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1ヶ月近く、ご無沙汰でした。ヨーロッパへ行ってきました。
Friday, September 15, 2023 晴れ時々曇り 南南西の風平均風速2.0 33.3℃ 24.0℃ 81-56％ 残暑が続いています。湿度も高く、蒸す一日でした。 先月以来、一ヶ月近く、ブログ更新をしていませんでした。長期休暇を取っていたのです。ここ2年半、ポカ休の日もありましたが、ほぼ休み無し。喰う（飲む）寝る仕事の毎日でした。蒸発することにしたのです。行ってきました、ヨーロッパ。先月下旬にスペイン入り。ブエルタを観戦、バルセロナを皮切り、その国の北部を徘徊しました。写真はバルセロナの鳥瞰です。バスクの料理とワインが格別でした。 今月に入り、フランスへ足を向けました。各地で始まったラグビーW杯を観戦しました。写真はマルセイユの競技場で撮った一枚です。イングランド、ジョージ・フォール選手のドロップゴールに目を見張りました。 エヘヘ、上は全部赤嘘です。テレビ観戦でした。 この一ヶ月は、年4回ある株主代表会議の季節でした。難儀案件も幾つかあり、揉まれました。週末にも行事の入って、野菜畑は上の空。毎日、午前7時に家を出、午後6時帰宅。チョロッと走りシャワー。プシュッ。バタンキューの日々が続きました。秋の立って、そろそろブログ更新しようかと思いながらも、流されて今日に至ったのでした。 その間、本匠のマタギ、O氏が山仕事中に事故で死亡。享年59。無二の親友でした。言葉もありません。通夜は滂沱滂沱。いけませんでした。日を空けず、大入島在住、SのMさんが他界。癌に勝てませんでした。彼も親友。若い頃から交誼を結んだ仲でした。享年71。二人のことは、別に改めて回想することとします。 悲しいことがあれば、その反対もあるのが世の常です。部下から子どもができたと報告あり、同僚は初孫の生まれたことを嬉しがりました。 それにしても嗚呼、日々が流れていきます。日の短くなっていることは実感しますが、暑さ一服は今少し先でしょう。写真は数日前のラン途中に撮った一枚です。空の色合い、風情をして、今年の秋はツクツクホウシが声高ではあります。 と言うことで秋冷を控え、体感として、酒も美味しくなるのです。酒呑童子の当方には、いい季節となりました。先日はこんなものを飲みました。「宇宙IPA」という発泡酒です。複雑を醸す深い味でしたが、妻曰く「ライチ？」。皆さん、試してみる価値ありです。価格はシメイより高め、アル度7％、レギュラー缶①缶1ラー強（800円程度）かな。 こちらは横浜在住、Hさんが普段のみのコノスル・メルローです。1本4ラーほどの価格。デキャンタを使用する価値ありの逸品かと。 Hさんの名が出たところで、もう一枚写真を。彼に毎月、雑誌銀座百店他を恵送頂いています。今月は東京国立博物館の古代メキシコ展パンフが混じっていました。この催し、9月3日までとのことでしたが、その後、福岡・太宰府にある九州国立博物館に巡回です。行ってみたいなぁ。 戻ります。秋ついでということで、このところの風情写真を以下に。1枚目は櫟(クヌギ)の実です。今年、柿の熟れ具合は早いのですが、こちらは後れをとっているかのよう。 もう一枚は無花果です。週末、一緒に散歩のRさん宅に熟れ始めました。私は食しませんが、妻の好物。時折、ランの後、失敬します。今日の一句蟋蟀が徒党を組んで窓の外今日のランなし今日の酒サッポロ黒ラベルレギュラー缶他2 冷酒生酒土佐鶴300ml今日の音楽パオロ・ベスキ バッハ無伴奏チェロ今日の写真はオビです。9月に入り、二度帰宅。放浪幾月か。おいお前、どこにいたんだ。この通り、痩せてはいません。何処ぞに食客、可愛がられていたのでしょう。それはそれでいいことです。勝手口に猫カリで腹一杯。姿をくらましました。次、戻るのはいつだろうな。
2023年09月15日
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最近、バタついて更新がままなりません。
Saturday, May 20, 2023 一週間ぶりの更新になりました。このところ、土日の出勤や厳しいスケジュールの出張が重なり、凹んでいます。ブログに向き合えませんでした。ということで週末に纏めて。（野良） 先週日曜日、菜園茄子に支柱をしました。写真は着工前。 竣工図。7月にいると、実を結び始めます。今年も毎日茄子三昧。手前左は先日拵えた胡瓜の棚です。 支柱は木槌で打ち込みます。すべてを結束線で括ります。こうすることで全体が安定します。次の写真はハッカーで締めるの図。支柱は昨年のものを再利用。カマキリの卵跡が見て取れました。 こちらは、月曜日の夕刻に受け取った茶の製品。連休中に持ち込み、今日出来上がりました。50kgの茶葉が10kgになって戻ってきました。200gと100gの真空パック山盛り（100gのそれは別にあります）。でも正直、嗚呼美味しい、という代物ではありません。香りと色を出すためには急須へ倍の量の茶葉が必要。無農薬というと聞こえはよいですが、施肥をせず、やりっぱなしの管理。皆さんに送りつけて笑われたくありません。近所や会社の部下に無理矢理無償配布。押しつけます。（出張） 上京しました。空港が遠く、午前5時半に家を出、翌日の帰りは最終便が遅れました。帰宅はもう少しで日付変更線を越える時刻。写真は一日目の仕事が終わり、ホテル近くのまちをぶらり。訪ねたギャラリー・ためながです。 もう一軒冷やかしたあと、喉が渇いたので生ビール。横浜在住のHさんに教えて頂いた店で小休止。嗚呼、やっぱりビールはホール飲みに限る。男は黙ってSAPPOROビール。 直ぐに席を立ち、リーマン聖地・新橋の立ち飲みを冷やかしました。酔い子の時刻、午後8時に帰宿。バタンキュー。 翌日は午後からの仕事。午前は駅前の古本市を冷やかしました。 購入は次の写真左側。右は機内に読もうと持参した吉村昭です。 午後、同業他社の社長、副社長など大勢の大会が終わり、某所へ所謂陳情活動。写真は訪ねたビルから国の大会議室を眺めるの図。向こうに霞ヶ関のビル群。三菱地所が手がけた再開発は凄いなあ。（料理） 義弟が久しぶりに帰省。写真は土産の黒わらび餅です。妻の好物。彼は来年が定年です。色々と悩みがあるそうですが、会って話を聞けず終いでした。 こちらは某日夜のお勤めに出てきた卵焼きです。これ、冷酒に合うんです。 別の某日はモズクが当て。神の河を併せました。 小中学校の二つ先輩、NのMくんとは嘗てラン仲間でした。先日、久しぶりにTELを貰い、久闊を叙しました。人を紹介されたのですが、未だ会う時間を取れません。写真は彼が木立川下流に掘ったという蛤です。沢山なこと、頂戴しました。 早速酒蒸しに。あわせた酒は大分・佐伯の地酒・飛翔です。地物の魚には地酒があいます。 翌朝は吸い物が出てきました。 グリーンピースが実りました。夜鍋、剥いて煮込んだ豆を、朝に炊いたご飯に混ぜて出来上がり。ちょっぴりの塩味がまさにいい塩梅、なんちゃって。 料理のおまけはステーキです。出張の昼はちょっぴり贅沢。まだ入店経験のない「いきなり!ステーキ」に突っ込んでみました。新橋。300gです。ライスとスープにサラダのついて3ラー位だったかな。硬い赤身でしたが、私は嫌ではありません。（拙宅花壇の花） 梅雨が近くなりました。ムラサキツユクサがいい感じに咲き始めました。 路地のアマリリスは今ひとつの色合いです。 鉢植えのクジャクサボテンです。月下美人の異名がとおり、気品じみたものがあります。 おまけは花の終わり、実の色づき始めた茱萸（ぐみ）です。熟れる先から鳥に食べられます。（猫） １週間のうち、走ったのは一日だけでした。その途中、タマに行き遇わせました。彼、私の顔を覚えてくれています。早く撫でてよ、ひっくり返って要求の図。 こちらはいつものスーパー横駐車場にいたニャロメです。撫でさせてくれました。なんとも可愛い顔つきです。（おまけ） 先週日曜日の裏山です。茄子の支柱作りを終え、振り仰ぎました。鳶と燕が舞うの図。初夏の風情でした。
2023年05月20日
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芋蔓の被害、処方の薬、自転車保険
Monday, June 27, 2022 晴れ 南南西の風平均風速2.2 32.9℃ 22.1℃ 午前4時起床。 午前7時半出社。午後7時半退社。 今朝は父をN医療センターへ送りました。定期受診です。それはさておき、来月初めの誕生日で93になります。年々、聴力が弱り、今は近寄って大きな声を出さないと聞こえません。最近の食生活や身の回り、母のこと、老いの今後を話題にしよう。切り出してもそっちのけ、自分の趣味（骨董）を皆が解せん、それをブツブツ。中国茶碗の素晴らしさを話すばかり。自慢話も極まれりです。端から見ても、ダメだこりゃ。好きなようにさせるしかありません。医療センターの前に彼を送り届けた後、うーん、自慢話か。振り返ると、私もその遺伝子を受け継いでいるかも知れないな。普段の言動、注意しよう。写真はトラです。顔が今頃気づいたのか、そう言っています。 午後5時ピシャリに退社。血圧を下げる薬を処方してもらうため、S内科を受診しました。5時半まで受付をやっています。急ぎ足、突っ込みました。私のカルテを覗き込むSドクターの首筋に赤い腫れを見て取れました。虫に刺されたのですか？訊いたらノン。かぶれだと返されました。暑くてね、汗によるものかも知れない、とも。それをして今日は30℃越え。九州南部が梅雨明けしたことを話題、熱中症に気をつけるよう、言われました。写真は隣の薬局で処方箋と引き換え、受け取った薬の説明書です。下は血圧を下げるはたらき、上はそれに加え狭心症の発作を予防する薬との解説がありました。私、その気はないのですが。診療と処方、合わせて5ラー近くを支払いました。ちなみにラーとは岐阜県多治見市の一部に流通する仮想通貨です。レートは固定、1ラー＝600円です。 余談です。その薬局、薬剤師は同い年。高校時代、一緒しました。気軽に声をかけてくれます。今日は、弊社の抱える問題を心配、気遣ってくれました。 車に戻ったら、携帯に着信あり。会社からの呼び出しでした。よくない話でした。内容は書くこと能わず。社に戻って対応。帰宅は午後8時を回りました。夕食はスキヤキ。写真はありません。 月曜日はネタ切れです。先日、地元紙に掲載の記事を。大分県の鳥獣被害、3年連続減少との内容です。いい話です。しかし、拙宅は別です。先日、芋の蔓を植え直し、鹿侵入を防ぐ効果ありというピンクのテープで囲いました。 しかし、奏功せず。野郎ども、平気の平左。中に侵入し、このとおり、芋蔓の成長点をムシャムシャ。畜生め。寝ずの番をして懲らしめてやりたいです。今日の一句墜つ国や明日は芙美子の忌引きなり今日のランなし今日の酒冷酒2合 ジンの炭酸割りグラス1今日の音楽なし 今日の写真は、届いた自転車保険更新の案内です。来月末近くが私の満期日です。継続に如くは無しです。
2022年06月27日
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二日まとめて（土筆、珈琲豆、朝霧、プロ野球開幕）
Thursday, March 24, 2022 快晴 東北東の風平均風速2.4 15.0℃ 3.2℃ 午前5時過ぎ起床。 午前7時半出社、午後5時過ぎ退社。 写真は今朝の朝ご飯です。時鮭の切り身。白糠漁協直売店に販売の逸品を大分・佐伯の田舎に食べることのできる幸せではあります。 次の写真は朝靄に煙る木立川です。水の温んで、午前7時過ぎ、昇った朝日に今日一日が穏やかなことを約束の景色です。 出社して、まず新聞。このところ、各紙、人事異動を報じています。全国紙日経は連日、上場企業の人事異動で幾面もが埋まります。地元紙には県警、県、学校のそれが内示日順に掲載されてきました。 弊社のそれも先週末、大分合同新聞に載りました。そのせいなのでしょうか、今週の週始めは、心なし、いつもと違うざわついた空気でした。1週間経った今日は、それを感じません。該当した本人たちにとっては各人各様、思うところありでしょう。しかし、それも4月にいると、目の前の仕事に直面、追われることとなります。1週間前の感慨や不如意、忸怩の心、あれこれが噓のよう。既に各人、来年のあれこれを呑み込み、織り込んだようでした。私もそんなリーマン生活を送ってきたからでして、勝手なあれこれでした。 ところで人事異動といえば、プロ野球の世界もそうです。ドラフト、移籍、コーチ陣の編成、社長交代、様々です。球界の人事異動と言えます。このところ新聞は、開幕を控え、各紙とも各球団の陣容を掲載です。写真は、今日付の西日本新聞です。プロ野球公式戦の日程と12球団の戦力分析が掲載されていました。このブロック紙は福岡に本社があります。中ほどの見出しにあるよう、地元球団ソフトバンクホークスを応援する色が出ていました。翻って読売新聞も、開幕に向けた記事は金満球団ばかりヨイショのないようでした。私はカープ贔屓です。中国新聞のHP内にはカープのページがあります。勝った翌日は覗いてみようかな。 夕刻、真っ直ぐ帰宅。走る格好に着替えました。魔の差して、妻を散歩に誘いました。一緒するというので、小一時間、木立川に沿った堤防を歩きました。陽の落ちた時刻でした。急な冷えを感じました。写真は道中に彼女が見つけた土筆です。 こちらは出発前に写した拙宅庭に植わる花桃。木がまだ小さく、付ける花の数は少ない。 こちらは菜園の豌豆です。暖かくなって、伸び始めました。グリーンピースとスナップ豌豆が半分ずつ植わっています。次の写真は今夜のメイン。猪肉と野菜サラダです。初引きの新玉が混じっていました。 今日の一首 糟糠の妻と一緒の散歩道土筆を見つけ互い見つめる 今日のラン なし 今日の酒 芋焼酎お湯割り正味2合 今日の写真は自家焙煎のコロンピアスプレモとキリマンジャロです。I君が自宅台所にフライパンで始めたとのこと。試作品をいただきました。キリマンを一杯、淹れてみました。濃い感じ、コクのあり、苦みなし。いい感じでした。有り難うございました。Friday, March 25, 2022 晴れのち曇り 西南西の風平均風速3.5 18.8℃ 5.7℃ 午前4時起床。 午前7時半出社、午後5時過ぎ退社。 霧の朝でした。玄関を出る折、その様子を見た妻が「今日は暖かくなるわ」そう言いました。私はビルの中に過ごしたので、それをわかりませんでした。日中は20℃ちくまで上昇したようでした。写真は出勤途中、熊野神社手前の市道です。右は栗林。まだ芽吹いていないので、見た目、寂しい風景のようです。しかし、実際は、湿りが心地よい感じでした。 今日はスケジュールに空きがありました。部下の書いたレポートを読んだり、業界紙に目を通したり。次の写真は今日の昼食です。未だ林檎を続けています。青森産です。妻が生協で購入。ジューシーでした。 夕刻、花金でしたが、真っ直ぐ帰宅。いつものスーパーへ寄り、鯵を買おうと思いました。しかし、 対向車線が渋滞。突っ込むには右折する必要あり。諦めました。帰宅してランの格好に着替えました。いつものコースをひとっ走り。写真は行き遇わせたガクです。お初でした。MのGちゃんが連れていました。猟犬だそうです。近所のお婆さんに飼われていたそうですが、彼女、足腰の弱って散歩能わず。頼まれて世話を引き受けたとのこと。何だか悲しそうな顔をしていました。ガク、元気を出せよ。 小中尾集落の広場に桜の老木が10本ばかりあります。咲き始めていました。今夜から明日の午前にかけ、嵐になるとの予報。満開でなくてよかったです。 向津留のイチゴハウス横にプレハブの小屋があります。摘んだ苺を夜なべ、明日朝の出荷準備をしていました。窓を覗いたら、パックに詰める作業でした。イチゴ農家は年中休み無し、加えて夜もこの作業。大変です。花金という言葉は、辞書にないのかもしれません。 家に戻って烏の行水。プロ野球の開幕試合、カープ戦観戦が待っています。急がねば。そしてプシュッ。 ビールを片手、テレビを前に応援は至福の時間です。でもって広島勝利。いいぞいいぞ。 今夜のお勤め、当ては白糠産の生干し氷下魚でした。これ、大ぶりでした。身が柔らかく、脂の乗って格別。芋焼酎と冷酒を交互、楽しみました。 メインは菠薐草とブロッコリーを従えた豚しゃぶ。日中、妻が収穫のものを使ってありました。バタンキュー。 今日の一首 朝霧に頬を湿らす通勤は今日が晴れよと背中を押され 今日のラン 6km 今日の酒 SAPPOROCLASSICレギュラー缶1 芋焼酎お湯割り正味2合 冷酒5勺 今日の写真は妻収穫の野菜です。長葱の色合いがいい感じでした。菠薐草然り。 おまけは食客オビです。この通り隻腕です。硝子越しに呼ばれるトラは、戸惑いがち。
2022年03月26日
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吉村昭「三陸海岸大津波」、野球のスコアブック
Monday, March 14, 2022 晴れ 西南西の風平均風速2.0 21.3℃ 14.6℃ 午前4時起床。 午前7時半出社、午後5時半退社。 暖かい一日でした。お客様にお目にかかる時は上っ張りを着ますが、その時以外、終日、Yシャツで過ごしました。 帰宅してラン。上下、ウインドブレーカーにしたので、汗びっしょりになりました。写真はTさん宅前に咲き始めた雪柳です。春の風情。 風呂を浴びてプシュッといきたいところでした。しかし、今日は我慢しました。写真は今夜のおかず、照り焼きチキンです。右上の白いのはすり身。ご飯がすすみました。 ノンアルの折は、目が冴えます。吉村昭の佳作「三陸海岸大津波」です。先日、3.11でした。改めて手に取った次第です。明治から昭和にかけ、三陸を襲った津波を考証。鮮烈な証言を拾っています。 読了し、改めて東北大震災のことを思いました。私たちは、まちと人を飲み込む津波を映像でこれでもか、目の当たりにしました。本以上に恐ろしさを実感、印象を刻み込むことができます。しかし、この本も50年前に書かれて、猶色褪せません。ノンフィクション作家の面目躍如です。 それにしてもです。この本を読んで、天災は忘れた頃にやってくるを改めて実感しました。そうなんです、忘れてしまっていたのでした。写真はそのこととは直接関係ありませんが、折角ですから掲載。3月12日の西日本新聞です。3.11でブロック紙の雄・河北新報が被災、新聞発行能わずとなった時、新潟日報が機転、窮地を脱する1日をドキュメント風に辿った記事です。これもドラマです。 今日の一首 震災の鎮魂記事は溢れても喉元過ぎて明日は楽天 今日のラン 5km 今日の酒 ノン 今日の音楽 JAZZオムニバス 今日の写真は新聞記事から。3月13日付けの毎日に、趣味としてスコアブックという記事が載っていました。プロ野球の開幕が迫り、選抜甲子園も始まります。試合経過を記録することで、ゲームの楽しさが増す、如何とありました。記入はそんなに難しいものではありません。つけ始めると、確かに嵌まります。若い頃、私も一時期、夢中とは言わないまでも、でした。プロ野球のラジオ中継を聴きながら、回を追うのです。楽しかったなぁ。得も言えぬ妙味なんです、これが。 余談です。私、学生時代は野球部でした。マネージャーがそれをつけ、その日その日の試合を振り返る資料にしてくれました。シーズンの終わりには、それを元、集計し、チームと個人成績を出しました。それを肴にした打ち上げのなんと楽しかったことか。当時のスコアブック、どこにあるのかなぁ。
2022年03月14日
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杣夫は話の飛ぶ男です
Monday, December 27, 2021 晴れ 西の風平均風速2.2 7.3℃ -1.0℃ 午前2時起床。早くに目が醒めました。この時刻だと、出勤の準備を始めるまで4時間の余裕があります。但し、大きな音で音楽を聴くことはできません。起きたばかりの目にAmazonvideoは刺激が強すぎます。畢竟、本を手に取ることになります。 読み止しのものや気になっていて、その儘打ち遣っていたそれを読了。胸の閊（つか）えが取れました。 写真は午前7時前、出勤途中の一枚です。一見、どうのこうのという景色ではありません。が、道路の先、小山の向こうは佐伯湾、さらに豊後水道が開けています。注目は、その辺りと思しき上に広がる黒雲です。数日来の寒波、北西の季節風は、九州山地に遮られ、私のまちはピーカンでした。しかし、九州と中国地方の間にある関門海峡辺りは、その通り道。大風は南西に抜け、瀬戸内から南へと下ってきます。その一波が向こうの黒塊なのです。水道の対岸、南予と高知西部の山間は雪なんだろうな。獅子文六の小説「てんやわんや」が舞台・愛南町へ一度行ってみたいな。 戻ります。出勤前、千円カットに寄りました。順番待ちの番号を取りました。1番でした。会社へ行き、今日の予定をチェック。再びそのお店へ。午後8時過ぎからの15分で、天井の張り替えを終えました。昨日は賀状を出しましたが、今朝は散髪。一つ一つ、決まりをつけていくのが師走ではあります。 次の写真は昼休み、日経の数日分をチェックしていて、目についた記事です。既報ではありますが、気になったので転載します。内容は千島海溝地震の被害想定。八戸には大学時代の友人が住んでいます。釧路にはブロ友の亮さんやKAZUさん。それぞれのまちに20m超の津波がやってくるという被害想定です。南海トラフ地震と同じような予想です。私のまちは海岸線に山が迫り、いざという時に使う避難路の整備が進んでいます。市街地にあっては背の高いビルを避難ビル指定したり、住宅地には避難高台を建設したり。津波襲来に備え、ある程度、対策を講じています。翻って釧路は平地。非難する高台はあるんだろうか。心配です。 夕刻、今日も一日が終わりました。仕事のことは書くこと能わずですが、今日は禁を破ります。午後3時を過ぎて、親会社や取引先に派遣中の社員3名が行う、中間報告会がありました。それぞれ、東京、福岡、大分に出っ張っている若者たちです。何れも派遣前に比べ顔つきが変わり、精悍になっていると感じました。それぞれの部局で鍛えられている様子を窺えました。若いっていいな。勤めを終えて戻ったら、活躍して欲しいな。 帰宅途中、オーディオの師匠宅へ寄りました。いつも野菜をありがとう、そう言われ、これをくれました。佐渡の甘露・北雪です。しかも入手困難のYK35。私、やっぱり海老で鯛を釣る男です。師匠と世間話していて、忽ち真っ暗に。 帰宅して風呂。今日はこれを抜栓。岐阜・多治見の甘露、三千盛の純米大吟醸です。禁玉さんの奥さんが愛飲する辛口の逸品です。私は冷やで、妻は燗を付けて。二人で鱈チリ鍋を囲み、いただきました。まだ2／3残っています。年末、休みに入ったら、豊後水道の天然釣鰤刺に併せて楽しみます。禁玉さん、有り難うございました。 さても書くことがありません。 ということで、最近ラジオに流れるコマーシャルのことを。ACジャパンが手がける日本動物愛護協会のキャンペーンです。「その一目惚れ、迷惑です」と題し、ペットショップに子犬の衝動買いシーンを演出。「たとえ運命を感じても（本当に最後まで飼うことができるか）しっかり確認しましょう、命の大切さを」。安易を嗜めます。それはそうでしょう。 で、そのことをして勃然、思い出しました。陳舜臣「仙薬と鯨」という随筆があります。その中の一編「犬と人」に、古い時代の両者の関係、あれこれの紹介があります。その一つを紹介します。陳舜臣と言えば中国。引用します。 「古代中国では遠征の出陣、遠い旅行の出発時、車で犬を轢き殺すという儀式が行われていた。前途に危険が満ちて旅立ちに、厄除けのために、役の存在を最も早く知る犬の能力を、車に乗り移らせる意味がある。（中略）日本でも厄除けのおはらいをする。それに相当する文字は『祓』である。ヘンの『示』は宗教や信仰にかかわることを表す。ツクリの『犮』は犬の身体にぐさりと『ノ』が加えられた状態を表す。車で轢くのか、刀を加えるのか、いずれにしても犬殺しを示す文字に他ならない」 別に他意はないのですが、裕の時代の公共広告機構に触発され、犬の持つ深い厄除けの話を思い出したのです。すっかり余談になってしまいました。 話は飛びます。更に余談です。その本「仙薬と鯨」のなかに、これが挟まっていました。バレンタインカードでした。本はブックオフからの購入。前の持ち主が、女性から告白を受けたものでしょう。どんな経緯だったのか、知る由もありません。犬の話から妙な展開になりました。 今日の一首 押し詰まり残す日数を数えし夜一人心に灯をともす 今日のラン なし 今日の酒 冷酒2合 今日の音楽 AmazonミュージックでJAZZオムニバス 今日の写真は北広島市に暮らす大学の友人Hが送って寄こした六花亭のお菓子です。バターサンドもですが、ここのカステラは逸品。長崎・福砂屋の対抗馬です。
2021年12月27日
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徴兵忌避と漱石
Tuesday, March 2, 2021 雨のち晴れ 18.2℃ 6.4℃ 午前中降ったり止んだりでした。午後は雲が切れて太陽が覗きました。 午前4時起床。終日、北西が吹きました。夜明けの頃、気温は17℃前後でした。午前、午後と時刻が進むにつれ温度が下がりました。10℃前後で推移。強風のこともあって寒の戻りを感じました。 夕刻、1時間の散歩をして風呂。鍋が出てきたので、冷酒を嘗めました。バタンキュー。 以下無用のことながら 昨日、徴兵令のことを書きました。この令は1873年（明治6年）に発布されました。発布間もない頃は志願制。兵となったのは旧士族中心でした。この時期の徴兵状況、ウィキによると「国民皆兵を理念とはしたが、体格が基準に達しない者や病気の者などは除かれ、また制度の当初、『一家の主人たる者』や『家のあとを継ぐ者』、『嗣子並に承祖の孫』（承継者）、『代人料を支払った者』（当初は270円、1879年に400円へ引き上げ）、『官省府県の役人、兵学寮生徒、官立学校生徒』、『養家に住む養子」は徴兵免除とされた。このため、徴兵逃れに養子になる等の徴兵忌避者が続出し、徴兵免除の解説書まで出版されたりもした。この結果、二十歳以上の男子の3%～4%くらいしか徴兵できなかった（もともと政府の財政難により、成人男子全員を徴兵することは到底無理ではあった）。」 書いてあるとおり、当時、徴兵は「徴す」色合いの薄かったかと。 それが次第、締め付けが厳しくなり、1927年（昭和2年）、廃止と同時、兵役法が正立。徴兵忌避は厳罰（3年以下の懲役）に処せられることになりました。当然、兵役免除のハードルも高くなりました。 そんな中、徴兵拒否にはさまざまのドラマがあったようです。自らの身体を傷つけたり、病気を装ったり、賄賂の効いた事例もありました。大学に通う学生は、兵役を免除される理工系に文科系に移行の者があったとのこと。数学や物理化学の嫌いな学生さん、死に物狂いだったんだろうな。しかし、これは戦争に行きたくない、死にたくない、人間本来の気持ちの表れでしょう。 余談です。戦争に行きたくない、死にたくない人とは別、行かせたくない、死なせたくないという人たちもありました。ウィキによると「政治的有力者の子弟」がそうです。「実際、戦前の日本では徴兵検査合格後の入営者の比率は、上流階級ほど低かった。」とも。何時の時代も同じです。 も一つ余談を。北海道にあっては、1887年（明治20年）まで、徴兵が未適用でした。つまり、北海道に戸籍があれば徴兵されなかったのです。ここで夏目漱石の登場です。彼は25歳の時、自分の籍を北海道に移しました。後に物議を醸すこととなった兵役逃れです。その後の彼の心中について、色々な考察があります。しかし、実際のところは定かでないようです。予断を持ってはいけません。ただ、ヒントになるのは半藤一利「漱石先生ぞな、もし」でしょう。別にも一つ。次のような話を聞いたことがあります。丸谷才一氏の論です。徴兵忌避の漱石は、「こころ」の登場人物「K」を日露戦争で戦死した兵士に、「先生」を殉死した乃木希典にそれぞれ重ねて描いたのだと。「こころ」は贖罪の作品だと。 うーむ、なかなかの推論です。今日の一句裏山に猟犬の吠え猟終わる今日のランなし今日の酒アイリッシュ2ショット 冷酒2合今日の音楽なし今日の写真は裏庭の蕗の薹です。やっと普通サイズのものが出始めました。今年は遅い感じがします。
2021年03月02日
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ヒトラーもスターリンも軍人ではなかった、甘夏泥棒
Thursday, February 4, 2021 晴れ 14.6℃ -0.7℃ 霜降 午前6時起床。昨夜の酒がせうで、今朝は少し頭が重かったです。朝はパン1枚だけでした。終日、居間と書斎を行ったり来たり。アルテックを鳴らしっぱなし。EMIのカラヤンシリーズが終わりに近づきました。机上の歳時記を冬から春に替え、日の傾いて走ろうか。一汗かいて昨日の酒精を絞り出そう。以下はランの切り取りです。 1枚目は写真による季節の進み具合を定点観測、葦高の山です。杉が枯れてしまうのではないか、心配になるような色合いでした。 おっ、セナ！ 久しぶりだな。彼奴はいつも腹を立てたような顔つき、立ち振る舞いです。 撫でようと手を出した途端、威嚇されました。この後、私の腕にジャンプ、噛みつかれました。そのくせ、呼ぶと近寄って来るのです。妙な猫です。 コースの途中に無人の家屋があります。老夫婦が住んでいました。奧さんの方がこの土地の人。若い時分、関西に出て働き、主に工場や建設現場の賄いを切り盛りと聞いたことがあります。S鋼管に勤務の男性と結婚、彼の退職を機、彼女の出身、木立に夫婦連れで戻ったとのことでした。時折、ご主人の散歩に行き遇わせ、言葉を交わすようになりました。公的手続きの申請に関する相談を受けたのを機、近しくなりました。その頃、私、酔散の営業をしていて、漁師にちょくちょく魚を貰っていました。裾分したらとても喜んでくれました。前置きが長くなりました。それも今は昔、その家の藪に覆われた庭先に甘夏の木が1本立っています。ご主人は他界して20年近く、奧さんも施設に入って久しい。甘夏だけが毎年熟れるのです。奧さんの見舞いと旦那さんの供養を兼ね、それを味見が私の務めです。3つ失敬。うち、一つを、足を止めて剥いてみました。うん、甘い。 ん？上の写真、右の藪木に烏が群れていました。泥棒の私をまさに衆人環視でした。 風呂を浴びてさっぱり。さてと、今日届いた酒の味見をしてみるか。月桂冠の大吟醸を抜栓しました。癖のない上品さがありました。主張せず、刺身の味を引き立てそうです。少しの酒に酔って、早めの就寝となりました。以下、無用のことながら ランの際は、スマホでラジオを聴きます。好きな番組は週末の放送です。それを1週間遡って聞くのです。金曜日ともなると、各局のそれをほぼ聴き終えます。そんな折はYoutubeを楽しみます。 今日は日本記者クラブで講演した保阪正康氏の録音を聴きました。テーマは「戦後70年 語る・問う」でした。昭和史から何を学ぶかという論点。氏は始めに、戦後70年経った今、太平洋戦争は同時代史から歴史へ移行していく、と語りました。この70年間は、戦争体験をした人たちがまだ存命だったので同時代史、これからは語る人がいなくなるので、歴史になる、という意味かと。同時代史を生きた私（保阪氏）たちの世代は、太平洋戦争を後世にどう伝えていくのか、そこにこそ役割があると話しました。 太平洋戦争を語る際、さまざまな視点、考え方があるけれど、共通の理解として3点を揚げました。1点目は、軍事が政治をコントロールしたこと。2点目は戦争に特攻作戦を戦略戦術として採用したこと。3点目は20世紀の戦争には国際的ルールがあるのに、それを無視したこと（捕虜の取扱などがいい例）。冒頭、この3つの反省点を念頭に置いた上で、昭和・太平洋戦争を次世代に伝えていかねばならないというような話をし、次いで個別の論を進めました。全体を要約するのは面倒なので止めますが「軍事が政治をコントロールしたのは日本だけ、良し悪しは別としてヒトラーもスターリンも文官であった」という下り、へーっ、2人とも軍人じゃーなかったんだ。知らなかった。 今日の一句余寒あり燗の恋しき宵の口今日のラン6km今日の酒冷酒2合今日の音楽リヒャルト・シュトラウス 家庭交響曲ワグナー トリスタンとイゾルデ 前奏曲と愛の死 同 ローエングリン第1幕、第3幕への前奏曲 以上 カラヤン ベルリンフィルチャイコフスキー ピアノ協奏曲1番 ワイセンベルグ カラヤン パリ管ラフマニノフ ピアノ協奏曲2番 ワイセンベルグ カラヤン ベルリンフィル今日の写真は、薪ストーブの灰に混じった割れ止めです。 これ、木材団地のM製材から、薪にと10年前に貰い受けた樫の角材を燃やしたら、出てきました。その角材、製材所が造船所からの注文を受け、宮﨑の山奥から引いたものでした。造船所に納入、船底と船台の隙間に用いるとのことでした。割れ止めを施しておかないと、利用出来る材積が目減りするのです。その端材がこれです。こんな塊を軽トラで10台分ほど運びました。上等の薪です。もったいないのでストックしておいたのでした。まだ沢山あります。
2021年02月04日
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昼ビー、バイカルにいたずら、岐阜・多治見の甘露、血液検査結果
Sunday, November 29, 2020 晴れ 明け方の外気温は4℃。冷えました。日中は15℃まで上昇。風はそれほどなく、穏やかと言えば穏やかな1日でした。 午前4時起床。朝食を挟んで昼まで家の中に過ごしました。新聞、音楽、テレビ、それぞれに浮気しながらの読書でした。考えてみると、集中の出来ない杣夫です。 活字を追っていて、バイカルのニャゴニャゴ声に気づきました。ちょっかいを出してみよう。彼のためにネコカリの大袋を用意しているのですが、その中にマタタビ粉末の入った小袋がおまけ、入ってあるのです。玄関の先に呼んで、コンクリートの上にサッと撒きました。途端、うどまかし（「うどまかす」とは我を忘れ夢中になること、大分・佐伯の方言です）始めました。その図です。なんとも可愛い。 昼前、妻と彼女の実家へ。昼を馳走になりに、でした。私、折に触れ、義母宅の芝刈りと庭木の剪定をします。年に数度、労いということで昼ご飯を食べさせてくれるのです。今日がその日でした。3人、竹寿司に突っ込みました。エヘヘ、先ずは昼ビーです。あっ、義母と妻は「あがり」ですが。 今日は上寿司・天麩羅セットにしました。ビール、おかわりお願いします。 茶碗蒸しは当てに不向きの杣夫です。妻の方に押しやりました。燗酒、お願いします。西の関で。出て来ました。何だか銚子が小さく見えました。財布を握る義母が「それで1合？小さいわね」 「親のいうことと冷や酒は後から効く」と言いますが、昼酒は忽ち、です。酔いました。家に戻り、ブエルタの16ステージを観戦。残り2日です。見ながら船を漕ぎました。我に返り、明日の山行に備え、チェーンソーの刃を研ぎました。 それを終え、再度、自転車レース観戦に戻りました。いけません。落ちました。午後3時半に覚醒。やっ！ジャパンカップのスタート時刻だ。馬券を購入していませんが、今日のメインは必見です。結果は1番人気に落ち着きました。私は1番カレンブーケドールに注目していました。あと一歩、届きませんでした。 余談です。そのカレンブーケドール、勝率は2割に満たないのですが、連対率は7割を越え、複勝のつく3着以内だと9割になります。勝てないけれど、どのレベルの重賞レースを走ってもそこそこの成績。そのことをして、ゴールドスペンサーを思い出しました。若い頃、魚河岸の先輩セリ人に教えを受け、第1回ジャパンカップに参戦。レースは1着から4着までを外国馬が制しました。私はホウヨウボーイ、モンテプリンスの線で。結果は着外。その際、目を惹いたのがゴールドスペンサーでした。上記2頭のほか、ジュウジアロー、サクラシンゲキ、メジロファントム等錚々たるメンバーを抑え、5着となりました。以降、外国馬の消えた幾つかのレースにこの馬を買いました。ドボンでした。 余談の余談、逸れる話です。当時の魚河岸は、セリ人、仲買とも博奕好き。猫も杓子も、の様相でした。土曜になると、セリの後始末をそっちのけ、共同通信だったかの事務所に競馬新聞を持って集ったものです。そうなんです、朝日新聞社本社前の一角は治外法権。辿るコースは大げさですが皆一緒でした。銀座場外に通うことから始め、途中にノミ屋の利便性を覚え、次いで大井通い、京王閣、平和島と足が伸びていきました。極めつきは船橋。オートレースの響き、エンジンの排気とおでん屋の出す匂いが混ざって、独特の風情がありました。懐かしいなぁ。 閑話休題。日の傾いた頃、ピンポーン。宅急便でした。岐阜・多治見の甘露が3本、禁玉さんからでした。しまった、やってしまった。先日、酔いに任せ、焼酎大臣でもある彼に日本一芋臭いという触れ込みの焼酎をポチ。鑑定をお願いしたのでした。そのお返しなのでしょう、猿酒1本に、半沢直樹ではありませんが、倍、いや3倍返しのことをさせてしまいました。悪かったです。でも嬉しいです。これで正月に飲む甘露を心配しないで済みます。感謝感謝、有り難うございます。 風呂を浴び、さっぱりしました。ポアロの録画を見ながら、コロッケを当てに焼酎のお湯割りを流しました。始末を終えた後はCDを1枚やっつけました。バタンキュー。今日の一句霜月に遙か彼方の三千盛今日のランなし今日の酒生中1 燗酒5勺 さつま白波正味1合 冷酒5勺今日の音楽ヘンデル 水上の音楽ラヴェル スペイン狂詩曲ドビュッシー 交響詩海 以上 カラヤン フィルハーモニア管今日の写真は、先日届いたメールです。献血の際の検査結果です。ガンマはなんとか基準の範囲内を保っています。
2020年11月29日
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終日書斎、映画「コーヒーの冷めないうちに」、銀座百点、かまくら春秋
Friday, April 17, 2020 午前4時起床。曇りのち雨。 朝のうち、少しだけロードバイクに乗りました。葉書を簡易郵便局に投函するためでした。田植えの終わった水田を渡る風が妙に湿っぽく、冷たかったです。 途中、昨年3月末まで勤めた会社の同僚二人に行き遇わせました。一人が声をかけてくれました。ノー天気に暮らしているよと言うと、次のよう、返されました。社内の雰囲気はコロナの影響もあって暗い、会社は大型の設備投資が佳境で借金が増え、加えて真水だけしか使えない新規の取組も増えて内部留保は減るばかり、経営は益々厳しくなる、不安の時代になった、いいときに退職しましたね、と言われました。優しい顔つきの男ですが、それを話している時は暗い面持ちになっていました。写真はその世知辛さとは関係ありません。昨日、妻が間引いて植え替えた青梗菜と小松菜の畝です。今朝、ピンとした姿に移植の上手くいったことを見て取れました。野菜の世界に暗さや世知辛さはありません。手をかければかけるだけ、ではあります。 その彼女、実家に帰り、母を病院へ送迎。戻ってからは昼を挟んで雨の中を花壇に。菜園の収穫と両刀遣いです。私は終日書斎。午後、映画を1本。「コーヒーが冷めないうちに」を見ました。過去に戻ることのできる喫茶店を舞台の人間模様です。昨年の日本アカデミー賞受賞作。最後にまさかの展開がありました。キーパーソンの手に取る本がミヒャエル・エンデの「モモ」。時間を移動することができるというストーリー設定に託けてのことでしょう。ニヤリさせてくれました。10点満点中7点。 見終えて、ランの格好になりました。雨の合間を縫って何時ものコースを一回り。身体が重く、難儀しました。写真はその切り取りです。1枚目は竹林。こうなってはもうお終いです。シーズン終了。あっという間でした。 林道入り口に雄猫がいました。濡れぼそって哀れでした。立ち止まると、恐る恐る近寄ってきました。顎を摩ってあげました。 おっ、タラノメの2番が出ているぞ。摘み取った後、その脇から次の芽です。勢いは最初のそれよりも劣るようです。人間の長男長女と次男次女に有意の差はありませんが、競馬馬の繁殖、種牡馬の「初子」には一定の評価があります。一世を風靡のサンデーサイレンス、ブライアンズタイム、トニービン、近くはディープインパクト。 余談でした。次の写真は一部の間で「偽タラノメ」といわれている植物です。標準和名を知りません。素人にこれを本物と教えたら・・・。 帰宅して風呂を浴びました。写真は今日の晩ご飯です。ノンアル。何だか飲み詰まった気分でした。酒を抜いたのは何ヶ月ぶりだろう。それでも直ぐに眠気がやってきました。バタンキュー。今日の一句竹林に筍長けて上着脱ぎ今日のラン6km今日の酒ノン 今日の写真は送られてきた雑誌「銀座百点」です。2ヶ月に一度、横浜に住むHさんから届きます。読んで、銀座が懐かしい。私、若い頃、築地に働いていました。一番近くの盛り場がそこなのでした。百点（百店）の中に通った店が何店あります。飲食店が中心です。ライオン、資生堂パーラー、鳥ぎん、木村屋。他には伊東屋や日動画廊。私にとってはノスタルジー。100頁に足らぬ小冊子ですが、惹かれる連載のものも幾つか。有名人同士の対談企画やコラム「酒の博物誌」がそうです。後者、4月号は「グーズ」についてでした。ベルギーの知る人ぞ知る逸品だそうです（私は知りませんでした）。いつか飲んでみたい、記憶に刻みたくなる内容でした。そんなこんながこれを読んでの愉しみなのです。今日の写真、もう一枚は朝日の夕刊記事です。月刊誌「かまくら春秋」を紹介。その名の通り、鎌倉市で発行のタウン誌。編集・発行人のエピソード話がいい感じでした。鎌倉に暮らした文人の名前が幾人も出て来て、惹かれました。記事の最後は文化通信社の星野氏が、書店の減少を嘆く一方で、個性的な書店の誕生もある、本のある空間の魅力は衰えていない、各地の文化を支えるローカルな雑誌の存在は今後も意義あり、と結びます。手に取って見たいな。余談です。佐伯市にも「根木書店」という個性的書店があります。滅多と覗きません。これを機会、訪ねてみよう。
2020年04月17日
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文学館のこと
Saturday,June 8,2019 午前5時起床。晴れ。心地好い風が吹きました。九州北部は梅雨入りしたんだろうか。 今日も終日書斎。どこへも出かけず調べ物と読書。午後に倦んで馬を少し。東京と阪神の第10競走とメイン、都合4レースを1,000円ずつ。2鞍当たりましたが400円のマイナス。カープも3連敗。面白くありません。走らず、長風呂で汗をかきました。ドラマ「フォイル」も先週に終わり、為す術無し。冷酒を嘗め、早めの床につきました。写真はジャガイモです。私が日田に行った日、サポステ利用者がやって来てジャガイモ掘りを体験。大きいものは持たせたうですが、小さいのは要らないと言われた由。それを今夜、洗って料理準備の妻でした。 昨日、北陸旅行のことを書きました。石川県にある文学館を訪ねたい旨も。ということで、文学館関連本のことをすこし。私、リーマンの頃、出張で各県を訊ねた折、時間をこさえ、文学館に立ち寄ることにしていました。その際、参考にしたのがこのガイド本です。 取り上げているのは75館ですが、巻末には津々浦々のそれを網羅掲載してあります。石川県だけでも13館。 余談です。掲載の最も多い県は東京で62、北海道が40。大分は7。岐阜が10。愛知も10です。この本に取り上げられている館数に限って言えば、愛知県は人口の割りに文学館が少ない。以外なのが大阪12，京都にあっては7。 余談の余談です。私のまちに「城下町佐伯国木田独歩館」というのがあります。独歩は佐伯に10ヶ月あまりですが、寄宿していたことがあり、それをしてのことです。滞在は僅かですが、名声故の記念館ではあります。ならば佐伯には文人がもう一人。「経国美談」の矢野龍渓です。文豪の10ヶ月もよいですが、ジャーナリスト・政治家・小説家、多彩な顔を持つ地元排出の偉人記念館もあってしかるべき。 さても書くことがありません。読書の合間に読み散らかしをしてのつらつらを。 想像の楽しみについて 古美術研究家の三好一「日本におけるビールジョッキの歴史」という随筆を読みました。初めて作られた日本のジョッキは漆器製であり、それは南蛮貿易から紅毛貿易の時代にヨーロッパへもたらされた、ということを知りました。この本、元々骨董をして興味本位の斜め読みでした。中に、西洋からのジョッキ注文は、漆器からやがて伊万里焼に広がったという話でした。その理由はというと、当時、磁器製のビールジョッキは彼の景徳鎮物が珍重されていたものの、明から清への移行期、混乱のため貿易不如意となり、伊万里にオランダ東インド会社の目が向いたからとのこと。なるほど。 さて、こういう読み物は資料による時代考証が伴っています。オランダ東インド会社の平戸商館長がインド総督に送った手紙とか、ウィリアム・アダムスが平戸商館に当てた書簡の引用があります。当然、時代背景を表す単語の記載が目立ちます。その一つ一つを調べていくと、あれこれの想いが膨らんで、楽しいのです。 例えば南蛮貿易と紅毛貿易とありますが、どう違うのかとか、江戸時代の貿易は長崎・出島に限られていましたが、鎖国になるまでオランダ東インド会社の支店が平戸に置かれていた事実を知ると、想い遙かです。当時、ヨーロッパでの覇権争いが極東の島国に及んでいたこと、関連の関連が関連を呼ぶ、歴史の連環だな、そう思うのです。 一方、その歴史のうねりにかかわったであろう人たち、一人一人の人生にも惹かれます。オランダ、ポルトガル、スペインで生を受け、商人、士官、水夫となって喜望峰を回り、インド洋を越えてマラッカを抜け、ジャワ、マカオ、平戸に至る。風任せの航海、船内の規律、寄港地での通事・・・。知る術のない事柄に運命を左右されるというと大袈裟ですが、歴史のうねりの中にあったであろう事実、400年前の時代に生きた人たちのことをして、小文を読んであれこれのことを想像する楽しみ、これがいいのです。今日の一句蛙鳴き小芋を洗う手が止まり今日のランなし今日の酒冷酒1合 赤ワイン2グラス今日の写真は梅ジュースのその後です。この液体は殆ど全てが梅の実から滲み出たエキスです。もう数日で出来上がり。実を取り出し、煮沸殺菌をし、冷蔵庫に保存。これを炭酸で割って楽しむと、夏を乗り切ることが出来ます。萎んだ梅の実は、これまた美味。氷砂糖の甘みと相まって小腹によいです。
2019年06月08日
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女の性、古い通帳
Sunday,May 19,2019 午前4時起床。終日雨。佐伯市に大雨警報発令。強い雨が断続的でした。それでも小康あり。午後、それを見計らい、傘を差して30分、散歩しました。写真はAのMちゃん宅玄関に咲く花です。打たれる姿が瑞々しい。 満開でした。名を調べましたが、特定出来ませんでした。アズキナシでしょうか、タンナサワフタギでしょうか。 涸れ川の木立川や支流の仲野河内川に水が流れ始めました。先日来、県発注の河床掘削の工事が始まっていました。工事関係者はハラハラでしょう。影響が出ないといいけれど。 ん？どうした？トラ。「旦那、今日はこだんせ市の日だよ。魚を買いに行かないのか？｣ そうでした。毎月第3日曜日はその日でした。土砂降りに足が鈍りました。御免御免、ネコカリで我慢してくれ。「フン、面白くない」 この雨の中、コーラスグループの催しに出かけるという妻を見送って、本を手に取りました。堯の時代の話を幾つか。その一つが「裏切りは女性の性」でした。ある美男美女の若夫婦が、一粒で永遠の命を得る薬を二粒貰いました。夫の出かけた空き、妻がそれをいっぺんに二粒飲めば効果倍増と考え、夫の分も飲んでしまうという話です。女は薬効あり、永遠の若さと美貌を手に入れますが、男は老い、死んでいきます。女は次々、言い寄る男に身を任せて楽しむという話でした。 午後はアニメ「舟を編む」。残り9話を見終えました。映画版には無い場面もあり、よい出来でした。登場人物の設定や絡みもいい感じですが、辞書の価値、役割と、言葉そのものの定義についての話がよかったです。作中に登場しますが、皆さん、「右」という言葉をどう説明しますか？ 答えは作中にあります。 アニメの途中、プロ野球、カープ対タイガースの中継が始まりました。そちらにチャンネルを変えました。1回に先制。アドゥワの好投もあって5対1で勝利。三連勝です。その後、ドラゴンズが金満に逆転勝ち。これで首位にゲーム差無しの2位です。4月、一時は9連敗、最下位に沈み、どうなることかと心配しました。連休を挟み、投手力が安定しました。打線好調も、田中が復調の兆し。もう大丈夫、鬼に金棒です。あとは金満を奈落の底に突き落とすだけです。（ジャイアンツファンの皆さん、表現が強烈、申し訳ありません） 翻って大相撲、嘉風は力なく6敗目。栃ノ心にも土がつきました。頑張れ。 ゆるり、湯船に浸かったあとはこれ。大蒜の芽をキムチで炒めたものを秋田の生酒で流しました。妻の友人がこさえた胡麻豆腐もいい感じ。 kazuさんに頂いた宗八も絶品。甘露がすすみました。バタンキュー。今日の類語「鬼に金棒」 駆け馬に鞭、獅子に鰭、虎に翼、弁慶に薙刀 この類語、対義語を調べてみるのも面白そうです。今日の一句土砂降りが梅の木揺らす豆御飯今日のランなし今日の酒冷酒2合 今日の写真は小鞄に詰め込んであった昔のキャッシュ、サービス、クレジットの各カード類を処分。その際、出て来た銀行通帳です。拓銀のそれは函館・万代町支店のもの。学生のころ、父母からの仕送りが振り込まれていました。富士銀行の方は築地支店。中央卸売市場内ありました。振り込まれたリーマン時代のサラリーはほぼ全部、馬が持っていってしまいました。カツトップエースを後方一気のサンエイソロン、モンテプリンスとアンバーシャダイにゴールドスペンサー、ジャパンカップの始まった都市でもありました。懐かしい。
2019年05月19日
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大工のGさん、図書館、coco壱、ボールペンフェチ
平成31年1月6日（日） 午前5時起床。曇りのち晴れ。未明の外気温８℃。暖かい朝でした。年末年始、誰に気遣いするでもなかったのでしょうが、気疲れの出たのでしょう、妻の起きてきた時刻はすでに陽の昇った後でした。ブランチをしてごろりソファーへ横になりました。本を手にうつらうつら。ゆるりの休日。 昼前、ピンポーン。お客様がありました。KのGさんでした。彼は私より近くほど年上。建築業を営む一人親方の大工です。近所に年始挨拶回りがあったので、顔を見に寄ってくれたとのこと。先を急ぐように見えませんでした。「どうぞどうぞ」 家に上がってもらいました。レモンティーを出したところ、喜んでくれました。近況と奥さんが患ったものの回復を話してくれた後、仕事のあれこれを問わず語りでした。曰く「20代で独立、以来仕事は切れず続き、おかげさまで今がある、お客様を大切がモットー、誠実に勝る商売はない、関係業者との酒が付き合いをせずが利口、最近は人手不足、職人が少なくなった、墨を付けることの出来ない大工が増えた、自分にとって仕事の増えるのは有り難いが、業界の先を思うと心配だ。趣味の踊り（彼は日本舞踊を習っているとのこと）は今月末にお祝いがあり、そこで舞う予定あり、楽しみだ、これは仲間とこさえた米焼酎だ、飲んで頂戴・・・」 五合瓶を差し出す手はまさに大工職人がそれ。実直を態で表すとはこのことと思いました。有難うございます。余談です。10年余り前、彼は佐伯市にロケのあった映画「釣りバカ日誌19」にエキストラとして出演しています。竹内力扮する漁師の座敷、宴会の場に漁師仲間役として顔を連ねました。 彼とは互いの子が中学の卓球部に所属、保護者同士ということで知り合いました。交誼を得たのは、当時、或ることがきっかけでした。彼がPTAの役員として来宅、頼みを引き受けて以来でした。当時、娘の通う中学の生徒が自裁しました。娘の学年と違う出来事であり、無頓着の私はそのことを遠い世界のことように思っていました。Kさんの依頼は、PTAの集会でその事件を取り上げるから司会進行をしてほしいというものでした。依頼の日、幾人も保護者と一緒にやってきたKさん曰く「原因の究明は罷り間違えば吊し上げになる、それを避け、今後、二度とこういうことのないような雰囲気、空気に持っていってほしい」とのことでした。おめでたい私はよく考えもせず、えい！出たとこ勝負だ、何とかなる、気安く返しました。案の定、集会の夜は槍を突き立てるような意見が主流を占めかかりました。そこに子どもさんを亡くされた親御さんが冷静、助けられました。私はただ進行するだけ。役に立ちませんでした。その日以来、賀状を交わす仲になりました。いやはや新年早々、昔話になりました。写真は今日のツーショット、Gさんと私です。 彼を見送って本の続きを読了。年末に借りた７冊はこれで終わりました。座ってばかりではいけません。猫のような伸びをして、さてと、走るか。ランシューズを履きました。5㎞奥の砂防ダムまで一走り。写真はその堰堤です。 蒼い水を湛えていました。オシドリの群れが泳いでいました。遠目なのでそれと判り難い。パチリ撮ってみました。双眼鏡を持ってくればよかった。余談です。オシドリはオシドリ夫婦、仲の良いことを指します。しかし、実態は大違い。毎年相手を変えるとのこと。一夫多妻ではないようですが、年が変わると契りをリセット。人間界ではこうはいきません。写真はトリミングの図。 水面から山に目を移しました。夕日を浴びてなのか、それとも早くも春なのか。杉が黄色くなり始めたような。そろそろ花粉の舞い始めるいやな季節です。赤い烏瓜が下がっていました。冬枯れの藪中にあって強い存在感を放っていました。帰宅してシャワー。急いで着替えました。図書館向け。本を借り換えました。その後、妻の実家に回りました。今夜は義母を伴い、久しぶりにcoco壱へ。お節に飽いた妻の言をいれてのことです。私はDXヒレ勝つカレー。妻はポーク牡蠣フライカレー半熟卵タルタル。義母が豚ヒレ勝つホウレンソウ。辛さは全員普通。刺激に弱い家族です。写真は私の食べたそれ。 食べる前に私だけ缶ビールを頼みました。プシュッ。走って乾いた体に沁みわたりました。 妻の運転で帰宅。NHKの大河ドラマを見ました。今年の主役は金栗四三。加納治五郎なんぞも登場、面白そうな予感がします。でも飽きっぽい杣夫です。きっと年の途中で見るのを止めるはずです。今日の類語「無頓着」 意に介さない、お構い無し、超越、超然、暢気、なげやり、成り行き任せ、ノンシャラン 全部私を形容です。今日の一句烏瓜枯れ藪に垂る寒の底若水の滔と落ちたる冬の谷宝来の細道辿る我のあり奥山に鴛鴦憩う松の内皴の手に戻りし賀状伏せて居り小豆煮る鏡開きや霜の朝休刊日活字恋しや雑煮喰う赤ら顔今日も戻らぬ松の内今日のラン10㎞今日の酒キリン一番搾りレギュラー１缶今日の写真はボールペンです。coco壱のテーブルにありました。 私はボールペンフェチです。ただし、高級品は分不相応、書き味という実利を優先です。お店なんぞで社用のそれを見つけると、必ず芯を改め、書き味を確かめます。一世を風靡のジェットストリーム、それを追いかけるアクロボール、ピクーニャ、スラリ。これらのインクが入っていると、嬉しくなります。ということでばらしてみました。前述の何れでもありませんでした。ただのインクでした。余談です。出張の折はホテルの部屋に備え付けのそれを、チェックイン時もすらすら感があったらフロントのそれも、です。カウンターの方が不思議な顔をされますがかまいません。余談の余談。滅多と海外旅行をしませんが、その際は空港売店、時間があれば土地の店で売られている見たことのないものを買います。次の写真はばらしてがっかりの図。
2019年01月06日
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喉の検査、鰤を捌いてインク壺
平成30年11月27日(火) 午前4時起床。雨のち曇り。朝ご飯まで珈琲と虎屋の羊羹を楽しみながら読書。今日の新聞にラストエンペラーの監督が死去との見出しがありました。丁度、佐々木譲の「代官山ゴールドケース｣文藝春秋を読み終えたのですが、その中にラスト・イン・パリという映画の名前が出てきました。単なる偶然ですが、私にとっては奇しくも、の重なりです。ベルトルッチ氏がその監督なんです。今朝の奇妙な縁ではありました。主演のマーロン・ブランドとマリア・シュナイダー、凄かったです。ラディカル。音楽はフランス映画定番の一つです。翻って佐々木譲の本は刑事物です。作者独特の切り回し、展開でした。レイプ殺人の捜査が進む中での引用ですから、この映画の引用はさもあらんと言えます。写真は朝日の死亡記事。余談ですが、最後に記事を書いた記者の署名が。報道機関の特派員としてローマ滞在かな。魅力ある仕事です。 こちらは佐々木譲の小説。彼の本、いい感じなんです。ほぼ全部読んでいます。好きな作家です。 仕事は午前、来月にある大会議の打ち合わせで幹部会議。午後はそれを受けてのミーティングや調整。昼前、会社を抜け出してS耳鼻咽喉科へ。京都旅行の前から喉に違和感がありました。ずっとゆるい痰が出続けていました。加えて首を真綿で締められるような感じ。日毎、症状の増す感じでした。Sは予約制です。昨夜調べて、昼を予約しておいたのでした。鼻腔にスプレー麻酔の後、ファイバースコープを入れられました。苦悶というか、苦痛は無し。目の前のディスプレイに喉の奥と声帯が見えました。それの終わって首の触診。結局、アレルギー系の腫れと診断。無罪放免となりました。写真はそれと脈絡無しですが、つね三の鰺寿司です。遅い昼になりました。 これとセットで4/3ラー。コスパありです。 会社に戻り、前述の如く内部打ち合わせ。日の傾いて、今にも泣き出しそうな空の下を家路に。帰宅して妻と散歩を30分。一緒は久しぶりでした。星の一つも出ていればロマンチックだったんですが曇って能わず。野良猫のニャゴニャゴが聞こえてきました。興醒めでした。家に戻った時、妻のスマホに着信あり。彼女の友人が魚を貰ったけれど始末に困るということで如何、とのこと。こちらを見た目が、今から包丁、お願いできる？と言っていました。合点承知。薪小屋の横に小さなシンクを置いています。随分前、親方に貰った投光器を点けました。こんな感じです。 魚は鰤でした。 有次の刃を見せて忽ち、でした。その親方にTEL、鰤の半身如何。二つ返事。皮を剥いでサクにした方がよいか、訊ねました。受話器の向こうから奥さんの「皮のままがいい」が聞こえました。車で15分の距離をやって来ました。彼は鰤刺が大好物なんです。次の写真は拙宅のそれ。煮付けにするそうです。勿論、トラへの分け前がありました。 風呂に入っての後はしゃぶしゃぶ。といっても鰤ではありません。牛と豚。始める前に野菜を穫ってくるわ。妻が暗い中、菜園から白菜と水菜を収穫。朝穫野菜というのがありますが、夕穫野菜の方が新鮮です(笑い)。 流した酒はこれ。酒保の冷蔵庫が寂しくなりました。そろそろ補充しないと。ということでいい気色になってバタンキュー。今日の類語｢苦悶｣ 憂悶、煩悶、悶々と、悶える、身悶える 精神的苦痛と肉体的苦痛の二通りです。苦悶は門構えの中に心。よってこの類語は精神のそれを指すのでしょう。今日の一首鰤捌く包丁やよし利き腕の半身を貴方夜の道来る今日のランなし今日の酒獺祭1合 麦焼酎豊後太郎1合今日の写真はペン先です。これまでのストックが底を突きました。これの5本セットを買いました。今日、届きました。ついでにタチカワの軸も。短めですが、手に馴染みます。ペン先を付けてみるとこんな感じです。さてインクの方はというと、パイロットを会社で、モンブランは拙宅で使用。双方、心許なくなっていました。写真は後者。いい形の瓶です。こちらは補充したパーカー。ついでにペリカンも。文房具のリニューアルは気分が刷新されます。なんとはなし、嬉しい気分です。
2018年11月27日
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二日まとめて（カープ優勝、右大臣実朝ほか）
平成30年10月18日（木） 午前4時起床。晴れ。こんな朝は新聞が楽しみです。なぜって、そりゃーそうです。満を持しての登場、昨夜、カープが金満をコテンパンにやっつけたからです。拙宅に朝刊の届くのは午前3時半頃です。余談ですが、それが早起きする理由の一つでもあります。本のストーリーが佳境、取り忘れることもありますが、今日は流石に、でした。広島、不振の責任を取って辞任の監督がなお采配するチームに負けるわけにはいきません。しかし、野球は何が起こるかわからない、窮鼠猫を咬む。少しの不安とともに昨晩のテレビ観戦をして安堵、今朝、勝利の余韻に浸りました。 仕事は終日デスクワーク。午後遅くにお客様がありました。弊社訪問の理由、詳しいことは書くこと能わずですが、鮎の話に終始。放流用種苗の確保 や漁模様、冷水病などの心配について今年のあれこれを聞くことができました。俎上に上った話題は、私の仕事に直接関係しません。しかし、昔取った杵柄ということで話が弾みました。楽しかったです。 陽の傾いて、難題が持ち上がりました。これも差し障りがあるので内容は書けません。不如意は外的要因というか霞ヶ関の為せる業ですが、それを担当する部下のモチベーションを下げることとなり、なんとも言いようがありません。舌打ちしました。こんな時、上司は「よし、飲みに行くぞ」というのが常套の作戦です。しかし、彼らは下戸、加えて今日も残業です。思うに任せません。励ましの言葉を掛けるだけしか手立てのない、無能の杣夫です。 帰宅は暗くなって。某小学校に社会見学の応援を頼まれた妻も遅くなる旨、TELが入っていました。纏わりつくトラに猫カリを与えた後、Yシャツのまま、徳利に酒を注ぎチン。カープ戦を観戦しながらちびり。投手戦でした。それがいけませんでした。戻ってきた彼女の今日の話を上の空、息詰まる投げ合いに燗が進みました。最後は見事な逆転勝利。勝った勝った。どうだ、参ったか。ヒーローが日替わり。もうＣＳシリーズを制したも同然です。祝杯は久しぶりにラガウーリン。アイラのスモーキーフレーバーがいい感じでした。寝る前にYシャツを脱いでシャワー。バタンキュー。写真は2合用の銚子です。300ml入るか入らないかの容積です。酒場はこれを2合と勘定。而して店の正直を示すため、正1合、正2合という言葉があるのです。今日の類語「常套」平凡、陳腐、月並み、凡庸、有り触れた、在り来たり、変哲も無い、芸が無い、脳が無い、お定まり、お決まり、単調、 平板、類型的、没個性的、一本銚子、金太郎飴、千遍一律、モノトーン、ワンパターン、マンネリ、ステレオタイプ、ざら、日常茶飯事、世の常、世の習い、有りがち 常套とは決まりきったやり方のことです。調べてこの類語はかくも多いのか、という感じです。棒状の金太郎飴はどこを切っても断面に金太郎の顔が出ることをして。ステレオタイプとはものの見方や行動様式が固定的・紋切り型であること。考えてみると午前4時起床、お茶をして出勤、まっすぐ帰宅、ちょこちょこっと走って飲酒、バタンキューが日課。月並み凡庸芸が無い。なんだか自分のことのような・・・。今日の一句神無月小潮の満ちや不如帰今日のランなし今日の酒燗酒4合 白ワイン1グラス ラガウリン1シ ョット今日の写真は太宰治です。表題の「惜別」は魯迅の仙台医専留学時を描いたものです。すでに内容を承知。読みたかったのはもう一つ収録、未読の「右大臣実朝」です。太宰にしては面白いというか変わった仕立てでした。家臣の懐述に混じる実朝の言葉がカタカナ表記です。短いセンテンスですが光るというか鋭いのです。実朝は金槐和歌集を出した歌人です。私ごときがという思いもありますが、流石です。「右大臣実朝」、出色の作品との評価は知っていましたが、読んで太宰のイメージが変わりました。平成30年10月19日（金） 午前４時半起床。晴れ。一昨日あたりから朝の冷えが応えるようになりました。昨日の朝、ストーブに火を入れようか、妻にそう言いました。「まだ10月よ、煙突から煙を出したら、ご近 所さんにわれるわ」そんなことに構わぬ杣夫です。焚きかねないと思ったのでしょう、今朝、羽織るカーデガンを用意してくれていました。 午前５時半、着替えてランシューズを履きました。ひとっ走りしてくるか。玄関を出て空を見上げました。星にしては明るすぎる光が中天をゆっくり移動し、フッと消えました。人工衛星でしょう。 さても毎日書くことがありません。代り映えしませんが、以下にカメランの写真を。スタート時は真っ暗です。STV「おはよう北海道」を聴きながら馴らし歩き。今朝、帯広が氷点下だったことを報じました。冬将軍がそろり忍び寄ってきています。写真は須留木の沖から撮った元越山の稜線です。一点のくもりなし。薄明のこの色合い、毎日見ても飽きません。 国道沿いにこんな標識がりまし た。この先に右折の亀甲（かめのこう）橋があります。真っ直ぐ進むと浦代峠、そこを超えると米水津です。矢印の通り右に曲がると蒲江（かまえ）方面。木立の西側を南北に走る国道３８８号が畑野浦峠を越えると入津湾です。 ん？この標識の上にもう1枚、何かあるぞ。そちらにピントを合わせシャッターを切りました。ああ、マンボウか。蒲江・元猿（もとざる）というところに大分県マリンカルチャーセンターという、社会教育施設という位置づけの宿泊研修施設がありました。大分県が指定管理に出していましたが、この春、契約が切れ、その後を引き継ぐ法人が決まりませんでした。この4月から閉じています。話が逸れました。同センターには100mの海水プールが併設。春先、蒲江沖の定置網に入網したマンボウを生かしたままここに放し飼い、初夏まで訪れる観光客を楽しませていました。それをしてこの標識なのです。 余談です。マリンカルチャーセンターは地元ではマリカルとして親しまれてきました。400名の収容能力がありました。オープンして30年近く。開館した当初は大韓航空が客室乗務員の研修に利用したこともあります。たまたまその時に行き遇わせましたが、昼下がりのその時、全員赤いワンピースの水着でした。眩しかったな。写真はマリカルのパンフです。閉館して寂しいな。 沖田の中を進みました。猫じゃらしが水滴を抱えていました。朝露は日増しに増え、首を深く垂れさせせていきます。秋の深まりではあります。 飼料米となるであろう稲が刈り取られていました。その切株です。見た目、雑、荒っぽいようですが、私はコンバインの先端に付いた刈り取り用の鎌の力強さを感じます。 おっ、公民館横の草藪に柿が熟れていました。甘いかな。一つ失敬してガブリ。うわっ!渋い。泥棒した罰が当たりました。 家に戻って汗を流しました。朝シャワーを浴びるのは気持ちよいです。野菜ジュースを飲みました。ストックしてあったゴーヤが底を突いたようでした。この時期、芽を出した秋野菜の間引きに取って代わります。今日のそれは苦瓜と違って軟らかい。いい感じでした。 仕事は午前にボードと打ち合わせ。それの済んだ後は、デスクワーク。夕刻、開発中だった商品が完成したというので試食をさせて貰いました。発表前だったので写真もブツの内容もアウトですが、いい感じでした。酒の当てに最高。空港の売店で販売を目指したいとの意気込みでした。頑張って欲しいものです。 帰り、コンビニにあれこれの届いているメールを確認しましたが、面倒臭い。依らずに真っ直ぐ帰宅。シャワーを浴びてテレビを点けました。今日もカープ戦。途中、コーラスに出かけるという妻を見送って私も水道組合の理事会へ。しかし、人が揃わず、お流れに。何やってんだ。 家に戻り、野球の試合をチェック。リードしていました。もう勝ったも同然。ならばとNHKFMを。マランツに火を入れました。今日はN響の定演でした。マーラーの巨人、タクトはブロムシュテット。NHKホールからの生中継でした。臨場感があっていい感じでした。それを聴き終えて、カープも優勝。金満球団を3タテ。めでたしめでたし。祝いの酒を飲まねばなりません。でももうご飯は食べたし。写真は傾けたラガウーリンです。今日で空になりました。酒保、ウイスキーの棚はこれで国産の安物を残すだけとなりました。冷酒もパック酒のみ。年末年始用に見繕う必要があるな。ハイランドとアイラの逸品をそれぞれ1本、生酒を4～5本ほど仕入れようか。ネットの物色が楽しみです。それには先立つものが必要です。丁度いいことに今週はクラシックレースがあります。東京優駿以来馬券を買わずにいましたが、明後日の菊花賞は外せません。長丁場、3,000m。ステイヤーの競う好きなレースです。勝負しない手はありません。競馬は手を煩わすことなく、というか濡れ手に粟、黙っていても飲み代が転がり込んでくる楽しい娯楽です(笑い)。ルメール、頼んだぞ。今日の類語「物色」 模索、捜し物、捜索、漁る、渉猟、穿鑿(せんさく）、穿る、粗探し、家捜し、家探し 「穿る」は「ほじくる」と読みます。隠していることをしつこく探る意味です。鼻糞も穿ります。「家探し」は住む家を探すこと、「家捜し｣は家の中を隅から隅まで探すこと、同じ読みですが大違いです。「粗探し」の異字に「粗捜し」があります。「叩けば埃」に近いのか。今日の一句滴垂る狗尾草が足濡らし今日のラン朝ジョグ6km今日の酒ラガウーリン3ショット 日向木挽ブルーお湯割り2杯今日の写真はブタクサです。秋の花粉アレルギーは此奴が原因。杣夫は杉花粉症を克服、元々これには過敏なしでしたが、この時期、クシュクシュやっている人が結構います。接写すると綺麗な花なんですが。
2018年10月19日
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巨峰が出回った
平成30年8月9日(木) 午前4時起床。晴れ時々曇り。昨日までは高い空に絹雲。今日は異なって積雲。孫悟空の乗る筋斗雲がイメージでした。 朝食は毎度のゴーヤ中心野菜ジュース。物足りないので何かある？と、これが出てきました。木立特産の巨峰です。H葡萄園が産です。父が友人からの頂き物、裾分でした。プリプリ、濃い甘さでした。木立にはもう一軒、Mさんも栽培です。そちらのものも絶品。週末に購入、味わう予定です。葡萄の出回り、秋の立った証拠です。 朝一に役員会。終えてデスクワーク。午前11時過ぎ社員一斉黙祷。午後は部内ミーティングに引き続いて外部関係者との意見交換会。写真は今日の弁当。ん？今日は茄子が入ってないぞ。それはよしとしての梅干し。毎日です。たらこや焼鮭の方がいいな。 午後5時を過ぎて会合メンバーと会社近くのSホテルへ移動。1階にあるHが会場。懇親会になりました。小さな部屋にぎっしり30名、オードブルをつつく節約型でした。但しビール、日本酒、焼酎は飲み放題。私は野暮用が控えていたのでノンアル。外部の方が多いので写真は控えました。代わりはホテル横にある神明神社の鳥居です。赤は夏の陽射しに映えます。 一度会社に戻り、某所へ野暮用。それを済ませて帰宅。一杯遣るか。何か当てはないかな？うっ、これが出てきました。藪蛇とはこのことです。飲み直さなければよかった。 後から生ハムが。なんだ、先にこれを出してよ。イイチコロックの後、日向木挽ブルーをこれまた氷で。スーパーで安く買える焼酎数多有りですが、このところこれが一番人気のようです。一嘗めして「さもあらん」です。霧島酒造のエース「黒霧」に取って代わるかも知れません。 おっ、蒲鉾が出てきました。これ、当て人気は下火となって久しいですが、私は大好きです。 それならばとロックグラスを置いて、これを引っ張り出しました。練り物には日本酒です。立秋といえどもこの酷暑。生酒の甘露は手放せません。甘露甘露。クエックエッ。 いい気色になりました。とその時でした。ピンポーン。「あなた、玄関をお願い」シースルー、ネグリジェ姿の妻がこちらに向かって手を合わせました。赤嘘です。田舎のおばさんが夏に着るブカブカのワンピース、人前は憚られる。かくいう私もトランクスにランニングでした。でも人目気にせずということで。 黒猫さんが届けてくれたのがこれ。夜遅くに済みません。包みを開けたら、おお、九州一の農業県熊本産ジャイアントマスカットです。妻の学生時代、好誼を頂いたYさんからでした。 吉田類の録画を見ながら猶だらだら飲み続けました。ニャロメは昨夜捌いたシマアジの切れっ端を刺身で食べて満腹ごろり。ナメクジのように伸びるの図。晩夏の夜です。 カープの途中経過を確認。2対2。ドラゴンズとの接戦が続いていました。寝落ちしてはいけない。歯を磨いて床につきました。あっ、延長11回、菊池がサヨナラヒット。勝った勝った。これで竜を3タテ。なんだか禁玉さんに悪いな。今日の類語「野暮」 泥臭い、がさつ、無粋、無作法、無風流、無造作、無骨 なんだかブログ4兄弟（長兄nkucchan、次男杣夫、三男亮さん、末っ子禁玉さん）が態を表しているような。今日の一句汗をかく巨峰の玉や空高し今日のランなし今日の酒麦・芋焼酎合計1合 冷酒2合今日の写真はオーストラリア土産です。部下が出張、雀の涙が餞別につき土産不要、うまいもんを喰えと渡したのに。義理堅い男です。アボジリニーの絵でした。拙宅の壁に掛けます。もう一枚は100万円（？）する耳飾り。どうですか、この輝き。ジュエリーMのマダムが逸品です。ありがとうございました。
2018年08月09日
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今日も西瓜の収穫、夜釣りの猫、カープ女子
平成30年8月2日(木) 午前4時起床。晴れ時々曇り。陽射しが戻ってきました。 昨夜、母からTELあり。西瓜が熟れ過ぎている、明日朝、穫るように、との内容でした。午前5時半、襤褸に着替えて地下足袋を履きました。蚊に悩まされながらでした。蚊取り線香を腰に下げればと思いましたが後の祭り。1時間の作業でした。 5～6個を持ち帰りました。一つを妻が割ってみました。ちょっとスが入っていますが、甘さは抜群でした。 出勤。朝一にミーティングを二つ。その後は週明けにある会議の資料整理。ちょっと焦り気味です。写真は昼に食べた弁当。おかずの中、焼鯖の横、銀紙の中は茄子とゴーヤの煮物でした。 夕刻、真っ直ぐ帰宅。急いで着替えました。ランを済ませ、汗を流した後、妻をビアホールに送ります。今日は彼女の学年の高校同窓会幹事会があるのだそうでした。急いてはいましたがカメラン。以下はその切り取りです。家を出たらブーン、大きな羽音に目を凝らしました。玉虫でした。積み上げた薪の中で産卵し、増えているようです。 こちらは向津留の農道に踏ん張るトノサマバッタです。昆虫は外骨格で覆われていますが、この種類にその特性をよく見て取れます。関節の組み立てが芸術的です。 先日までの湿りに林道は苔の緑が増していました。涼感あり。 戻りました。先日も用いましたがカーブミラーで自撮り。写る入道雲がいい感じです。このとき既に汗びっしょり。 シャワーで汗を流し、冷えた西瓜を頬張りました。甘露甘露。火照って渇いた身体に沁みわたりました。「あなた、お願い」 そう急ぐなよ。彼女を駅前のホテルへ送りました。折角です。ディスカウントショップへ廻りました。ハイボールに使うウイちゃんと赤ワインを数本仕入れました。家に戻ってまた迎えに出るのは面倒です。往復の時間が勿体ない。高知・宿毛とを結ぶフェリー基地に車を止めて読書。ん？誰か魚釣りをしているぞ。野良猫が釣果を待っている。 車を降りてみました。ワームで鰺を狙っているようでした。やっ、釣れた釣れた。 結構いい形です。これなら2匹あれば刺身に十分。「ミーちゃん、これはおじさんが食べるよ。代わりにほら、釣れたカマスをやろう」 おじさんは鰺をクーラーにしまい、その通り15cm大のカマスを出して与えました。あっという間にペロリ。いい光景ではありました。 時折、対岸の離島大入島へ向かう渡船が出たり入ったり。空に北斗七星とカシオペア。西から東にジェット機の点滅。そういえば今日、部下の一人が仕事でオーストラリアへ向かいました。今頃赤道の上空辺りかな。カンタス航空、成田発のブリスベン行きでした。そんなことを想い、ぼんやり星を見上げていたら、突然ボーッ。大きな汽笛でした。フェリーの出航でした。日付の変わるころ、四国へ着きます。 妻から迎え依頼のTELがありました。家に帰ると午後10時。遅い晩ご飯になりました。今日の付け出しはこれ。さっぱり系です。 うっ、茄子とゴーヤのコラボです。弁当にも入っていたな。ハイボールで流しバタンキュー。勝負の早い杣夫です。今日の類語「突然」 いきなり、やにわに、出し抜け、抜き打ち、藪から棒、唐突、突如、忽然、卒然、短兵急 抜き打ち、いい言葉です。不意打ちは好きです。テストや検査で実態や真実をあぶり出すことができます。やられる方に廻ってみても、慌てる自分におかしさを感じ、楽しむことができます。今日の一句岸壁に流る夜風は立秋か今日のラン7km 暑かった。今日の酒ハイボール小3杯 冷酒一嘗め今日の写真はカープ女子です。彼女、弊社に入居の外郭団体に働いています。タオルに書かれた選手の大ファン、命だそうです。昨晩大暴れして今朝はルンルンだったよう。ちなみに隣の上司は大のヤクルトファン。苦虫顔でした。
2018年08月02日
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プロ野球くじ
平成30年2月22日（木） 午前5時半起床。曇りのち晴れ。もうそろそろ三寒四温が始まっていい、そう思うんですが、今年の冬将軍は粘り強いです。今朝も高菜の葉に薄霜が降りました。寒し。 新聞をポストから取り見るともなしに見たら、「プロ野球くじ本格検討」の見出しがありました。社会面に概略と課題、問題点を書いてありました。競馬、競輪のような人気投票ではなく、購入したくじにコンピューターが無作為に抽出したものを割り当てるのだそうです。システムの検討如何によってはわりあてられたものすら判らないまま、になるかも知れません。どうもイギリスのブックメーカー方式ではないようです。面白くなさそうです。単純にどのチームが優勝するかを当てる方式にして、オッズは開幕前日を締切にして投票数により自動算定する競馬方式にするほうが単純明快と思うんですが。でもそうしたら、人のすることだから八百長の恐れありです。シーズン後半、山場に差しかかり、天王山の戦い、広島と中日、優勝のかかった試合になったとします。ドベゴンズに賭けた禁玉さん、カープの先発投手薮田に接触、現ナマを渡し、ど真ん中、力のないストレートを投げるよう要求するはずです。きっとです。 終日デスクワーク。債権回収に嫌な思いをしました。仕方ありません。それが仕事です。真っ直ぐ帰宅。走ろうと思い、着替えました。「あなた、今日は鮟鱇鍋よ」 その一言に折れました。ランはなし。でも折角着替えたので、ストーブの焚き付けをこさえました。先日購入した腰鉈がいい按配です。目方が程よいです。杉のセビンタを簡単に割ってくれました。乾いたこれは、丸めた新聞紙の上に並べると、すぐに火が熾きます。近くの製材所から大きな束で貰い、チェーンソーの刃を入れて30cm前後にカットしたものです。 次の写真はその鮟鱇鍋。身は底に沈んでいます。トロトロ、プルプルがいい感じでした。 もう1枚は膾。シンプルな味がよいです。今日も書くことがないのでつらつらを。私、紙面広告には関心がありますが、織り込みには無関心。今日はそれにふと目が停まりました。パチンコ店の宣伝でした。隅に大きくも小さくもない文字で「パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。のめり込みに注意しましょう」なるほど、タバコや酒と一緒です。飲みすぎ、酔過ぎに注意しましょうね、ということです。パチンコ業界に限らず、JT、酒造メーカーなどは、取り扱う商品が害になる要素を含んでいます。そう書かないと免罪符にならないんでしょう。こう書きたくはないのかもしれません。煙草を沢山吸って、大酒を飲んで、パチンコで沢山遊んでほしいのが本音でしょう。しかし、そう書くと消費者は過ぎたる、身を滅ぼします。それをして布石の免罪符なのでしょう。業界、消費者、社会に及ぼす影響・・・、様々の側面がありそうですが、私も酒飲みの一人です。斜に構えて、これ以上の意見はよしておきます。 さて、オリンピックもいよいよフィナーレに近づきました。女子フィギュアスケート、女王の座を巡るロシアの2人がいい感じです。メダル争いはさておきこの競技、バックミュージックが実によいのです。女性の美しさと相まってうっとりなります。アリーナ・ザギトワがチャイコフスキーのスワンレイク、メドベージェワがショパン、坂本はべートーベンの月光・・・。クラシックを用いる傾向はずっと変わっていないようです。印象に残っているのはバンクーバーの浅田真央・仮面舞踏会、トリノの荒川静香・トゥーランドット。古くはサラエボで舞ったカタリーナ・ビットのカルメン幻想曲。ちなみにビットは次のカルガリーも金メダルでした。連覇でした。余談です。前にも書きましたが、カルガリーの前年（1987年、昭和62年）、その年のNHK杯に出場するため、ビットが釧路にやってきました。亮さんのランニングコース春採湖（はるとりこ）の脇に春採アリーナがあります。そこで華麗な舞を披露しました。もちろん優勝しました。その時の2位は伊藤みどり。3位はトーニャ・ハーディング。あのハーディングです。彼女、今は格闘家だそうです。さもありなん。もどります。氷上の選手、衣装どころか顔の表情まで曲の印象に合わせているようです。美しさが際立ち、見入ってしまいます。昨日、オリンピックが終わらないと困る旨を書きましたが、この競技だけは終わってしまうのが寂しいです。今日の一句腰鉈で割る杉の端日の暮れる今日のランなし今日の酒燗酒1合 焼酎2合今日の写真もトラです。おい、ストーブはあと一ヶ月あまりで火が消えるぞ。抱いたら後ろ足がパーの形になります。爪を切らないといけません。
2018年02月22日
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大袈裟な言葉 帆船 春一番 貝柱
平成30年2月14日(水) 午前5時過ぎ起床。午前3時過ぎに一度起きました。早すぎると思い二度寝。 朝は冷えました。水道の蛇口がこのとおり。 今日は会社に向かわず、弊社が運営を外部委託をする施設へ。外構の樹木が茂りすぎているということで、駆り出されました。車道に張り出した枝は民法上も切り落とす義務があります。主に枝打ち作業でした。写真はありません。その代わりが以下です。大入島の沖合に帆船が浮かんでいました。先週半ば、海王丸が佐伯湾に入港したという新聞記事を見ました。その後、別府湾へ向かうとのことでした。週の明けてこれが日本丸なのか海王丸なのか判りません。 東、水平線に目をやりました。鶴見・大島です。今日も浮島現象でした。その向こう、愛媛・南予の山は霞んで見えません。雪を被っているはずなんですが、残念です。 ん？給油船の向こうに潜水艦？佐伯市には海上自衛隊の分遣隊があります。これも入港していたんだろうか。 作業は昼を挟んで夕刻まで。作業着がチェーンソーの油で黒くなりました。参ったな。写真は帰りの道中、木立・竹の鼻付近にいた鴨です。田んぼに餌があったのでしょう。群れて啄んでいました。私の軽トラに驚いて一斉に飛び立つところをカシャッ。 あー、疲れました。荷台の道具を降ろしていて、足下に黄色い花を見つけました。おっ、咲いたか。昨年だったかに名前を聞いたのですが失念。 明日は雨模様というので、残り少なくなった梅林下の薪にビニールを被せました。風呂に入ってぼんやり。ん？葱の匂いがしました。写真がそれです。何が流石かわかりませんが、流石有次です。 プシュッ。当ては白菜の漬け物です。これ、えもいえぬ塩加減。 次の当ては厚揚げ。おっ、早くも浅葱が載っている。 いい気色になりました。オリンピックのスキー複合、スケートとアイスホッケー、カーリングなど、チャンネルをくるくる回して観戦。選手にはそれぞれの背景があります。多くの人が関係し、支えられていること、インタビューに透けて見えます。異口同音でした。 それはそれとして、選手への修辞、比喩が面白い。民放やスポーツ紙に多いです。例えばフィギアスケートのメドヴェージェワを「女王」。冬のオリンピックに限らず各種スポーツのアナウンスや記事に使われます。列記すると 英雄、天才、神様、エリート、エース、プリンス、貴公子、神童、テクニシャン、レジェンド、王者(「絶対」の付く場合あり）、大御所、名人、第一人者、実力者・・・。 いろいろあるものです。どれが一番なんだろう。 ピョンチャン合間のニュースが、今日九州に春一番が吹いた、と報じました。ああ、昼の南風がそうだったのか。これから三寒四温。そろそろ木蓮や辛夷が咲くな。いよいよだな。今日の一句蜃気楼帆船浮かぶ春の海今日のランなし今日の酒アサヒスーパードライレギュラー1缶 赤ワイン300ml 今日の写真はアコヤガイの貝柱です。妻が友人に貰いました。愛媛産。食事の終わって仕込みを始めました。 先ず串を通して、それに胡椒を振ります。 次いで小麦粉をまぶします。 最後に溶き卵に浸してパン粉を。これを冷凍すると、いつでもつかえます。揚げた熱々がビールのつまみによいです。
2018年02月14日
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二日まとめて（降雪、二八、「死」について）
平成30年2月1日（木） 午前4時半起床。昨晩、月食を見ることができませんでした。夜半に雨が降り出しました。樋を伝う音が未明まで続きました。床を抜けて、雨音の消えていることに気付きました。居間のカーテンを開けました。みぞれに変わっていました。その後、本降りになりました。夜の明けて菜園が白いものをかぶりました。 久しぶりの積雪でした。軽トラのフロントガラスにも、でした。 裏山の竹林です。こういう風情、いい感じです。こんな日はポカ休を取って終日音楽三昧と洒落込みたいです。 雪は朝のうちに止みました。幸い、道路には積もりませんでした。終日曇り。夕刻になって雲が切れました。 今日は人事評価。ペーパーの提出締切はずっと先でした。この日に行うことをアナウンスしていたので捗りました。通院の一人を除き、14人。夕方まで頑張りました。区切りがつきました。寒いし、走るのはやめよう。月も変わったことだし、一杯やるか。突っ込んだ先は「二八」大衆酒場。 「近いうちに」と約束しながら、つい延ばし延ばしになっていた酒好きを誘いました。付き合い一番、体は二番、何時でもokの係長です。 雪の降って寒い平日がせいか、客は少なかったです。午後6時、暖簾をくぐった時、だれもいませんでした。 私は普段、最初から焼酎若しくは冷酒です。でも此処に入っては生ビール。そうしました。当てはモモカラ。カブリつきました。当地・佐伯にあっては定番中の定番。これを知らずはモグリです。同伴の悪役商会係長は砂ずりを、私はホル串。地鶏ニンニクもいい感じでした。 流した酒は薩摩白波。お湯割りがよろしい。温まります。 締めにキムチ鍋をもらいました。この器、いい感じです。 午後8時半まで頑張りました。その間、おっさんの2人組が入ってきただけでした。彼らは1時間ほどで切り上げ、結局、店を後にした時、私たちが最後の客でした。代行運転で帰宅。運転手のお兄さん曰く「お客さん、今日はさびーのぅ。こげーありゃーこいさん客はねーわいのー。2時くれーで店仕舞いじゃろうのぅ。えっ、木立な。あっこん中ぁー迷路じゃーきのぅ。そうそう、夜ぁおまい、タクシーなかせじゃーがよい」午後9時帰宅。シャワーを浴びてむぎ焼酎のお湯割りを一杯。Bachを聴きました。今日の一句揉み手をし吐く息白し冬菫青首を隠すがごとく雪の降る今日のランなし今日の酒生中1杯 白波3合 むぎ焼酎5勺今日の写真は「二八」の狸と太鼓です。後者は客が行ってくるとカウンター内のお兄ちゃんがドンドコ叩いて歓迎します。これも何十年変わらずの儀式です。平成30年2月2日（金） 午前5時半起床。曇。 仕事は稟議書も伝票も少なかったです。こんな日はネットサーフィン、同業他社の情報集めをしました。HPにはありきたりのことと自慢話しか書いてありません。記者会見で出した襤褸を詫びる内容はごく僅かです。マイナス点になる情報をどれだけ公開できるか。鼎の軽重が問われるところです。 夕刻、月曜日に持つ会議の準備で残業するという若手を残し、真っ直ぐ帰宅。帰りの道すがら、西日が美しかったです。 今日、妻はコーラスにつき不在。冷えた部屋に一人入るのは寂しいです。マランツに灯を入れ、Bachをかけました。ストーブの灰を掃除、薪を運び込むのが日課です。トラにネコカリをあげて一段落。寒いので走るのを止めにしました。ラガウリンのシングルをクィッ。椅子に座り込みぼんやりしました。 「ぼんやり」には理由がありました。今日の朝日にあった記事が所為でした。コラム（異論のススメ）に「いかに最期を迎えるか 自分なりの『死の哲学』は」と題し、佐伯啓思氏が現代社会の抱える問題を提起していました。主旨は別に譲るとして、「死ぬこと」を冷徹に表現していました。以下に抜粋要約します。 人は「死」というテーマに向きあわざるを得ない。いくら思考から排除しようとしても、また、いくら美化しようとしても、老・病・死という現実は、とてもきれいごとで片付くものではない。人間の最大の苦とされた老・病・死の問題は、それが、決して他人には代替不能な個人的な事態であるにもかかわらず、それを自力ではいかんともしがたい。人は年老い、活力を失い、病に伏し、死に接近してゆく。これが厳然たる現実である。人生の光り輝いている時に感じた「充実した生の活動」といっても、その生がかげり、活動が意のままにならない時がくる。かつて、この「老い、活力を失い、病に伏し、死に接近する」苦にこそ人生の実相をみたのは仏教であった。自由の無限の拡大や幸福追求をむしろ苦の原因として、この苦からの解脱を説いた。仏教が述べたのは、生は死への準備であり、常に死を意識した生を送るべきだということである。死の側から生を見たということである。 何ともはや、ではあります。それをそれとして猶生きていかねばならないのが人間です。 そう独りごちて、さあ晩ご飯にするか。妻がイカ大根をこさえてくれていました。アオリイカのゲソを使っていました。それを当てに熱燗を。ストーブの上の鍋に銚釐（ちろり）を沈めました。 イカついでにと鯣を炙りました。 トラが物欲しそうにしましたが、与えてはいけません。イカの類は妻に固く禁じられています。 夜の更けて月が昇りました。部屋の灯りを消しました。カーテンを開けると、月光に照らされた梅林が青白く浮かびました。Bachの音楽が深みを増しました。今日の一句淵覗き見えざる底や青い月今日のランなし今日の酒むぎ焼酎1合 燗酒2合 ラガウリンシングル プレモルレギュラー1缶今日の写真は猫柳です。妻がコーラス仲間から貰ったようです。立春を前にしての春です。もう1枚はキーボード。歌の練習はこれで音をとるとのこと。ふーん、オンチの私にはよく判りません。
2018年02月02日
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ザ・グレート 若しくは台南師範をして
平成30年1月29日（月） 午前4時半起床。冬至を過ぎて1か月以上が経ちました。日の出時刻も早まりつつあります。日暮れの遅くなったのを実感します。しかし、猶夜明けの遅いのがもどかしいです。さてもの朝は可笑しくもあり、それでいて微妙な楽しみのある日経文化欄、林真理子氏の小説に一番に目のいくのはまだ私が男だからでしょうか。今朝の未明もそうでした。ウッシッシ。写真は今日は大根の葉でこさえた浅漬けです。土曜日の夕刻に撮ったものですが、今朝も香の物として楽しみました。 終日デスクワーク。私の朝礼挨拶は面白くないようです。今朝は奇を衒い、今週末が節分、恵方巻きを食べよう、次の日の立春に託けて年度末まで残り僅か、気を引き締めよう、そうそう、今月末31日は月食、私は月に向かって吼えます・・・。馬鹿話ばかりでした。部下は呆れ顔でした。おめでたいんだろうな、私。 真っ直ぐ帰宅。トラはネコカリを食べ、ストーブの前に丸くなっていました。着替えて彼ために薪を運び込みました。ランに出発。十三夜の月が美しかったです。前後しますが、次の写真は帰りの道中に撮した1枚。仲良し橋からの夕陽です。水面は中江川。佐伯の市街地は三角州の上にあります。もう何十年も前に河川改修を終え、今は僅かに昔の名残が残るだけ。 走り終えてシャワー。今日の当てはこれでした。妻曰く、残り物を炒めただけ。でもバター、オイスターソース、醤油、その他諸々の調味料入り。ベーコンや豚肉が複雑な味。厚揚げもいい感じでした。勿論、別皿にイノホルは外せません。 食べ終えてNHKFMでベストオブクラシック。インバル指揮・都響でエルガーのチェロコンチェルトとシューベルトのシンフォニー8番。2年前の9月録音でした。全く関係ありませんが、東京芸術劇場であったその演奏が日、私は佐伯・波越の山に入っていました。山を始めて以来この方、それまでで一番の大木を倒した日でした。その日の写真と重複しますが、それを再掲します。今日のシューベルトが交響曲8番はその名も「ザ・グレート」。私の倒したのも、ではあります。奇しくもです。 さてと、本を眠り薬、横になるか。おっとその前に昨日の件、台南師範のことを調べました。義伯父の進学した台湾にある師範学校です。そのことを以下に。台南師範は、今も台湾・台南市にあります。開校は台湾総督府国語学校の分校として、後に台南師範学校となりました。戦後、台湾省の師範学校として存続、2004年に国立大学となりました。義伯父の通った当時の建物が多く現存するようです。義父の年齢をして、本田乙之進（ほんだおとのしん）氏が学長の時に在学したようです。本田氏は山口県の豊浦出身。へーっ、そうだったんだ。どうでもいい話ですが、若い時分に豊浦を訪ねたことがあります。漁協がリゾートを経営していて、それを視察に、でした。オーストラリアの女性たちがあられも無い格好でダンスショーをしていました。本業を離れての経営に先行きが見えました。その通りになりました。戻ります。ウィキによると本田氏は馬術や球技をたしなんだとあります。想像ですが、外地にあってリベラルな教育をしたのでしょう。私の知る義伯父も開放的、理屈の少ない教育者でした。余談ですが本田氏は水交社（旧海軍士官のサロン）の管理する建物に住んだとのこと。私のまちにもかつてそれがありました。義伯父は其所を訪ねたことがあったんだろうか。話は変わります。チンコロ姉ちゃんをご存知でしょうか。そのことも書いておきます。もう50年前でしょうか、一世を風靡した漫画です。その作者、富永一朗は大分・佐伯に縁があります。彼の父が佐伯出身なんです。本人は佐伯鶴城高校の前身、佐伯中学を卒業後、台南師範に進学。その後、紆余曲折の末、チンコロ姉ちゃんを書きました。戻ります。台南師範には際立つ特色がありました。無試験、学費も無料でした。総督府所管の外地ということもあり、内地の有為を招く狙いがあったんでしょうか。義伯父の家庭は貧乏したと聞いています。彼にとって願ってもないこと、渡りに舟、大海に木片だったのでしょう。義伯父と私はよく話しました。しかし台湾の話は一言も聞いたことがありません。返す返すも残念ではあります。今日の一句霊峰の尺間を臨む寒霞ヤズ喰うて河岸の我なり鰤起こし吐く息の鳶口外れ雪催着膨れの老父の焚き火鍋の煮ゆ今日のラン5km今日の酒むぎ焼酎2合今日の写真は昨日所用で海岸を通った折に写した2枚です。一枚目は鶴見・大島。高手と小間が浮島になっていました。寒風です。連絡船の大島は欠航だったのかな。もう1枚は大入島・荒網代集落の前に停泊の潜水艦です。佐伯市には海上自衛隊の分遣基地があります。旧海軍の基地でした。先に書いた水交社のあった訳がこれです。今は時折自衛艦が入港します。地元の飲食街には上陸を当てにし、基地昇格を目指す機運があります。以前、寒村であった土地が経済浮揚のため海軍の誘致運動をしたことは書きましたが、空気はそれと同じ構図です。
2018年01月29日
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二日まとめて(父入院、妻の実家柴刈り、梅の土用干し等)
平成29年7月14日(金) 午前4時起床。晴れ。 弊社には夏休みが六日間、認められています。7月1日から9月30日までの間に取得するよう、達しが出ました。ということで本日ポカ休。父の入院日でした。いよいよ手術が近づいてきました。 夕刻、父の野菜畑にのびた草を刈りました。母に厳しく言いつけられていたのです。中にビニールハウスの骨を短く切って杭にしたものが多数あり、難儀しました。草刈り機の刃を傷めてしまいました。なぜこんなことをするのか。誰がそれを抜くのか。多分、私にしか出来ない仕事です。全く以て手戻りの仕事です。腹が立ちました。いっそのこと、除草剤を撒いてしまおうか。しかし、野菜のあれこれが少しだけ植わっています。向けようのない矛先でした。写真はそれが証拠です。こうなると、もう草を刈ること能わず。取り替えなければなりませんん。 えいくそう！走るか。着替えて出発。ラジコタイムフリーでFM東京のジェットストリームを聴きながらでした。陽の傾いて猶青い空がいい感じでした。写真は走り始める前、庭の鬼百合に纏わり付くアゲハチョウです。つがいでしょうか。 一通り花を渡り歩いた後、高みに消えました。 AのSちゃんが営む水道工事店の倉庫横にある栗の木です。日増しにというと大げさですが、毬が一回り大きくなりました。早くも秋の走りです。 向津留の農道をゼコゼコやっていた時、イヤホンにTELの着信音。大学の同窓Yからでした。彼は札幌生まれの札幌育ち。大学を卒業後、私のまちにある大手水産会社Nの臨海研究所に勤務しています。三十路になったばかりの可愛い後輩です。今晩、一献やるので一緒にどうですかとのことでした。暑気払いの誘いには二つ返事で返すのが礼儀です。そうしました。実を言うと、今日はもう一席、会社の部下から誘われていたのです。どうせなら、ということで梯子することにしました。いつものところまで行かずに早めの折り返し。シャワーを浴びてコーラスに行くという妻の車に便乗。午後7時過ぎ、出撃しました。 1件目は会社の営業部・某係の皆さんとでした。会場は、コスパのよい「ひかる」という店でした。既に始まっていました。杯盤狼藉。女性の多いセクションだけに、飲み物よりも食べ物の方が多いような気がしました。喉が渇いて生ビールを2杯。1時間談笑しました。顔を出してよかったです。写真のないのが残念です。 2件目はつね三。暖簾を潜ったらYと、彼の同僚2人が既に杯を傾けていました。kさんとJさん。二人とも知り合いです。気のおける面々。私も過去は水産の営業職でしたから、話題は自ずとその方面に。赤潮の状態がどうのこうの、マグロ養殖の現状、研究所の視察研修受け入れ、会社の発行する魚譜カレンダー、番匠川水系に放流したスッポンの再生産、佐伯湾で獲れるホヤ・・・。楽しい一夜でした。メートルが上がり、私が大将に「安くて美味しい酒はないか」というと、Jさんが続けて「いやいや、タダ酒のほうがいいぞ」無体な話になりました。日本酒を差しつ差されつ4人が同士討ち。写真はトコブシです。旨味凝縮の一品です。 天下の清流番匠川河口で獲れた蛤。酒蒸しがプリプリでした。 Jさんが「ただの刺身はないのか！」 これが出てきました。ヒラメの薄引きです。ポン酢で戴きました。 写真は今日の宴会メンバーです。楽しい夜でした。Y君、誘ってくれて有り難う。今日の一句蝶番夫唱婦随を今日知れり夏鮃鶏魚に負けじと脂乗せ今日のラン5km今日の酒生ビール2杯 キリン瓶ビール中1本 日本酒3合今日の写真はN水産のKさんが着ていたシャツです。さすが水産会社の社員です。鯨だ。模様はナガスクジラのようですが、本人の顔はマッコウクジラのような色合いです(失礼)。平成29年7月15日(土) 午前5時起床。晴れ。 南九州の梅雨明け以降、音沙汰無しです。九州北部はまだのよう。でも大分・佐伯は太陽が照って茹だるような暑さ。連日、35℃近くまで気温が上昇。加えて湿度が高く、少し動くだけで汗が出ます。「あなた、屋根裏部屋のあれこれを清掃センターに持ち込んで欲しいの。実家のゴミもね。ついでに芝も苅って頂戴」そうしました。軽トラに不要のカーペットや蒲団の類、発泡スチロールの箱などを積みました。勿論、柴刈りや庭木の手入れに使う七つ道具も。恥ずかしいのでゴミの写真は載せること能わず。私が積み込みをしている間、彼女は梅の土用干しを準備。色合いがいい感じです。 始末のついて出発。清掃センターに突っ込みました。軽トラ1台のゴミでしたが、持ち込むと格安。料金は百円でした。日曜日は営業を休みますが、土曜や祝祭日は開いています。助かりました。写真はセンターの前に広がる佐伯湾です。バラ積みの貨物船が浮かんでいました。おっ、その横に白い船体の客船が！本土と離島大島を結ぶ定期船「大島Ⅱ」です。船長たち、元気にしているんだろうか。 妻の実家に到着。伸びた芝の中にネジバナが咲いていました。 次の写真は落ちていた羽です。烏なのか鳶なのかわかりません。それはさておき、左下に見える道具は、10年前に購入の電動芝刈り機です。これ、使い前がよいです。とてもよく切れます。20坪の芝を20分で刈り終えます。 こちらの道具は出番がありませんでした。 妻が実家の古い葦簀を荷台に積み込みました。使えないものは引き取ります。帰り際、近所のコンビニへ寄りました。缶ビールを6缶仕入れました。真っ直ぐ帰宅。よし、汗をかきついでだ。トラクターに乗りました。父の畑と熊野神社下のそれを一廻し。夏草をやっつけました。ボロボロになりました。写真は陽の傾くまで梅の土用干しが図。 軽く塩の吹いていい感じとなりました。妻曰く、明後日まで干し続けるとのこと。勿論、夜は納屋に収納しますが。 シャワーの後は当然これ。やっぱりビールはサッポロです。 明日は父の手術に関し、医者のレクチャー日。TELあり、冷やした西瓜を持ってこいとの指令がありました。まだ早いかなと思いましたが、1玉穫りました。 妻が割ってみたら、まずまず。一口サイズに切ってタッパーへ。冷やして持参します。今日の一句土用干し蝉の二声塩を吹き梅並べ今日はこれまで後二日今日のラン無し今日の酒缶ビールレギュラー缶4本(スーパードライ3、オリオン1)サッポロ黒ラベルロング缶2本 白ワイン180ml今日の写真は2枚です。1枚目は妻の実家に巣を掛けたコガネグモ。家宝は寝て待てが基本の生きものです。彼等の渡世もいろいろとあるんでしょう。もう1枚は何だか判りますか？番匠川河口、清掃センター前の海に張ってありました。車海老の昼間育成施設です。種苗センターで生まれた体長20mm程度のものを数週間、この中に飼い、投餌しながら潜砂能力を持つに至るまで馴らすのです。頃合いを見計らって網を取っ払うと、佐伯湾に散っていきます。今、再捕率はどの位なんだろうか。気になるところです。ちなみに、今は標識放流をしません。放流ものかどうかの鑑定はDNAに依るんだそうです。
2017年07月15日
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紫蘇
平成29年7月1日（土） 午前4時起床。晴れ時々曇り。今日から1週間、大分は晴れの続く予報です。暑くなりそう。 床を離れ、トラにネコカリを与えました。居間のテーブル上に紫蘇の葉が山盛りになっていました。昨夜の妻が夜なべ仕事でした。 彼女、夜の白んで、起き出してきました。塩揉みを始めました。紫の汁が出てきました。聞いたところによると、母が畑で収穫したけれど、扱いに困って妻にお鉢が回ってきたとのこと。 これ、アクだそうです。 絞ったらこの程度の量になりました。 こさえていた梅酢を取りだしてきました。 此の溶液を、絞った紫蘇の葉に加えました。此のショッキングピンクをして「あなた、夏の色よ」とは妻の弁。これ、梅干しに使います。 さて、見ているばかりではいけません。「ちょっと天井の張り替えをしてくるだで」 床屋に向かいました。駐車場に着くと、混み合っているのが判りました。待つのは嫌です。とって返しました。帰りにいつものスーパーへ。当然、鯵を買いました。とりあえず、其の儘冷蔵庫へ放り込み、野良着に着替えました。休耕田の草が伸び放題。トラクターの爪で掻いてやろう。そうしました。写真は着工前。 こちらが竣工写真です。ついでに父の畑も一廻し。汗びっしょりになりました。 シャワーを浴び、最前の鯵に取り付きました。鮮度抜群でした。朝獲れの定置物は違います。どうですか、この感じ。 午後はカープの試合を聴きながら午睡。30分も眠ったでしょうか。「あなた、芋の蔓が残っているの。畝をこさえて頂戴」 鍬を持ちました。おっ、蝉の抜け殻だ。里芋の葉にくっついていました。これも夏ならではのシーンです。 畝が出来たら、蔓を植えなくてはなりません。素手での作業に、爪の中が黒くなりました。 蛙が跳びだしてきました。可愛い。 妻は野菜の収穫。毎日、この籠に山盛りです。木立はどの家庭も多かれ少なかれ胡瓜と茄子を作っています。隣近所への裾分ははた迷惑なだけです。 さてと、走ろうか。午後6時半、ストレッチをして出発。林道でサワガニに出くわしました。カメラを持参すればよかった。iphoneでパチリ。こちらも可愛い。蟷螂の斧ではありませんが、それに近い威嚇。 おっ、棒切れ？違いました。シマヘビでした。長い。130cmほどでしょうか。 近づいても逃げません。スマートな頭です。尻尾を踏んで見ました。ニョロリ、道路脇の藪に消えました。 帰宅してシャワー。男は黙ってプシュッ。クエーッ、もちぇん。 さてと、つぎは黒ビールを言ってみようか。プシュッ。こちらもいい感じでした。 当てはこれです。腹身の方です。切り口のエッジが気持ちよい。 おっ、焼き茄子だ。ラタティユといい、漬物といい、茄子責めが始まりました。いよいよ本格化です。 儂は茄子を食べないよ、byトラ。今日の一句空梅雨の紫蘇紫が妻を染め芋植し吾が爪の黒土匂う今日のラン6km今日の酒缶ビールレギュラー缶2本 冷酒2合 ワイン90ml今日の写真は花2題。1枚目はアガパンサス。梅雨時期は紫陽花といい、紫系が多いようです。こちらはバジル。こんな花が咲くとは知りませんでした。オマケです。抜栓したイエローテールのピノです。手頃感あり。
2017年07月01日
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今年初めて蝉を見た
平成29年6月29日（木） 午前4時起床。曇。日中、雲の薄くなった時間もありましたが、夕刻は今にも降り出しそうな空模様。写真は朝玄関を出た時、足下に舞い降りたニイニイゼミです。今夏初めてです。 リーマン野暮用を終えて真っ直ぐ帰宅。落ち始める前に走りました。ランの格好に着替える折り、テーブルに晩ご飯が準備されていました。走るのを止めて、即シャワーしようか。悪魔に「降り始めるぞ、今日は止めとけ、明日からまた頑張ればいい、プシュッが美味しいぞ」と囁かれました。私、天の邪鬼です。そういわれると是が非でも走らなければ、という気持ちになります。そうしました。汗びっしょり。それを流して、敢えてプシュッをやりませんでした。最初から焼酎にしてやりました。写真は三楽熟成4リットルボトルです。比較のため、ビール缶を横に置いてみました。私の住む木立地区のおっさんたちは、大方がこれを買い、茶碗に注いで生でやります。男の飲み方です。 当ては茄子の天麩羅でした。独活は皿の隅にちょっとだけ。日をおいたので、萎れて少ししか使えなかったそうでした。残念。Tやんの家へ次を貰いに行こう。それはそれとして、少しのそれ、与太った写真ではありますが、とてもいい感じの風味ではありました。 もう一品。オクラです。これ、昨日、いつものスーパーでIのK兄に出くわして「もってけ、このやろう」ラッキー。貰いました。彼は元同僚。リタイア後、農業をしています。以前にも書きましたが、県の農業指導員をして「佐伯で一番の茄子作り」と言わしめた人です。バカボンの父そっくりです。作った野菜を、此のスーパーのコーナーに出荷しています。菜っ葉ズボンにランニング一枚、あられもない格好でした。元気そうでなにより。戻ります。それを妻が煮て、出汁につけ込んだのがこれ。美味しかったです。 ついでですからそのバカボンpapa写真も一枚。平成25年12月30日に写したものです。顔つきは今も全く変わっていません。 さて、毎度のことですが、木曜日になるとネタ切れです。ぼんやりの中、頭を過ぎったあれこれを書きます。昨日の日経にアルチンボルト展の紹介がありました。芸術新潮7月号もこの特集です。植物を組み合わせて別のものを表現する画家です。その展覧会を上野の国立西洋美術館でやっているとのこと。9月24日までだそうです。うーん、惹かれないなー。以下にその記事を載せます。2枚の写真付きです。うち、下の1枚は説明に「クレモナ市立美術館蔵」とあります。うーん、クレモナかー。調べたら人口7万人あまりだそうです。イタリアの自治体制度、枠組みを知りませんが、単純比較すると私のまち佐伯とほぼ同等。内陸都市なので海がありません。佐伯には好漁場はありますが、美術館はない。欲しいな、ミュージアム。佐伯と姉妹都市になってくれないかな。 おっと、話が逸れました。クレモナといえばクラシック好きは弦楽器を連想します。ストラディヴァリウス、ガルネッリ、アマティ。有名な楽器製造工房です。余談ですが、イタリアの音響メーカー、ソナス・ファーベル社の製品にそのまちの名や工房名を冠しています。その一つ、ストラディヴァリ・オマージュは2本1組、定価1万ラー近くです。既に販売終了だそうです。どんな音がするんだろうか。その「クレモナ」には思い出もあります。学生時代、通った喫茶店の名です。北17条西4丁目付近でした。名曲喫茶でした。アルテックをおいてあったのを覚えています。マスターは北大交響楽団でトランペットを吹いていたらしい。何年か前に札幌を訪ねた折、探しました。在りませんでした。狸小路のウィーンに入り、マッキントッシュのスピーカーを聴きました。酸味の濃い珈琲でした。今日の一句足下にニイニイ蝉の背中かなクレモナの響きを耳に梅雨の晩今日のラン6km（後半ペースアップ）今日の酒三楽熟成 1合今日の写真もトラです。「ゆう君は爪研ぎを買ってもらったらしいぞ。うちはどうなっているんだ、えっ！」
2017年06月30日
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スナップ
平成29年5月17日（水） 午前4時半起床。晴れ。 本日ノー残業デー。午後5時きっかりに会社を出ました。若い連中も居残りは無しと聞きました。その足で某ホテルへ。移った先の営業は、業界の方々との付き合いがあります。今日はその一つ、某組合の総会でした。先日に見舞った上司はまだ入院中。代理挨拶をしなければなりません。皆さんの前でスピーチをしていたら、花火の音がドカンドカン。これも何かの巡り合わせです。「本日は某総会結成43周年、まことにおめでとうございます。平素から〇〇にご支援ご協力を賜り、厚くお礼を申しあげ、あげ・・・、ん？花火が鳴りましたねー、嘉風が勝ちましたか、よかったですね、今日の相手も確か横綱でしたでしょう、凄いですね、おめでとうございます、さても皆様方には業界を挙げて・・・」無事、挨拶が終わりました。関取のおかげでアイスブレイクとなりました。写真は某ホテルの隣にある住吉御殿です。余談ですが、この建物、鶴谷城の三の丸にあった建築物の一部です。紆余曲折あって、ここに移築されました。それます。鶴谷城とは佐伯のランドマーク城山の山頂に築かれた建物です。本丸、二の丸は現存しません。石垣だけが残っています。三の丸は山の麓にあって、城主家族の生活の場、或いは政庁として使用されていたようです。ちょっと絞りを調整して色合いを濃くしてみました。蘇鉄とも相まってちょっと南国的です。 日の落ちて帰宅。着替えて走りました。暗がりの林道は、どうしても好きになりません。しかし、それであってもルーチンの運動を終えた後の充実を得るためには、少しのストイックが必要です。そんなことを思いながらのランでした。夕食はお好み焼き。食べる前に先ずは冷酒です。嗚呼甘露。食べ終えて妻が夜なべを始めました。父の畑の豌豆を収穫したのでした。それを剥きました。明日も豆ご飯かな。ちなみにこれはスナップエンドウではありません。ただの豌豆です。 余談です。スナップエンドウ関連でスナップのことを。学生時代のことを思い出しました。私、野球部でした。左の投手でした。手のひらはあまり大きくなく人並み、ピッチャー向きの撫で肩でもありません。身長175cm、体重70kg。標準的な体型でした。球威はマックス120km位だったかな。当時はカーブと呼んでいましたがスライダー、ストレート、それにパームボールを使う緩急主体の勝負でした。ということでコントロールを磨くしかありません。手首と人差し指、中指の感覚を鍛えました。夜、寛いでいる時、硬式球を手放しませんでした。スライダーを投げる際は捻りが大切です。説明を上手くできませんが、人差し指、中指と親指に挟んだ球を、親指で弾いて回転させる練習を夜な夜な繰り返しました。カーブのこともかきましたが、球威のない投手であってもストレートは大切です。急速のない分、切れというか、伸びといいましょうか、球の回転が重要です。球が手を離れる折、人差し指、中指で如何に球を切るか。言い換えると出来るだけ速く手首を返して球の縫い目に掛かった両の指先のスピードを高めるかです。所謂スナップを利かせるというやつです。その練習は床にゴロリ、直球の握りをして天井に向けて手首だけで投げます。神経を両の指先に集中させ、且つ回転する球が丁度天井に届くか届かないか、ギリギリのところになるよう、手離れの感覚を磨くのです。勿論、球の回転も出来るだけ速くを心掛けます。毎日毎日繰り返しました。石の上にも三年といいます。日々の変化はありませんでしたが、1年経つと私のストレートは針の穴は通しませんが、100％キャッチャーの構えたところにいくようになりました。フォアボールは1試合に出しても2つ。手前味噌ですが、密かな自慢です。今日の一句角力のいと面白き日の落ちて今日のラン6km今日の酒出羽桜無濾過純米吟醸1合 iichiko1合。今日の写真は夕飯のそれです。結構なボリュームでした。イカもエビも無し、豚肉もほんの僅か。キャベツの芯が沢山入っていました。
2017年05月17日
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春点描
平成29年4月16日（日） 午前7時起床。晴れ。昨夜、コーラスの練習から戻った妻がハイボールを飲みたいと言いました。知多を使い、作ってあげました。私もストレートで相伴。ということで過ごしてしまいました。而して寝坊。写真は桜散るを眺めるトラです。背中にアンニュイを見て取れます。 今日は終日何もしないぞ。午前中はモーツァルトを聴きました。イタリアSQ。春のこの時期、荒ら屋を吹き抜ける爽やかな風には彼の弦楽四重奏曲がよく合います。「あなた、冷凍庫の整理よ。猪の肉を解凍したからスライスして頂戴｣そうしました。余談ですが、半解凍の肉も青紙スーパーを見せるとスパスパ切ることができます。写真は肋肉（あばらにく）です。 ついでです。包丁を研ぎました。毎度のことですが、仕上がった刃の光具合がいい感じです。鋼の部分が鏡のようになるのにエクスタシーを感じます。私、包丁フェチです。えっ、キチガイに刃物？「あなた、ストーブの灰掃除をして頂戴。中を掬ってくれたら、後は私が掃除機で綺麗にするわ｣そうしました。昨年11月からの5ヶ月余り、すきま風の入る家を頑張って暖めてくれました。来年もよろしくな。 午後、BS朝日で広島・阪神戦を観戦。投手戦になりました。久里が好投するも後1本が出ず惜敗。タイガースに負け越しです。畜生め。気分を変えるため、着替えて走りました。ラン6km。暖かい南風のゆるり吹く陽気でした。汗をたっぷりかきました。温泉の素を湯船に入れてサッパリしました。プシュッ。1缶空けて、ついでだからとうことで泡を抜栓。筍は隣のおばちゃんが茹でたものです。春の風味。 昼に切った猪をフライパンで焼いてくれました。塩胡椒でやってみました。いい感じでした。半分は煮絡めて明日の夜に食べます。午後9時、バタンキュー。今日の一句炉を閉めて今日が境の春を知る今日の写真はカメランしたものを。カメランとはカメラを持って走ること。道中、気に入った景色を撮影する楽しみです。以下は春の点描です。先ずは出発前のこれ。梅林の中に張った蜘蛛の巣にソメイヨシノの花びらが捕まるの図。 梅林庵の端っこに梨の木が2本植わっています。それに白い花が咲きました。淡い緑を帯びています。この色合い、いい感じです。 茶の新芽です。茶摘みは5月の連休を予定しています。数年前までは手鋏の作業でした。一昨年、背負いのエンジン式、中古を手に入れてから、楽な作業となりました。 さあ出発です。まず裏山に走り上がりました。筍を探しにです。1本だけ出ていました。 あっ、食べられている。猪の仕業です。もう一雨、二雨降ってからでないと本数を確保できません。来週末まで待とう。 MのTちゃん宅にある藤棚です。その蕾が膨らみました。咲くと熊蜂がやって来ます。その羽音も春の風情です。 菖蒲も咲き始めました。 これはFのRさん宅横に咲く八重桜です。ふっくらしに初々しさを感じます。 UのKちゃんが飼うセナがいました。この猫、馴れません。飼い主にも無愛想。手を延ばしたら咬んできます。眼光鋭いです。 Mさん宅の土手にタンポポが。この綿帽子、何だか年がら年中見ているような。 小中尾への道すがら、杉林の中に椎茸のほだ木があります。今年の出来はあまりよくないようです。 シロツメクサが満開でした。もう四つ葉のクローバーを探すような歳ではありません。うち捨てて足を速めました。 林道への入り口近く、護岸の災害復旧工事が終わりました。これでもう大丈夫です。 最後の1枚は拙宅裏庭の蒟蒻畑脇にある無花果（いちじく）です。芽が出ました。この木、昨年から実をつけ始めました。今年は沢山出来るといいな。
2017年04月16日
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父の入院、上司の送別会
平成29年3月24日（金） 午前6時起床。曇り。天気図から安定した西高東低の冬型が消えました。低気圧が数日おきに通過するの図となっています。雨模様の空が多くなりました。 数日前父が｢右足の調子がおかしい」肌色が消え、感覚が薄れたとのこと。会社を休んで病院へ連れて行きました。南海医療センターです。 余談ですが、この病院には絵画のコレクションがあります。館内、いたる所にそれを展示しています。先々代の院長が蒐集したものです。エコール・ド・パリが中心です。地元画家のものもあります。その1枚がこれ。郷土の誇り、新文展無鑑査・菅一郎画伯の作品です。悲しいかなカラスではなくアクリルの覆いでした。 午前に訪ねたのですが、あれこれの検査が長引きました。処置室、エコー、心電図、CT・・・。移動は病院の車椅子を借りました。押しながら父の後頭を見て、何がどうのというわけではありませんが、思うことありでした。午後3時を過ぎて入院が決まりました。心臓の内壁に血の塊が生じていて、その一部が剥がれて足の血管に詰まり、血流を悪くしたとのこと。欠片の脳にいかなかったのが不幸中の幸いとは医師の弁。そうなると一発でひどい脳梗塞になっていたとも。その場で血塊を溶かす点滴が始まりました。本人、ベッドに寝たまま「あーしばらく何もできん。こうなってみると、人間、鍬を持って野菜を作るのが一番幸せじゃーのー」ポツリ、つぶやきました。87歳、入院の目安が3週間と聞かされ、しょんぼりの図ではありました。とりあえずの手続きを終えて帰宅。母にあれこれを報告。下着や歯ブラシ、それに注文の本などを見繕いました。それらを帰ってきた妻に託し、着替えました。 今日は2年仕えた上司の送別会でした。着替えて会場のさくら亭へ。おっ、その名のとおり、早くも咲いている。 ここは築山の庭がいい感じなんです。植わるソメイヨシノはまだ蕾。 池に鯉が泳いでいました。 庭から中の様子を窺いました。こんな感じです。私たちは2階の間で宴会。 次は出た料理の中から二つを。一つは天麩羅。天つゆではなく抹茶塩をつけて。 この店のオーナーは養鰻をしています。当然ウナギも。ひつまぶしのような感じです。 殆どの人がビールか焼酎を飲んでいました。私は日本酒を。写真は紅一点、掃き溜めに鶴の鶴女です。 春めいての日本酒もおつな味です。 幹事企画の余興もあって、楽しい夜となりました。退職の先輩は社員の手本となるような方、仕事に向き合う姿勢を背中が教えてくれました。健康を祈念し、皆で万歳を三唱しました。いい送別会でした。 杯盤狼藉、ちょっと飲み直そうか。三々五々、夜に帳に散った部下たちの一人、dateline にTELしてみました。彼曰く「はし本に突っ込んでいる｣ そこを訪ねました。暖簾を潜ったら、弊社と連携の大学教官が二人、やっていました。協定を担当するdatelineが送別会の後に示し合わせ、この場を予定していたのでした。肖像権のないことを確認してパチリ。男性は農学博士、女性は工学博士。酔っていてよく覚えていませんが、フランスの留学生活、メキシコの建築視察旅行、あれこれの話を伺いました。写真に大将も加わってもらいました。私、疲れた顔をしているな。 このあと、ドラえもんとキリノスケがワープ。 流石のdatelineも弱り気味。連日、会社を終えての出撃に疲れが出ているよう。 ん、ドラえもんがいきつきました。タオルを投げました。お開きです。 代行運転で帰宅しました。いつもはトラが向かえてくれるんですが、今日は違いました。｢酔っぱらいは嫌いだ」byトラ。今日の一句父の背の狭さ軽さや春の風今日の写真はさくら亭に咲いた馬酔木2題。藪に咲くそれと花弁の大きさ、立派さが違います。堀辰雄が浄瑠璃寺で見たそれは野趣のほうでしょう。もう1枚は淡いピンク。この色を見たら馬酔木のイメージが変わります。
2017年03月24日
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石鼓文
平成29年3月7日(火) 午前4時起床。晴れ。外気温は4℃だったかな。真冬の寒さではありませんが、寒の戻った一日でした。乾燥注意報が出て火の元には用心ですが、吹く北風に割った薪の乾くことをイメージし、何とはなしに嬉しい杣夫です。斧を使う薪ストーブ愛好家だけが感じることの出来るえもいえぬ感覚。 今日から年4回ある大会議。明後日までその名のとおり大きな会議場に缶詰となります。今日は予定より早く午後3時前に終了。以降、懸案事項についてのミーティング準備やハンコ押し。テリトリーの仕事を若い連中がこなしていきます。持つべきは部下です。定時過ぎに退社、アフター5に走ったり本を読んだり出来るのは彼等のおかげです。午後6時を待たずに会社を出ました。数時間前から少し頭痛。帰宅してランの格好に着替えましたが、寒風をついて走るのはちょっと。ということで風呂に。黒霧のお湯割りを引っ掛けました。帰ってきた妻がポトフをこさえてくれました。コンチャイ・トロの逸品、サンライズを開けました。前にも書きましたが、1,000円以下のスクリューキャップにあってはこれが最高峰。チリワインを広めた立役者。ストライクはカベルネ・ソーヴィニヨンですが、今日はカルメネール。これも出色。香りは勝るとも劣らない個性です。 閑話休題。日経が3月5日に紙面をリニューアル。NIKKEI STYLE という日曜版を始めました。期待していたのですが、どうも広告が多いような感じです。切り口そのものが広告になっています。経済新聞ですから仕方ありません。で、その中にCulture の頁があり、次の写真を掲載していました。 象形文字のようです。石鼓文（せっこぶん）との説明がありました。調べたら秦の時代以前の文字で、唐の時代、花崗岩に刻まれたものが出土。周あるいは殷の時代の「狩猟を描写した詩が刻まれ」ているんだそうです。それはそれとして、このたび出版された漱石「心」、ブックデザイナーの祖父江慎氏が手によるこの装丁が美しいのだそうです。装丁史研究家・臼田捷治氏が紹介でした。「こころ」の初版本に漱石がこれを使い、100年を経て新たな息吹という切り口でした。 私がこのコラムに惹かれたのは、次の写真をしてです。拙宅にある｢漱石全集」です。この装丁も石鼓文。全集は全29巻。図書館で気に入り、10年ほど前にヤフオクで二束三文、手に入れました。当時は石鼓文の何たるを知りませんでした。「珍しいな」とは思っていましたが放念。コラムを読んでそれと判り、一つ納得のいった杣夫でした。 ちなみにこの第9巻は彼の文学論です。英語混じりが延々500ページ以上続きます。難解というわけではありませんが、腰を入れてかからないと、読む行為が無為になります。心構えは大学入試の国語に小林秀雄の評論が出題され、それに向き合うが如くであらねば、です。今日の一句石鼓文唐か清かと夢遥か今日の写真は蛾です。朝、玄関の引き戸に留まっていました。春です。帰宅した折も、まだ其処にいました。妙なことです。
2017年03月07日
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新聞の面白さ
平成29年1月23日(月) 午前4時起床。快晴。寒い一日でした。最高気温は5℃位だったかもしれません。冷たい風が吹きました。 金曜日に終わらなかった会議を再開、午前に始末がつきました。幾つかの指示がありましたが、決まりののついた気分ではありす。昨年の梅雨時期、フレームを示して以来この方、営業のrequestをとりまとめて今日に至りました。前半戦をドラエモンと韋駄天が、後半戦は財務の連中が汗をかきました。私は座っていただけでしたが、それでもここに至るとそれなりの感慨は覚えます。午後はポカ休を取る予定でした。しかし、ドタキャンでその必要なし。幾つかミーティングに同席。お客様もあって、忽ち時間が過ぎました。 定時過ぎ、会社を後に。ディスカウントショップに寄りました。海童が底を突いたので、さつま白波を買いました。どうですか、本格焼酎ですよ。 「本格」、いい言葉です。本来の意は「正規」とか「正式」、｢公式｣或いは｢フォーマル｣。｢本格焼酎｣の定義はウェブの説明に譲るとして、ビールに例えると「男は黙ってサッポロビール」に近いニュアンスを感じます。その通り「名聲轟四海｣とあります。流石のキャッチコピーです。余談ですが、小説に本格が付くと、社会的現実を描いた小説を意味します。五味川純平、山崎豊子、司馬遼太郎。この3人は必読です。ちなみに対義語は私小説。個人的体験を題材にした日本文学特有のものです。こちらも悪くないです。村上春樹氏はその代表格。 これだけでは物足りないので、ハイボール用にとニッカのブラックも購入。妻は安上がりの女ですが、私も同じく安上がりの男です。680円。これと白波のお湯割りを1杯ずつ。当ては秋刀魚の塩焼きでした。 ん？なんだ？寸胴鍋がありました。中に小豆が入っていました。鏡開きにお汁粉を食べ損ねた妻は、今になって思い返し、それをこさえ始めました。薪ストーブにかけてコトコト煮ました。その写真のないのが残念です。 余談を一つ。今日の日経は出色でした。いつもは見出しをすっ飛ばし読みですが、へーっ、そうなんだという感じや、ああそうか、興味を惹く記事が多かったです。列記します。 1面の春秋は鍋の話でした。寒い夜はこれに限る、最近、スーパーの棚に各種スープが並ぶ様をして隔世の感、杉田久女「寄鍋やたそがれ頃の雪もよひ」。 企業面は企業の環境経営度ランキング。環境への配慮がどれだけなされているかという切り口です。順位はキャノン、日産、コニカミノルタと続きました。非製造業も業種別に掲載がありました。どの会社も東証一部上場の大会社です。 新興・中小企業面に「『婚活疲れ』ケアサービス」というのがありました。文字通り、婚活がうまくいかず、精神的負担を感じている男女をケアするサービスだそうです。色々あるもんだ。 教育面は2017年度から始まる給付型奨学金制度の解説。「進学格差是正へ前進」「主要国ほぼ導入 国は経済効果説明を｣とありました。一方に批判や反対論もあります。制度設計も難しい。 18歳プラス面は池上彰氏の大岡山通信。若者向けの大きなコラムです。今日はニセニュースの蔓延には選別眼を持つ必要があることを易しく解説。 くらし面に｢体験学｣という特集があります。今日から「刃物産地で包丁をつくる」体験シリーズが始まりました。福井市の記事です。25ラーを払うと、刃物をこさえる体験ができるとのこと。参加した男性は「妻へ送りたい」との弁。 地域総合面は「公営競技、ネットの神風｣。若年層がスマホでギャンブル投票し始めて、地方競馬や競輪、競艇が利益を出しているとのこと。この風を受け、ばんえい競馬も設備投資するらしい。行ってみたいな帯広。同ページにも一つ。「列島追跡、高知県、単一農協実現せず、有力3農協、独歩貫く」流石土佐、龍馬の生まれた土地です。独立の気概です。TPP何するものぞ。｢農家のための農協をめざす｣という謳い文句で生き残りに取り組むとありました。注目です。 スポーツ面はなんと言っても大相撲。嘉風は千秋楽に給金直し。いいぞいいぞ。稀勢の里はもう一場所様子を見るべき。 社会面は遠藤周作氏の｢沈黙｣新潮文庫版が200万部を突破したと。映画の公開前に4万部の増刷だそうです。 文化面は私の履歴書、カルロス・ゴーンさんが佳境ですが、も一つ面白い記事が写真入りで。東京・浅草の演芸場で大根や人参で即席の笛をこさえ、吹きながら漫談をする90歳の方を特集。薩摩芋、蓮根、蕗も材料になるとは。面白かったです。 とまあこんな具合です。新聞てホントに楽しいですね。それではさいならさいなら。今日の一句寒風に肌を刺されて逃げ帰り今日の写真は絵葉書です。仕事柄、時々、親書を受け取ります。返事を返さないといけません。今日したためた1枚です。
2017年01月23日
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マトウダイをさばく
平成28年12月29日(木) 午前3時起床。曇りのち晴れ。未明の外気温3℃。寒い一日でした。昼過ぎ、少し時雨れました。曇りがち、終日冷える日のことをこちらでは「がんち日和」と言います。今日がそうでした。 午前7時過ぎまで雑誌をペラペラ。新潮社の季刊誌「考える人」です。ウィキに｢『Plain living,High thinking. シンプルな暮らし、自分の頭で考える力』をモットーとしている。毎回１つのテーマを特集しており、その他には評論・エッセイ・小説などを連載している。ユニクロの協力で創刊された雑誌であり、入っている広告のほとんどが同社のものである。ユニクロを題材にした記事も毎号必ず掲載される。」と書いてあります。新聞、雑誌は、何があったか、それは何を意味するのかということを書いています。これには人が何を考えているのかが書かれてあります。今回も捉えどころのない対象「ことば」についてを特集していまた。各人の批評は、読者への媚びへつらいや阿（おもね）ることはありません。悪くないです。時々、こういう切り口のものを読むことで、何となくまだ呆けていないな、大丈夫だな、と独りごちるんです。 休みに入ると、妻も娘も寝坊助です。なかなか起きてきません。折角の休日なのに、もったいない。時鮭のカマを焼いて一人贅沢な朝ご飯。味噌汁が美味しかったです。腹のくちてソファーへ。NHKFM、フルトヴェンクラーの特集をトラと一緒に聴きました。 トラ曰く「旦那、名演奏だね」 音楽もですが、薪ストーブの火もいい感じでした。今燃やしている樫は2年乾燥させたものです。熾火はガスの炎に近い色になります。この色合い、何がいいのか判りませんがいいんです。 おっと、もうこんな時刻か。後れをとってはいけません。着替えて天井の張り替えへ。散髪屋に突っこみました。50円値上がりして1,000円になっていました。ハサミを持つオヤジさんとの会話はもっぱら正月休みのことでした。彼曰く「31日の午前まで仕事なんです、年が明けたら近場の山に登りたいけど、屋やっぱり寝正月かな、駅伝を見ながらね、青山学院が優勝でしょうね」 サッパリしました。髪を切ると肩こりが取れるような感じがしてよいです。とって返しました。午前は薪を居間に運び込んだり、包丁を研いだり。雑事を片付けました。写真は拙宅の菜切り｢菊一文字｣です。包丁を持つと、トラが刺身をもらえるものと思い込んでいます。 ピカピカ。仕上げ砥石の後は髭も剃れるような切れ味になります。いい感じです、この感触。玉葱を切って涙の出ないのは当たり前、野菜は刃を見せるだけでよろしい。 午後、妻と娘は買い物に出かけました。私は走ろうと着替えました。外に出てランシューズを履いた途端、父に見つかりました。アトリエに薪を運び込むよう言われました。そうしました。一輪車を突っぱる距離が長いんです。 ｢ついでにこれも料理してくれ｣。おっ、マトウダイだ。従姉の旦那さんが、釣ったものを父に持ってきてくれたのでした。 この魚、不細工な形をしていますが、白身は癖がなく、刺身にいいんです。包丁を研いだことだし。早速取りかかりました。 鮮度抜群の証拠は鰓の赤さです。 おっ、抱卵だ。肝も大きい。胃袋も洗って煮付けることに。 写真は完成の図。これは明日父の家に届けます。 大きい方の半身を刺身にしました。透きとおるような身は淡泊。 おーよしよし、お前の分もあるからな。 始末を終えました。寒い中をラン6km。包丁研ぎに始まって、走り終えるまでずっとNHKFMのクラシックリクエストを聞き続けました。名曲ばかりが流れました。一年を振り返るこの時期、落ち着く番組ではあります。これをしてNHKもインターネットラジオでクラシックを垂れ流して欲しいと思いました。オッターバだけでは物足りない。 汗を流して晩ご飯。食後は家族めいめい。妻はヨガ教室へ出かけました。娘はピアノ。生演奏は下手であってもいいものです。柳葉魚を炙り、ウイちゃんで締めました。バタンキュー。今日の一句娘弾くピアノの音色歳の暮れ包丁を研ぎて心の新たなる愛猫と刺身を喰うて腹を出し今日の写真は父の家の薪ストーブです。昔のタイプです。2次燃焼する構造になっていませんが、これはこれで暖かいです。
2016年12月29日
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鉄道手帳
平成28年12月14日(水) 午前4時起床。曇り時々雨。午前は暖かかったんですが、夕刻に北風が吹き始めました。氷雨になりました。終日デスクワーク。ミーティングを幾つか。小会議には出席しませんでした。ノー残業デーなので終業時刻過ぎに会社を出ました。真っ直ぐ帰宅。昨日決心したばかりです。小雨の中をラン6km。濡れて道悪の林道、しかも暗いとあっては怖くて足が向きません。木立橋と前方沖橋、木立小学校辺りの周回コースをクルリ2回り。お供はラジコ。STVラジオのタイムフリーで日高晤郎ショーを聴きました。途中、狸を見ました。可愛かったです。帰宅して薪を居間に運び込みました。湯船に浸かってサッパリしたら午後7時。今日はもつ鍋でした。流した酒は西の関の生。新酒が出回り始めました。これ、いい感じでした。食べ終えて妻は再び台所へ。柚子の果皮を刻み始めました。柚子茶をこさるんだそうです。 じょうのう膜からさのうを取り出して鍋に入れました。これを煮て砂糖を加えて出来上がり。 竣工写真です。この瓶詰めが2本出来ました。寒い折、ひとつまみをティーカップに入れて湯を注ぐと、香り豊かで美味しいんだそうです。楽しみです。 晩酌が済んで、NHKFMのベストオブクラシックを聴きながら珈琲を楽しみました。こちらの当ては栗の渋皮煮。秋に妻がこさえたものです。美味しかったです。 昨日、専門手帳のことを書きました。昼休みにAmazonで鉄道手帳、天文手帳、歴史手帳の3冊を注文。自分へのクリスマスプレゼントです。夕刻、そのうちの1冊が届きました。その迅速、流石Amazonプライムです。写真がそれです。 各月の冒頭に特別列車の案内が載っています。1月を拾ってみますと、ほろ酔い列車、イルミネーション列車、地酒電車、ワイン電車、自然薯列車、お刺身列車、新酒おでん列車、初詣列車・・・。この月だけで40あまりの数に上ります。色々あるものです。中に津軽鉄道のストーブ列車を見つけました。客車に乗って石炭ストーブでスルメを炙り、一杯やりながらの雪景色。一度乗ってみたいな。 ちなみに記入欄は見開き2ページが1週間分。各日の別下に鉄道豆知識を載せてあります。蘊蓄が貯まります。 巻末は資料編。70ページ近くのボリュームです。これも暇潰しに持って来いの内容です。車の信号機は赤、黄、青(実際は緑かな)の3灯式ですが、鉄道のそれはランプが縦並びで2灯から6灯まであることを知りました。今日の一句何所へ行く紙上列車を乗り継いで今日の写真は賀状です。見ぬふりをしていましたが、テーブルの上に置かれてしまいました。腹をくくらないといけません。
2016年12月14日
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専門手帳
平成28年12月13日(火) 午前5時起床。終日雨。未明と夕刻は雨脚が強かったです。時雨とは異なる降り様、この時期にしては珍しいです。 終日デスクワーク。幾つか協議もありました。小会議は淡々と進んだようでした。定時過ぎに会社を出ました。雨のためランは無し。湯船に浸かり、あれこれを思いました。雨中を走らなくなって何年になるかな。レースに出ていた頃は突き動かされるような焦燥感がありました。毎日のように運藤公園へ寄り、夜の雨を走りました。最後の大会は2年前だったかな。最近、練習不足で体が鈍っています。理由は会社を後にする時刻が下がったためです。でもそれは口実。早く飲みたい一心です。堪えて夜走ればいいんです。目標を据え、踏み出すことにしようか。そうすれば暗くなっても走らざるを得なくなります。身体も締まります。レースを物色することにしました。 そんな決心は飲みながらです。多分三日坊主。 手酌をしながら週刊紙を斜め読み。惹かれた記事は専門手帳特集でした。サンデー毎日の12月25日号です。「見知らぬ世界へのパスポート」という見出しです。この時期、本屋の店頭は手帳が山盛りです。能率手帳、手帳の高橋などが定番です。専門手帳はこれらオーソドックスなものとは異なります。趣味の世界、或いは業界専門の方が使うのでしょう。特定の業界、世界に特化した内容です。紹介してあった手帳を列記します。歴史手帳、鉄道手帳、天文手帳、花研手帳、医療スタッフ手帳、自衛隊手帳、海上保安ダイアリー、仏教手帳、カトリック手帳、教徒手帳。それぞれに内容の説明がありました。歴史手帳は何度か購入したことがあります。リニューアルということなので今年も買おうかな。惹かれたのは鉄道手帳と天文手帳。医療スタッフ手帳というのもいいな。 ちなみに弊社も手帳を発行します。社員や株主が購入します。1冊600円です。度量衡や年齢早見表に加え、社内外の業界情報を掲載しています。日常これを使いませんが手元に置いておくと何かと便利です。若い人は手帳そのものを持たず、スマホを使っています。私もiphonを手にして以来、紙媒体は使いません。iCloudが便利なんです。今日の一句冬の雨フロントガラス叩く道今日の写真は鯖の味噌煮です。生協の出来合いですが、ホウレンソウは自家製。煮汁に浸し、燗酒で流しました。
2016年12月13日
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新聞記者の文章
平成28年12月12日(月) 午前4時起床。晴れのち曇り。気温は15℃まで上がったようでした。 朝一に役員会。その後はデスクワークとミーティング。明日から3日間、出番はありませんが小会議が続きます。途中、協議やミーティングが入ります。モニターで見ることになりそうです。 夕刻、退社時刻を過ぎて慌ただしくなりました。役員会議をする部屋に報道関係者が集まっていました。取材のビデオカメラやペンと手帳片手の新聞記者の皆さんがわんさか。マイク先の方はテレビニュースになり、紙面に載ると思いますので割愛。 インタビューの内容はそれとして、私、しゃべる主人公の弁をして記者さんたちが取るメモはどんな内容なのか、興味を惹かれます。彼等はプロです。作家とは違い、新聞記者の文章はスマートで無駄がありません。奇を衒い文章を格調高く見せようとする似非作家よりずっとよいです。文章は洗練されているところにこそ格調の高さがあるのです。だから記者出身の作家がよいです。好きです。メモの話に戻ります。持ち帰り、推敲して記事に仕立てるのでしょうが、その元になる控帳です。覗いてみたい。ただし、字は汚いだろうな。写真は取材の皆さんです。お疲れさまでした。 帰りにディスカウントショップへ寄りました。ふなぐちばかりを飲んでばかりいると何の中毒かわかりませんが中毒になってしまいそうです。濃いんです。血液も濃くなりそうです。時々薄めてやる必要があります。ということで燗酒用の3リットルを2本見繕いました。どうですか、このツインタワー。梅林庵に聳える難攻不落です。今日の一句賀状書くネコの頭を抱えつつ今日の写真はハードディスクです。容量は3TB。先日、届きました。これまで160GBのものを使っていました。写した写真で満タンになりました。今度のは底なしです。もう大丈夫です。一杯になることはありません。何年経っても底溜まりのままです。
2016年12月12日
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毒舌
平成28年11月10日(木) 午前4時起床。曇りのち雨。 午前5時半過ぎ、朝ジョグ6km。帰宅して筋トレをチャチャッ。シャワーを浴びての朝ご飯が美味しかったです。吸い物は鯵の頭と骨。刺身をこさえた際に出る残滓を使いました。美味しいんです、これが。 仕事は午前中デスクワーク。午後はミーティングが続きました。バタバタ感がありました。暗くなってお客様がありました。応接室が満杯になる人数でした。 忙しかったので、新聞をチェックする暇がありませんでした。今日の一面は各紙ともブチヌキだったと思います。論調の比較を楽しみにしていたのですが、能わずとなりました。 それに関連し、NHKニュースが面白い話題を流しました。開票の始まる朝でした。ペルーの祈祷師二人と中国の猿がそれぞれ結果を予想した映像でした。祈祷師の方はクリントンとトランプに割れました。猿の方はというと、両側に両者の看板姿を置いたところに放たれました。途端、トランプの方へ走り寄り、しがみつきました。奇しくもでした。以前、サッカーW杯の勝敗を蛸が予想しましたが、猿占いも悪くないなと思いました。 さても新大統領、凄まじい毒舌でした。彼の悪態をして、フィリピンの親玉が引き合いに出されています。私は、平壌の国営放送が頭に浮かびました。「北への誹謗中傷、その代償はソウルが火の海になる」なんとも激しい言葉ではあります。も一つ紹介します。首脳の言として極めつきだと思います。イランのアフマニネジャド氏が大統領だった折の発言です。「イランのすることに反対する奴は手をあげろ。俺がその手を切り落としてやる」何とも過激です。開いた口がふさがらないとはこのことです。笑ってしまうほどの可笑しさではあります。閑話休題。 会社を出たら、落ち始めていました。雨の中を帰宅。シャワーを浴びての一杯は出羽桜。生酒が甘露です。これを当てに流しました。熱に身が痩せてしまいましたが、カボスをかけた味は絶品でした。 メインはこれ。チキンでした。いつも手料理の妻に感謝です。日本酒1合を飲んで、日向木挽ブルーのお湯割りに替えました。今日はこれで打ち止め。酒はほろ酔いに限ります。 さて、明日、明後日とブログを休みます。上京します。東京にウィーン国立歌劇場がやってきます。ワルキューレを楽しんできます。チケットは100ラー近くの値段でした。 数ヶ月前、新聞広告を見て、ポカ休、往復の飛行機代をはじめ所謂顎足枕代のことを思うと無理だな。ため息をつきました。そのことをブログに書きました。nkucchanから「後悔を続けるより思い切るべきだ」と叱咤激励されました。背中を押され、踏み出すことができました。持つべきは友です。nkucchan、あなたのおかげをして今日のワクワク、ウキウキ感。たまりません。有り難うございます。今日の一句毒舌をどこか楽しむ心あり今日の写真は録画した番組の映像です。シギスヴァルト・クイケンでBACH無伴奏チェロ。ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラという楽器で演奏しています。深い響きでした。
2016年11月10日
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月曜日は書くことがない
平成28年11月7日(月) 午前4時起床。晴れのち曇り。未明の外気温は14℃でした。ストーブを焚かず。 月曜日は早朝出勤。早朝ミーティングを終えてデスクワーク。終日でした。 日の落ちるのが早くなりました。忽ち暗くなりました。雲の出た空に上弦の月が浮かんでいました。今日も帰りにコンビニへ寄りました。ふなぐち菊水を2缶買いました。これ、いい感じなんです。度数は20度近くあります。熟成なので、甘味が勝っています。甘露です。風呂に入ったあと、アルミ缶の蓋を開けました。当ては残ったトトロでした。 書くことがないです。こんな時は新聞記事を。毎日新聞に、今年で最後の毎日出版文化賞のことが載っていました。書評賞に荒川洋治氏の「過去を持つ人｣が選ばれました。松原隆一郎氏の選考評も併せて掲載してありました。この本、買いです。 荒川洋治氏といえば思い出します。数年前までTBSラジオ「日本全国8時です」の毎週火曜日コメンテーターが彼でした。体調を壊して番組を降りるまで、楽しい話を聞かせてくれました。本の読み方、辞書の楽しみ方、日記の書き方・・・。写真はその毎日記事です。 ついでに週刊紙の記事を。週刊新潮11月10日号の巻末グラビアに、禁玉さんのお住まい、岐阜県多治見市にあるモザイクタイルミュージアムのことが載っていました。以前に里おい君と訪ねたブログを拝見したことがあります。週刊新潮は「タイルの町に出現した異形の美術館」という見出しをつけていました。読む限り、美術館と博物館の両方を兼ね備えた展示内容のようです。 余談です。芸術を解するには、作品そのものを見聴きするだけでは十分といえません。時代背景と併せ作者の人となりを知ることで、見えてくるものがあります。その｢見えてくるもの｣をジワリ感じるのが芸術と接する楽しみなのだと思います。例えばピカソ。子どもの頃、彼の絵を写真で見て何だコリャという思いをしました。しかし、大人になって、彼の生きた時代と共産主義思想に傾倒する人生を辿った後に作品を鑑賞したら、画の1枚1枚に大いなる意味の込められて、或いはにじみ出ているのを感じます。本を読むと、作者と対話している気分になりますが、鑑賞も同じです。実物の作品を目の当たりにしてのこの感じ、エクスタシーです。これがいいんです。 ということで戻りますが、多治見のタイルミュージアム、タイルの歴史を学んで訪ねると、何かを感じそうです。写真は同館にあるモザイクタイルの簾です。何だか町の歴史がにじみ出ているような。今日の一句現代詩碩学の彼長命を今日の写真はネタ切れにつき、フードプロセッサーを。昨日、大和芋はこれで始末しました。摺り下ろした直後です。大和芋がこびりついている。
2016年11月07日
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二つの案内
平成28年7月19日(火) 午前2時に起きてブログ記入。2時間ほど読書して、やっぱり早起きが過ぎたと独り言。また横になりました。目の再び覚めたのは午前6時。新聞休刊日でした。散歩もなし。写真は届いた岩波文庫の赤帯です。130冊あります。西洋物です。吉村昭も大方終いです。梅雨も空けたし、夏の未明、虫の音を聞きながら楽しもうと思います。名を知らぬ作家、読んだことのない物語ばかりです。これも出会いの一つではあります。翻って、この歳になると女性との出会いにときめきませんが、古い本の中に見つける若者たちの恋事情にはうっとりなります。 終日晴れ。夕刻、曇りました。ラン6km。蒸し暑く、汗が噴き出ました。夜、遠雷だなと思いきや、ザーッときました。 前後します。週明けの今日は、朝一にボード会議。以後終日デスクワーク。具合の悪い稟議書にチェックを入れるのも仕事の一つです。営業からのそれに口を出すと嫌われますが、仕方ありません。立場上、スルーはいけません。 昼休み、高校野球の結果を知り、いいぞいいぞ。佐伯鶴城は8対0、コールド勝ちを収めました。これでベスト8。明後日、昨年の代表校、別府・明豊高校と対戦します。ソフトバンク・今宮の母校です。強敵だな。何とか勝ち進んで欲しい。今日、由風は惜敗でしたが、カープは大勝。禁玉さんに申し訳ないです。 さて書くことがないので展覧会、演奏会のことを。 大分県立美術館が片岡辰一のコレクションを入手したそうです。展示のパンフによると、片岡氏(1909～1983)は山口県の実業家。郷土の生んだ日本画家田能村竹田を中心にした蒐集を館が手に入れ、いよいよお披露目なのだそうです。 パンフの裏に「小野道風《古今和歌集第11段間〈本阿弥切〉》を紹介していました。三蹟の1人です。頼山陽の書もあるそうです。開催期間は7月29日から9月11日まで。見逃してはなりません。 もう一つ、演奏会の案内がありました。第17回別府古楽祭です。こちらは9月22日木曜日、秋分の日。13時開演・入場無料。場所は別府市公会堂。改修なったホールの響きが楽しみです。このコンサート、大分県立芸術短期大学の小川先生主催です。先生自らリュートの類を弾きます。秋風の吹いて、そぞろ聴く古楽。気分はオータムです。 今日の一句虫の音が早く来いとぞ秋を待つ燕舞い蜻蛉無情稲実る元越を駆ける驟雨のいと速き今日の写真は南瓜です。妻が煮ました。柔らかい。マロンケーキのような食感でした。
2016年07月19日
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