体操とチャチャッの筋トレだけ。 本に倦いて、馬の研究を。が、芳しくありませんでした。日めくりカレンダーに「気の緩みが大きな失敗を生む」とありました。それが誰の言った格言か判りませんが、格言は尊重すべし。途中で放り出しました。 気分を変えてウィーンフィルニューイヤーコンサートの再放送を鑑賞。楽友協会ホールは無観客でした。指揮者のムーティは淡々と棒を振りましたが、手拍子無しのラデツキー行進曲は、例年以上に感動でした。見てよかったです。 夕刻、コーラスの打ち合わせに出かけるという妻の車に便乗。雪の舞う中をつね三へ向かいました。新年の挨拶、なにはともあれ行きつけの河岸だけにはしておかねば、ということで突っ込みました。 この寒さだし、コロナ蔓延、流石に今日は貸し切りだろう。そう思い、引き戸を開けた途端、私の名前を誰かが呼んだような気がしました。しかも女性の声でした。地域おこし協力隊のHさんでした。久闊を叙したところに燗酒が出てきました。お一つどうぞ、綺麗な女性に勺をされるのは何年ぶりだろう。 私も彼女に勧めましたがノン。今夜、これからウエブ会議だそうでした。備えて腹ごしらえに来たとのこと。彼女を見送ったら私独り。大将、鮨を握って頂戴。 流した酒は大分の銘酒・西の関。いい感じでした。ん?カウンターの中にクルマエビだ。写真はその尻尾です。黄と青が綺麗です。この模様、左右対称なのです。 先の鮨写真、向こうの列の左から2番目がヒラメです。そのネタをとったあとがショーケースに入ってありました。流石の包丁捌きです。 ガラリ。引き戸が開きました。やっ!元ボクサーのSさんだ。この前もここで一緒しました。大将と彼は津久見高校ボクシング部のOB、先輩後輩の関係です。Sさんの方が下。彼は今、隣まちの大きな製材所に働いています。昨夜は夜勤だったそう。数時間しか睡眠をとらず、朝からひっかけ始めたとのこと。きこしめしているようでした。 大将、Sんに曰く「今日、お前は鰭酒を飲め」と言いました。意味が分かりませんでした。何だ、サービスか。私にも、でした。 3人で乾杯の図。この後、Sさんは問わず語り、人生の悲哀話でした。聞き役に回りました。返す言葉がなく、ピッチが速くなりました。大将、熱燗を頂戴。空いた鰭酒に足しました。2回まではいい風味が残って楽しめます。私は貧乏性につき、1杯分の鰭で4杯を楽しみましたが。 Sさんはもう一軒寄るところがあると言い、夜のまちに消えました。 大将、何か裏メニューないの?これが出て来ました。トコブシの煮物です。肝臓が山盛りでした。おおっ、これは酒が更に進むぞ。しかし、このままやり続けたら足を取られるな。確かキープの白波があったはずだ。そのお湯割りにチェンジしました。 午後7時を過ぎて、立て続け4人組、2人組が入店。大将は忙しくなりました。そろそろ帰ろうかな。が、妻の会合が長引き、白波の5合瓶が空になりました。次の写真は出汁巻き玉子です。〆に食べて腹一杯になりました。それじゃー大将、また来るね。以下無用のことながら クルマエビ尾肢写真をしての余談です。私、若い時分、酔散の営業をしていました。アワビやクルマエビを放流するのも仕事のうちでした。資源保護の観点でなく、再補を念頭、事業ベースに乗せようという試みでした。放流効果の有無が肝です。それを確かめるには、水揚げされたエビが放流したものであるか否かの確認が必須。如何に記載が採った作戦です。水産試験場の指導もあり、最初は全長70~80mmの稚エビ第3腹節に、アンカータグ(衣類の値札に付いているT字型のあれ)をブスリ。小型底曳網の漁師総出、人海戦術で1万尾に標識を付け、佐伯湾に放流しました。しかし、後日、網に小さいのが数匹かかっただけでした。再び水産試験場に相談。エビ類は脱皮します。尾肢の片側を切除しても脱皮を繰り返すと再生します。しかし、切除した側は切除しなかった方の模様と違い、歪になります。そのことを研究員のOさんが教えてくれました。早速和鋏を40丁購入。再び漁師総出で70~80mmのエビ1万尾、その尾肢が片側を切除、放流しました。アンカータグは漁獲して一目瞭然、漁師からの報告待ちでしたが、今度はそうはいきません。再生された尾肢かどうかの判定が難しいのです。魚市場に水揚げされたものを一定数量、試験場が買い上げて、測定室で判別することになりました。結果は一言で言うと「どうもよくわからない」とのことでした。 今は当時と違い、遺伝子解析が可能です。放流用の稚エビは特定の親エビから採卵したものです。漁獲のエビと採卵の親エビのそれを照合することにより、放流物か否かが判るそうです。後輩に現状を訪ねたことがあります。漁獲量の2割近くが放流物だそうです。 私は幾度かの標識放流後、効果不明の結果をして人に「お前がしているのはエビの放流ではない。エビを逃がしているだけだ」とからかわれました。やっぱり水産ではなく酔散です。 余談です。尾肢切除確認のために試験場の購入したクルマエビは、判定後も資料として1年、冷凍保存されます。1年後に訪ねた際、前出、懇意のOさん(彼も酔散系の大学を卒業しています)がこっそりその一部を手渡してくれました。ギョニソ大の大きさの物を30尾ほどでした。数日、ゲップをしたらクルマエビの匂いがしました。今日の一句宵えびす風花舞いて鮨つまむ今日のランなし今日の酒燗酒4合 白波お湯割り(正味2合)今日の音楽2021ウィーンフィルニューイヤーコンサート今日の写真は今日もした消炭の選り分けです。この後、ブロアーで灰を飛ばし、大きい塊と屑に分け、ブリキのバケツに入れました。
2021年01月09日
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Tuesday, January 5, 2021 終日曇り 10.2℃ 3.1℃ 午前5時起床。寒い一日。暦通り小寒でした。 午前は書斎に過ごしました。ペンに倦いて何か軽いものを読んでみようか。手に取ったのは池波正太郎「日曜日の万年筆」新潮文庫です。私がサンデー毎日だからということではありませんが、タイトルに惹かれました。珠玉のエッセイです。折々の人生経験を50余りの題にしてありました。文章の向こう側に、剣豪時代小説のなかに見え隠れする彼特有、無常のなかにある暖かさ、温もりを見て取れました。いい感じでした。 次の写真、こちらは、食べて暖かい雑炊です。昨夜の鰤シャブが残りの汁でこさえたものです。これが朝ご飯。美味しくて、お代わりしました。 午後も引き続いて書斎に。夕刻、昨日のサイクリングがせいで体が固まっていましたが、ランの格好に着替えました。いつものコースをひとっ走り。雲が切れ始めましたが、北風が冷たかったです。写真は向津留のイチゴハウスです。日射しのない折はボイラーが稼働します。中は別天地のはずです。 この通り、ビニールの内側が結露していました。ただ、赤く熟れた苺は少ない感じがしました。例年に比べ、気温の低い日が続くからだろうか。それともクリスマスと正月の商戦に頑張って、一息ついているからかもしれません。 出がけ、認めた葉書を投函するのを忘れました。それを携え、再びラン。転勤続き、今は熊本・水俣に在住の友人につね三の閉店を知らせるためでした。彼からの賀状に、今年はなんとしても訪佐の上、つね三に突っ込みたいと書いてあったのです。現状を知らしめ、早めの来佐を促さなければ。 こんやのお勤めはチキンカツでした。「作」はもったいないので控えました。白波のお湯割りで流しました。以下無用のことながら 保阪正康氏と半藤一利氏の対談「昭和史を再考する」の中に「昭和史の中の薩長閥と血縁閥」と題したやりとりがあります。明治時代、政府も軍も脈々の薩長閥支配だったこと、それが大正・昭和、時代が下がるに従い、縁故よりも陸士・海兵の成績が重要視されるようになり、人事に反映されもした。それを機、反薩長閥が台頭した。が、それでも、閨閥は西日本出身が薩長、東日本が反薩長、婚姻もも東日本は東日本で、西日本は西日本で、という構図は続いた、とまあこんな内容です。興味深い。半藤氏は、先の戦争遂行においても、この血縁関係が「非常に微妙なところで動いている」と評しました。具体的に戦争末期に於けるソ連仲介の和平工作に絡む岡田啓介、迫水久常、瀬島龍三の三人を挙げて、彼らが全部血縁関係にあると示します。ふーん、知らなかった。 余談です。縁戚・血縁のことをして、ふと今の世襲議員とその家族、閨閥のことを連想しました。この辺りのこと、奥が深そうです。保阪氏は「陸軍の中で高級軍人を批判するとき、彼らの縁戚はどうなっているのか、相当確認しながら進めている」と語っていますが、高級軍人を世襲議員に置き換えても、しっくりくるジャーナリストの弁ではあります。思うところ多ですが、ここは無用のことなので、何を書きたいのか意味不明とし、オブラートに包んでペンを置きます。今日の一句千両にかかる埃や今日五日今日のラン6km今日の酒梅酒2ショット 白波お湯割り正味1合 スコッチ1ショット 白波無垢1ショット今日の音楽ベートーベン ピアノ協奏曲4番 ワイセンベルグ カラヤン ベルリンフィル同上 三重協奏曲 オイストラフ ロストロポービゥッチ リヒテル カラヤン ベルリンフィル今日の写真は隣のおばちゃんに貰った聖護院大根です。大きい。
2021年01月05日
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Monday, October 19, 2020 雨のち曇り。降水量は少なかったです。 午前4時起床。終日屋内に過ごしました。未明から昼までは、JSPORTSの大学ラグビー対抗戦、佐々木譲の本を相手に過ごしました。午後はトラの頭を撫でながらNHKFMのクラシックカフェを。余談です。そのJSPORTSですが、明日20日にブエルタ・ア・エスパーニャが開幕します。大会の終わる来月8日までテレビに釘付けです。このレース、観戦するのは初めてです。スペイン北部が舞台です。チームの駆け引きもですが、画面を流れる景色に期待が膨らみます。バスク地方、田舎の風景が楽しみです。 写真は鰺刺です。 昼にシチューを沢山こさえ、裾分したお礼でしょう、夕刻、隣のおばちゃんに鰺を貰いました。ランの前にチャチャッ。やっつけました。切れ端はトラに、頭と骨、それに内臓はバイカルへ。喜びました。 魚臭い手の儘、走りました。昨日今日と調子がよかったです。次の写真は小中尾に完成のイチゴハウスです。施主の青年に「立派な物が出来ましたね。それにしても随分な投資ですね」声をかけました。「はい。がんばって返済していきます」と返されました。今年のイチゴ栽培に間に合うんだろうか。心配です。 いつもの永馬橋で折り返しました。自宅近くに戻るとタマが声をかけてくれました。おーよしよし。綺麗な猫です。 書くことがないので、ぼんやりのことを。焼酎を引っ掛けながら、ふと思いました。河谷史夫の本に「酒と本があれば、人生なんとかやっていける」というのがあります。本とその作者に自ら関係したことを書いた珠玉のエッセイ集です。本の中身はそれとして、このタイトルが勃然、頭を過ったのです。この先、私は何があれば、なんとかやっていけるんだろう。あれこれ思いを巡らせました。河谷氏に比すのは烏滸がましいですが、それを承知、私の場合も酒に本と新聞かな。加えて音楽とスポーツ(観戦することと自ら体を動かすこと)だな。こう書いて、まさに「クウネルアソブ」、笑ってしまいました。リーマンを定年退職、まだ少し体力の残るこれからの10年スパンを「総合的・俯瞰的」(笑い)に見据え、生きていくのが「食う寝る遊ぶ」とは。態のないオヤジです。写真は夜のお勤め、鰺刺しに添えられた胡瓜の酢の物です。今日の一首黒犬と視線の合いて抱きつかれゐと重きなり七十キロよ今日のラン6km今日の酒寶焼酎お湯割りカボス入り2 ウイスキー3ショット今日の音楽チャイコフスキー ロココ風の主題による変奏曲 シュタルケル ドラティ ロンドン響ラフマニノフ チェロソナタト短調 クレメンス・ハーゲン 河村尚子同上 ヴォカリーズ キャスリーン・バトル マーゴ・ギャレットチャイコフスキー交響曲第6番 ゲルギエフ ウィーンフィル今日の写真は妻が夜なべです。1枚目は着工前。先日掘った生姜です。トントントン。千切りの音が心地よかったです。ボウル一杯になりました。灰汁取りです。煮ては水を切ること4回。手間がかかります。佃煮がたっぷり出来ました。完成品です。 おまけです。向こうの2本は大分県臼杵市にある味噌・醤油・加工食品の製造販売会社フジジンの主力商品です。大分県にあってはフンドーキン醤油と並び双璧かと。手前は小豆島産の「だし」です。これ、頂き物です。初めての味ですが、先の2本に加え、生姜とよくマッチ。いい仕上がりになりました。
2020年10月19日
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Saturday, July 4, 2020 午前5時起床。夜来の豪雨は夜明けに小康となりました。午後は曇り。朝のニュースは熊本県南部の水害で持ちきり。球磨川流域は大変なことになっています。 終日、新聞にラジオ、音楽に読書。屋外の空気を吸ったのは夕刻ランの時だけでした。写真は昼のおかずです。左はキュウリの漬物。右上は茄子のそれ。手前は厚揚げと隠元です。何だか精進料理みたい。平たい鞘の名を知らないので、調べてみました。モロッコインゲンとのこと。イッパイ欲しくなりましたが、昼ビーは我慢。 夕刻、雨上がりを走りました。林道の横、谷筋は増水し、帯工を白く泡立てていました。 湿りが続いたため、栗の木の下に再び茸です。カサタケの仲間でしょう。 苺のランナーが伸びて子株の出来つつ。20年ほど前までの栽培は露地に、でした。株を腰高にすることで作業が楽になりました。木立地区は早期米コシヒカリとイチゴ栽培が盛んです。内、後者は50年ほど前に始まりました。立ち座りの繰り返しでした。それをして地区には膝や腰を痛めた人が多いです。 MのM坊に遇いました。柏餅に使う葉を探していました。奧さんがそれをこさえる最中、あと1枚足りないから採ってきて、と言われたのだそうでした。里山近くに住んでいるメリットはこんなところにもあります。 その葉は柏の葉ではなく、サルトリイバラかと。其処此処によく見かけます。木立では皆さん、これを用います。表面のつるりとして破けにくいのです。 水田に穂が出そろいつつあります。花の咲く折は陽の照って適度の風よいそうです。受粉が進みます。その向こうに合歓が満開の図。遠目、緑にピンクが優しい感じを醸します。 稲熱(いもち)病の予防でしょうか。軽トラの荷台に大きなタンクとエンジンポンプを据え、リールからホースを伸ばしての図。消防ポンプのミニ版です。 戻ります。ランに出かける折、妻が台所にバタバタ。彼女、今日は実家に泊まる日です。その日は何時も自分の夕食は自分で、と決めています。なのにどうしたんだろう、それを訊くと「明日がお父さんのお誕生日よ。私、戻るのは夕刻だから、お誕生祝いの料理を今日、作ってあげようと思って。すき焼きよ。あなたにお零れがあるわ」 裾分か。何だかトラと一緒だな。でも家族の誕生日を失念するくらいだから仕方ないか。 走り終えて家に戻りました。妻の出かけた後でした。テーブルにこれがありました。盛りのイマイチなのは、ちょっと摘まんだからです。 麦焼酎で流しました。物足りないので、冷酒を舐めることに。録画しておいたポアロ、続いて35年前に製作のNHKドラマ「破獄」を見ました。緒形拳、津川雅彦、二人がいい感じでした。両人とも鬼籍に入りました。遙かな感じです。それにしても中井貴惠さん、いい感じです。今どうしているんだろう。 さて、書くことが無いので偶(たま)さかのことを二題。ジョギング中、ラジコのたいむふりーで久米宏「ラジオなんですけど」の後継番組「週末ノオト」を聴きました。パーソナリティはバービーという女性でした。彼女を知りませんでした。冒頭、自己紹介がありました。30代後半の女性、お笑い芸人でした。出身は何とこよなくさんと陛下の暮らす北海道夕張郡栗山町でした。そこに育つ極上のメロンを食べている最中の「偶さか」でした。余談です。彼女のトーク、久米氏のそれを望むべくもないのですが、番組構成はそれなりに、でした。 も一つの偶さかです。先日、沢木耕太郎「テロルの決算」を手に取りました。浅沼稲次郎暗殺事件を描いたノンフィクションです。読み終えて沢木氏、若い頃はこんなものを書いていたんだ。旅をテーマのエッセイスト、そのイメージがガラリ変わりました。佐野眞一の上手をいくような作品でした。素晴らしい。その中に、犯人の山口二矢(やまぐちおとや)は大日本愛国党総裁・赤尾敏に使嗾(しそう:人に指図して、悪事などを行うように仕向けること)されたのではないかということが書かれてありました。赤尾敏、この名前を見つけて、懐かしかったです。私、若い時分、魚河岸に働いた頃は豊海にあった独身寮住まいでした。夕刻は銀座界隈の安い暖簾がホームグラウンドでした。で、印象にあるのが赤尾敏。数寄屋橋の交差点に辻説法の姿をよく見かけました。隣に硬派のお兄さんが立っていたのを覚えています。当時、その彼が東京都知事選に打って出ました。あっ、あの人だ、と思いました。後で知ったのですが、彼は都知事選はもとより国政選挙に幾度も落選。先だっての2017年衆院選にも、でした。戦中の1回を除き、一度も絨毯の上を歩かなかったかと。改めて赤尾敏、同じ空気の中にいた人です。懐かしい。ということでこの本を読んだことに託けての偶さかでした。 私、こんな偶然の繋がりに縁というか、妙を感じます。悪くない妙ではあります。 余談です。ニュアンスは少し異なりますが、過去に有名人とすれ違う偶さかもありました。築地に働いた折、某新聞社を訪ねました。たまたまポーランド・連帯のワレサ議長がそこを視察に。少し遠目でしたが、当時、当に時の人。それも世界的にです。いい思い出です。も一つ。学生時代、札幌に向かう中継地羽田空港でのことです。待合室にどこかで見たようなお爺さんがいました。ハッとなりました。札幌交響楽団のコンサートマスターでした。彼は、トスガニーニの指揮するBBC交響楽団でヴァイオリンを弾いていた、と誰かに聞いたことがありました。またとない機会と勇気を出し、話しかけました。拙い英語は通じませんでした。サインを貰えばよかったのですが後の祭り。 写真はその本「テロルの決算」です。今日の一句梅雨空に苺苗見て蜻蛉舞う今日のラン7km今日の酒SAPPOROゴールドスターレギュラー缶1 麦焼酎ロック2 冷酒2合今日の写真は新聞広告です。テレビ欄の下に小さくも目立っていました。HPを覗いてみました。伐採職人募集とありました。私もチェーンソー歴30余年、そこで働こうか。しかし、業務状況を見たらプロ集団。還暦を過ぎてもいますし、相手にされないだろうな。
2020年07月04日
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Tuesday,June 25,2019 午前4時起床。晴れ時々曇り。予報によると、九州北部は明日梅雨入りするらしい。その通り、午後、渡る南風が湿気を帯びました。 早朝散歩を1時間。写真のネタを探しに、でした。1枚目は松毬。青い。食べられそうな色をしています。 名を知らぬ花。向こうに霞むのは九州百名山の一つ、標高582mの元越山です。 花と青空のマッチングがいい感じです。朝日を浴び、深い白色。木立小学校の北側に小さな花壇があるのですが、そこに咲いていました。 路面を這う蛞蝓(ナメクジ)です。マイマイ目、蝸牛の仲間です。殻は退化してありません。余談です。私、俳句を始めた折り、歳時記を購入しました。角川ソフィア文庫。角川学芸出版編です。春夏秋冬、それに新年、全5冊。それぞれの中に「読めますか、季語」という頁があります。以前、梅林庵ブログに紹介したことがあります。再度。今は夏ですから、その巻から幾つかを引用します。海霧、噴井、白南風。それぞれジリ、フケイ、シロハエと読みます。前者は霧のまち釧路に暮らす亮さんが、よくブログで「ジリ」という言葉を使っていて、それは何?訊いたことがありました。雨ともつかず、じっとり濡れる霧のことを指すと教えて貰いました。漢字解釈で「海霧」がジリということは、後になって知ったのでした。中者は吹き出る井戸のこと。後者は6月、梅雨明けの時期に吹く南風。「黒南風」という季語もあります。こちらは梅雨入りのころ、曇天、黒雲の下を渡り来る湿った南風のことです。今夕の風もそれでした。おっと、口忠実に過ぎました。蛞蝓にもどります。蛞蝓は難読漢字です。当然、書くこと能わず。それを手ですらすら、そのようになりたい。それをして、歳時記の難読を連想したのです。読書の途中、それを見つけると、書くことが出来るよう練習をしました。会得すると快感です。英会話のフレーズが口をついてでるような感じです。 未明から散歩を挟み、午前中は書斎。筆は滞り、調べ物も捗らず。でも本は1日1冊のペース。いい感じで進んでいます。調べ物から本に逃げていると言うことでもありますが。 昼前、父からTELあり。今日は検診の日でした。終わったので病院へ迎えに来いとのこと。N医療センター隣の薬局に向かいました。帰る道すがら、書類送検された地元政治家のこと、孫たち(私の娘息子)のこと、地域の山林は全伐が進んでいること、バックフォーを使っているので山が荒れること、大雨が降っての洪水が心配だ・・・。遠くを見るような目つきでそんなことを1人語り。 午後は映画を。メン・イン・ブラック。トミー・リー・ジョーンズ主演。ピンときました。サントリーの缶コーヒーがCMはこれに依っているんだな。映画は10点満点中6点。その後、午睡を1時間。起き出してBach。昼寝中のトラが耳を欹(そばだ)てました。今日は走らず。早めの夕餉をして、出かけました。10月にある高校の学年同窓会準備会合。同級生Tが開業する歯科医院の小部屋に幹事7人が集まりました。原稿が出来上がり、投函のための作業をしました。2時間ほどで終了。帰りがけ、これから飲むんだというT(歯科医とは別の男)を盛り場に送ってやりました。彼は潜水業。山向こうの漁村で鮑や栄螺を獲るのが生業です。車中、漁模様や子どもさんのことを訊きました。毎日、ボンベを4~5本消費するとのこと。体力勝負の仕事です。その彼は高校球児でした。1年生の時、母校が夏の甲子園に出場しました。勿論、彼はベンチの外でしたが。余談の余談です。佐伯鶴城高校は過去甲子園ベスト8になったこともあります。今年の夏はどうなのだろう。彼は今度一緒に飲もう、そう言って車を降り、ネオンの中に消えて行きました。家路の途中、いつものスーパーに寄りました。午後9時ですでしたが、それでもいい感じの鰺が残っていました。それをグッと我慢。2リットルのパック酒、松竹梅を購入。帰宅してシャワー。燗にしてチビリやりながら映画2本目。メン・イン・ブラック2.10点満点中6点。バタンキュー。今日の一句黒南風を背に受けて立つ神武代今日のラン無し今日の酒燗酒2合今日の写真は2枚。1枚目は茶屋ケ鼻橋袂に信号停車中の夕陽です。全く関係ありませんが、こういう厳かな感じの色合いを見ると吉川英治「落日の荘厳に似る」を思い起こします。横山大観画伯の厚誼、思い出話が内容です。もう一枚は梅ジュース。出来上がり、鍋を掛け、70度近くで殺菌すること数十分。冷ましたそれを妻がウィちゃんの空き瓶に詰めました。今年の出来映えは10点満点中6点。
2019年06月25日
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Saturday,May ,2019 午前5時起床。未明から土砂降り。終日断続的でした。野良を休み、運動はちょこちょこ、筋トレをしただけでした。雨の日も汗をかきたいな、ラジコでSTVを聴きながらぼんやりしていて、10年ほど前の数年間、プールに通っていたことを思い出しました。50肩になったのをきっかけ、痛みにクロールの腕回しが叶わず、足が遠くなりました。知らず知らずのうちに治りましたが、スイミング再開のきっかけを掴めぬまま、至っています。こんな日はプールがいいな。平日の日中は空いているだろうし。一考だな。そんなことを思いながら終日、家の中で過ごしました。 Amazonvideoからの新着映画案内メールあり。「100歳の少年と12通の手紙」を見ました。ミシェル・ラロックというフランス人女優が主人公の涙物。心を閉ざした白血病の少年が、鉄火肌の女性に惹かれていくというストーリーです。半分コメディ、半分ヒューマンシリアス。10点満点中8点。 次いでアニメ「舟を編む」の初回と2回を。最終回は11回だそうで、終えるのに時間がかかりそう。松田龍平主演の映画版は観たことがあります。いい映画だったのですが、このアニメを勧めてくれた娘に言わせると、実写版よりずっと上だそうです。 図書館に借りた本は読了。倦いて、古い雑誌をペラリペラリ。写真はサライの銀座特集です。これ、2004年6月発売です。15年前の街歩きを楽しむことが出来ます。骨董の名店なんぞも掲載。今も残っているのだろうか。この雑誌、昨年、福岡に引っ越したSさんの置き土産、段ボール箱15箱分の書籍が中に混じっていました。サライはあと10冊ほど。今日のよう、天気に鬱ぐ気分の折り、珈琲を楽しみながら捲る楽しみではあります。今日の類語「鬱ぐ」 塞ぐ、落ち込む、滅入る、思い屈する、鬱々、陰鬱、沈鬱、暗鬱、鬱屈、鬱悶、鬱陶しい、憂さ、抑鬱 全く関係ありませんが、憂さの「憂」の字をして勃然、「憂行」が頭に浮かびました。北杜夫が旧姓松本高校時代、トーマス・マンに感化され、齋藤憂行と名乗ったのでした。私、高校時代、彼の作品に入れ込んでいました。ほぼ全部読んでいます。純文学もよいですが、ユーモア物に惹かれました。マンボウシリーズ、なかでも「青春期」が出色。佐々木侃司のイラスト挿画と相まって絶品でした。 今日の一句五十粍バケツの底が初夏に抜け今日のランなし今日の酒サッポロ黒ラベルレギュラー1缶 冷酒1合 宝焼酎ロック1合今日の写真はグリーンピース。甘さ格別です。こちらは冷凍保存しました。
2019年05月18日
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平成31年3月12日(火) 午前4時起床。晴れ。未明の外気温8℃。昨夜はストーブを焚きませんでした。室内温度18℃。拙宅は荒ら家です。外が冷えると中の温度も下がります。 夜の白む中、薪に火を付けました。久しぶりにNHKBSプレミアムでクラシック倶楽部を聴きました。午前5時から始まる室内楽中心の1時間番組です。バンジャマン・アラールのバッハ。チェンバロとオルガンを弾きました。深い。 出勤途中、NHKFMを点けたら、こちらは「クラシック・カフェ」がラ・フォリアをやっていました。メロディーは多用されています。大好きです。今日はサリエリの作曲で「スペインのフォリアによる26の変奏曲」。ラ・フォリア、彼の手によるのは初めてです。マティアス・バーメルト指揮、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの演奏も、です。とてもいい感じでした。余談です。サリエリは映画「アマデウス」のイメージが先に立って、いい印象がありません。調べたら、映画に描かれている性癖はないどころか、音楽家としても教育者としても立派だったとのこと。いい迷惑です。 仕事は午前中デスクワーク。時折、モニターで小会議の進捗をチェック。午後は某計画策定委員会。座長なので神経を使いました。この会議、今月中にもう1回あります。一方、株主の小会議は明日明後日が山です。それらを乗り切ると、仮釈放のような気分になるのかな。ウシシ。 夕刻、真っ直ぐ帰宅。走ろうと着替え始めました。 「あなた、今日、ジャガイモの畝を一本こさえたの。マルチシートが足りなくて、今しがた買ってきたわ。張って頂戴」 そうしました。とその時、トラクターの音がしました。ああ、そうだった、地域おこし協力隊のS君に貸してあったんだ。その彼、福岡のK大、農学部の大学院を卒業、私のまちに有機農業を広める仕事をしていました。今月いっぱいで佐伯を離れることになりました。家庭の事情だそうです。今日は、いつもトラクターを借りたお礼ということで、自分の仕込んだ手作り味噌を妻に手渡してくれました。寂しくなります。彼を見送って、しまった、最後に記念のツーショットを撮ればよかった。 走らず、風呂を浴びました。今日の当ては妻が買ってきた鰹のたたき。 流した酒は昨日同様、庭のうぐいす。昨晩、一升瓶から三角フラスコに酒を移す時、零して叱られました。これなら口が大きいので大丈夫。 さて、かくことがないので語学学習のことを。 退職後に英会話をと決めて、テキストは何がいいか、調べてみました。NHKのラジオ講座が安上がりだな、そう思い、HPを覗きました。NHKは英語レベルをA0~A2、B1~B2、C1~C2、都合7段階に分け、それに応じた番組を提供しているとのこと。Aは簡単な日常生活での基本表現を理解して簡単なやり取りができる、Bは社会生活の幅広い話題について自然に会話できる、Cは公判で複雑な話題を理解し論理的な主張や議論ができる、とのこと。ふーん、私はCレベルだけれど、まあ、控えめにBレベルで始めてみようか。「入門ビジネス英語」あたりがちょうどいいな。その辺りをネットサーフィンしていて、おっ、英語力測定テストなるものがありました。文法、会話・表現、リスニングの3部門で構成されていました。基礎編と応用編があり、とりあえず基礎編を選択。挑戦してみました。結果が出てガビーン。あなたはA0のレベルとの診断。ショックでした。A0とは、身近な単語を聴いて、それが何を指すのか理解できる、大文字・小文字を識別し音読できる、日常的な決まり文句を場面の中で理解し使えるレベルらしい。A0のテキストは基礎英語0、中学生の聞く基礎英語1のさらにその下です。すなわち小学生向けです。何かの間違い?いや、そうではありませんでした。畜生め、馬鹿にしやがって。この野郎。もう知らん、やめたやめた。英語なんて話せなくていいや。単語を並べたら通じる。あの出川でさえ目的地に行けるんだから。今更苦悶し、老体に鞭打つ勉強よりも、酒を飲んだほうがいい。あかんべ。今日の類語「山」(値打ちの意味合いが括り) 峠、山場、絶頂、頂点、最高潮、ピーク、クライマックス 峠とか山場は此岸彼岸の分かれ目。医者がよく使う言葉です。今日の一句掴まるも掴まらぬも豆の花豌豆の咲くを見下ろす鳶の舞い青蔓の揺れに揺れたる春一番今日のランなし今日の酒冷酒2合 芋焼酎お湯割り2杯今日の写真は家の周囲を徘徊の野良です。色合いから妻がチーズと名付けました。もう一枚はトラです。チーズに比べると、家猫のなよなよしている感じが見て取れます。最後は猫のブロンズ。ルーブルにある置物のレプリカです。
2019年03月12日
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平成31年1月17日(木) 午前5時起床。曇り時々晴れ。午前は肌寒かったです。 のっぴきならぬというか、野暮用というか、外せない用事有り、ポカ休を取りました。内容は書くこと能わず。午後、家に戻りぼんやり。平日の昼下がりを自宅で過ごすことは滅多にありません。勃然、後数ヶ月したらこれが普通だな。そう思い返し、ならばと本を手に取りました。メモ帳に記した調べ物リストを解決する時間に当てました。私、不明の用語や人の名前を新聞や本、雑誌で見つけたらとりあえずメモするよう心がけています。其の時々に収まりをつけておけばいいものを、活字を追うことを優先し、結果、語彙が溜まることとなります。後になって調べてそれを知るより、その場で、の方が,たとえば英単語をあることと関連づけると覚え易いが如くで、記憶に残るのですが、仕方ありません。「アティキュレーション」「オーラルヒストリー」「島義勇」「無関普門」「シビックプライド」「コリアタウン大阪」「コモンウェルズ」「シンギュラリティ」・・・。調べ上げて,よし、これで知ったかぶりができるぞ。写真はそれをメモる日記代わりのメモ帳です。モレスキンを真似たかどうか判りませんが、このタイプ、アマゾンにも多いです。しかも格安。 アマゾンついでということでprimeの映画を1本。「インターステラー」です。SFは久しぶりでした。見応えがありました。10点満点で9点。お薦めです。 夕刻、散歩を40分。マジックアワーも心なしか春めいています。この感じが続く季節は私、あまり好きではありません。いえ、一番嫌な、と言ってもよい位です。別れのシーズンだからでしょうか。写真は其の空気を切り取った一枚。門ノ鼻橋近くから北西の方向を撮しました。 帰宅して風呂。夕食後、映画をもう1本。「ヴォヴァリー夫人とパン屋」。こちらはフランス物。フローベールの小説に似せた題名に惹かれてでした。主人公はその通りの名前でした。最後にユーモアというか、オチがあって悲痛を感じさせません。これも楽しめる作品です。ブルターニュの色合いがいい感じでした。 書くことがないので、今日は週刊誌の記事から。dマガジンで各誌をざっとチェックします。毎週チョコチョコッとです。飛ばし読みは、気になる連載記事だけに目が行くようです。週刊朝日に連載「司馬遼太郎と明治~坂の上の雲の時代③」。今週はその36回目でした。執筆は村井重俊氏。「街道をゆく」が週刊朝日に連載の頃、担当記者だった方です。今日のそれに面白い記述がありました。概略を書くと以下の通りとなります。 「坂の上の雲ミュージアム」(松山市)が出版している季刊の小冊子「小日本」第34号(2018年夏号)に「秋山真之と書生社会」という文章をがある。著者の中野目氏は「我が国近代化の担い手となった『明治の青年』たちを育んだのは、彼らが書生社会の一員としての時期を過ごしたという共通体験ではなかったかと考える。『明治の青年とナショナリズム』の著者である彼曰く「明治の書生さんは、だいたい1855年以降に生まれた青年たちですね。明治維新の時、12,13歳で、秋山好古より少し上です。それより前の人たちは幕末の志士になってしまう」とのこと。55年生まれというと杉浦重剛、頭山満、犬飼毅、末松謙澄。56年に原敬、翌年には陸蝎南が生まれ、三宅雪嶺が60年、内村鑑三が61年、徳富蘇峰と志賀重昂が63年生まれ・・・。 以上がそれ。読んで、ふーん、志士になるか書生となるかは1855年生まれが境なんだ。その年ではっきり分かれるはずもなかろうけれど、志士か書生かという切口には大きな時代の転換点を感じます。考えてみると同じよう、昭和2年から3年にかけての生まれもおおかたそのような運命を持ち合わせていると言えましょう。太平洋戦争です。その頃までに生まれた人は、職業軍人の道を志し,そうでない者も徴兵されて死んでいきました。時代の転換点に巡り合わせる幸不幸、それを考えると、まずもって私は幸せの時代に生きてきたと断言できる。それだけでも十分幸せです。今日の類語「SF」 空想科学小説、近未来小説 サイエンスフィクションの略です。近未来を予測するのは面白くも難しい。自分の幼少、自動車電話というのがありましたが、僅か数十年、携帯電話、スマホのようなものが現れるとは誰も想わなかった。今日の一句ポカ休に後ろめたさの無き午後さ今日のラン無し今日の酒ノン今日の写真はけんちん汁です。朝、味噌汁の代わりでした。ご飯不要のボリュームです。この手のものをこさえるようになるとは、妻も糟糠ではあります。
2019年01月17日
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平成30年12月28日(金) 午前5時過ぎ起床。晴れるも寒し。日中の外気温は4℃でした。 終日デスクワーク。机の周りをちょっとだけ片づけました。午後、社長の訓示があり、仕事納め。私ところには3つのセクションがあります。その一つは大晦日まで、明けての正月も2日から出勤です。そこの島を除き、なんとはなし、ゆったりとした空気が流れました。定時過ぎ退社。7日後、来週1月4日金曜日が仕事始めです。それまでリーマンの足鎖が外れます。 家に帰る前、佐伯に過ぎたる喫茶店ランブルに寄りました。蔵を改造の店内、此処だけはゆったり時間が流れます。今日もそうでした。豆を200g購入。ブレンドが美味しいんです。拙宅のストックが底を突いていました。この嗜好品、無くても我慢できますが、未明のゆるり、至福の時を過ごすにはやっぱり欲しい一品です。写真は其所に燃えていたアラジンです。この機種、初めて見たのは入学時、訪ねた大学生協の売り場でした。形がちっとも変わっていない。名機ということでしょうか。青い炎が素敵でした。 帰宅して、コートの儘、薪の手当。直ぐに終え、鞄を置き、背広を脱ぎました。ネクタイを解くと、今日だけは感慨深い。妻に「1年お仕事お疲れ様」を言われるのはいい気分です。年末年始はプライベート。湯船に浸かりながらさて何をしようか、あれこれ考えながら湯船に浸かる幸せではあります。風呂上がり、昨日の酒「庭のうぐいす」を開栓。スマートで上品な甘露でした。Amazonvideoでテレビドラマを1本。いい気色になりました。本を手に取りましたが、頁を繰らずにバタンキュー。 余談を。師走も残り1週間となると、決まって新聞が薄くなります。30頁位です。各界の1年を回顧する記事がよいです。文芸、書評、美術、音楽、演劇、囲碁将棋・・・。知らない世界であっても一読すればその潮流を知ったかぶり出来ます(笑い)。さて、その新聞、今日の夕方、会社で若手(といっても40歳位ですが)に話しかけられました。年末年始をどう過ごすのか、聴かれました。自宅でゆるりと応じました。その折のやりとりを以下に。「Sさん、正月の楽しみを教えてあげようか。元旦の早朝、コンビニに行くんだよ。何を買うのかって?勿論、新聞に決まっているじゃーないか。君が購読していない各紙を全部買うのさ。先週から今週にかけて新聞が薄くなっているだろう?それはね、元旦のそれに力を入れようとしているからなんだ。各紙とも年頭に当たり、渾身の力を込めて論陣を張るんだよ。特集記事が目白押し。ページ数も多い。全国紙とブロック、それに地方紙、併せて5~6紙を購入すると、相当読み応えがあるよ。それも1紙200円しないからね。全部買っても1,000円でお釣りがくるよ。えっ!何だって?新聞を読まない?時々スポニチを見るだけ?君、そりゃーいけないな。弊社に働くうえで最低全国紙1紙と地方紙1紙は必読だよ。況してや君のよう、海外出張が多い人は、日経は読むべきだね。リーマン必読だよ。取引先やお客様とのやりとりの中に時流の話題が出るはずだ。その際、新聞を読んでいないと相槌も打てない。足下を見られるよ。よし、私が日経販売店に電話してあげよう。弊社のSさんが御社の新聞を購読したい、直ぐ来られたしってね。冗談はともかく、先ずは元旦のコンビニだよ。その次が日経の購読。騙されたと思って1年続けてみな。きっといいことがあるよ。おっ、もうこんな時刻か。よし、今日はこの辺で堪えてあげよう。それじゃーいい年をね」 かく言う私、4月からはサンデー毎日となります。つい先日、リタイアしたら日経はもういいかな、そう思ったことを思い出し、嗚呼、退職とはこういうものなのか。ちょっと寂しい想いになりました。Sさん、頑張れよ。今日の類語「況して(や)」 況んや(いわんや)、尚更、尚の事、言うまでもなく 「況して」は「まして」と読みます。使用例:梯子酒の午前様は大酒の亮さんにとっても厳しい戦いだ。況してや私なんぞ、とても無理無理。今日の一句新聞の薄くなりつつ大晦日今日のランなし今日の酒冷酒2合 ワイングラス2今日の写真は庖丁の切っ先です。ちょっと油断すると、直ぐにこうなってしまいます。先の水を切り忘れたら一晩で。鉄製の管理は気を抜けない。
2018年12月28日
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平成30年7月19日(木) 午前4時起床。晴れ。今月9日の梅雨以来10日間、湿りがありません。一雨欲しいところです。 午前にミーティングを一つ。午後も打ち合わせがありました。夕刻、お客様がありました。懐かしい方でした。来社の用件は勿論仕事含み。頼み事でした。見送って週明けの会議準備。資料を整えました。 さて、時としてブログは混乱というか、傍迷惑なことを思わず知らずのうちに与え、与えられてしまうことがあります。昨日のnkucchanブログがそれでした。どうですか、このトロと赤みの微妙に混じってのねっとり感。 鮎も縄張りを争っていたであろう王様二匹。こういうのを平日の真っ昼間からやられては堪りません。今宵はつね三に突っ込もう、終日、上の空でした。 午後6時過ぎ、会社を出がけ、妻にTELしました。晩ご飯はもう作ったの?そう尋ねました。妻曰く「作り始めたわ。どうしたの?何かあって?」私、途端というか、すかさずモードを切り替えました。「いや、何でもないよ。ただ声を聞きたかっただけ。帰ったら走るから、夕飯は7時半くらいかな」 電話をするのが遅かったと悔やみました。仕方ありません。真っ直ぐ帰宅。着替えて走りました。おっ、UのKちゃんが飼うセナだ。 おいでおいでをしたら近寄ってきました。 触らせてくれますが、すぐに噛みます。気をつけないといけません。ブロック塀の上に飛び上がりました。高みから振り返って夕日を見るの図です。 その目線を追いました。こんな感じでした。この猫、ロマンが判るのかも知れない。 林道を折り返し、汗びっしょりになりました。家の近くに戻ったらNのTやんが、飼い始めたハナを連れていました。柴の幼犬、雌です。子どもさん二人が自立、夫婦二人暮らしです。奥さんのCさんが寂しいからどうしても、ということになったんでしょう。 可愛い瞳です。元のサイズをトリミングしてみました。よく見ると黒い眼に私が写っていました。余談です。以前、犯人が人質の顔写真を撮って身代金を要求だったかの事件がありました。警察はその写真に写る人質の瞳に映った映像を分析、逮捕に漕ぎ着けたのでした。 家に戻りました。妻は蚊取り線香3本に火を点け、それを腰に巻いて野菜に水遣りをしていました。私はシャワー。食卓にはまだ何も並んでいませんでした。親友のKが送ってよこした酒のうちの1本を開栓。冷蔵庫に冷やしてありました。千葉・香取郡神崎町にある鍋店(なべだな)謹製。この蔵、箱のラベルにあった住所を調べました。成田空港の北側10km位のところに位置しています。利根川本流まで直線距離にして500m位かな。Googleの写真で見たら水郷の中。川を越えてさらに北は霞ヶ浦です。地勢のあれこれに想いを馳せ、所の地酒を味わうのはおつといえばおつです。スマートな味わいでした。もう一本、同社の純米大吟があります。ありがとうございました。 水遣りを終えた妻がこれを出してくれました。蕗の皮剥きは面倒です。感謝感謝。 もう1品はこれでした。胡瓜の刻みも手がかかります。感謝感謝。 物足りない顔をしていたら、これが出てきました。昨日の残り物でした。 以上の並んだ食卓を眺めて彼女曰く「タンパク質が足りないわね。アハハ」いえいえ、とんでもない。毎日のおさんどんは有り難いです。朝晩に加え、昼の弁当に茄子が入っていても、不平なんてとんでもない。写真は今日のそれです。鯖と南瓜の間に茄子と挽肉の煮物が入ってありました。 不平を言わないのには、も一つ理由があります。トラです。彼は毎日、ネコカリばかりです。時々柔らかいペースト状のツナであったり、鰺刺であったりしますが、基本ドライフード。お皿にそれを入れたとき、不満顔をすることもありますが、我慢してそれを食べています。ということで今日も茄子を当てにいい気色になりました。バタンキュー。今日の類語「身代金」 この言葉に類語はあるのか、調べてみました。三省堂類語辞典によると、口止め料、慰謝料、お布施の3つが並んでありました。分類するとそうなるのでしょう。お布施と身代金、どこが類似か解りませんが、お経による仏さんの解放と引き換え、身代金の支払うと考えれば妙に得心がいきます。今日の一句河童忌の迫りて日照り皿を干す今日のラン6km今日の酒冷酒2合 レモンサワー1杯今日の写真は妻のこさえた梅干しです。瓶詰めが終わったようです。
2018年07月19日
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平成30年5月30日(水) 午前4時起床。曇り一時霧雨。アスファルトは終日生乾きでした。 おめさにミルクティーをいれ、どら焼きを食べました。「おめさ」とは妻が実家から持ち込んだ言葉です。朝、起きがけに食べるおやつのことです。ちなみに義父は晩年、おめさと言いながらグラスにウィスキーをダブル、ステテコ姿でクイクイやりながら「Hさん(私の名)、おめさにはこれが一番です」とニンマリ。いい顔でした。 このところ、読書が滞っています。手に取ってはペラペラ捲り、倦いて放り出すを繰り返しています。頭の中が雑然としているからでしょうか、梅雨は人を移り気にさせます。それを払拭しよう。書庫になりつつある息子の部屋から司馬遼「街道をゆく1甲州街道長州路ほか」を引っ張り出しました。40巻以上、膨大です。今日からこれに取り付きます。このシリーズ、これまで、虫食い読みでした。今度は最初からです。大山を前に高ぶってきました。読破の意欲満々です。 仕事の方は今日も会議に終始。懸案の内部協議あり、総会あり、求められてのレクチャーも。帰宅したのは午後7時前。雨の上がった空に、よし、走るか。ランシューズを履いてカメラを持ちました。変わり映えしませんが以下にカメランの写真を。 1枚目は拙宅梅林の梅の実です。雨に打たれてかなりの量が落下したものの、未だ鈴なりです。収穫しないと熟れて落ちてしまいます。今が穫り頃。欲しい人いないかな。看板を立てようか。「ただで差し上げます。ご自由に」 来週には支援学校がやってきます。その前の方がいいな。 向津留の農道でOのT坊とすれ違いました。カブに乗って愛犬ベアの散歩でした。後ろからパチリ。 拡大してみました。犬の散歩も極まれりです。 こんなところを走っています。このあたりが林道の取付になっています。降ったりやんだり。山は深閑です。 栗とは違う甘い香りがしてきました。そろそろ終わりの苺でした。あのハウスからかな。 出荷はもうしていないのかな。もったいないな。幾つかの農家は小学校や支援学校に取り放題の無料開放を行うそうです。以前、親しい農家がまだ苺栽培をしていた頃は妻に声を掛けてくれました。頂いてジャムを作ったものです。 こちらのハウスは水を切っていました。枯れ始めている。外では来年の苗を株分けの作業が既に始まっています。年中忙しい苺農家ではあります。 やっ!檜山を全伐しているぞ。 望遠にしてみました。斜面にバックフォーが張り付いています。道をこさえ、倒した木を始末するのでしょう。親方と同業者なのだろうな。このところ、チェーンソーを回していません。この図を見て疼き始めました。しかし、今週末も仕事です。ストレスがたまり始めました。 湿度の高い蒸す中を走りました。いい汗をかきました。帰宅してシャワー。今日の晩ご飯はベーコンと春野菜のペペロンチーノ風。ゴサンチクも入っています。 赤を抜栓。ラ・プンタ。1ラー強、コスパありのテーブルワインです。これ、だまされたと思って試してみてください。ね、mamaさん。ビールは我慢しました。 さて、ブログも毎日書いていると飽きてきます。何かメリハリを、と考えました。私、類語辞典を使います。その中から興味の語彙を抜粋、ボキャブラリーに役立てようという算段です。今日から始めることにします。小見出しは「今日の類語」とでも名付けましょうか。手始めは「空」です。あっ、出典は三省堂「類語新辞典」。これを参考にしています。それでは今日の類語「空」 虚空、碧落、碧空、蒼天、蒼穹、青雲。虚空は虚空蔵菩薩、碧空はタンゴの曲名、蒼穹は小説「蒼穹の昴」、青雲は青雲の志に、それぞれ使われています。何れも深い意味を持ちます。ちなみに碧落は青空のことです。今日の一句梅実り今か今かと空仰ぐ今日のラン5km今日の酒ワイン3グラス ビフィータージン1嘗め ラガウリン1嘗め今日の写真もトラです。物思いに耽るの図。
2018年05月30日
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平成29年10月16日(月) 午前4時半起床。雨。 リーマン仕事、午前に重たい会議がありました。ブルーマンデーのしょっぱなでした。いっぺんに目が覚めました。明日から数日間、外回りになりそうです。帰宅は遅くなるかもしれません。午後はデスクワーク。決裁の書類も多く、余裕の無い一日でした。 さて、部下の一人、以前、ブログに紹介した悪役商会のことを。いい男ですし、仕事もできます。ただ、その役で映画に出たらはまりそうなので、私が勝手にそういっているだけです。その彼、足を取られています。酷い痛風が出て、歩くのがやっとこさです。先日、別府であった結婚式に同席しました。ビール飲みの大将ですが、その日は一滴も飲みませんでした。今は靴を履けない状態です。薬が効かないとぼやいています。今日の会議にいっしょする必要がありました。先週末、来週は休んでもいいけれど、週明けの会議にだけは這ってでも出てこい、と言ってありました。這うようにして出てきました。私はその痛さを知りませんが、悪役商会も痛風には勝てず、と言ったところでしょうか。しかし、如何ともし難い背中を見て、ジョークで済ますにはあまりにも哀れです。 と言うことで、何の関連もありませんが、悪役商会関連で「おぬしも悪よのう」を紹介します。近所のS兄が京都・東映太秦映画村に行ってきたそうで、土産をもらいました。その名も「袖の下まんじゅう」です。 開けて見ました。饅頭が並んでいました。ん?二重底になっているぞ。 中蓋を取りました。おっ、小判の形をしたクッキーがありました。なるほど、袖の下をこういう形でこさえているんだな。ユーモアのある仕立てです。話は戻ります。饅頭やクッキー、痛風にはどうなんだろう?裾分してあげようか、悪役商会に。 閑話休題。まっすぐ帰宅。風呂に浸かりました。今日はカレーと聞いていましたが、あれこれあって飲まずにおれませんでした。ちょっとだけ日本酒を嘗めました。 食後は録画しておいたNHK、グッさんのトラック旅を見ました。函館から国道5号を札幌までがコースでした。大沼、森、八雲、長万部、黒松内、nkucchanの由来?倶知安、ニセコ、余市、小樽、札幌。懐かしい映像が出ました。中でも小樽・手宮線の線路。昨年、公園に整備したようでした。2014年の秋、妻を伴ってハーフマラソンを走りに札幌へ行きました。その折、小樽・余市を周り、手宮線の線路を歩きました。妻がスタンドバイミーの格好をしたのを思い出しました。訪ねたところがテレビに映ると、遠い世界が即座、目の前となります。今日の一句ただ酒を飲みたる口で正義言い今日のランなし今日の酒冷酒300ml今日の写真は樽酒です。昨日に続き、鮎の身うるかで流しました。この程度に留めておくと「酒は百薬の長」なんですが。
2017年10月16日
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平成29年5月26日(土) 午前3時起床。このところ、早起きです。夜、微醺の2~3時間と、朝スッキリ目が覚めてのそれでは、何をするにも効率が違います。読書、音楽、新聞、覚えが違います。その通りで飲まないといいんですが、こればかりは夜のお務め。果たさないといけません。晩酌も、毎日続けるには強い意志が必要なんですよ。ランニングと一緒です。 さて、仕事を終えて真っ直ぐ帰宅。走る格好に着替え、気がつきました。野菜が水を欲している。ホースを引っ張ってあれこれの野菜に給水しました。風が強く、腹が減りました。帰宅途中に買った今夜の当てをこさえないといけません。妻にお願いすること能わず。仕事からそのままコーラスに回るということで不在でした。私も色々あるんです。えい、走るのはやーめた。こちらが先だ。いい形の鮮度抜群が198円。巾着物ですが身はしっかりしています。エヘヘ、楽しみだな。 待ってろよ。お前にもあげるからな。 チャチャッとやっつけてシャワーを浴びました。烏の行水。甘露の栓を開けました。大分の銘酒西の関「生」。本醸造ですが、美味い酒です。 嘉風も勝ったし、ちびりやりながらカープの応援も安心の快勝。いい気色になりました。音楽をだらだら聴いていて妻が帰ってきました。その時、私、舟をこいでいました。自分の手元を見たらワイングラス。無意識に手が白ワインを抜栓、半分を空けていました。午後11時半に就寝。 前後します。今日は隣の課が飲み会でした。Tが羨ましいだろうと私に言いました。私「偶然を装い、宴たけなわのところを覗いてみようか、座の乱れて会費不要のタダ酒が飲める」すかさす彼が返してくれました。「どうぞどうぞ、後でたっぷり寸志を頂戴しますから」とまあこんな平気の会話を出来るいい職場です。 それをして思い出しました。人から訊いた話なので定かではありませんが、面白い内容なので書いておきます。 大分は温泉県です。その中心は別府です。まちのあちこちにホテルや旅館が林立。今は下火となりましたが、私の若いころ、何処の会社も各種団体も慰安旅行はこのまちと相場が決まっていました。乗りつけて湯に浸かり、浴衣を着てうち揃い、宴会場で酒池肉林。金曜日ともなると、襖を隔て、隣りの宴会場もその隣も同様の態。さて、面白い話とは。時折、顔を知らぬ人が紛れ込むこともありました。一期一会、個人参加型の団体さんだったら、まわりの人の気付きようがありません。違和感のあろうはずのない平気の平左。そこにつけ込む隙を見つけた輩がいたのです。 別府に北浜というところがあります。海岸沿いの温泉街。今はもういなくなったようですが、20年ほど前まで、護岸の陰に幾人も浮浪者が暮らしていました。彼等はどうやって手に入れたのかわかりませんが、付近の宿が使う浴衣を持っていたそうです。乗りつけた団体客の様子を見て取り、紛れ込んでも大丈夫と判ると、その宿のそれを着て準備。客を装って玄関を入り、まず風呂へ。宴会がたけなわとなる頃、盛り上がった中に紛れ込み、膳に手を延ばして料理をつまみむ。銚子も余るだけあります。飲み放題。何ともいい話です。その場の人が「あれっ、こんなひといたっけ?」と首を傾げても其処は酒の入った無礼講。訳の判らぬうちに退散すれば見つからじ。今日の一句泥亀ののそり歩いて稲育つ今日のランなし今日の酒西の関生300ml1本 白鶴パック酒1合 白ワイン360ml今日の写真は亀です。帰宅途中に土手の上を歩いていました。近づいてカメラを向けた途端、首も足も引っ込めました。車に轢かれて甲羅を割られるなよ。
2017年05月26日
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平成29年5月24日(水) 午前4時起床。曇りのち雨。正午過ぎに落ち始めました。 午後、研修会がありました。「インターネット社会と人権について」が題目でした。うっかりミスでの個人情報の流出について具体例を示しながらの話、空恐ろしい内容でした。気をつけなければなりません。それが終わり、某病院に回りました。入院中の上司を訪ね、あれこれを報告。彼は数日後に退院します。事前に耳へ入れておくことが幾つかあったのです。見舞いを終えて陽が傾きました。会社へは戻らず。真っ直ぐ帰宅。雨脚が強くなり、ランは断念。妻が湯船にたっぷり湯を張ってくれていました。読了していなかったスペイン民話集を持って浸かりました。曇った眼鏡はお湯に数秒浸せば視界良好。活字を追うこの時間が至福です。 前にも書きましたがこの本、謎、笑い、教訓、メルヘン、悪者、動物昔話などのジャンルに分かれています。メルヘンの中に「三つのオレンジ」というのがありました。それを読んで思い出しました。プロコフィエフのオペラに「三つのオレンジへの恋」というのがあります。その中の行進曲が入ったレコードを持っています。学生時代に買ったものです。オペラの粗筋を知らなかったので、もしかしたらと思い、調べてみました。プロコのほうはイタリアの劇作家が書いた童話を元にしたものでした。ストーリーは異なりますが、両方とも三つのオレンジがキーワードです。魔法にかかるのも共通。もしかしたら出所は一緒なのかもしれません。 長湯に汗をかきました。濃いめの水割りを飲んでみようか。余市のダブルを3倍に薄めました。凝縮されていた味が程よく開いて甘さを感じました。当ては妻のこさえた竹輪胡瓜。美味いウイちゃんにはこういうシンプルのつまみがよいです。 思い出したことをもう一つ。昨日の日経1面トップに「IoTデータ売買市場 国内100社、企業向け 20年にも」という見出しがありました。IoTとはインターネット・オブ・シングスの略です。ネットワークを介して集めたデータのことだそうです。それを集計・加工し、ビジネスに活用できるような商品を仕立てて販売することが始まるという内容でした。この記事を読んで故事成語「壟断(ろうだん)」のことが頭に浮かびました。壟断とは高く切り立った丘というか崖ことです。中国の昔、少年が物を売りに市場へやって来ました。売れませんでした。彼は考えました。壟断、つまり高い場所から市場全体を見下ろし、一番賑わっている場所を見定め、其処に店を出したら物が売れる。そうしました。結果大儲け。これが転じて、利益を独り占めする意味に使われるようになったとのこと。賑わう市場の渦中にあって見えぬものが、高所に立つとはっきり判ったということです。翻って現在、「壟断」を求めているのは誰も同じです。しかし、自社だけでIoTを収集することは難しい。その道からデータを買うおうとするのは当然です。それがビジネスになるという見出しでした。さて、IoTデータの活用が新サービス創出につながるというこの切り口、いかにもニュース性があるようです。しかし、この故事成語をして、今ごろそんなことを言っているのかと孟子先生に笑われそうです。余談ですが、その中国では独占禁止法を「反壟断法」というのだそうです。これは原語由来事典から。今日の一句煎餅の蒲団に横となりて飲む今日のランなし今日の酒iichiko樽熟成1合 余市ダブルの水割りノンアイス 冷酒出羽桜5勺今日の写真は茨城県産クインシーメロンです。妻の友人、神戸に住む薬剤師Sが送って寄こしました。QRこーどがついていました。試しに読んでみたら、土づくりにこだわっている生産者の方が出てきました。いい感じです。しかも糖度16.5。食べるのが楽しみです。小さく切って生ハムを載せて白と併せてみよう。
2017年05月24日
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平成29年4月17日(月) 午前4時起床。曇り、日の暮れて降り出しました。雨脚が強かったです。本を読んでブログを書いて。朝ご飯は鯵の干物に味噌汁とご飯。定番です。 午前7時過ぎ、自宅を出ました。今日からしばらく、午前7時半過ぎに会社へ着くようにするつもりです。午前中ミーティング。午後は外出でした。私の仕事は雑多ですが、その一つに決まったルーチンがあります。それを見直す必要に迫られました。マワシを締めなおすよい機会です。これを機に変わる必要あり。しかし、どう変えていくか、そのプロセスを間違うと人心に影響します。難しいです。 午後8時、本降りの中を帰宅。湯船に浸かって疲れを流しました。白を抜栓。グラス2杯を嘗めました。当ては春菊の天麩羅。椎茸と薩摩芋のスライスも併せて。タラノメは人にあげてしまったのでありません。 菠薐草の炒め物が出てきました。ピリ辛が効いていました。 猫にも青物が必要です。これ、舌で毛繕いをして胃の中に入った毛玉を取る役割をするという緑です。トラがパクつきました。こんなものがあるとは知りませんでした。 前後します。帰宅途中の車内、帰り着いてからもずっとNHKFMを聴きました。カツァリス&広瀬悦子ピアノ・デュオリサイタルです。チャイコフスキーの管弦楽曲やベートーベンのシンフォニーをピアノで演奏。昨年12月、東京・葛飾のホールであったライブでした。 音楽ついでということで余談を。NHKラジオ第2、毎週水曜日の午後8時半、カルチャーラジオという番組があります。先月末まで13回、「バッハ一族とその音楽」と題し、鍵盤楽器奏者武久源造氏が講師を務めました。ストリーミングで過去の放送を聴くことができます。便利になりました。ということで今日は第5回「父と子の対決その1 バッハと子供たちのアンサンブル」を。中身は本やレコジャケで得た俄知識で大方を知っていましたが、彼に子が20人いたことは知りませんでした。子だくさんとは聞いていましたがこれほどまでとは。翻ってベートーベン、シューベルト、ショパン・・・。子どもをなさなかった作曲家との対比。なんともはやです。映画「未完成交響楽」の悲恋が浮かびました。音楽家も様々です。ベートーベン、彼は女性の柔肌に触れたことがあるのだろうか。今日の一句楽聖の鍵盤叩く触れもせで今日の写真は拙宅の取付に出た蕾です。しばらくすると、これが何とも複雑な形をした花になります。楽しみです。
2017年04月17日
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平成29年3月22日(水) 午前4時起床。曇り時々晴れ。 終日デスクワーク。夕刻、嘱託の保健師さんからTELあり。「既に案内していたけれど、どうしたの?始まるわよ」 産業医が糖尿病予防の話をするとのこと。失念していました。急いで会場へ行きました。内容は血糖値が高くならないよう食生活をきちんとし、適度な運動を、というものでした。印象に残ったのは「ベジタブルファースト」です。食事の始めに野菜を口にすると、血糖値の急上昇を防ぐとのこと。私、ウイークデーの昼は、魔のささない限り、サンドイッチと野菜ジュースです。食べ始める前にジュースの方を飲むよう心がけましょう。写真は、今日、そうならなかった失敗の巻です。先週末、鶴女が四国を旅してきました。その土産、芋けんぴです。昼になって、野菜ジュースにストローを突っ込む前、食べてしまいました。美味しかったです。これ、高知県の定番土産だそうです。 閑話休題。帰宅途中、カーラジオで嘉風が横綱に善戦するも敗れたるを知りました。残念。仕方がないのでいつものスーパーにより、小鰺を買いました。帰宅して着替えました。ラン5km。薄暗い林道を走りました。馴れた道ですが、人家のない山の中は気持ちのいいものではありません。 家に戻り、包丁をもってチャチャッ。どうですか、透きとおったこの色合い。 魚をあたりはじめたら、小奴の顔つきが変わります。150円で飼い猫と主人、両方満足の鰺刺が嬉しいです。何時も思うのですが、水産のまちに住む幸せ、豊後水道の恵みに感謝です。 風呂で汗を流した後、早速燗を付けました。 妻は、青山ピンコロ軒のおはぎを頬張りました。お中日に託けてのことなんでしょうか。 美味しかったと言えばこれも。「マミーの焼きいも」です。こちらは頂き物。調べたら鹿児島・垂水のものだそうです。紅はるかです。とても柔らかい。これをチンして熱々に。そして冷たいバニラアイスと食べるのが通だそうです。この食べ方、「あっちん」というそうです。鹿児島弁に「ちんたか」とい言葉があり、その意は「冷たい」という意味。熱々をちんたかで。これを縮めて「あっちん」なのだそうです。甘党の彼女が喜びました。今日の一句甘党が両手に花のお中日 今日の写真はAmazonから届いた小包です。中はスコッチ・シングルモルトのビッグマウンテン、ラガウリンです。スモーキーフレーバー。アイラ島の至宝です。これ一本があるのとないのとでは、酒保の空気が違います。藏に千両箱が鎮座するような感じでしょうか。これでしばらく安泰です。
2017年03月22日
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平成29年3月21日(火) 午前3時半起床。夜来の雨は朝のうちに小降りとなりました。昼前に雲が切れ始めました。会社の窓越しに南の方を見て、この湿りで一気に緑が増すだろうな。ほったらかしにしている熊野神社下の水田は、雑草が伸ぶだろうな。その前に、枯れ草を刈って燃やさないといけないな。山菜はもうすぐタラノメの季節だ。親方の山に椎茸盗みがてら行ってみようか。そうこうしているうちに4月も半ばとなったら筍の季節だな。たくさん掘って大釜で茹でよう。嗚呼、これから先も週末はしばらく野良が続きそうだ。写真は特に関係有る無しは別として、薪ストーブ、畑の土焼き、水田の枯れ草などに火をかけるマッチです。これ、拙宅には常備ですが、一般家庭には見かけなくなって久しいと思います。 ちなみにマッチにも愛用があるとすれば、私の場合はこれです。つね三に突っ込んで、ベロンベロンにならない折は、カウンターの端に積んであるこれを鷲掴み。ポケットに突っ込みます。 終日デスクワーク。珍しく、ミーティングのない一日でした。年度末を控え、ハンコを押す書類は多かったです。定時過ぎ、会社を後に。真っ直ぐ帰宅。ラン6km。いつもの平日に戻った感がありました。 新聞各紙の読書欄をチェックしていて、日経にこの記事を見つけました。東山魁夷の記念碑的大作「唐招提寺御影堂障壁画」の展覧会が茨城県近代美術館で開催中とのこと。この蒼が懐かしい。昨年、九州国立博物館で観ました。ただただ呆然でした。実際に訪ねた土地や目にしたものがこうやって新聞に取り上げられると、記憶が蘇り、いい気分です。行った観光地がテレビ放映される感覚に近い。それはそれとして、4月からは豊田市美術館でもとのこと。名古屋の皆さん、これは外せませんよ(余計なお世話かな)今日の一句魁夷展蒼やよしよし旅の空今日の写真はネタ切れ。トラも休養日。ということで手に取ったシュリーマン「古代への情熱」です。学生時代、教養の講義で文学だったかの老教授が絶賛。先日、ブックオフにあれこれ注文の際、何がきっかけか思い出しませんが、ついでにと購入しました。トロイア遺跡発見の話ですが、内容はそれだけにとどまらず、彼の生い立ち、波乱の生涯を描いています。老教授ではありませんが血湧き肉躍るの一冊でした。
2017年03月21日
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平成29年3月15日(水) 午前5時起床。晴れ。北西の風強し。通勤の折、寒かったです。 午前中、大切な小会議。明日もあります。資料準備は部下が汗をかいてくれ、整いました。午後は判子押しとミーティングでした。 夕刻、ノー残業デーを言い残し、一番先に退社。自分勝手の上司です。暖簾に惹かれましたが、真っ直ぐ帰宅。冷たい風にランの決意が折れました。薪ストーブに火を入れ、湯船に。猪の煮込みを当てにiichikoのお湯割りを流しました。妻が相伴してくれました。彼女はサンライズのシャルドネを抜栓。一人で瓶の半分を空けました。普段たまった不平。「だから~、それで~」。くだを巻かれました。「オレは聞く耳持たないよ」byトラ。 頃合いを見て私「それはそうと、明後日の土曜日、親方の山は止めにして、福岡へ行こうと思うんだけど。ルガンスキーがやって来るんだ。指揮は大野和士。九響が佐伯で第九をやった折、棒を振った人だよ、歌ったから覚えているだろう?」 妻「何いってんのよあーた!私の話、少しも聴いていなかったわね。お小遣いはあげないわ。それに、柿の木の枝を燃やすようお父さんに言われているし、畑に堆肥を運ぶ仕事もあるわ。それなのにそんなだからいつも叱られるのよ。福岡にコンサートなんてとんでもない。少しは親孝行したら!」 一刀両断でした。 仕方がない。断念しました。博多の屋台はお預けです。ブラームスに酔うこと能わず。地下足袋を履くことにします。言いつけられた小仕事もします。その代わり、7月にユーリ・シモノフがモスクワフィルを率いてやって来ます。その折は必ず。今から裏工作を始めないといけません。 妻「あーた、何ブツブツ言ってるの。今週末は私の実家の片付けも手伝う約束よ。頼むわよ」 私「シモノフもだめかなー・・・」今日の一句猫の背も同じ気持ちとものを言い 今日の写真は日経にあった小さな記事です。電子マネーが普及し、財務省は今年、一円玉の製造を見合わせそうだという内容でした。2010~12年度も製造ゼロだったとのこと。ネットによる買い物、流通業界の支払いカード化による囲い込みです。私も一円玉を使うのは地元の小さなスーパーに入る魚屋から鯵を買う時だけになりました。さて、この記事には一円玉の図も載っていました。その通り、硬貨には製造年の刻印があります。マニアの世界にあって、製造枚数の少ない年のものにはプレミアがつきます。今年、手違いか何かで幾枚か製造してしまったら、それはもうです。1円が100円にも1,000円にもなります。変な話でした。つまらぬことを書きました。寝ます。
2017年03月15日
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平成29年3月9日(木) 午前4時起床。晴れ。写真は、隣のS兄宅に咲き始めた花です。出勤時に撮りました。空の青と白のコントラストがいい感じでした。 終日缶詰会議。3日間続きました。今日で終了。私が言うのもなんですが、部下たちが精緻の資料を準備してくれたお陰で、乗り切ることが出来ました。感謝感謝。来週は小会議。あれこれを頑張らねばなりません。いや、頑張るのは私ではない、部下たちです。 夕刻、陽の傾いて会社をあとに。会議の前半戦が一区切りついたので、つね三へ突っ込もうか、迷いました。ハンドルを切りかけて、あっ、月・火・水と3日間、ラン無しだったな。ブロ友のあっこたんもハーフマラソンを目指して練習していることだし。負けられない。よし、走るか。家路へ。途中、いつものスーパーにより、鯵を買いました。1/3ラーで鮮度抜群がこれだけ。嬉しいじゃーありませんか、水産のまち佐伯。先の日経、シティブランドランキングに予選落ちしましたが、これはこれで悪くない。チャチャッとやっつけました。 前後します。帰宅してラン6km。寒かったです。ダラダラ走りでしたが、下着は汗に濡れました。スッキリしました。やっぱり運動はいい。早々に風呂を済ませて早速一杯。コップ酒。菊水・ふなぐちの熟成が堪りません。 醤油皿が間にあわん。えい畜生、直接掛けてしまえ。 どうですか、この感じ。定置物です。シラタが混じらず、透きとおっていました。 燗酒にシフト。中身は白鹿のパック酒。温度は55℃。熱燗がよろしい。 おっ、当てにおからがでてきました。こういうのを嬉しいと思うような歳になりました。それにしても手早い妻ではあります。 さて、いい気色になって書くことが無い。新聞を捲っていたら、あっ、またエルメスだ。 この広告、東京・表参道であるエルメス展の案内です。光の加減で上手く撮せませんでしたが、このセンス、いい感じです。どんな仕立てかな。見てみたいな。それにしてもパリ-か。若いころ、一度訪ねたけれど、素敵なまちだったな。秋深しの折でした。思い出してため息の出るよう。哀愁ただようをもう一度訪ねたい。長逗留したいな。嗚呼・・・。「また旦那の嘘が始まった。白昼夢だわい。誰も知らないからいいかげんな空言を並べて、フン!」byトラ。 「何やて?もういっぺんゆうてみい、このやろう。儂ぁーな、生まれてこのかた、法螺は吹くけど、嘘をついたこたーいっぺんもねーど!ほいてからおいまい、さっき鯵のおこぼれを鱈腹食べさせたじゃーねーか。そげーぇ悪う言うなの」アルバムを引っぱり出しました。「ほりゃ、見てみー。リヨン駅についた時の写真じゃーが」。 「ルーブルぃも行ったんだぞ。カナの婚礼を見たぞ。」 「ミロのヴィーナス前で写した写真もある。どげーじゃ。」 ・・・猫に自慢するなんて。やっぱり私は田舎者です。杣夫にはどう見てもパリは似合いません。そこをトラが笑うのです。自分でも可笑しいと判っています。今日の一句鯵刺に醤油皿さえ間に合わん今日の写真はそのトラです。春めくと、家猫は憂鬱です。背中にそれを見て取れます。鰺刺のおこぼれも薬になりません。
2017年03月09日
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平成29年3月8日(水) 午前4時起床。晴れ。今日も北風。昨日より寒かったです。終日、大きな会議。末席に座りました。発言の機会はありませんでした。睡魔に襲われないため、昼ご飯は少なめにしています。今日もサンドイッチを1パック。アロエヨーグルトで流しました。 午後6時前、会社を後にしました。真っ直ぐ帰宅。走ろうか、迷いました。冷たい北西が吹いていました。「あなた、今夜は鍋よ」その一言がトドメでした。早くも美味しい匂いがしていました。折れました。烏の行水をしてウイちゃんロックを1杯次いで黒霧のお湯割りを一杯。これで打ち止め。午後8時、テレビがニコラス・ゲイジのアクション映画をやっていて、午後10時まで見るともなしに見入ってしまいました。あーあ、今日も一日が終わった。書くこともなし。ネタ切れということで、先週日曜日の朝日から。エルメスの広告が片隅に小さく。けれども5ページに亘り。以下がそれです。トリミングしました。縦横が不揃いになりましたがどうですか、いい感じでしょう。 説明に「手しごと」とあります。なるほど、裁縫道具です。何が流石かよくわかりませんが、流石のファッションブランドです。調べたらキャッチコピーに「エルメスは最高の品質の馬車を用意しますが、それを御すのはお客様ご自身です」とありました。商品はそのとおり最高の品質。でも高嶺の花。御すこと能わずですが、こうして広告を楽しむことはできます。見るだけにし、妻にはしまむらで我慢してもらおうか。甲斐性のない杣夫ではあります。こう書いて、そのしまむらに入ったことはありません。私の中では「大衆」のイメージが先行していました。調べたら随分前から「全身のコーディネートをしまむらでの商品で済ます10代〜20代の女性を『しまラー』と呼ぶ」そうです。芸能人にもシマラーがいるそうな。侮れん。ちなみに私「大衆」という言葉が好きです。大衆酒場に大衆食堂、大衆文学は面白い、天井の張り替えも大衆理容です。今日の一句湯気煙る大衆酒場一人笑み今日の写真は同じ朝日のテレビ欄に載っていた有線放送の映画広告です。この映画、好きです。エルメスとは関係ありませんが、たまたま一緒だったのでついでということで。
2017年03月08日
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平成29年2月1日(水) 午前4時起床。晴れ。デスクワーク。午後遅くに懸案のミーティング。午後5時半、ブラインド越しに陽の落ちる景色を眺めました。勃然、暖簾が恋しくなりました。今日は仕事が休みの妻にTEL、晩ご飯の準備状況を照会しました。問答無用でした。肩を落としました。真っ直ぐ帰宅。寒いし、暗い中を走るのは嫌だな。転びました。ウイちゃんのシングル1杯引っ掛けました。風呂へザブリンコ。烏行水の後は晩ご飯。今日の当ては筍でした。先日、山の木を倒した折、親方にもらった駄賃でした。妻がこれを茹でてスライス。何もつけず垂らさず。風味は格別でした。食感もよろしい。春の味先取りです。親方、ありがとうございました。ちなみに筍が本格化するのは4月中旬です。窯を出して茹で、筍のない友だちに配ります。みんな、もちょっと待ってチョ。 書くことが無いので火灰のことを。拙宅の薪ストーブ、火の消えることは滅多にありません。11月に燃やし始めて3月末までの間、マッチを擦ることは数えるだけです。而して日中、不在の折も火が残ります。そのうち、火事で丸焼けになること必定。でもストーブの重量は240kg。地震でひっくり返ることはないから大丈夫と決め込んでいます。おっと、話が逸れました。火灰に戻ります。ということで炉内に溜まる灰の掃除は、デレッキ(北海道は火掻き棒のことをこう言うとびっちりびちこさんが教えてくれました)で熾火をかき混ぜて片方へ寄せ、残りを十能で掬い出します。それをブリキのバケツに入れます。その時は灰だけのように見えます。 しかし、細かな熾火が混ざっているのでしょう。しばらく時間をおいてデレッキでかき回してみました。するとこの態です。まさに火灰なんです。バケツの外側に触れようものなら忽ち火傷をしてしまいます。気をつけないといけません。まあそれはよしとして、手炙りの炭とは違い、迫力があります。手をかざすと、勿論熱いですが、その中には柔らかさも。これで柳葉魚を炙ったら美味いだろうな。今日の一句筍をかみしめ二月鎌懸かり今日の写真は昨日載せた写真の続きです。裏の頁に読みが書いてありました。こういうのをチョロチョロッと読んで雑学にするのも快感の一つです。読みを覚えて、跳べなかった跳び箱、出来なかった逆上がりの出来た気分に似ていると思うんですが。こちらもです。
2017年02月01日
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平成29年1月10日(火) 午前4時起床。霜降。昨日の大風が嘘のような夜明けでした。未明はまさに「深深と」でした。 終日デスクワーク。私、仕事の半分はセクレタリーのようなことをやっています。弊社宛の賀状に目を通すのも業務のうちです。弊社交誼の各界各層から届きます。手に取りました。企業・会社からのものは社風イメージ彷彿。個人からは趣味、センスを色濃く感じるものがあり、眺めて楽しかったです。見終えるのに1時間かかりました。運輸関連とデスプレイ関連、何れも上々会社からのものにセンスを感じました。枚数や差し出し元は書くこと能わずです。その中の1枚だけを。NHKからは柴崎コウの直虎が写真でした。 NHKといえば海外ドラマ「刑事フォイル」、年が明けて第2シリーズが始まりました。面白いんです、これが。去年の春に尻すぼみ。最後の1回は、放送がありませんでした。再開されたので今後が楽しみです。会社が引け、真っ直ぐ帰宅。家に着いたら真っ暗でした。ストーブの灰をブリキのバケツに移していて、えい、きょうはもういいや。走るのはやめた。風呂に入り、冷やを一杯引っかけました。ほろ酔いで録画しておいた第1回を見ました。 書くことがないので先日に聴いたラジオから。先日の日高晤郎ショーで札幌市のおもてなしが取り上げられました。晤郎さん曰く「何がおもてなしだ、つーことは裏ばかりじゃねーか」。なるほど。ニヤリ、来ました。以前、キンノジが「こどもがまん中」をして、「こども我慢中」と宣いました。フフフ。戻ります。写真はPOLAの広告です。日経広告賞ブランド・ファッション部門最優秀賞受賞作品だそうです。脈絡はありませんが、これ、「おもてなし」を多彩に表現しているんだそうです。「昨年のバレンタインデー、ポーラは顧客への『LOVE』の気持ちをショッピングバッグに託した・・・」。ふーん、そんな「裏」があったんだ。横に講釈、いや解説が書いてありました。これも企業イメージ彷彿です。 何だか今日は変な文になりました。写真も少ないな。でもまあいいや。今日の一句味噌汁に葱を入れての粥となり今日の写真は熊谷守一(くまがやもりかず)の「白猫」です。日経に掲載されていました。そのことをして、彼の作品が愛知県美術館に多くが所蔵されていることを今日知りました。昨春、訪名の折、そこを訪ね、ピカソ展を見ました。そのおり、木村定三コレクションを知らず「仁和寺の和尚」になってしまいました。残念です。
2017年01月10日
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平成28年12月15日(木) 午前4時起床。晴れ。 本日、最後の小会議。営業方の資金繰りを決める一連の予算案が承認されました。モニター観戦でしたが、些事あり、集中できませんでした。午前中に終わりました。午後は忙中閑有り。部下たちのポカ休が多かったです。こういう折しか休むことの出来ない今の職場です。私は協議を幾つか。定時に退社。それでも帰宅したら真っ暗。北風が吹いて気温が下がりました。ジョグの服装に着替えました。何時もの格好にもう1枚、ウィンドブレーカーを羽織りました。星空の下を5km。見上げたらジェット機の点滅が東に西に。田舎の夜道を走っていても、これをして旅情を感じます。不思議なものです。もう少し走りたかったのですが折れました。腹の空いたのを理由にしました。何せ、今日の昼はこれでしたから。 風呂から上がり、燗をつけました。今日の晩ご飯はこれでした。地鶏飯。牛蒡の香りがよかったです。それに高菜の漬物とくれば文句の漬けようがありません。何れも頂き物。ありがとうございました。 前後します。会社の帰りに郵便局へ寄りました。ATMを利用し、国家の運営する博奕口座に軍資金を入金。年末のビッグレースに備えての所為です。皆さん、有馬有馬といいますが、私は中山大障害や阪神カップの方に目がいきます。馬柱を見ながらの晩酌は至福の時間です。ところで先日、JRAから次のようなソフトの案内がありました。名付けてターゲットフロンティアJV。 予想を楽しむための最強ツールとあります。過去30年の公式データを自由自在に分析、馬体重、オッズはリアルタイム。この手のソフト、試したことがありますが、情報量が多すぎて使いこなせませんでした。競馬新聞と異なるのは、予想が載っていないところです。素人の私にはそれのある方がよいです。今日の一句振り仰ぐ高みに昴落ちてこい今日の写真は新聞の三八広告です。ブルータス。特集がいいじゃーありませんか、人生を変えかねない本。私にとっては高校時代の藤村「破戒」、亀井勝一郎、それに倉田百三でした。
2016年12月15日
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平成28年10月6日(木) 午前4時起床。晴れ。夜の白み始める時刻が下がりました。午前6時前辺りでしょうか。このところ雨模様だったこともあり、散歩を1週間ほど欠かしていました。30分歩きました。やっぱり朝の空気はよかったです。桟敷谷の山が朝日に染まりました。カメラを持たなかったのが残念です。 午前午後ともミーティング。夕刻に会議。懸案を抱え、取り込み中の札を掲げたいような気分でした。午後7時前、会社の通用口を出ました。何だか煮詰まった気分でした。歯茎の腫れが引いたので、つね三へ突っ込もうかと思いました。しかし、明日は朝から大切なヒアリングがあります。今夜はカレーよ、という妻の言葉を思い出し、真っ直ぐ帰宅。途中、若宮おしぼり店へ寄りました。ここ、純氷も売っています。丸氷があると聞いて、それを注文。丁度品切れで、不揃いのそれをサービスしてくれました。ついでにバラ氷も一袋買いました。帰宅して冷凍庫へ放り込みました。 さて、その丸氷をグラスへ。ラフロイグを楽しみました。スモーキーフレーバー。溜まった澱が流れるというか、或いは痼りが融けていくの感。サッカーを見ながら、アイラモルトをゆるり楽しみました。至福の時間。 新潮社の季刊誌「考える人」2016年秋号が届きました。 ペラペラ捲っていて、至言を見つけました。宮沢章夫氏の連載にありました。彼は劇作家です。紹介します。「まったく興味のない世界の、いい話を聞かされ、確かにいい話だったものの、興味がないのでどうでもよかった」一読して、ははー、なるほど。ストンと落ちました。何だか自分の人生のことのようで、苦笑いでした。そうなんです。見るもの聞くもの、読むものも含めいい話ばかりです。まったく興味がないのでどうでもいいんですが、いい話なので、ついそれを漁ってしまいます。がしかし、身につかない。雑学になってしまうばかりです。浅学非才という言葉がありますが、本当に浅い。しかも外面は知ったかぶり。このまま老いて、最後はおさらば。骨になったしまいます。お笑いです。これじゃーまともな人生と言えません。 おかしなことを書きました。その可笑しさは写真にしたら次のような感じでしょうか。柿です。まともな柿はしっかりと熟れていきます。私のような柿はヘラヘラして、途中で熟柿になってしまいます。 程よく熟れる前にボタリ、先に落ちてしまいます。 態のない有様です。 踏まれたら烏の餌にもなりません。 酔ってきました。戯言は止めにします。お休みなさい。今日の川柳裃が馬脚現し然もありぬ戸を立てて漏るる光の可笑しさよ城山の裾はもとより頂も漕ぎ出すはカチカチ山が造船所バックギアの付いていない乗り物よ今日の写真は酒聖です。なぜ酒聖か、説明します。音楽の世界においては、ベートーベンが楽聖です。クラシックはベートーベンに始まり、ベートーベンに戻る。翻って酒飲みの世界、レッドに始まりレッドに戻る。而してこの酒は酒聖なのです。ハイボールにしようと思い、今日買いました。でも気が変わり、口を切りませんでした。空いたスコッチウィスキーの瓶に詰め替えて、客が来たらハイボールにして出してやろう。拙宅にやって来る輩は皆、酒を知らず、酔えばいいだけの連中だから。人のことは言えませんが。
2016年10月06日
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平成28年9月14日(水) 午前4時起床。曇り時々雨。特有の蒸し暑さが和らぎました。曇天のため、日射しもありません。雨続きの予報ですが、暑かった夏のことを思うと、一息つくの気持ちになります。 小会議二日目でしたが出席に及ばず。設備投資のヒアリングに廻りました。居残りの心づもりでした。思わぬポケットが生じました。ノー残業デーということもあり、定時過ぎに退社。よし、今日は走ることが出来るぞ。真っ直ぐ帰宅。家のポストを覗きました。宅急便の不在連絡票が入っていました。連絡を入れたらすぐに届けてくれるとのこと。それを待ちながら弁当箱を洗いました。スポンジを使っていて、つい焼酎に手が出てしまいました。気がついて、あっ、走るんだった。結局、宅急便は妻の帰宅を過ぎ、暗くなってから届きました。彼女に託せばよかった。後の祭り。その時は鯖缶が開き、出来上がっていました。早くに帰宅するのも考えものです。写真はその当てです。つまみの王様です。ちなみに横綱はギョニソです。 さて、週も半ばになると、書くことに事欠きます。そんな折は、今、目に見えるものを取り上げたらいいと、荒川洋治氏が書いています。氏は現代詩作家です。日記のつけ方を記した新書があります。「日記をつける」岩波アクティブ新書。先だっては否和見現代文庫にも収録されました。お薦めです。余談でした。 ということで顔を洗おうと洗面台に向かって目に入ったのがこれです。鏡台の上にありました。ふーん、化粧をしながら英会話のレッスンか。少しは話せるようになったのかな。一緒に海外旅行をして、話せない私を尻目にうまくやってみせ、見下げてやろうという魂胆だな。まずいな。今日の一句雨を受け流れる樋や柿熟れる今日の写真は玄関のランプと鉄器小物です。台の楠は、私が倒したものを友人が手造りです。鉄器のうち、鮎は文鎮です。
2016年09月14日
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平成28年7月7日(木) 午前4時起床。晴れのち曇り。早朝散歩も夕刻のランもなし。 突然ですが、未明の静寂に、ついあれこれを考えてしまいました。このままでいいのかという茫漠とした不安・焦燥感に駆られてでした。毎日飲む寝る遊ぶ、普通の生活を送っています。酔いの覚めて、目の覚めて、遊び疲れて、ふと我に返る時があります。その折は、このままでいいのかという思いが過ぎります。あれこれ考えて、死ぬまでに残された時間の短さに思いが至り、ハッとします。そんな時、人は三つの選択肢の中から道を選ぶと思うんです。1.考えを止める(諦める)、2.見なかったことにする、3.旅に出る(新しいことを始める)。私も旅に出たい。 「あなた、ご飯よ」妻の声に引き戻されました。味噌汁を啜りながら思いました。朝餉をこさえてくれたこの女(ひと)は、三択のうち果たしてどれを選ぶんだろうか。 ん?トラが固まっていました。七節に見とれていました。いいな、猫は。 夕刻、考えを止め、見なかったことにしてシメイを抜栓。雑誌「考える人」が送られてきました。特集は「谷川俊太郎」と「漱石を読もう!」です。手に取りましたが、だんだん酔いが回ってきました。えい、ままよ。 今日の一句苟且の文月の空いと蒼し今日の写真は路傍の花です。数日前、散歩の折に撮りました。この後、5mm程の実をつけます。赤紫に熟します。
2016年07月07日
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平成28年3月4日(金) 午前5時起床。曇り。外気温6℃。あたたかい朝でした。それでもストーブに火を入れました。新聞を読んだあと、最近刊行された司馬遼関連の月刊誌等数冊を注文しました。届くのが楽しみです。 朝ご飯はミルクティーとトーストでした。いつもは米食です。今日は事情あっての仕儀。 日中はネクタイ仕事。来週に始まる会議の準備が整いました。この1週間、缶詰というと大げさですが、ほぼ終日、奥まった部屋に詰めました。日曜日も出勤だし、週明には大きな会議室にこれまた缶詰が続きます。それでもサラリーマンの性といいましょうか、金曜の夜は肩の荷が下りたような気持ちになります。 ということでつね三に突っ込みたかったんですが、ちょっと家庭事情あり。暖簾を潜ること能わず。この後、某銀行に寄り、JRA用の口座へ軍資金を入金。写真は私です。仕事を終え、真っ直ぐ帰る決心をするの図です。席の直ぐ背中がガラスです。文字通り窓際です。薄手のコートが今日の暖かさを示しています。 帰りにスーパーへ寄りました。妻に頼まれた品をしました。いい感じの鯵に目がいきました。早く酒に口をつけたかったので、諦めました。帰宅して風呂に飛び込みました。体を洗いながら、今日は何を飲もうか。よし、生酒だ。開運にしよう。甘露甘露でした。ちなみに拙宅のコップや銚子・猪口は大衆酒場仕様ですが、このグラスだけは人様に見せても恥ずかしくない一品です。チェコ製です。 赤十字血液センターから検査成績が届きました。先週木曜日だったかに献血をしました。その結果でした。今年になって飲みっぱなし、抜いたのは1日だけでした。加えて名古屋では大樽を振りました(樽を振るとは「大酒を飲んで騒ぐ」の意)。それでも数値は枠の範囲内でした。ちょっと気になってたのですが、杞憂でした。 書くことがないので、今週にあった嬉しい話を。以下は職場での会話です。私「今日はいい日和ですなー」部下一同「・・・」取り合い手がいません。皆、書類と格闘しています。忙しいんです。私「今のは独り言だよ」バツが悪かったです。新聞を見ながら「ところでKさん(キンノジのこと)、あれはどうなっちょるんかの」一同「・・・」顔をあげました。キンノジは受話器を握りしめて、みえない相手と格闘していました。私「いや、今のも」とそこまで言いかけた途端でした。キリノスケ「あれはこうなっちょります」空かさず合いの手を入れてくれました。続けて「独り言にはさせません」とニヤリ返してくれました。涙が出るほど嬉しかったです。今日の一句愛の手を差し延べられし蛸上司今日の写真は昼に食べたラーメンです。南国のから出前を取りました。0.8ラーです。濃くも薄くもない、頃合いの豚骨系です。汁を全部飲み干しました。当然です。
2016年03月04日
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平成27年11月12日木曜日 午前4時起床。晴れのち曇り。朝ジョグ8km。未明、薄い雲が広がりました。明けの明星だけがぼんやり透けて見えました。イヤホンから八代亜紀の「舟歌」が聞こえてきました。嗚呼、いよいよ冬が来たなという感じがしました。 終日、ヒアリング。会議室に籠もりました。合間にお客様がありました。銀行の支店長さんでした。新しい提案をいただいています。その打ち合わせでした。 ちなみに金融機関、私のまちには地銀や信用金庫が6行、合計12店舗あります。別にゆうちょ銀行や農協のそれもありますが、なんといっても多いのが漁協の窓口です。平成14年に大同団結、大分県漁業協同組合となりました。旧単協は支店として存続しています。浜浜に事務所があるのです。出張所を含めると漁協だけで11。この数をして当市、水産のまちであることが判ります。 ちなみのちなみです。漁協や郵便局、農協に預けたお金は貯金。銀行、信用金庫、信用組合に預けるそれを預金といいます。調べたら、金融機関、双方の成り立ちに違いがあってのことだそうです。 江戸時代、士農工商のうち、9割を占めた農民は自給自足、その日暮らしであり、貨幣の流通は彼等の世界に殆どなかったのだそうです。それが明治に入り、身分制度が崩壊、四民平等となりました。政府は国民生活の安定を図るためという名目で、貯蓄を奨励しました。郵便貯金が始まったのです。余談ですが、国の本当の目的は、集めたお金を元にした国策推進だったようです。 一方、富国強兵と同時に、産業革命が始まりました。小さい頃、社会の教科書に殖産興業という言葉がありました。資本主義の台頭です。お金は集まるところに集まり、膨れ、投資が投資を呼びました。その際、仲介の役割を担ったのが銀行です。起業家、投資家の資金を扱ったのでした。 違いを簡単にいうと、庶民が貯めたのが貯金。会社が経済活動のために預けたお金が預金となりましょうか。 まあそれはそれとして、その日暮らし、行き当たりばったり、サラリーを次の給料日までに使いきってしまう私です。宵越しの金は残さずの見栄っ張りです。その言葉、辞書にはありません。あるのは「へそくり」だけです。テヤンディコノヤロウ。 勢いがついて、つまらぬことを書きました。戻ります。今後のあれこれを副社長と打ち合わせしていたら、花火が聞こえました。ヨッシャーッ、嘉風が勝ちました。 帰りにディスカウントショップへ寄りました。パック酒を2本と白波を1本仕込みました。飲んだことのないビールを売っていました。帰宅してシャワー。プルトップを引きました。クリーミーでした。 当てにタケノコが出てきました。これ、春に掘ったものです。冷凍してあったのか、塩漬けにしておいたのか。いい風味でした。 「ねえ、昨日こさえた鯵の漬けを出してよ」小葱をたっぷり載せたのが出てきました。こうなればもう燗に切り替えるしかありません。 「あなた、なんだか組み合わせが悪いわね」という言葉とともにピザが出てきました。でも、刺身の後にイタリアン、私は頓着しません。構いません。手造りの焼き上がりに勝るものはありませんから。ウーン、バジルの焦げ具合がたまりません。「1年草なの、今年はこれが最後よ」 ワイングラスを出すのが面倒で。熱燗をコップ酒したのに、そのまま注ぎました。 今日の一句酒呷り金は天下の回りもの薄財布胸ポケに入れ見栄を張り今日の写真はトラです。来年の3月までここが指定席です。 もう一枚。今日の弁当、筍ご飯です。ははーん、今夜の当てはこの残りだったのか。稼ぎの悪い放蕩亭主を支える妻の工夫です。
2015年11月12日
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平成27年8月3日月曜日 午前4時起床。晴れ。今朝はセミの鳴き声が細かったです。早出でした。午前6時半、土井の交差点に立ちました。県道に国道の重なる橋の袂です。黄色い帽子を被り、襷を掛けました。週の始まり、出勤する人に安全運転でいきましょうを促す、木立地区交通安全協会の取組でした。 私は朝が早いので構いません。妻は大変でした。彼女、この頃、早起きし、陽の昇る前、野菜に水やりをします。それを終えて、弁当をこさえてくれます。今日は、いつもより1時間早くに始末を終えなければなりませんでした。感謝です。 戻ります。立ちんぼは午前8時まで続きます。私は30分早めの離脱。月曜日は朝一、定例の会議があります。早めに会社へ入らないといけないんです。ということで、午前中に2つの会議。昼前にボードの記者会見。午後も内部協議やミーティング。特にどうのこうのということはありませんが、メモの嵩張る一日になりました。 退社時刻が1時間下がりました。玄関を出て真っ直ぐ帰宅。妻は出かけて不在。着替えて走りました。ラン6km。林道はカナカナの大合唱でした。戻り、シャワーを浴びようとして、気がつきました。食卓の上に晩ご飯のおかずが載っていました。うっ、ゴーヤチャンプルーだ。 伝言がありました。「冷蔵庫に釣りアジがあるわ、Yのおばちゃんに頂いたの、どうにかして食べてちょうだい」ありました。未だ姿のままでした。上半身裸になったまま、刺身にしました。今日のはシラタが入っていない。 書くことがないので、先日読んだインタビュー記事のことを。相手は高井昌史氏です。紀伊國屋書店の社長はんです。過日、kotobaという季刊誌の写真をアップしました。第20号の中に、次のようにありました。抜粋します。「全集があると、人生がずいぶん豊かになると思いますね。例えば藤沢周平か池波正太郎の全集のどちらか、或いは両方があれば一生楽しめる。さらに津本陽や松本清張の全集があれば、これはもう、相当なもの(笑)。勿論、好きな作家は人それぞれだから、自分の好きな作家の全集を揃えて楽しめばいいでしょう。本を読んだ後は本の内容を忘れても構わないと思いますね。だから、どんどん読んで、次々に忘れてしまっていい。でも、その読書体験は必ず自分の血肉になるはず。『読書は忘れた頃に知恵となる』。私はそう思っているし、その読書体験に全集も活用することをおすすめしたいですね」 「でも」以下、血肉になるとか、知恵になるとかは別にして、「一生楽しめる」という下り、同感です。本はいいです。今日の一句蜩や入道の散り夏の往く今日の写真は、今、チェック中の本です。音楽之友社発行のレコード解説です。クラシック、不滅の名盤とあります。名演奏ばかりのようです。 それはそれとして、「不滅」という言葉に反応しました。キャッチコピーとして使うにはもってこいです。最高を表す表現としては一等です。しかし、商品の謳い文句となると、その陰に、誇大、大仰、仰々しい、針小棒大、尾鰭つきを感じます。私は偏屈です。恣意的であるのはよいけれど、宣伝に使うと、まかり間違えば偽り、嘘、法螺、与太、出任せになりかねません。「不朽」とか「不滅」、いいような、悪いような言葉です。
2015年08月03日
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平成27年7月29日水曜日 午前5時起床。窓を開け放ちました。白み始めて、ヒグラシとニイニイゼミの声以外、聞こえてきません。一晩を経て猶、昨日の猛暑が名残りの空気でした。 朝の内、歯科医へ寄りました。4月に治療してもらったところが欠けたのでした。治療の際、痛みはなかったです。40分、診療椅子へ横になったままでした。処置中に眠ってしまいました。 1時間遅れて出勤。午前中、デスクワーク。昼前、高校の折からの友人へ苦言を。同い年の同僚です。いわゆるツーカーの仲です。私は企画部門ですが、彼、管理部門の管理職です。内容は書くこと能わずというか、内部の問題でした。互いのポストは攻めと守り、革新と保守といった違いがあります。それをして、社外の人にはどうでもよい内容ではありましたが、或ることを看過できなかったんです。話し終わり、見送る折、彼が涼しい顔でありがとうを言ってくれました。親友にして同い年、いつも胸襟の開かれたるは気持ちのいいものです。後味の悪さという言葉は、此彼の間にありません。持つべきは友人です。ちなみに彼、鹿児島の大学、理学部で数学を極めた男です。ポスト的にはイワシを勉強した私と入れ替わったら、いいような気がします。人事のミスです。 午後、急遽外出。直川という山あいの地区に向かいました。これも用件書くこと能わずです。カメラ持参でした。昨年来「消滅の恐れのある自治体」という言葉が新聞紙上に躍っています。限界集落然りです。そのようなところを訪ねました。この一枚をもってしても、過疎、高齢化の波を感じます。 山あいを走る日豊本線の下を潜る隧道です。離合のできない幅に、集落の規模が窺えます。 細い道の脇は樫の並木です。透けての光、緑がむせ返るような夏山の空気を和らげてくれました。しかし私には、この木が薪に見えて仕方ありませんでした。 柳宗元ではありませんが、人蹤滅のところです。ここから分水嶺まで人家はありません。流れ落ちる水が美しかったです。探せばセリやクレソンが見つかりそうな。 ふり仰いだら青一色でした。 今日も真っ直ぐ帰宅。着替えて走りに出ました。途中、先日ハウスビニールをくれたMさんのイチゴ畑に寄りました。もち吉の煎餅を御礼に持ちました。固辞されましたが、無理に置いてきました。ランは6km。汗びっしょり。プルトップを1本の後、大分麦の本格焼酎「なしか」をロックで。いい気色になった時、父からTEL。「とうちゃんじゃー。お前が話したんじゃろー、今日、教育委員会の女性から電話があった、テレビ局が戦後70年の取材をということらしい、よしなにと言っておいた、そりゃーそーと、長靴を脱いで裸足になったとき、20cm先にマヘビがおった、あやうかった、鎌で首をちょん切ったが、お前も気をつけるように、そうそう、〇〇子さん(私の妻のこと)にウナギをこさえてもらったがうまかった、天然じゃったわい、礼をゆうちょいてくれ」えっ、父にウナギ?どこにあるんだウナギが。まさかイワシのことをウナギと言う筈はないよな。 本を手にしましたが、忽ち夢の中に。今日の一句夏草に埋まるが如し廃屋の老いし父蝮の首を鎌で切り化身するウナギは鰻妻の技今日の写真は帰宅途中、新佐伯大橋からの番匠川です。やっと梅雨明け宣言の出た夏空です。 もう一枚、エコパークのパンフレットです。エコパークとは生物圏保存地域と訳されます。世界自然遺産が自然の保護を目的にするのに対し、こちらは生態系を壊さぬよう保全に努めながら、海や森の生む資源の有効利用を図ろうとする概念です。平口に言うと「自然の残る場所でうまくやっていく」ということです。その認定に立候補、九州山地の名峰、祖母・傾をユネスコエコパークに登録しようという運動の宣伝です。山塊のうち、傾山は当市にあります。花崗岩の石山です。特別天然記念物のニホンカモシカが生息します。美しい里山、神話や伝統芸能があり、林業の盛んな地域です。エコパークは屋久島、南アルプス、綾、白山など7つの地域が登録されています。果たして祖母・傾は。
2015年07月29日
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平成27年7月27日月曜日 午前6時前起床。曇りのち晴れ。湿度の高い、汗ばむ一日でした。出勤して朝礼、エアコンの効いた部屋から一歩も出ませんでした。内部協議とデスクワークで一日が終わりました。夕方、退社時刻の30分前に、裏口を出ました。S内科を受診するためでした。先生、聴診器を私の胸にあてながら「最近、レースに出ていますか、今度はどこを走りますか?いい酒のあるところを選っているんでしょうね、ところでTさん(私のこと)、つね三が休んで困りますよね、私の医院にも影響が出ています、困ったモンです、早く再開してもらわないと・・・、ハイ、異常ありません、お疲れさまでした」先生の診察は30秒で終わりました。血圧の薬、ジェネリックを処方してくれました。それはそうと、つね三の休業でS内科に影響が出ているとは、どういうことでしょうか。さっぱりわかりません。 その時刻、普段は運動公園へ向かうのですが、真っ直ぐ家路へ。着替えて、走りに出かけました。林道を6km。午後は雲が切れて、夏の日射しになりました。もう少し頑張るつもりでしたが高温多湿、汗が噴き出、折れました。陽の傾いた葦高の山は、クマゼミが鳴き止み、カナカナの大合唱でした。むせるような空気でしたが、一息の感もありました。 家の近くで、隣家のSさんとご主人のS兄に遇いました。Sさんは元看護師。私のふくらはぎを褒めてくれました。S兄は帯状疱疹に悩まされているとのこと。漁協のOさんも確かそうだったな。症状がひどいと長引くそうです。痛さと痒みがもちぇんそうでした。早く治癒するといいな。 戻ると、妻が野菜の手入れをしていました。紫外線を嫌います。陽の落ちたを見計らい、外へ出ます。今日は枯れたマクワウリの蔓を始末していました。 食べてみました。甘かった。懐かしい味でした。 写真ついでにもう一枚、完熟のカボチャです。波越の親方に先日頂きました。いい感じです。煮ましたが、こちらもえもいえぬ甘さでした。 汗を流し、まだ長靴を脱がない妻を尻目にプルトップを引きました。これが最後のコノシロを当てに流しました。寶焼酎の20馬力に手がいきました。これ、甲類です。キュウリのスライスを突っ込むと、メロン風味になります。写真には写っていませんが、2杯目をそうしました。 さて、気象庁の宣言は出ていませんが当地も梅雨明けモード。台風が去り、夏本番、暑さ本格化です。今年も野良仕事、ランニングを楽しんで、ビールを腹一杯飲むぞ。と書きながら、ネタ切れなので、暑さ本格化の「本格」について。 この言葉、好きです。本格的とは、本気で取り組むさまのことです。正規とか、正式、公式という意もあります。少しニュアンスは違うかもしれませんが、フォーマルもその類です。似た言葉に「本式」があります。これは本来の形式という意。 本格派というと野球です。投手のスタイル表現です。剛速球が売り物のピッチャーがこと。ちなみに、私、大学時代、野球部の端くれでした。左腕投手でした。スタイルは技巧派。「ちんたらピッチャー」ともいいます。以来、本格とは無縁の人生です。 本格という言葉は、小説の世界にもあります。「本格小説」がそれです。私小説に対し社会的現実を描いたものをいいます。作家でいうと、漱石、谷崎、芥川、三島、大江など有名どころの名が挙がります。私の中ではちょっと違います。五味川純平、司馬遼太郎、山崎豊子などを推したいです。 堅苦しい話になりました。本格化は競馬用語でもあります。用語集によると「馬体が充実して脚力が増したり、精神力が身について引っかからなくなったり、目に見えて競走能力が向上し、その能力を遺憾なく発揮できる状態になったことを指す」とあります。2歳・3歳の頃、思うようなレース結果を残せずにいた馬が、成長とともに、いい走りをすることです。使われ方は「4歳になり本格化」「夏の放牧を経て本格化」などです。 野球、文学、競馬の世界を羅列しました。どのジャンルの意味合いも好きですが、特に競馬用語としての「本格化」がよいです。年齢、成長とともに一皮剥ける感じ。これ、人間世界にもあります。酒の味がわかる、違った視点を持つようになる、話のわかる、丸くなる・・・。ブロ友、nkucchanなら肉の悦びを知るのも同じ「本格化だがや」というかもしれません。同感です。勿論、愛あってのことですが。 最後に、「本格焼酎」がありますが、これはもうコメント不要でしょう。今日の一句本格の焼酎を飲む夏の夜今日の写真は、もいちどタマスダレです。夜明けの頃は、花弁を心持ち閉じます。いじらしいです。
2015年07月28日
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平成27年6月2日火曜日 午前5時前起床。曇り、夕刻に降り出しました。 書くことが無いので、どうでもいいことを。 日中はサラリーマン、労働を会社に売りました。週5日、禁欲的労働を強いています。生業のためです。仕方ありません。月に1回、対価が口座に振り込まれます。これで毎日酒を飲みます。 うつらうつらこんなことを考えていて、先日、ミヒャエル・エンデのことが新聞に載っていたのを思い出しました。童話「モモ」の作者です。記事は人となりの紹介で、モモを含め作品群には触れていません。エンデをしてモモを連想したのは、この作品中に時間泥棒が登場するからです。ストーリーは、主人公の少女モモの愛により盗まれた時間が取り戻されるという内容です。小学生向けの話ですが、もっぱらの書評は、資本主義社会に躍らされ、事故を見失いがちの人間に対する警鐘、のようです。 つまらん話が続きます。毎日、時間を売る私です。売られた時間は、妻の愛によって取り戻せるんでしょうか。それとも、売った金で酒を買い、飲んでいい気分になることでしか取り戻すすべはないんでしょうか。わかりません。写真は愛妻が手の晩ご飯です。酒もついています。今夜はこれで取り戻しました。 おまけもついていました。 話は跳びます。ブロ友にももさんがいます。本名を存じていますが、ペンネーム「もも」とはなんの関係も無いようです。彼女、学者です。もしかしてエンデのモモから採ったのでしょうか。知りたいな。質問してみよう 閑話休題、会社の引ける前に落ち始めました。少しの雨なので迷いましたが、折れました。ランは無し。チェーンソーの修理がなったかTELにて照会しました。否とのこと。そちらへ廻ることも叶わず、真っ直ぐ帰宅。明るいうちにシャワーを浴びました。ラジコでカープの中継を聴きました。もう勝ったも同然と思いきや、9回に押さえが自滅。ひっくり返されました。4連勝ならず。なにやってんだ。今日の一句六月のインクの青のいと涼し新馬鈴薯を今日か明日かと備中鍬今日の写真は帰りに寄ったガソリンスタンドです。軽油用の給油機を新設していました。スマートな形状でした。 もう一枚、こちらはガソリン用です。このスタンド、個人経営の店です。国道沿いにあります。道の反対側は木立川。建物の裏は水田が広がります。いい場所です。
2015年06月02日
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