つきあたりの陳列室

つきあたりの陳列室

2007.01.13
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カテゴリ: Book
本巻でも,描き下ろしを心ゆくまで堪能。

主人公の桂が,雨の日の歩きなれた道で目にしたものが描かれるうち,自分と祖母との思い出にすうっと移行していく様が描かれます。ひとこまひとこま,抱きしめたくなるほど淡く愛おしい水彩画によって。

使われず,雨ざらし,ひび割れながら朽ちなずむ牛乳受けのケース。祖母と二人で眺め,つまみ上げたかたつむり。雨どいから排水溝に落ちる水の流れ,くもの巣の水滴,ごみ収集や工事の看板。

自分たちの生活する領域の,あらゆるところに心を留めるものたちが遍在していることがわかる,というより,滴が自分に滴り落ちてくるように,気付かされ,知らされるのでした。

最終巻かと思ってたけど,違っててよかった。

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Last updated  2007.01.13 23:33:03
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フィンち@ Re:「記憶の中の源氏物語」 三田村雅子 「人生のままならなさ」への強烈な疑問と,…
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ハオ@ 4年はあっという間 バーチュー&モイヤー組見ました。 優雅…

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