「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

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2018.11.05
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カテゴリ: 美術館・博物館
​​​​​​​​​​オランダ『アムステル国立美術館』ヤン・ステーンの代表作「聖ニコラウスの休日」・・・とは?


どんな楽しい休日なのでしょうか?


おやっ。泣いている子もおりますね~


ヤン・ステーン『聖ニコラウスの休日』聖ニコラウスのお祭り

Het Sint-Nicolaasfeest(1663-1665)

82.0cm×70.5cm

『アムステルダム国立美術館』3階に展示

ヤン・ステーン・・・とは?
Jan Steen

1626年-1679年1月1日

オランダ・ライデン生まれ

17世紀オランダ絵画黄金期を代表する



静物画・肖像画・歴史画・宗教画など

800作品を制作した。


『聖ニコラウスの休日』は・・・

風俗画家「ヤン・ステーン」の最も著名な作品のひとつであります


この作品に描かれているのは・・・

子どもの守護聖人である!

サンタクロースの原型とされるバーリ(またはミラの)


聖ニコラウスが・・・

子どもたちへの贈り物を届けた翌日の朝の場面

予想通り・・・

クリスマスの場面で

ストーリー性とその演出を巧みに合わせ



ヤン・ステーンの傑出した才能が遺憾なく発揮された作品


ここに描かれた子どもたちは、

人形など聖ニコラウスの贈り物を手に喜びの表情を浮かべておりますが


左端の男の子は・・・

白樺の枝を贈られ



泣き出してります号泣


このようなユーモラスな場面は、

教訓的な要素を含ませた場面表現は、

巨匠「ピーテル・ブリューゲル」らに通ずる

伝統的な表現であり


ヤン・ステーンは・・・

それにおける同時代の第一人者であります。


賑やかで騒々しい雰囲気で

生気に満ちた人物表現、

明瞭で大気的な光と空間の表現、

丁寧な細密による場面構成要素の描写なども

ヤン・ステーンの最も特徴的な

表現手法として知られている。


オランダの子どもたちは・・・

この絵を見ながら親に

「ほら~ご覧なさい!良い子で居ないとあの男の子の様になるわよ!」

と・・・ウィンク言われるのでしょうか


ヤン・ステーンは・・・

1626年、ライデンで生まれる。

ステーンの家族は、醸造を営み

2世代にわたって宿屋を経営していた。

同年代に生きた「レンブラント」と同じ

ラテン・スクールに通った。

ドイツ人画家Nicolaes Knupferの下で学ぶ。

田舎風の風景を描いたハーレムの

画家アドリアーノ・ファン・オスダーデや

イサーク・ファン・オスダーデの影響も受けていると思われるが

ステーンとオスダーデが実際に交流があったかどうかは分かっていない。


1648年、ステーンとハブエル・メツーは、ライデンの聖ルカ組合を組織する。

著名な画家ヤン・ファン・ホイエンの助手となった後、ハーグに移る。


1649年10月3日、ステーンは、ホイエンの娘マグリットと結婚

8人の子どもをもうける。

ステーンの作品には、家族が度々、モデルとし

自身も絵画に加わる事もあった。


1654年まで、義理の父親の下で働く。その後デルフトへ移る

De Roscamという名の醸造所を経営


1656年~1660年、ライデンの北のワルモントに

1660年~1670年、ハーレムに住み、多くの作品を手掛けた。

1670年、妻の死の翌年であり、自身の父親が亡くなった。

ステーンは、ライデンに戻り、以後ライデンに留まる。

1672年、災いの年「Year of Disaster」に絵画市場が機能しなくなり

ステーンは、宿屋を開く

1673年4月、再婚。

1674年、聖ルカ組合の代表に就任

1679年1月1日、ライデンにて死去。




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最終更新日  2018.11.05 00:10:18
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