つきあたりの陳列室

つきあたりの陳列室

2007.11.08
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日本は坂道ばっかなんだろうな.日本的な風景だ.あんな狭いところで暮らすことを考えると身が縮む思いだ.葬儀の風景は良かったけれど.むしろ「許されざるもの」に映っていた米国の平原の方が私の心にしっくりする.私の住んでる島は日本的じゃないけど鉛色の川に薄墨色の雲がはためいて初冬の平野は今日もきれいだ.

田中裕子はぼくの学校の先輩だった.オフにだんなと校庭に来てるときの写真が図書室に張られていたけど,あれがほんものかどうか記憶に自信がない.

*

こないだ札幌駅のはす向かいにある紀伊国屋で立ち読みした「ソーネチカ」というロシア小説にも,読書に耽溺する女性の人生が描かれていた.主人公は国家と夫と女であることに翻弄されこづきまわされているように見えたけれど,本人は,いいのよ,と言う感じで本に向う.買う気にはならなかったけれど,小説らしくじっくりと高密な物語だった.斜め読みだけど最後まで立って読んじゃった.ごめん.

高野文子の「黄色い本」も読書どっぷりの高度成長初期の裏日本の女子高生が,「チボー家の人々」を読む話だけど,これはじつにほがらかだ.家族との関係がほかの物語とはちがう.それでも布団の中で読んでいたらかーちゃんに電気を消されて「かーちゃんが怒るので革命はできません」(せりふは正確じゃない)と意気消沈しながらも読み切った.一方でとーちゃんは「本はいいぞう」「いっぺいっぺ読め」と言う.ラストの屋根の上の父ちゃんはさいこうにかっこいい.

*

映画の筋は何やらぱりっと鮮明で,不可解な所がほとんどなくて,奥さんが死んでから最後ぱかぱかぱかっと出来事が進んで.もうちょっとだらだらしてくれるかと思ったけど.

なんか,感想って無いな.こういうことってあるんだろうとそう思う.奥さん死んでも二人に何も起きないことの方がずっとありそうだけど,そういう終り方でもよかったし,役者が良かったから筋の細かい所はどうでもよかった気がする.生活破綻の母親が色っぽかった,とかいうしょもない感想ならあるけど(感想じゃなく印象だ).









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Last updated  2007.11.08 19:15:25 コメント(4) | コメントを書く


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inalennon @ Re[1]:「記憶の中の源氏物語」 三田村雅子(09/19) フィンちさん >この世は なんてままなら…
フィンち@ Re:「記憶の中の源氏物語」 三田村雅子 「人生のままならなさ」への強烈な疑問と,…
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ハオ@ 4年はあっという間 バーチュー&モイヤー組見ました。 優雅…

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