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いつ手仕舞いするか、売り時の見極めは難しいものです。細かな手法はいろいろあるでしょうが、1つだけ原則をあげるとすると、購入理由に応じた売却をしなければいけないということです。例えば、成長株投資であれば、成長性に陰りが見えた時が売り時です。割安株投資であれば、割安さが薄れた時が売り時です。急落後の反発狙いであれば、反発の有無にかかわらず、数日以内に売却しなければいけません。デイトレードなら、当日中に手仕舞います。最近の売買例を挙げると、先週の木金に投げ売りを大量に拾いました。この中には、第2軍 と称して週初から下値で待ち伏せしていたものと、金曜日の投げ売りによる急落を見て、第3軍の予備部隊から急遽買い出動したものが含まれます。このうち第3軍については、明らかに急落後の反発狙いでした。通常は3~5日程度で売却しますが、今回のケースでは、10日月曜日に大きく反発していたことと、最近乱高下が激しいので早目の手仕舞いをと考え、火曜日に3分の2は売却しました。残る3分の1も水曜日には売却しようと思ったのですが、欲張って高目の指値にしたため売却できずに、13日木曜日の急落に巻き込まれてしまいました。売却すべき時に欲張って手仕舞わなかったのは、反省点です。急落前に全て売却できていたら、気持ちよかったのですけどね。木曜の急落時は、売り時ではなく買い時だと思うので、売れませんね。この判断は当初計画とは違うという意味では良くありませんが、戦況に応じた臨機応変さも必要だと思います。逆に別銘柄を少し買い付けました。補足:もしも水曜日に全部売却できていたとすると、木曜日の急落時に再び買ったと思います。すなわち高値で売却してから安値で買い戻すという行為が省略されただけで、現時点でのポジションには変わりがなかったと思います。今年は出遅れていましたが、木曜日に今年初めてTOPIXを上回りました。4月4日の前場終了時点で、一時的に追いついたのですが、昼過ぎに黒田バズーカが発射され、一気にぶっちぎられました。今年のゲーム運びは大失敗でしたが、考えようによっては、稀にみる上昇相場において、平均キャッシュポジション4割の状態で市場平均に大きく引き離されずについていったというのは、4月4日までは善戦していたとも言えます。現在の株価は黒田バズーカ発射時点まで戻っていますが、いまだに私の成績が市場平均並みというのは、いただけませんね。5月23日までの急騰相場をキャッシュポジション6割で完全に乗り遅れたことと、一気に追いつこうと焦り、暴落の初期段階から1579日経平均ブル2倍で買い向かったことが失敗でした。6月の売買はうまくいっているので、このまま上昇気流に乗りたいです。今週も値動きを記録しておきます。 日経平均 TOPIX 売買高上位10 上昇 下落 日経平均VI 終値(騰落率) 騰落率 銘柄占有率 銘柄数 銘柄数 6月10日 13514.20(+4.94%) +5.21% 36.6% 1670 39 40.596月11日 13317.62(-1.45%) -0.97% 37.8% 473 1174 39.316月12日 13289.32(-0.21%) -0.42% 37.3% 723 867 38.906月13日 12445.38(-6.35%) -4.78% 31.6% 90 1603 46.196月14日 12686.52(+1.94%) +1.18% 26.6% 960 635 41.5910日(月)は今年最大の上昇でしたが、出来高は5月7日以来の少なさでした。13日(木)は今年2番目の下落でした。出来高は月曜日並みで少なかったです。この日は日経平均もTOPIXも大きく下落しており、東証1部の上昇銘柄数90に対して下落銘柄数1603でした。日経平均採用銘柄に至っては、225銘柄すべて値下がり(値上がりも変わらずも0!)という見事な全面安でした。しかしその割には、前週の6,7日のような投げ売りは見られませんでした。新興市場の値下がり率は東証と比較すると小さかったこともあり、追い証売りはあまり発生しなかったようです。14日(金)はメジャーSQで、SQ値は12668.04円でした。総じて今週は出来高が小さく、SQを控え様子見の投資家が多い中、一方的な値動きに成り易かったようです。SQも通過し、来週からどう変わるのか、注目ですね。
2013.06.15
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日経平均 TOPIX 売買高上位10 上昇 下落 日経平均VI 終値(騰落率) 騰落率 銘柄占有率 銘柄数 銘柄数 6月3日 13261.82(-3.72%) -3.42% 36.3% 107 1585 37.416月4日 13533.76(+2.05%) +2.60% 39.3% 1194 451 37.866月5日 13014.87(-3.83%) -3.15% 35.7% 340 1325 41.036月6日 12904.02(-0.85%) -1.77% 35.7% 122 1570 41.406月7日 12877.53(-0.21%) -1.29% 33.7% 231 1447 42.70今週も日本株式市場は急落しました。特に木金は、日経平均の下げはあまり大きくありませんが、多くの小型株や新興市場銘柄で、投げ売りが見られました。個人投資家好みの銘柄には、セリングクライマックスが訪れたのではないでしょうか。木金の2日間で、下値に指値していた注文のほとんどが約定しました。更に、まとまった投げ売りを見ていて血が騒ぎ、思わず大量に買い向かってしまいました。その結果、現在のキャッシュポジションは、11%まで激減しました。ここ数カ月キャッシュポジションが高く(暴落前の5月22日には67%)、それまでの上昇相場を、指をくわえて見ていましたが、やっと攻撃態勢が整いました。幸いCME日経平均先物は、東証終値から300円以上上昇しています。さあ、来週から反攻を開始しましょう!
2013.06.08
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今週も荒れ相場が続きました。金利上昇、米QE3縮小懸念、中国景気失速懸念などが原因と言われていますが、特段大きな出来事があったわけでもないのに、これだけ荒れるということは、相場の内部要因の影響が大きいと考えます。今後の参考のために、直近2週間の市場データを記録に残しておきます。 日経平均 TOPIX 売買高上位10 上昇 下落 日経平均VI 終値(騰落率) 騰落率 銘柄占有率 銘柄数 銘柄数 5月20日 15360.81(+1.47%) +1.30% 39.5% 1106 524 27.305月21日 15381.02(+0.13%) +0.07% 49.2% 711 924 27.205月22日 15627.26(+1.60%) +0.44% 46.0% 743 853 27.615月23日 14483.98(-7.32%) -6.87% 38.4% 17 1691 43.745月24日 14612.45(+0.89%) +0.48% 38.2% 912 718 39.595月27日 14142.65(-3.22%) -3.35% 38.2% 141 1552 38.585月28日 14311.98(+1.20%) +1.23% 43.3% 893 737 37.085月29日 14326.46(+0.10%) +0.91% 39.3% 1288 342 36.305月30日 13589.03(-5.15%) -3.77% 35.5% 62 1640 38.475月31日 13774.54(+1.37%) +0.12% 32.8% 1093 537 36.60特記事項5月21日 今年2番目(当時)の出来高。5月22日 過去2番目(当時)の出来高。5月23日 高値15942.6円後急落。過去最高の出来高。 2000年4月以来13年ぶりの値下がり幅。日中値幅1458円。5月24日 日中値幅1026円。2日連続日中値幅1000円以上は、1990年以来。今週の自分の投資行動をふり返ります。先週記述したように、出動予定部隊を3つに分けました。第1軍:月曜日に即出動第2軍:激しい値動きで意外な安値に引っかかることを期待し、下値で指値待ち第3軍:情勢を見ながらの、予備部隊第1軍は、月曜日の前場にしかけました。前週末のCME日経平均先物が300円以上下落していた為、月曜日は大きく下がって始まることが予測できましたので、高値掴みの心配なく、出動できました。下げ止まったのを確認してから出動するのがセオリーだとは思いますが、23日暴落前の時点でキャッシュポジションが67%と高かったため、早期に50%以下に引き下げたかったために、あえて急落に買い向いました。その後の反発力が弱かったため、一部は29日水曜日に売却しました。木曜日に急落したので、この撤退は正解でした。第2軍は、3分の1程度が指値に引っかかりました。思ったほど下がらなかったためか、結構底堅いと感じました。第3軍は、まだ出撃していません。以上の結果、現在のキャッシュポジションは39%まで縮小しました。良いペースだと思っています。今週出撃分の損益はトントンですが、-1840円と手数料負けしています。内訳を見ると、ほとんどの銘柄は含み益になっているのですが、月曜日に出撃した日経平均ブル2倍(1579)が大き目の含み損になっています。木曜日の日経平均737円安の直撃をくらってしまいました。今回の株式市場の下落は一時的な調整だと考えているので、いずれ大きく貢献してくれることでしょう。1週間前の時点では、上値が重くなる可能性は高いと思っていましたが、今年の相場は過去に経験したことが無いほど強かったので、急反発する期待ももっていました。しかし現在は、ある程度調整に時間がかかると判断しています。今後の作戦計画・第1軍は、当面荒れ相場が続くので、日経ブル2倍で早めの回転売買を実施・第2軍は、引き続き安値での待ち伏せ作戦を続行・第3軍は、全体相場の底入れを待つとともに、個別ターゲットを監視
2013.06.02
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この2日間の値動きはダイナミックでしたね。久しぶりにわくわくしました。(損得に関係なく、値動きが荒いと血が騒ぎます。)木曜日の下落幅1143円、および一日の値幅1458円はともに、2000年4月以来13年ぶりです。金曜日の日中値幅も1026円あり、2日続けて値幅1000円以上となったのは、1990円10月以来23年ぶりだそうです。2000年4月と言えばITバブル崩壊時ですし、1990年は平成バブル崩壊中です。縁起が悪いですね。でも今回私は、先行きを楽観視しています。木金の値動きを、ざっくりと記録しておきます。23日木曜日は、まず前日比300円上昇し、その後1400円下落しました。金曜日は、500円上昇後1000円下落し、600円上昇しました。凄い乱高下ですね。日経平均先物の夜間取引も含めると、この2日間で高値16000円-安値14000円割れと、値幅2000円もありました。最近の株式市場の急騰ぶりは異常でしたので、起こるべくして起こった急落だったと思います。今回の急落には、予兆が随所に出ていました。例えば前日の22日(高値325円高,終値246円高)には、場中に日経平均は大きく上げているのに、TOPIXは少ししか上がっていないことに気付きました。さらに内訳をみると、東証1部の大型株指数は大きく上昇していましたが、東証1部小型株指数はマイナスでした。JASDAQやマザーズなどの新興市場もマイナスです。日経平均だけが上がっているような印象です。おそらく日経平均採用銘柄を除くと、東証1部全体でも下落していたのではないでしょうか。値上がり銘柄数(743)よりも、値下がり銘柄数(853)のほうが多かったです。日経平均を無理やり買い上げているようにも感じました。22日と似たような状況が、最近何回かありました。日経新聞には、売買高上位10銘柄の占有比率が掲載されています。22日は46.0%, 21日は49.2%にも達していました。いかに一部の銘柄に商いが集中していたかがわかります。最近は値動きも粗くなっていましたが、これも危険な兆候です。また4月以降急騰していたガンホーやアイフルなども、最近は急落していました。この事実だけでも、変調の兆しに気付くことができたでしょう。変調に気付いてはいても、それを投資に生かすことはできませんでした。考えられる対処としては、2つありました。1つは空売りですが、私の場合は信用口座を持っていないので、インバース型のETFを買います。「こんなに上昇が続くなんて、ありえないだろう」と思ってからも、押し目もなく上昇を続けてきたのですから、市場の下げに賭ける勇気はありません。2つ目は現物の保有ポジションを売却することですが、キャッシュポジションが大きすぎて今年の急騰相場に乗り遅れている身としては、これ以上保有ポジションを小さくすることには抵抗があります。ちなみに暴落前日の22日のキャッシュポジションは67%でした。ということで、事前の対処はできなかったのですが、せめて安いところで仕込みたいものです。暴落したとニュースでは騒いでいますが、株価水準的には、たった9日前の水準に戻っただけです。全く下げ足りません。2週間横ばいだったのと同じことです。いやっ、同じではないですね。21日は今年2番目の出来高、22日は過去2番目の出来高(共にその日時点で)と、ここ2週間の出来高は大きかったです。ここ2週間で高値掴みをして含み損を抱えた人が大量に発生しましたので、上値が重くなる可能性があります。また、数日間反発が弱ければ、急落時に買い向かった人の手仕舞い売りや、逃げ遅れた人の投げ売りなどにより、もう1回急落があってもおかしくありません。しかし下げ相場に転換するとも思えません。今回の上昇相場にうまく乗れているのは、怖いもの知らずの初心者と、上げが早過ぎると認識しつつも、(下げた時の準備もしながら)とことん相場についていくことを決心した強者だけでしょう。相場に乗り遅れて焦っている人が多数派だと思います。押し目を待っている資金がたくさんあるでしょうから、大して下がらないと思います。私としては株価水準には大いに不満が残りますが、この機会に5月末までにキャッシュポジション20%程度まで、買い出動するつもりです。当面は値動きが激しくなるでしょうから、買い出動部隊を3つに分け、・3分の1は週明けに即出動(一部は金曜日に出動済み)・3分の1は下値に指値注文(激しい値動きで、意外な安値にも引っ掛かるかも)・残る3分の1は情勢を見ながらの予備部隊とします。最後に、最近株式投資を始めて、今回初めて急落に遭われた方に、アドバイスがあります。急落した原因や、今後の株価予測などを知りたいでしょうが、ニュースやネットなどで多くの人の意見を聞きまくることは、止めた方が良いと思います。(意見ではなく)事実の把握と、少数の信頼できる人を継続的に観察すれば十分です。いろいろな意見がインプットされると、心に迷いが生じ、適切な対処ができなくなります。自分自身でシナリオを考えた方が、余程うまくいくと思います。たとえ外れたとしても、将来の上達につながります。なお、思惑通りに行かなかった場合の対処は、考えておいた方がいいでしょう。
2013.05.25
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今日アイフルはストップ高で、4年半ぶりに1000円の大台を回復しました。昨年のほとんどの期間、アイフルは私の主力銘柄でした。昨年2月に134円で買い始め、3月に140円と150円程度で買い増しをしました。10倍株を夢見て、「今年はアイフルに賭ける」という意気込みで、ポートフォリオ2位銘柄の3倍くらいの、大量のポジションをとりました。確かアイフルは、昨年の東証1部の値上がり率1位(年初107円→年末585円)だったと思います。持ち株が値上がり率1位になるだけでもうれしいのに、しかも大量に保有していたのですから、笑いが止まらない... はずでした。しかし実際には、わずかな利益で終わってしまいました。買った直後は順調に値上がりしたのですが、その後一進一退を続け、なかなか上がりません。痺れを切らし始めていました。10月に入り、やっと上昇を開始しました。そして、運命の10月29日を迎えます。10月1日の終値135円から10月29日の高値225円まで、10月だけで67%も上昇し、その日は長い上髭を付けそうでした。「そろそろ反落するころかな」と感じ、節税目的で215円で全株売却しました。2008年秋のリーマンショックで、私の持ち株は大きく値下がりした結果、2009年の売買では多額の譲渡損失を計上しました。株式の譲渡益課税では、3年間譲渡損の繰越控除が使えます。昨年2012年は、2009年の損失を繰り越せる最後の年でした。そこで、繰越損失と相殺するために、アイフルを売却して益出しをしようとしたのでした。1000円以上を狙っているのですから、すぐに買い戻すつもりでした。売却した29日は211円で引け、30日は205円まで下落しました。ここまでは想定した通りの値動きです。ところが翌31日に急騰し、私の売り値を上回ってしまいました。売買益狙いではなく、節税目的でしたので、買値に拘らずにすぐに買い戻すべきでしたが、「高値波乱だろうから売り値近辺で買い戻せるだろう」とたかをくくっているうちに、全く押し目を付けずに、1週間後には一気に286円まで急騰してしまい、それっきり買い戻せませんでした。アイフルは11月と12月に急騰を続け、大納会では585円をつけました。結局9ヶ月弱保有していたのに、一番おいしいところでは保有していなかったんですよね。アイフルに賭けていて、思惑どおりに値上がり率1位になったにもかかわらず、大した利益を上げられなかったなんて、こんなくやしいことはありません。節税目的の売買は禁止 していたはずなのに、掟を破ったために、起死回生の満塁ホームランでホームベースを踏み損ねた自分に腹が立って仕方がありませんでした。えっ? アイフルにはもう手を出さないのかって?今年になって、ずいぶん高くなってから、買い戻しましたよ。小さなポジションですけどね。
2013.04.23
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これほど大きく、長時間揺れて、しかもそれが何度も続いたのは、これまで経験したことがありません。我が家でも、建物自体は大丈夫でしたが、家具などいろいろなものが落ちました。妻は食器棚を押さえていましたが、棚の中では食器の半分くらいが割れました。私は電気スタンドなどを床に降ろしてから、昨年末に買った液晶TVを押さえていましたが、自分の部屋に戻るとブラウン管のTVとLaserDiskなどが落っこちていました。その他本を始め多数のものが散乱していました。フローリングの部屋では、家具やベッドが移動していました。揺れの凄さを物語っています。その後も余震は続いていますが、徐々に弱くなってきているように感じます。夜中にも何回か地震で目が覚めましたが、そのまますぐに寝てしまいました。朝起きてみると、長野でも震度6強の地震があったようですね。夜中の地震はそんなに大きかったかな? 地震に慣れてきてしまったようです。私は東京に住んでいますが、東北地方は東京の比では無かったと思います。今回の地震の被害は、揺れによる倒壊よりも、津波による被害の方が大きそうです。映像を見ていると、津波に襲われたら、なすすべがないと感じました。投資の方ですが、私は引け間際にちょっとしたデイトレードをよく行います。昨日は買い注文を出した直後に地震が来ました。(報道によると、14時46分に発生したようです。)家具などを押さえているうちに取引時間が終了し、買い約定したことに気づかずに、反対売買できませんでした。停電になるかもしれないし、インターネットも切断される恐れがあったので、地震が来た時にすぐに注文をキャンセルすべきでした。突発的なことだったので、仕方がなかったかな。しかしそれ以外にも、昨日大量に買い付け、キャッシュポジションは10%まで縮小しました。その直後に大地震とは間が悪く、これは失敗でしたね。地震による各企業の業績への影響はまだ不明ですが、月曜日は大きく下がることを覚悟しなければいけません。木曜日に日米株式市場が下落した理由は、11日(昨日)にサウジアラビアでデモが予告されていたことと、中国の2月の貿易収支が赤字になったことを嫌気したものだと説明されています。サウジのデモに関しては、ここ数日中東の株式市場が上昇していたため、あまり心配する必要はないのではないかと判断しました。中国の貿易収支は、春節による一時的影響と原油価格の上昇の影響であり、輸出自体には問題ないと判断しました。これらの理由により、来週から反発する可能性が高いと考えて、金曜日に出動したのですが、大規模地震がくるなんて夢にも思いませんでした。月曜日はどうしようかな? 買うか? 売るか? 静観か?追記 正式名称 :東北地方太平洋沖地震 発生時刻 :2011年3月11日14時46分~15時15分まで連発 震源地 :東北・三陸沖130km マグニチュード:9.0 (日本観測史上最大) 最大震度 :宮城県北部で震度7 東京の震度 :震度5強
2011.03.12
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昨年11月から続いている上昇相場ですが、待ちに待った押し目がやってきました。私はずっと4割台のキャッシュポジションを維持していましたが、本日出撃し、25%になりました。明日も下がれば買い向かいたいところですが、中東情勢は長引きそうなので、あせりは禁物です。連日の買い出動は控えようと思います。ブログで宣言すると、自分の衝動を抑えられるような気がします。しばらくは乱高下する荒れた相場が続くと思います。この環境下で、自分は次のどちらのスタンスで相場に臨むのか、悩んでいます。・短期回転売買で、荒稼ぎしようとしているのか?・ポートフォリオを整え、キャッシュポジションを下げようとしているのか?
2011.02.24
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今日は数か月ぶりに大きく下落しました。11月から始まった上昇相場が2ヶ月半続いていましたが、そろそろ調整に入ったのでしょうか?私は昨年末より キャッシュポジションが過半を占めており、年明け早々の上昇相場には乗り遅れ気味でした。追っかけ買いをするのは好きでないため、今年に入ってからは冬眠状態でしたが、昨日今日の下落で、ようやく出動の機会が巡ってきました。今日は次々と買い指値に引っ掛かり、昨日まで56%だったキャッシュポジションが42%になりました。彼岸底まで冬眠しているつもりでしたが、少し早く目覚めてしまいました。待ちに待った押し目が来たと喜び勇んで出動すると、数週間に渡る軟調な相場の始まりだったということがよくあります。今回はどうなるかわかりませんが、好材料にはあまり反応せず、悪材料に反応するケースが増えてきたようにも感じられます。まだたっぷりとキャッシュポジションはありますが、ここはあせらずに、じっくりいきたいと思います。(自分への戒め)
2011.01.21
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ここ2カ月ばかり、日本株は強いですね。私は今日も売却し、キャッシュポジションが53%になりました。キャッシュポジションが5割を超えるのは、今年2回目です。前回は4月中旬で、この時はその後ユーロ危機などで株式市場が下落したためうまくいきましたが、今回はどうなるでしょう。現在の雰囲気は非常に良く、このまま上昇相場が続きそうな気配もあります。株式投資で資産を築くためには、「上昇相場に乗り遅れないこと」と「暴落時に致命傷を負わないこと」が重要です。今は乗り遅れるリスクを感じています。ここ数年の投資方針は、上昇相場ではないとの相場認識のもと、短期回転売買を主流としていました。しかしもしも上昇相場に入ったのであれば、ポートフォリオを整えた後は下手な売買はしない方が良いと考えています。まだユーロ圏のソブリンリスクはくすぶっており、このまま上昇相場が続くのかわかりませんが、従来のキャッシュポジションの目安10-50%を、10-30%程度に縮小しようと思います。今回売却を進めた目的の一つとして、銘柄数の絞り込みがありました。私にとっては20銘柄程度が扱いやすく、それ以上になると目が行き届かなくなります。11月に入った時点では33銘柄保有していましたので、20銘柄以下にすることを目標に売却を進めました。現在は18銘柄(内2銘柄は優待目的で最低単位のみ保有)まで減らしました。銘柄数としては、この程度で良いと思っています。今後は各銘柄を再点検し、有望銘柄への重点配分を進めたいと思います。そろそろ一旦調整してくれると、都合がいいんだけどな。
2010.12.27
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このところ下落が続いている株式市場ですが、金曜日に少し買い出動しました。悪いニュースばかりが耳に入りますが、そろそろ反転するのではないかと期待しています。理由としては弱いものですが、・9000円は割らないと判断9000円という水準は、2009年4月までなかなか超えられなかった高値であり、しかも2009年5月以降はそこが安値となり反転した、節目のポイントです。・最近2週間急落したので、そろそろ一旦は反発する時期・懸念されていた米雇用統計が金曜日に発表買い出動した時点では、雇用統計の結果はわかりませんでしたが、(1)良ければ、ポジティブサプライズで急騰(2)悪ければ、織り込み済みの悪材料出尽くしで、反発(3)すごく悪ければ、続落するが、あきらめるの3通りの可能性を考え、私は(2)の可能性が高いと判断しました。買い付け後の現在も、キャッシュポジションはまだ23%あるので、少し買ってみたかったというのもあります。さて、早いもので今年も半分が過ぎました。上半期を振り返ってみます。年初は上昇して始まりましたが、1月中旬にアメリカの金融規制強化や中国の金融引き締め懸念などで下落に転じました。その後ギリシャの財政破綻も観測されましたが、2月中旬にEUがギリシャを支援するという報道がなされたあたりから上昇に転じました。上昇相場は4月上旬まで続きました。4月下旬にギリシャ問題がクローズアップされてから、世界の株式市場は急落しました。ギリシャ危機がユーロ危機に発展し、ユーロも暴落しました。6月中旬には一旦反発しましたが、G20での各国の財政健全化方針による米中の景気先行き懸念などから、ここ2週間急落を続けています。6月末時点での市場平均は、日経平均 -11.0%、TOPIX -8.3% でした。このような市場環境下、私の投資行動は次のようなものでした。3月下旬から4月上旬にかけて大量に売却し、4月2日時点でのキャッシュポジションは44%、そして4月16日までには キャッシュがついに過半 になっていました。これにより、その後の下落による損失を軽くしました。5月に入ってから買い出動を始め(これは早過ぎで、ことごとく討ち死にしました)、5月21日までの週には大量に買い付け、キャッシュポジションは 一気に5%まで縮小しました。 一気に買い過ぎたと感じたので、すぐに売却に転じ、6月のキャッシュポジションは2割台中盤で推移しました。結局投資成績としては、4月までは好調でしたが5月以降軟調で、半年トータルでは若干のプラスに留まりました。これでは生活費には足りません。兵(キャッシュポジションの大小)を動かすタイミングとしては悪くなかったので、もう少し戦果を上げられたはずです。ポートフォリオ内で最大のポジションを占めている、中国株ETFが3割近く下落したことが、足を引っ張りました。(これは全くポジションを動かしていません。)下半期も当分上昇相場になることは想定していません。したがってキャッシュポジションを厚めに維持し、早目の資金回収を心掛け、回転率を高めて利益を積み重ねていきたいと考えています。
2010.07.03
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先週は大部隊を出撃させ、現時点でのキャッシュポジションは5%になりました。ほんの1か月前には5割以上だった ことが、嘘のようです。短期間にこれほどダイナミックにポジションを動かしたことは、これまでありませんでした。短期的な相場観による投機色が強くなっていますが、当分上昇相場にはならず、乱高下が続くと判断していますので、しばらくはこんな感じで機動的に対応しようと思います。1か月前には、このまま上昇し続けたら乗り遅れるという焦りを感じていましたが、現在はこのまま下がり続けたらどうしようという不安感でいっぱいです。市場全体のセンチメントがこの1か月でガラっと変わったとはいえ、ポジションの違いによる人間の感情なんて勝手なものですね。私はたまに、短期的な相場の転換点について、ピンとくることがあります。そういう時にはあたることが多いです。ただ、あくまでも感覚的なものであり、(ある指標がどうなったらなど)法則化できないのが残念です。ところが今回は、ピンとくるものがありません。そろそろ一旦は反発しても良い頃だとは思いますが、今週の相場動向はさっぱりわかりません。私はキャッシュポジションを、通常時には最低でも1割以上に保つようにしています。残りの1割は、ここぞという時に出撃させる虎の子部隊です。ピンと来ていないのに1割を割り込んでしまったのは、ミスかもしれません。意図してやったことではなく、気が付いたらそうなっていました。表面上の原因はわかっています。(真の原因は別にあるかも)私は週末に、翌週分(有効期限が金曜日まで)の注文をまとめて出しています。通常はごく一部しか約定しないので、その時点ではキャッシュポジションは気にしていません。ところが暴落などがあると、たまに多数の銘柄が一斉に約定することがあります。今回はまさにそのケースであり、気付いた時には結果的に5%になっていました。予定価格かそれ以下(寄付急落のため)では買えているのですが、相場の流れをよんだものでも、戦略的な動きでもありません。それがミスをしたと感じる理由です。幸い金曜日のアメリカ市場は上昇しましたので、月曜日の日本市場も上昇することが期待されます。早期に資金を回収し、1割以上のキャッシュポジションを回復したいと思います。残りについても深追いせず、急騰したら早目に帰還させる予定です。キャッシュポジションの目安は、3割プラスマイナス2割です。成り行きではありますが、攻撃準備は完了していますので、明日からの急反発を期待します。予測ではなく、ただの願望ですけどね。
2010.05.23
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少し前まで絶好調だった日米の株式市場ですが、ギリシャ問題をきっかけに、相場つきが一変しましたね。少し前から乱高下が激しくなっていたので、いわゆる高値波乱から下落相場に変わった可能性もあります。へたをしたら、リーマンショックの再来になるリスクも否定できません。そうは思いつつも、先遣隊を派遣し、買い出動しました。まだ早いかもしれませんが、反転上昇した場合においていかれると嫌なので、ポジション調整の意味合いです。だけど寄付から次々と約定するので、先遣隊としては少し大規模になってしまいました。(苦笑)先日 キャッシュポジションが5割を超えた と書きましたが、この水準は短期投資分はほぼすべて現金化したような状態です。短期的に売りたいものはあまり残っていませんので、一度大きく下落することは歓迎です。反発するきっかけは、ギリシャをはじめとする南欧の国債借り換えの目処がたった時でしょう。当面のスケジュールは次のようになっており、このあたりが焦点だと思います。5月19日 ギリシャ国債償還(90億ユーロ)5月20日 ポルトガル国債償還(63億ユーロ)、スペイン10年債入札5月21日 スペイン国債償還(92億ユーロ)今週末になんらかの対応策が出るかもしれませんね。(本当に有効な解決策なんて、ないと思うけど。)それとも、アメリカの雇用統計がきっかけになるかな?
2010.05.07
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今週も、急騰したトーセイなどを売却し、ついにキャッシュポジションが51%になってしまいました。キャッシュポジションが5割を超えたことは、記憶にありません。記録を残しておこうと思います。ファンドマネージャーなどが、「持たざるリスクを感じる」というコメントを聞きますが、その気持ちはよくわかります。このまま上昇が続けば、私も置いていかれてしまうという焦りを感じることになるでしょう。去年がそうでしたから。去年も4月上旬までに売却を進め、キャッシュポジションを4割台に高めたのですが、その後も相場は6月中旬まで上昇を続けました。また、例年ゴールデンウィーク頃までは強いことが多いように感じます。今年もまだしばらく、上昇相場が続くのでしょうか?ここは焦らずに、次の仕込みに向けて、じっくり作戦を考えたいと思います。
2010.04.17
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最近の相場は強いですね。金曜日に発表されたアメリカの雇用統計では雇用環境の改善が示されたし、為替も円安になっていますので、週明けも強いのかもしれません。私は先週までに次々と売り指値に引っ掛かり、大量に売却した結果、現在のキャッシュポジションは44%になりました。今年のこれまでの成績は悪くはないものの、このまま上昇相場が続くと、乗り遅れてしまいそうです。1年前と同じパターン ですね。昨年も3月中旬から急反発したため、3月下旬から4月上旬にかけて大量に売却し、キャッシュポジションは4割台になりました。その後も6月中旬まで相場は上昇を続け、やきもきしたことが思い出されます。昨年は6月後半から下落してくれたので事無きを得ましたが、今の方が景気の回復見通しは高まっています。もう大幅下落はないのでしょうか?気合いを込めて落ちろ!
2010.04.04
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今週は火曜日の昼休みに、日銀が臨時の金融政策決定会合を開催すると伝わってから、相場つきが一変しましたね。月曜日も大きく反発していましたが、これは前週に急落した反動(および月末のドレッシング買い)に過ぎません。現実に火曜日の前場は100円以上下落していました。それが昼休みを境に、突如として雰囲気が変わりました。実際に発表された日銀の政策については、当初期待はずれとの声が多かったのですが、その後も株式市場は上昇を続けています。何よりも円高がおさまり、週末には89円台まで反転したことが大きかったと思います。今週急上昇した銘柄には輸出関連株が多く、小売など内需系の小型株にさえないものが散見されたのが特徴的です。(不動産系は好調でした。)個人投資家の今週の成績は、日経平均に負けた人が多かったのではないでしょうか。政策効果は小さいという評価が多かったのにもかかわらず、これほど急反発した理由は、何なのでしょう。私は今回の日銀による政策効果自体よりも、政府・日銀の姿勢の変化を感じ取ったからではないかと思います。これまでの鳩山政権は、経済に悪影響を与える政策ばかりが目立っていました。経済成長や為替など資本市場の動向には、全く関心がないという印象を与えていました。そのため日本の将来に悲観的になり、日本の株式市場には売りポジションが積み上がっていたと推測します。また為替についても投機筋のやりたい放題で、急速な円高が進んでいました。そこに円高や株安阻止に向けた発言が出てきて、日銀とも政策協調をとりはじめました。これまで鳩山政権は、経済にとってマイナスだという投資家のコンセンサスができつつあった所に、資本市場や需要創出にも関心を持っているということが伝わったために、サプライズとして受け取られたのだと思います。私自身 前回のブログ では、鳩山政権ができてから初めて前向きな変化を感じ、短期的な強気に転じました。この動きを見て投機筋は、あわてて日本株売り/円買いのポジションを閉じたために、今週の株価急反発と円安がもたらされたと考えます。急激な変動は、損切りなど急遽撤退することにより、もたらされることが多いですよね。さて、この動きに持続性はあるでしょうか?私は今回の動きは、投機資金の手仕舞いが原因であり、持続性は乏しいように感じます。政府の姿勢に望ましい変化が現れたとはいっても、マイナスだったものがゼロに戻っただけであり、プラスになるのかは依然不透明です。子供手当の財源をめぐって、「地方や事業主にも負担を求める」などと菅直人副総理は言い出しました。さっそく北風政策に逆戻りです。オバマ政権の「雇用創出に貢献した企業には減税を検討する」という太陽政策を、少しは見習ってもらいたいものです。金曜日に発表されたアメリカの雇用統計が予想外に良く、ドル円も90円台まで戻しましたので、来週の週初は強い動きが続くかもしれませんが、そろそろ鳩山政権の本気度を見守るステージに入るのではないかと思います。このまま一本調子の上昇はないでしょうから、現在1割程度に減っているキャッシュポジションを高めていこうと思います。
2009.12.05
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私は総選挙前から民主党の経済政策には批判的であり、選挙で民主党が大勝した瞬間、絶望的な気分になったことは以前書いたとおりです。民主党政権下では株価は下がると考え、一部の保有銘柄を売却しキャッシュポジションを高めました。ここまでは正解だったのですが、相場が好きなので少し下がったところで買い戻してしまい、その後更に下落しています。現在のキャッシュポジションは鳩山政権発足時よりも低い11%になっています。これってよくある失敗です。私の場合、下落要因を認識することは比較的できるのですが、その対処がうまくなく、下落要因が残っているうちに値頃感から早まって買い出動してしまい、その後更に続落するという典型的なパターンです。さて、株式市場は下落が続き、日経平均は9000円間近になってきました。前回9000円に近付いた7月13日には、9000円割れはないという確信があり、絶妙のタイミングで買い出動することができました。今回はどうでしょうか? 9000円が支持線となって、ここで下げ止まるのか、全然わかりません。理由は3つあります。・現状の日経平均が、市場全体を表す指標となるか疑問9月後半から10月下旬にかけて、市場全体と比較して日経平均だけが強かったため、日本の株式市場全体を表す指標として、参考になるのかわかりません。4月から7月にかけて私が節目として重要視していた日経平均9000円というラインは、TOPIXでは850程度でした。昨日現在のTOPIXは811と既にそのラインを大きく割り込んでいます。個別銘柄で見た場合には、現在のラインがサポートになっている銘柄は少ないのではないかと思います。したがって日経平均先物はともかくとして、個別銘柄での買いが特に多く入る水準であるとは限りません。・外部環境の不透明さ昨日は一時84円台に突入するという、急激な円高が進んでいます。またドバイの政府系企業が債務返済猶予を申請し、これまで堅調だった海外市場も急落しました。この影響はまだ読み切れませんが、ヨーロッパを中心として金融危機が再発する懸念も拭いきれません。危機まではいかなくとも、しばらくは様子見姿勢を強める投資家は多いと思います。木曜日に情報が流れたのは、(1)アメリカ市場が休みの日に情報を流し(影響を少なくする)(2)金曜日に世界株式市場を暴落させ(支援しないと大変なことになると脅し)(3)週末のうちに支援の合意をとりつけるという計算があったのではないかと期待します。ドバイのバブル崩壊は以前から言われてきたことであり、今回のドバイ問題が大きな危機に発展するとは考えにくいのですが、これまで過剰流動性相場で世界の株式市場が堅調すぎたために、これがきっかけとなり、しばらく軟調な展開になる可能性があります。(きっかけは何でもいいのです。)・民主党政権は続く9月以降世界の株式市場が上昇する中、日本だけが独歩安でした。その理由として、政治不信があったことは明らかです。(私自身政治リスクを感じている。)徐々に民主党政権への批判も増えてきましたが、相変わらず支持率は高く、民主党政権はまだ当分続きます。基本的に民主党政権のうちは、株価は上がらないと覚悟しています。下げ過ぎの反動はでるでしょうが、よくてボックス相場だと思います。一刻も早く、経済や国力を意識した現実的な政策に転換することを期待します。以上の理由により、日経平均9000円というラインは、意識しない方が良いと考えています。現状の相場観は、まったくわからないというものです。ここで急反発に転じるような感じはもてません。当面は外部環境の動向を注視し、市場センチメントの反転を待ちつつ、急落した小型株でのゲリラ戦を展開するつもりです。
2009.11.28
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BNPパリバの株式派生商品統括本部の全業務が、11月2日から11月16日まで 業務停止命令を受けました。この期間、株式およびデリバティブの売買ができなくなります。取引ができなくなる前に、一旦ポジションを閉じるケースが多いと思います。そこで思い出すのが、昨年のリーマン・ブラザーズ破綻直後の動きです。リーマン破綻の直後、市場全体としては暴落したのですが、一部の銘柄では急騰するものが多数見受けられました。リーマン破綻により、空売りしていたポジションを急遽閉じようとした結果です。当時のブログをご参照ください。(9月16日、9月18日)リーマン破綻のケースでは、保有銘柄で急騰したものを一旦売却し、その後に買い戻すことによって、利益を上げることができました。2匹目のドジョウはいるのか、今週は注目したいと思います。
2009.10.25
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前回のブログ で書いたように、最近の連騰で次々と売り指値に到達し、大量に売却してしまいました。しかし市場全体が下落すると思っていたわけではありません。そこで早々に買い出動しています。現在の相場は、上昇相場でも下落相場でもなく、ボックス相場だと捉えています。したがって、上昇したら売却し、下落したら購入するというスタンスです。ここ半月ばかり上昇相場が続いていますが、幸い全銘柄が上昇していたわけではありません。下落していた銘柄は、そろそろ反転するのではないかと思います。そこで、最近上昇していた銘柄を売却し、返す刀で下落していた銘柄を拾う、という作戦をとっています。昨日今日拾った銘柄を売却する時には、先日売却した銘柄が押し目をつけていて買い戻す、というのが理想的な展開です。このようにして、次々と回転を効かせていく、名付けて ”車懸りの陣”です。なお ”車懸りの陣” を敷くのは機動部隊だけで、本隊は ”動かざること山の如し” です。
2009.07.30
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日経平均は21年ぶりの9連騰となり、再び1万円を超えてきました。強いですね。7月13日に出撃し、キャッシュポジションを2割弱まで下げることができたのですが、先週後半から今日にかけて五月雨式に売却し、キャッシュポジションが再び4割台に逆戻りしてしまいました。前回の出撃のときは、全体的な相場観により短期的な底が近いと考え、一斉に購入したものですが、今回の売却は個別銘柄単位で売り指値していたものが、次々と引っかかったことによるものです。全体相場が短期的なピークをつけたと思って売却したわけではありません。個別銘柄単位でも、適正価格になったから売却したわけではなく、回転買い戻しを狙ったものです。このまま上昇を続けられると、再び乗り遅れてしまいます。今年上昇相場に乗れたのは、たった2週間だけか?明日から下がれば、結果的に成功なんですけど、なんかちぐはぐだなあ。
2009.07.27
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私は 先週の月曜日に大量に買い出動 しましたが、結果的に直近の安値という絶妙のタイミングで出動できました。それ自体うれしいことなのですが、更に満足感が高いのは、ゴールデンウィーク明けに急上昇した時、焦って追っかけ買いをして高値掴みをせず、チャンスが訪れるのをじっくりと待てたことです。相場に振り回されずに、自分のペースで投資判断することの重要性を、再認識しました。さて問題は今後です。CITの破綻懸念やカリフォルニア州のデフォルト懸念、そして日本の政局不安など、心配事は尽きません。私は過去2年の下落相場にすっかり慣れてしまい、少し上昇するとすぐに売却したくなってしまいます。しかしその一方で、3月中盤以降の上昇相場に乗り遅れて焦っていたのが、やっと買い戻すことができました。せっかく乗り遅れたバスに追いついたので、もったいなくて売却したくない気持ちもあります。本来であれば感情で売買の判断をしてはいけないのですが、上記の売りたい気持ち/売りたくない気持ちは、どちらも根拠のない感情によるものです。売却基準とは関係ありません。心は迷っています。こういう時に失敗しやすいので、注意しないといけませんね。
2009.07.19
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日経平均は今日で9日続落となり、9000円ラインに近付いてきました。我が軍は今日大量に買い出動し、キャッシュポジションは2割まで減少しました。これで第一次攻撃隊の戦闘配備は完了です。今後しばらくは更なる買い増しはせず、様子をみるつもりです。さあ、面白くなってきました。やっと私もゲームに参加できます。株価は下落基調が続き、都議選での与党の敗北、そして衆議院解散と、風雲急を告げてきました。今後の展開は、どうなりますかね。今回の出撃は、9000円が堅固な防衛線になり突破されない、という相場観に基づくものです。万が一突破されたら、次は8700円(4月は8700~9000円のボックス相場でした)で、第二次攻撃隊を出撃させる予定です。
2009.07.13
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ここ1週間あまり、株式市場は急落しています。3月からの上昇相場を、早いうちからキャッシュポジションを高めたまま、指をくわえて見ていた私にとっては、天の恵みのように感じます。まだ早いかもしれませんが、今日から少しずつ、買い出動を始めました。チャート的には2番天井を形成したのに加え、13週移動平均線も割り込み、悪い形に見えますが、短期的には9000円を割り込むことはないと思っています。4月は8700円~9000円のボックス相場で、9000円が抵抗線となっていました。4月下旬の時点では、まもなく上か下に大きく動くと予想し、動いた方につく予定でした。しかし5月7日の連休明けに、いきなり窓を開けて400円以上上昇してしまい、買うタイミングを逸しました。5月18日のザラバで一時9000円を割り込みましたが、終値では9000円台を維持し、それ以降上昇に向かいました。この時も押し目買いできませんでした。次に9000円近くまで下落したら、今度こそ押し目買いをしようと思ったものです。やっとそのチャンスが近づいてきました。今回の上昇相場では、私と同じように乗り遅れてあせっている人が、多いのではないかと推測します。彼らは9000円近辺で買い出動しようと、手ぐすね引いているはずです。したがって 9000円はかなり強固な支持線になるのではないかと、考えています。少し早めに出動し、早期にキャッシュポジションを3割まで下げたいと思います。
2009.07.09
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早いもので、もう今年も半分が過ぎました。私にとって上半期を一言で表現すると、手が合わなかったという感じでした。今年は年初から苦戦し、2月24日に私のポートフォリオは底値をつけました。市場全体が急落していたので、ここまでは仕方がないところでしょう。問題はその後です。株式市場は3月10日を底値に、急反発しました。私の相場観としては、消費の悪化はこれから本格化するので、株式市場は上昇するわけがなく、一進一退のボックス相場になると考えていました。そのため3月下旬に急騰したところで売却を進め、キャッシュポジションを増やしました。しかしその後も株式市場は上昇を続け、底値からは4割も上昇しました。私はマクロ環境から判断して、このまま上昇相場が続くとは考えられなかったため、大きなキャッシュポジションを抱えたまま、上昇相場に乗り遅れてしまいました。6月中旬に日経平均が一時1万円を回復した時には、キャッシュポジションは47%になっていました。結局上半期の成績は、+10.7%でした。当初2か月あまりの下落相場ではフルインベストメントに近く(キャッシュポジション10%台)、その後の上昇相場ではキャッシュポジションが平均4割程度でしたので、本来あるべきポジションサイズとは逆のことをやってしまいました。しかしこのような運用状況においても、TOPIXの+8.3%には一応勝っていますので、考えようによっては健闘したともいえます。気を取り直して、後半戦に臨むことにしましょう。後半戦の作戦としては...やはり上昇相場が続くとは思えないんだよな。キャッシュポジションは30%以下に抑えつつ、回転売買をしながら株数を増やしていきたいと思います。
2009.06.30
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今回のサブプライム危機に端を発する金融危機では、大損害を被りました。今から考えると、ずっと少ない損失で済ますことができたはずだと思います。次回にこの経験は活きると思いますが、過去の暴落の経験は、今回全く活かすことができませんでした。なぜ、過去の暴落の経験が活きなかったのか、考えてみました。私が初めて株を買ったのは、1984年に従業員持ち株会に入った時ですので、今回の暴落は、平成バブル崩壊とITバブル崩壊に次ぐ、3回目の経験になります。まず平成バブルの崩壊ですが、当時保有していたのは、持ち株会の株と、1986年に行きつけの床屋さんに勧められて買った花王の株でした。持ち株会については、毎月自動的に給料天引きされていたので、株を買っているという意識はあまりなく、株価もまったく気にしていませんでした。日本経済は失われた10年と言われ、あまりパッとしませんでしたが、私が勤務していたのはニューヨーク市場(一時は東証外国部にも上場していましたが)に上場しているアメリカの会社で、業績は比較的好調でした。業績不安が少なかったため、株価も気にする必要がなかったのかもしれません。花王についても、2006年3月期にカネボウ買収の暖簾代償却により記録が途切れるまで、24期連続経常増益を続けており、業績に懸念はなく株価も全く気にしていませんでした。早い話が、どちらのケースもただ株を保有していただけで株価は気にせず、株式投資をしているという意識があまりありませんでした。これでは、平成バブル崩壊を経験していないのも同然ですね。次にITバブルの崩壊を振り返ります。私が自分の意志で積極的に日本株の売買を始めたのは、2000年3月からです。まさにITバブルが崩壊する寸前に始めてしまいました。幸い2000年~2002年のITバブル崩壊過程でも、私の損益はトントンでした。これは私に実力があったからではなく、ただの偶然にすぎません。下落相場において、いろいろと悩んだり工夫した記憶が、ほとんどありません。深く考えないうちに、下落相場が終わってしまったという感じです。この期間に自分なりの投資手法が確立できてきたのですが、暴落対応の経験にはなっていませんでした。苦心したりいろいろと考えたりしないと、身に付かないのだと思います。結局、自分で痛い目を見ないと教訓を得られないというのは、情けないですね。本などから他人の知恵を得て、自分の血肉にできるようになりたいものです。
2009.05.06
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長期間ブログの更新が途絶えてしまいました。4月になって初めての更新です。一度書く習慣がなくなると、まったく更新しなくなりますね。現在の私は押し目待ちのスタンスなので、最近の相場展開が面白くなかったのが理由かもしれません。その後4月に入っても売却を続け、ピーク時にはキャッシュポジションが4割強まで膨らんでしまいました。今週の株式市場は少し下落したので、3割弱まで買い戻しました。買い戻したとは言っても、これから上昇すると強く感じているわけではありません。売り過ぎた分のポジション調整の意味合いで、個別に下落した銘柄を拾ったという感じです。日経平均は 9000円を目前に上値が重くなっています。しかしそれと同時に、下値も底堅く、4月に入ってから 8700~9000円でこう着状態が続いています。ゴールデンウィーク明け頃までには、大きく動きそうな気がします。上と下、どっちでしょうね?希望としては一旦下落してもらい、買い戻したい気持ちです。思惑どおり下落したら、早目にキャッシュポジションを2割くらいにし、8000円程度まできたら1割(これが私の標準)にすることを目論んでいます。上にいったら、2割にするつもりです。すぐに買うか、押し目を待つのかは、新たなニュースの内容と、それに対する市場の反応を見てから決める予定ですが、あせらないように注意したいと思います。チャンスはまだ来るので、予備兵力(=キャッシュポジション)を整えておくことは、決して無駄ではないはずです。
2009.04.25
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相変わらず今週も、日米の株式市場は強かったですね。前回のブログ を書いた時点では、日経平均は8100円台に乗せた所でしたが、今日は一時8800円台をつけました。23日に発表した、アメリカの不良資産買取プログラムは、なかなか好評だったようですね。日米の株式市場は底入れして、このまま上昇に向かうのでしょうか?私は懐疑的なのですが、少なくとも前回のブログで書いた「売り」の判断は、間違っていたようです。私は今日も売却を進め、キャッシュポジションは37%になってしまいました。これでは上昇相場に取り残されてしまいます。しかし今から追っかけ買いをするつもりはありません。しばらく休んで、押し目を待ちたいと思います。ポジションの63%(株保有分)は上昇することを期待して、37%(キャッシュポジション分)は下落することを期待していることになります。トータルすると、上昇してくれた方が恩恵があるのですが、気持ち的には下落することを望んでいます。これは最近の(大量に売却したという)行動が、失敗だったと思いたくないためだと思われます。行動ファイナンスでいう、認知的不協和というやつですかね。
2009.03.27
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最近の株式市場は、異様に強いですね。私は違和感を覚えます。日経平均は今日も上昇し、前場終了時点で 8100円台を回復しました。先々週の10日(火)には7054円でしたので、15%近く上昇したことになります。上昇のきっかけとなったのは、シティをはじめ米銀のCEOが、相次いで1~2月の業績が良かったと発表したことでした。私は米銀の利益構造をよく知りませんが、昨秋以降に大きく下落した理由は、有価証券等の評価損と、貸倒引当金の急増だと思います。こういう評価性の損失は、決算時以外に毎月やっているのですかね?もしもやっていないとすれば、それらを除いた日常業務の業績が多少良かったとしても、金融危機が本質的に改善したとは言えないように感じます。むしろ3日連続して各銀行のCEOが相次いで業績が良いと発表したのは、政府に対するアピールのように感じました。株式市場は転機を迎えたという意見が一部に出ているようですが、私はまだ懐疑的です。今週始めにはアメリカが、不良資産買取プログラムの詳細を発表するようですが、期待はずれに終わるかもしれません。またAIGのボーナス問題への感情的な反発から、適切な政策対応ができなくなる危険性もあります。そろそろ下落しそうな予感がします。私は先週から今日まで売却を進め、キャッシュポジションは3割(通常は1割)になりました。
2009.03.23
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波乱の2008年相場が終わりました。私の投資人生において、一生忘れることができない年になるだろうと思います。思い起こせば 今年の大発会の日 に、次のように書きました。「何か大きな地殻変動が起きているようにも感じられます。」「今年はハイリスク・ハイリターンの年になるかもしれません。」一応前向きに捉えようとして、ハイリターンという言葉も入れましたが、ハイリスクの嫌な予感がしたことを、はっきりと思い出します。私は子供のときから、嫌な予感はよく当たるんですよね。(当たって欲しくはないんだけど)今年の相場も嫌な予感どおりの展開になってしまいましたが、何の対処もとれませんでした。しかし内容を精査すると、今年の私の成績不振は、一概に市場環境のせいばかりとは言えないようです。マーケット的には9月のリーマンブラザーズ破綻以降に、金融危機の本番を迎えましたが、私にとっては8月のアーバン倒産までがすべてでした。秋以降の金融危機はあまり関係なかったようです。簡単に振り返ってみます。年明け早々から我が軍は大敗を喫し、2月11日には 「大敗時の心理状態」 を記しました。 精神的には、この頃が一番きつかったと思います。その後も敗走を重ね、ついに8月13日に中核部隊である アーバン隊が壊滅し、我が第1帝国は崩壊しました。この時点での年初来損失は、8割程度に達していました。(屈辱的です)しかしアーバンの倒産は覚悟できていたため、あまり落ち込みませんでした。昨年夏にサブプライムローン問題が始まってからの1年間の私の戦いぶりは、ひどいものでした。どのように悪かったのかは、「敗軍の将、兵を語る」シリーズ4部作 などをご参照ください。あえて今年の良かった点を挙げるとすれば、ここで気持ちを切り替えることができたことだと思います。あの当時の戦況を考えると、その後大崩れしてもおかしくなかったと思いますが、冷静に自分を振り返ることができ、ぎりぎりのところで踏み止まりました。考えようによっては、アーバンが倒産したことが、むしろ幸運だったのかもしれません。もしも倒産せずに株価が低迷したままだったら、気持ちを切り替えることが出来ずに、秋以降の100年に一度と言われる金融危機で、更に損失を広げていた可能性があります。皆様からの暖かいコメントにも、勇気付けられました。あらためて、お礼申し上げます。そして9月14日から、第2帝国の建設に取り掛かりました。その翌日のリーマンブラザーズの破綻をきっかけに、世界の金融市場は大暴落に見舞われました。幸い9月~10月の暴落において、我が軍は比較的軽微な損害で切り抜けることができ、11月以降は順調に失地を回復しつつあります。失ったものはあまりにも大きく、短期間での復活は困難だとは思いますが、2度と大敗は喫せず、着実にチャンスをつかんでいきたいと思います。経済は当分悪い状態が続くとは思いますが、来年はチャンスの年になる可能性があります。皆さん、良い年にしましょう!
2008.12.30
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今日の日経平均は、411円高(+5.2%) と大幅高でしたね。今朝、第2次攻撃隊を出撃させました。寄付きはあまり高くなかったし、タイミングとしては、悪くなかったのですが...4銘柄に買い注文を出していましたが、約定したのは成行注文の1銘柄だけでした。 相変わらず、思ったように買えていません。(悔)しかも唯一約定した銘柄は、オリックスです。寄付きで約定後、株価は急落してストップ安で引けました。(涙)この全面高の日に、ストップ安の銘柄をつかむか?(怒)買いそびれた銘柄は、大幅高なのに。(寂)自己嫌悪です。。。
2008.12.08
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最近小康状態を保っていた株価ですが、アメリカ市場の下落を受けて、さすがに今日は大幅に続落していますね。しかしその割には、底堅いように感じます。半月ほど前に資金回収し、2番底が来るのを待っていましたので、そろそろ出撃しようと思っています。今日は5銘柄ほど安値で指値注文を出しているのですが、まだ1つも約定していません。指値しているところまで下がって欲しいのに下がってこないことが、株価が底堅いと感じさせている理由なのかもしれません。聞こえてくるニュースは、悪いものばかりです。今が底だとは全く言えません。したがって今回の作戦は、3回くらいに分けて出撃するつもりです。今日明日で、第1次攻撃隊を出陣させる予定です。(もう出撃したけど、まだ敵と遭遇していないといった感じかな。)当面の投資スタンスを整理しておきましょう。<相場認識>・長期的に見れば(景気低迷から脱した時の事を考えれば)、今の株価は安い。・いつ株価が上昇するのかは、わからない。当面は株価低迷が続くことを覚悟。・しばらくは、乱高下が激しい。<投資スタンス>このような相場認識のもと、当面の投資スタンスは、以下のように考えています。次回の景気回復時に上昇することが見込まれる銘柄を、投資対象とします。それまで倒産しないような、優良銘柄を主体とします。株価低迷が続いている間の収入を考え、配当利回りの高い銘柄を優先します。(今ならたくさんありますね)一本調子で上昇に転じるとは思えないので、上記の銘柄を回転売買し、少しずつ株数の増加を目指します。短期回転売買においては、(うまくいけば)乱高下はチャンスです。急落した時に買い、急騰したら欲張らずに早めに資金回収します。
2008.11.20
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ここ1週間ばかりの日経平均の急騰ぶりは、凄い勢いですね。しかし実態が急に好転したわけではないので、下げ過ぎの反発の域は出ないと思います。オバマ大統領のご祝儀相場があるのかわかりませんが、そろそろ調整が入りそうな気がします。そこで本日は、まとまった売却をしました。2番底に備えての、資金回収です。私流の表現では、次の攻勢のための予備兵力の集結となります。売却したのは、・先週月曜日に短期値幅とり目的で購入した銘柄のうちの1つ。・最近急騰していた日経平均採用銘柄を2つ。・TOB価格に鞘寄せした銘柄1つ。です。一気に売りすぎたかなとも思いますが、金曜日のアメリカの失業率の発表が心配なことと、急騰した週の金曜日には手じまい売りが出やすいためです。最近売買頻度が高くなっていましたが、2番底が来るまで少し休もうと思います。
2008.11.05
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大波乱だった10月が終わりました。相変わらず乱高下が続いていますが、変化の兆しが出てきたように感じます。特に気になるのが、市場平均と自分のポートフォリオの成績の乖離です。たとえば金曜日の日経平均は452円安(-5.01%)と大幅に反落しましたが、私のポートフォリオはプラスでした。逆に木曜日には、多数の持ち株がストップ高で絶好調だったのにもかかわらず、日経平均の上昇率(+9.96%)には遠く及びませんでした。その前の週(10月20日~24日)も、日経平均は -12.02% と大幅安でしたが、私は -2.09% と比較的軽傷で済みました。自分の成績と市場平均が、あまり連動していません。持ち株数が少ないと、こういうこともよくあるでしょうが、現在25銘柄(内2銘柄は優待目的での最小単位)保有しており、しかもかつての URBAN のように特定銘柄に偏っているわけでもありません。通常であれば、ある程度市場の動きと連動するはずです。しかもこの傾向は、私だけではなく、かぶ1000さんも同様みたいです。※かぶ1000さんは、ご自分のポートフォリオと売買内容を、すべて公開されています。凄いです。私とかぶ1000さんでは、持ち株はひとつも重なっていません。そもそも投資対象が異なります。かぶ1000さんは比較的出来高の少ない小型株が多いようですが、私は出来高が少ない株は好みではありません。強いて共通点を挙げるとすれば、日経平均採用銘柄以外の比率が大きいということです。そこで、この期間の各指数の動きを確認してみました。 10/20~10/24 10/27~10/31 10/30 10/31 日経平均 -12.02% +12.13% +9.96% -5.01% TOPIX -9.86% +7.57% +8.32% -3.59% 東証2部 -1.29% +0.81% +2.05% +0.52% ジャスダック +0.03% -0.62% +1.19% +0.83%な~んだ。乱高下していたのは東証1部(特に日経平均)だけで、その他は安定していたのですね。日経平均採用銘柄を中心とした、ファンド等の換金売りによる下げ過ぎとその反動による急反発、あるいは先物に振り回されている様子が見て取れます。日経平均やメディアから受ける印象に振り回されること無く、個別株の動きを冷静になって見つめる必要がありそうですね。何でもかんでも売られる相場は、もう終わったのかもしれません。
2008.11.03
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かなり間があいてしまいましたが、「敗軍の将、兵を語る」の3回目として、アーバンの敗戦から学んだことを記します。 1回目:アーバンを売れなかった理由 2回目:過去1年の各時点で、アーバンについて考えていたこと(1)投資哲学を守っていないアーバンが民事再生法の申請を発表し、敗戦を悟った後、過去のブログをすべて読み返してみました。そこで、痛感した事があります。それは、自分の投資哲学(心得など)を、かなり破っていたことです。個々の具体的な例はあえて書きませんが、仮に自分の投資哲学を守っていれば、損害を大幅に減らせていたと思います。図らずも、自分の投資哲学の有効性を(逆の意味で)証明してしまったようです。(2)選択肢を自ら狭めた何年も前から「アーバンは売却しない」という結論があったことも、大きな反省点です。その結果致命傷を負い、磐石だった生活基盤も揺らいできました。まるで麻雀でトップ目濃厚なのに、リーチをかけて逃げられなくなり、高い手に振り込んでしまい大逆転されたようです。私は何かに束縛されたり制約されたりするのが嫌いで、自由を求める傾向が強くあります。自由とは言っても、何でも思い通りに行くわけはありません。そこで自由を確保するための行動指針として、選択肢を増やすことをいつも念頭に置いています。選択肢がたくさんあれば、その中から自分にとって一番都合の良いことを、選ぶことができます。その結果、嫌なことを避けられる可能性も高まります。「自由=選択肢が多いこと」 と捉えています。今回は、勝負処で無いにも関わらず、無駄なリーチをかけて、自ら選択肢を狭めてしまったことが敗因でした。大勝利があったために、売却できなくなってしまいました。未熟者の私にとっては、一時的な大勝利と最終的な敗北は、セットになっていたようです。(3)ハイリスク志向になっていったもともと私は、リスクをとることは嫌いではありません。しかし倒産しそうな会社は、投資対象外でした。ところが損失が拡大するにつれて、ハイリスク・ハイリターン志向が強まっていったことを自覚しています。アーバンについても、6月以降は「倒産したらゼロ。しなかったらX倍」というつもりで、一か八かの勝負をしていました。全体の戦況を判断した上で、こういう勝負をすること自体は必ずしも悪いこととは思いませんが、今回はポジションが大きすぎました。失敗したときの影響も考慮し、一か八かの勝負は、ポートフォリオのごく一部に限定しないといけませんね。負けが込んできたギャンブラーが、冷静さを失って一発逆転の大勝負に出て、破産していくケースでは、こんな感じでどんどんハイリスク志向になっていくのだろうと思いました。また、倒産リスクのある個別の会社で勝負することは、不利だと感じました。インサイダーには勝てません。今回のアーバンでも、あの低い株価であれだけ逆日歩がついているにも関わらず、信用売りが止まりませんでした。倒産を確信していたとしか思えません。インサイダー取引かどうかは別として、倒産情報を持っていた人は、当然いたと思います。倒産するかしないかという局面では、情報力がものをいいます。一般の個人投資家レベルでは、太刀打ちできないでしょう。次回は最終回として、投資手法に加えた変更点を、まとめます。
2008.09.23
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今日の日経平均は、一時448円安まで下落し、終値は260円安と大幅安でした。しかし個別銘柄に目を向けると、急騰しているものが多数あります。おととい16日には、後場寄りつきで急騰したものが多数ありましたが、今日は 14:30 過ぎあたりから急騰しているものが多いようです。クロージングベルという番組で、それに関係ありそうなことを説明していました。先日破綻したリーマン・ブラザーズは、ヘッジファンドとの関わりが深く、融資をしたり貸し株を提供したりしていたそうです。リーマンの破綻により、ヘッジファンドは融資を受けられなくなり、活動が滞ってきます。また、貸し株も返却する必要が生じます。そのためヘッジファンドは手仕舞いを急ぎ、空売りしていた株を、買い戻しているとの説明です。説得力があると感じました。そうなると、それらの銘柄が反騰に転じたと考えると、痛い目にあうかもしれません。反騰局面は長続きしないでしょうね。ご自分の保有銘柄で、今日急反発した銘柄があれば、覚えておくと役に立つかもしれません。当分荒れ模様が続くと思いますので、資金回収は早めにしたいと思います。
2008.09.18
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今日の株式市場は、リーマンブラザーズの破綻を受けて、日経平均は605円安と急落しました。昨日まで売買禁止にしていた私にとっては、天与の買い場のように感じられ、寄り付き直後に4銘柄購入してしまいました。気がはやっていたのか、絶好の押し目買いになったのか、どちらでしょうね。後場開始時に、気配値をどんどん上げていく銘柄が多数ありました。空売りの強制手仕舞いが、一斉に発生したような感じでした。リーマンの破綻と関係あるのですかね?持ち株もいくつかあったので、一旦売却してすぐに買い戻すという回転売買もうまくいき、幸先の良い再スタートを切ることができました。さて、今晩のアメリカ市場は、どうなるのですかね。
2008.09.16
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事故対応の件は、嫌気が差してきました。私としては、事実に基づいた本来あるべき姿にしたいだけなのですが、その努力が報われる見込みは立っていません。私の行為には、経済合理性がないと悟りました。正しい姿にして納得感を得ることよりも、早く心の平安を取り戻せる環境を作ることの方が、私にとって重要だと感じるようになりました。私には過失がないと考えているので、これまで私側の保険会社には依頼していませんでした。(事実に基づいた上で、この部分に私にも過失がある、と指摘されたら、過失割合について保険会社間でやりとりしてもらうつもりでいました。)週明けには私側の保険会社に対応を依頼し、私自身は手を引くことにします。(泣き寝入りを覚悟したということですが。)そう決心したら、気が楽になりました。株式投資ゲームに復帰します。丁度先週末で、アーバンが上場廃止になりました。私の投資人生において、ひとつの時代が終わりました。先週までは、我がアーバン隊の服喪期間のようなものだったのかもしれません。服喪明けで、これから第2期黄金時代の建設に邁進したいと思います。
2008.09.14
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先日、ある店舗の駐車場内で、車をぶつけられました。相手が車庫入れしようとして、運転手は後ろを向いたまま、車の角度を変えるために曲がりながら前進し、停車していた私の車に衝突したものです。事故自体は大したことがないのですが、相手の運転手が保険会社に対して、事故発生時の状況について事実と全く異なる供述をしていることがわかりました。事故直後に警察を呼んだときの状況説明では、あまり大きな違いはなかったはずなのに。お互いの立場や見ている光景の違いなどから、若干の見解の相違がでる事はやむを得ないと思いますが、今回は明らかに全くのデタラメが多数あります。私は事実に基づくものであれば、自分に不利な状況でも比較的受け入れられる方だと思います。しかし嘘により不利益を被る事は、許せない性分です。今回の事故のことを思い出すと(デタラメな供述をしている相手の運転手のことを考えると)、怒りで心臓の鼓動が早くなってきます。また私は、お互いが冷静な勝負事は好きですが、感情的な争い事は苦手です。ここ数日、かなり憂鬱な気分で過ごしています。とても平常心を保てているとは言えません。事故の件の決着がつくまで、株の売買はしないことにします。ただし、売却予定価格での指値注文だけは、長めの有効期間で、明日までに出しておくつもりです。買いは絶対禁止!
2008.09.06
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「敗軍の将、兵を語る」の2回目は、過去1年間の各時点において、アーバンについて私がどのように考えていたのかを、振り返ります。前回記したように、「売りたくない」という感情が非常に強くありました。最初から「アーバンは売らない」という結論があったように思います。そのような状況において、如何に自分に都合の良いように考えてしまうのか、という事例として、お読みください。(1)サブプライムローン問題で世界株式市場急落 :2007年8月BNPパリバ傘下のファンドの解約凍結をきっかけに、世界株式市場は急落しました。私は8月下旬時点で、アーバンへのリスク要因として2点認識していました。・アーバン物件の買い手の減少アーバンの不動産流動化事業は、低収益不動産を仕入れて、改装などにより物件の魅力を高めて優良テナントを誘致し、高い賃料を取れるようにしてから、高値で売却する、という事業モデルです。外資系のファンドや金融機関が、買い手として大きな割合を占めていましたが、彼らはサブプライムローン問題で痛手を被りました。そのため、書い手が減少する危険性があると考えました。一時的にはアーバンの業績に陰りが見えたとしても、その影響は1年もすれば薄れるだろうと、楽観的に考えました。1年後に倒産することになるなど、全く考えられませんでした。結果:計画よりも高値で売却できたとの理由で上方修正し、2008年3月期は最高益を更新しました。しかし急速に買い手がいなくなり、倒産に至ります。・外資によるアーバン株売却アーバンの株主構成では、外国人の比率が高くなっています。サブプライムローン問題で痛手を受けた外資系ファンドや金融機関が、資金確保のためにアーバン株を売却する可能性があると、危惧しました。売り手が増えれば、株価は下がるのが道理です。結果:2007.3:38.8% → 2007.9:44.7% → 2008.3:43.4%上記2つの理由により、株価が下落する可能性もあったので、一時的にポジションを減らそうとも考えました。しかし税金の問題を気にして、売却できませんでした。確実に1割以上株価が下落するのであれば、一旦売却した方が得です。しかし8月はアーバン株は上昇しており、下落しない可能性もありました。かつて回転売買で買い戻せないまま上昇してしまった経験が脳裏を離れず、結局動けませんでした。(2)株価急落し、1500円割れ :2007年12月12月第1週まで1800円台を保っていた株価が、12月中旬から急落し、1500円を割れました。1500円という水準は三尊天井のネックラインに相当し、ここを割ったことにより、下落相場入りした可能性があります。しかしこの時点ではまだアーバンの業績に陰りは見られず、不動産株全体の下落に引っ張られているだけだと考えました。三菱地所との比較三井不動産との比較アーバンの開発物件は好立地の大規模物件が多いと認識しており、そういう物件への需要は高いと聞いていました。したがってアーバンは勝ち組であり、今は不動産株全体が下がっているが、いずれ勝ち組として見直される時がくると考えました。競合他社の事業環境認識は厳しくなってきましたが、アーバンの場合は良好な環境だと認識しているようです。このことから、市場では二極化が進んでおり、アーバンは勝ち組であると判断しました。結果:その後も急落が続き、倒産へ。アーバンの環境認識が甘かった。(3)転換価額1167円で、CB発行(10%強の希薄化):2008年1月24日私は急落した株価でのCB発行を、最初は嫌いました。しかし巷では不動産会社の苦境が伝えられており、3月末に向けて換金のために、不動産の投売りが始まると噂されていました。CB発行のリリース文書では、資金の用途として「将来収益の源泉となる開発用不動産の仕入れ」となっており、不動産を安く仕入れる千載一遇のチャンスに備えているものと解釈し、前向きに捉えました。将来の更なる急成長を夢見ながら。(4)3Q決算は悪くないのに、株価下落続く :2008年2月25日2月20日に発表された3Q決算は悪くなかったのに、株価の下落は止まりません。原因がわかりません。外資が換金売りしているのかと想像しました。(5)スルガコーポレーションが地上げを暴力団関係者に依頼:2008年3月7日スルガコーポレーションが、紀尾井町の物件の地上げを、暴力団関係者に依頼しているとのニュースがありました。現在は更地になっていますが、その物件を買ったのが、アーバン傘下のSPCでした。最近の株価下落は、暴力団とのつながりを嫌気したもののようです。しかしアーバンはただ不動産をスルガから購入しただけであり、暴力団との直接的なつながりはありません。過剰反応であり、時が経てば戻すと考えました。(6)広島大学跡地の取得延期 :2008年3月31日この時初めて、事業環境が悪化していることを感じました。地方の不動産市況の悪化や、建築費高騰などにより、当初計画していた利益を上げることが難しくなったのでしょう。用地取得する権利を保持したまま、延期できるのであれば、賢明な判断だと思いました。(7)副幹事証券である三菱UFJ証券が、カバレッジ停止:2008年4月1日副幹事証券会社である三菱UFJ証券が、アーバンのカバレッジを止めると発表しました。私はあまりアナリストのレポートを気にしていないのでよくわかりませんが、副幹事証券がカバレッジ停止するなんて、通常あるのでしょうか? 不安になりました。人事異動の季節なので、一時的にアナリストが不足しただけで、すぐに再開されることを期待しました。(8)前期決算発表。今期業績予測は23%減益 :2008年5月15日2008年3月期の決算発表がありました。前期の決算は既に4月7日に利益の上方修正が発表されており、注目は今期の業績予測です。23%減益予想でしたが、心配したほど悪くはありませんでした。これで業績悪化懸念が払拭されて、緩やかな上昇に向かうことを期待しました。(9)JCRによる格付け見直し(長期優先債務 BBB → BB+ ):2008年6月3日アーバンはすぐに、この格付け低下により財務制限条項に抵触する借入は、5億円だけだと発表しました。しかし投資不適格とされる、BB+ に低下してしまったことは、痛手です。この時初めて、資金繰り不安が頭をよぎりました。しかしアーバンは最高益更新中の黒字企業です。キャッシュフローは赤字が続いていますが、それは将来の成長のために積極的に仕入れを増やしているためであり、仕入れを控えればキャッシュフローも制御可能だと考えました。銀行借り入れが出来る限り、噂されているような倒産はありえないと思いました。銀行が貸しはがしをすれば、資金繰りが行き詰る可能性はありますが、将来返済できないとも思えず、今無理やり倒産させて不良債権化させるはずがないと、高をくくっていました。(10)BNPパリバに対し、転換価額344円で300億円のCB発行(38%の希薄化) :2008年6月26日こんな低い転換価額でCB発行とは...希薄化の大きさに絶句しました。しかしこれで資金繰り不安は、当面回避できると安心しました。(11)借入担保になっていた房園社長の持ち株が処分される:2008年7月7日7月4日(金)に、前日の263円から189円に急落しました。7月7日(月)にその理由が明らかになりました。房園社長が借金の担保として供出していたアーバン株が、銀行の担保権行使により、売却されたそうです。この結果、房園社長の持ち株比率は、16.6%から4%に減少しました。さらに担保権行使が続く可能性もあります。私は以前から、アーバン株の売却条件として、以下を定めていました。・房園社長が経営を離れるとき・金利高騰や地価抑制政策房園社長はもはや主要株主ではなくなり、経営を離れる可能性がでてきました。そもそも担保権を行使されるとは、失態も甚だしいです。そろそろ見切り時かなと感じ始めましたが、房園社長に心機一転頑張って欲しいという思いもありました。(12)民事再生法申請 :2008年8月13日BNPパリバへのCB発行で300億円入手したばかりなのに、こんなに早く倒産するとは信じられませんでした。そうしたら裏契約があり、90億円程度しか入金できていなかったそうです。これはひどい。しかし今更アーバンに対して怒る気はありません。惚れた女が、死の間際に悪い男にだまされて、苦し紛れにヤクに手を出してしまったようなものです。でも、きれいに散って欲しかったな。それに引き換え、BNPパリバは許せない。ひとの弱みに付け込んで、こんなひどい契約をさせるなんて。しかも大量保有報告書を何度も訂正して、実態を故意に隠していたとしか思えません。今になってグチっても、仕方がありませんね。BNPパリバの件があってもなくても、結果は同じだったと思います。アーバンは倒産し、私は倒産発表まで売却しなかったことでしょう。第3回は、アーバン敗戦から学んだことです。
2008.08.20
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昨日8月15日(奇しくも終戦記念日でした)の寄付きで、アーバン隊の全軍を帰還させました。これまで常に大活躍していた精鋭部隊はほぼ壊滅し、生還できたのはごくわずかな敗残兵のみでした。私は元々、分析力に優れているわけではありません。それなのに何故、これまでやってこられたのかというと、ゲーム運びでもっていたと思っています。状況への対応力とでも言いましょうか。しかしここ1年あまりのアーバン隊でのゲーム運びは、最低でした。これでは私の取柄が全くなくなってしまい、自信喪失しています。「敗軍の将、兵を語る」ではありませんが、なぜゲーム運びを誤ってしまったのか、振り返って見ようと思います。反面教師にでもしてください。なお分析対象は、アーバンコーポレイション自体ではなく、私の心です。昨年夏以降、何回か売却すべきポイントはあったと思います。しかし私は売却したくありませんでした。第1回目の今日は、アーバンを売れなかった理由について、整理します。1.アーバンコーポレイションへの投資履歴まず最初に、私のアーバンへの投資履歴について、簡単にまとめます。初めてアーバン株を購入したのは、2001年2月です。その後 2003年前半に、大量に購入しました。ここまでが一般口座に入っていて、アーバン隊本隊と称しており、結果として40倍に値上がりしました。これが私のアーバンの投資行動に、大きな影響を与えることになります。また2006年5月に決算発表延期により、1000円以下へ急落した時にもうまく拾え、これを機動部隊と称しています。機動部隊では回転売買も行います。2.アーバンを売れなかった理由私がアーバンを売れなかった理由を一言で表せば、私にとって特別な存在であり、銘柄に惚れ込んでいたということに集約されます。もう少し具体的に、どういう感情を持っていたのかを、整理しようと思います。(1)アーバンが自分のアイデンティティーになっていた40倍株という成功の証であり、アーバンの成功のおかげで専業投資家になれ、セミナーの講師をしたり、DVDを発売することもできました。初期のヤフーやポイントなどの貢献もありましたが、アーバンの比ではありません。アーバンこそ、投資家として成功した自分の象徴となっていました。アーバンなしの私は、考えられませんでした。また、その成功の象徴が、アーバン本隊の低い買値であり、それをいつまでも維持したかった面もあったと思います。普段の私はあまり買値を気にしませんが、アーバンだけは、含み損を気にするのとは逆の意味で、買値を意識していました。(2)過去の成功体験過去の成功体験から、盲目的にアーバンでは成功すると信じきっていました。本隊が単に40倍になっただけではなく、2006年5月の急落時に買い増した機動部隊も、その後株価が2倍になったことも、成功体験を強化しました。このような成功体験によって、アーバンの株価が下がっても、全く不安を感じなくなってしまいました。むしろ持ち株の一部での回転売買に失敗して、買い戻せないうちに株価が上昇してしまった経験から、売却を恐れるようになっていました。(3)税金を払いたくなかった売却時の株価にもよりますが、売却すると1000~1500万円もの税金がかかる計算でした。私は節税を意識した売買判断は禁止事項にしているのですが、さすがにこれだけの金額になると、売却を躊躇してしまいました。(4)銘柄に惚れ込んでいた私は房園社長のことを、(1)不動産を取り巻く環境変化を見る目、(2)それをビジネスチャンスとする企画構想力、(3)その企画/構想を実現する業務遂行力、が優れていると、かなり早い時期から評価していました。その後業績も急成長し、自分の評価が正しかったことに自信を深めました。そして房園さんに全幅の信頼を置くようになり、素人の私の分析よりも、房園さんの判断の方が正しいのだから、房園さんに任せておけばよい、と考えるようになりました。このあたりからは、アーバンを真剣に分析することはしなくなり、房園さんが自信をもっているか、房園さんの態度を観察するようになりました。このような経緯を経て、アーバンを特別扱いするようになっていきました。その結果、ゲームの勝利条件を無視し、キャラクターゲームになっていきました。(5)配当を考慮すると、ほぼコストゼロだったアーバンは株価だけでなく、配当も急成長しました。その結果アーバン株本隊は、配当を考慮するとほぼコストゼロになっていた計算です。このことは昨年までは気にしていませんでしたが、今年になってから意識するようになり、すべて失っても良いと考えるようになったことにつながったかもしれません。これも、買値(この場合買いコスト)を意識せず、将来の株価動向に集中する、という私の投資哲学には反しています。以上5点の感情が入り混じり、アーバンは売却しないという結論が先にありきとなったのだと思います。売買判断について、思考停止状態に陥っていたようです。思考停止状態では、うまいゲーム運びができるわけありませんね。次回は、過去1年間の各時期に、(思考停止状態ながら)どう考えていたのかを振り返ろうと思います。
2008.08.16
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昨年の夏以降、私が大きく資産を減らしたことは、当ブログをお読みの方であれば、ご存知だと思います。サブプライム問題による金融危機の影響をまともにくらったのはもちろんですが、私自身の考え方にも原因がありました。私は株式投資をゲームととらえて行っています。これに関連して、2つの問題点が内包されていたと思っています。1.相反する2つの目的私が株式投資をする目的には、2つあります。・資産を築くことにより、束縛される要素を減らす。・株式投資ゲームを楽しむ。当初は、この2つの目的に矛盾はありませんでした。株式投資ゲームの得点は、資産の増加率です。ゲームに勝つということは、資産が増えるということですので、資産を築く段階では、2つの目的は一致していたと思います。むしろゲームと割り切ることが、資産構築に貢献したと思っています。しかし資産が大きくなった後では、資産を増やすことよりも守ることが重要になってきます。一方、株式投資ゲームとしては、資産が増えないと得点にならず、面白くありません。資産を守る投資手法と、資産を増やす投資手法には、違いがあります。ここに、ずれが生じてきました。私はゲームの得点をあげる事を優先した結果、大損害を被ることになりました。もっとも、ゲームでも守るべき時と攻めるべき時があります。守れなかったということは、単にゲームとして負けたとも言えます。しかし資産保全が唯一の目的であれば、違った対応になっていたと思います。2.抽象化した駒による作戦型ゲーム vs キャラクターゲームゲームには、登場人物などを抽象化したゲームと、登場人物にキャラクター性を持たせて感情移入を楽しむゲームがあります。抽象化したゲームでは、登場人物を攻撃力/防御力/移動力などの能力で表します。同じ能力を持つ駒が複数あり、それぞれに違いはありません。例えば将棋では、歩は両軍あわせて18枚、金や銀は4枚ずつあります。このように、両方のプレイヤーに同じ駒が存在することも、珍しくはありません。プレイヤーはこれらの駒を使って、勝利条件を早く達成することを競います。勝利できれば、どの駒が活躍しようとこだわりません。プレイヤーのたてた作戦が良かった結果、勝つことに楽しみがあります。一方キャラクター性を持たせて感情移入を楽しむゲームの代表としては、RPGがあります。主役級の登場人物は唯一無二の場合が多く、それら登場人物を成長させて活躍させることが楽しみです。キャラクターへの思い入れが強くなるのが特徴です。私は後者の感情移入型のゲームではなく、前者の作戦を考えるタイプのゲームを好みます。株式投資ゲームも、そのつもりでやっています。しかし例外が発生してしまいました。アーバンコーポレイションです。長期間保有しているうちに、大きな成功体験などもからみ、感情移入してしまったようです。既に2年前にはそれを認識していました。アーバンは売らないという結論が先にあるのも、感情移入の影響が大きいかもしれません。去年の夏に感じた、当分株式市場は波乱含みであるという相場認識は正しかったのに、ポジションを縮小しなかった理由は、アーバンを売却したくなかったためだと思います。(その他税金の問題などもありましたが)ここ1年の対応は失敗であったと認めざるを得ません。失敗の理由の多くは、いつのまにかキャラクターゲームに変わってしまったことだと思います。一旦リセットするために、一般口座に入っている本体分をクロス取引しようかな。その後の対応を的確に行うために、証券口座に表示される低い買値(これが愛着の一因になっているかも)を消すことが目的です。もう税金の問題はありません。むしろ今年は実現損が多いので、アーバンの利益で相殺するチャンスかもしれません。えっ? ただ売却するのではなく、また買い戻すのかって? 1年後にゼロになる確率:3分の1 1年後に数倍になる確率:3分の2と思っていますので、リスクをとる価値はあるでしょ。(私はリスクをとることが好きです。だから資産保全できないのかな?)これは損得勘定であり、感情移入ではないですよ。 たぶん。。。
2008.07.25
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以前書いたように、私は3月17日からの反騰局面は、見逃してしまいました。準備万端で出撃命令を待っていたのですが、全体相場の行方に自信が持てなくて躊躇しているうちに、乗り損ねてしまいました。やっと待ちに待った2番底が近づいてきました。まだどこまで下がるかわかりませんが、前場で出撃しました。1月23日ほどの自信はありませんが、チャンスを逃したくないので、少しずつ買い出動していくつもりです。ECB理事会やサミットなど、しばらく政治イベントが続きますので、それをきっかけに大きく動くかもしれませんね。上か下かわからないけど。
2008.07.03
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日米共に、株式市場は意外と強いですね。今日も今現在180円高です。原油は上げ一服しており、為替もドル/円は105円台後半になってきました。どちらも日本株にとっては追い風です。長期金利は1.8%台に上昇してきましたが、これは国債から株式への資金移動だととらえることもできます。このまま上昇していくのでしょうか?私は1月23日からの反騰局面では戦果をあげることができたのですが、3月17日の大底からの戻りには乗ることができませんでした。2番底をつけるのを待っているのですが、なかなか下落してくれません。だんだんと焦れてきました。でもここであせって手を出すと、そこが当面の高値になるような気がします。何もしないと乗り遅れ、手を出すと痛い目にあう。どうすればいいんだ!やはり初志貫徹。チャンスが来るのを、じっと待つことにします。
2008.05.30
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大敗時の心理状態について書いてから、1ヶ月以上経過しました。その後、投資行動にどのような変化が現れたのか、振り返ってみます。<現在の状況>置かれた状況により、投資行動は影響される可能性がありますので、まずはその後の状況を整理します。・戦況その後も損失は拡大しており、戦況は一層悪化しています。今年に入ってからの損失は、50%を超えました。・心理状態精神状態は、落ち着いています。「大敗時の心理状態」を書いたら、すっきりしました。9年ぶりにスキーに行ったり、高校時代の友人に久しぶりに会ったことも、気分転換になったのかもしれません。・ポートフォリオの状態大規模反攻作戦に備え、予備兵力を集結させました。すなわち、キャッシュポジションを増やしました。久々の大兵力であり、現在はチャンスを伺っています。<投資行動への影響>投資行動に、4つの変化が現れているように感じます。1.配当志向の強まり私はこれまでキャピタルゲイン重視で、配当をあまり気にしていませんでした。しかし最近は、配当志向が強まりました。資金量が大幅に減少したことにより、将来の生活に対する不安が高まったことが原因です。確実な定期収入が欲しくなり、高配当銘柄にも目が行くようになりました。また、現在は割安な銘柄が多いと思うのと同時に、当分不安定な相場環境が続き、いつ好転するのかわからないという相場認識も影響しています。私は1年に1回、生活費を投資口座から引き出します。しかし現在のような割安な状況で引き出すのは、もったいないと感じてしまいます。そのため、引き出す金額を抑えるために、配当金を多くもらいたいと思うようになっています。2.短期売買1年前と比較すると、明らかに短期売買が増えました。もっともこれは、昨年9月以降の基本方針によるものであり、大敗とは関係ないと思います。不安定な相場環境が続き、当分上昇トレンドにはならないと考え、昨年9月以降はゲリラ戦と称して、短期売買に徹しているためです。ただし一方、暴落時には優良銘柄を仕込むチャンスでもあり、本来は長期投資用の銘柄発掘をすべき時期です。しかし現実には、短期売買のチャンスばかりを探している自分がいます。結果を出すことを、あせっているのでしょうか?3.優柔不断普段の私は、思い切りは良い方だと思います。しかし最近は、売った方が良いと思っても、「まだもう少し上がるかな?」と期待して売却できなかったり、買おうと思っていた水準まで下がっても、「もう少し様子を見よう」と買わないことがあります。敗戦が続いているため、自信を喪失したためか、心に迷いがあり優柔不断になっているようです。4.衝動買いそうかと思うと、買うチャンスを覗っていた銘柄を、衝動買いしてしまうこともあります。私の規則では、前日に売買計画を決めてから、実際に売買することになっているのですが、当日の値動きにつられて買ってしまったことが2回ありました。1回は急騰につられて買ったものであり、もう1回は急落時の突っ込み買いです。どちらも、当初予定していた価格よりも上で買ってしまい、現時点では両方とも含み損になっています。予備兵力の出撃準備が整っていることもあり、早く損を取り戻そうと、気がはやっているようです。こうして振り返ってみると、日常生活では精神状態は正常だと思っているのですが、投資行動を見ると、若干情緒不安定なところもあるのかもしれません。攻撃命令を待って待機している機動部隊は、虎の子部隊ですので、慎重に扱いたいと思います。
2008.03.17
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先週の土曜日に、夕凪さんのイベント投資のプレゼンを拝聴いたしました。様々なイベントについての説明がありましたが、その中に日経225への新規採用銘柄の話もありました。三越と伊勢丹の統合に伴い、3月26日に日経225に1銘柄空きが出ますので、その補充としてどの会社が新規採用されるか、注目されていました。夕凪さんのお話では、「SQ週の火曜日の引け後に発表されることがよくある」とのことでしたので、有力候補と目されていたヤマダ電機を、昨日購入しました。夕凪さんの見込み通り、昨日引け後に発表されました。さすがです。しかし新規に採用されたのは、私が購入したヤマダ電機ではなく、ユニーでした。購入理由が無くなりましたので、さっそく昨日のPTSで売却しました。今日の前場は、この全面高の中、ヤマダ電機は3%を超える下落をしています。昨日は欧米株式市場が上昇していたので、一瞬悩んだのですが、昨日売却しておいて良かったです。一方採用されたユニーの方は、ストップ高です。しばらく値動きを観察して、今後の参考にしようと思います。追記:何を考えてヤマダ電機を購入したのか書かないと、意味がありませんね。ヤマダ電機を選択した理由は、指数への寄与度が非常に高くなる可能性があったからです。寄与度が高いと、採用された時の株価上昇率も高くなります。詳細は、、夕凪さんのサイトをご参照ください。採用の発表される可能性が高い日が予測できていたことも、大きいです。最近の株式市場は不安定なため、購入後採用発表されるまでに、大幅下落するリスクもあります。したがって、できるだけ保有期間は短くしたいと考えました。昨日発表される可能性があったので、場中に購入し、万一引け後に発表が無ければ、夜間のPTSで売却するつもりでした。そうすることにより、市場全体が荒れる影響を避けることができると考えました。結局採用されなかったわけですが、ローリスク・ハイリターンだと考えて、昨日ヤマダ電機を購入した次第です。
2008.03.12
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今年に入ってからの損失が、先週金曜日で4割を超えました。信用取引を行っていないのに、恐るべき下落率です。わずか1ヶ月あまりで、ここまで大損害を被るとは、信じられません。まるで核攻撃に遭い、主力部隊が壊滅したような状況です。最大の理由は、私の中核銘柄であるアーバンコーポレイションが、半値以下になっているためです。(昨年末1495円→先週末744円)これほどの大敗を喫することは珍しいと思いますので、現在の心理状態を記録しておこうと思います。大きな損失を出した時には、どういう感情になる可能性があるのかを列挙し、現在の心境を確認してみます。1.ストレス一般的によく聞く話としては、「ストレスで胃が痛くなる」とか、「夜も眠れない」「食事がのどを通らない」などがあります。私の場合には、ストレスを感じていないわけはないと思いますが、そのような症状は全くありません。2.無気力それでは平常心が保たれているのかというと、そうでもありません。一番の自覚症状は、「やる気がおこらない」というものです。割安銘柄を発掘するために、企業分析をしようという意欲はありません。以前から私は、一時的に大きな金額の損失を出しても、平然としていられます。しかし不調が長期間継続すると、戦意喪失してくる傾向があります。昨年の上期は順調でしたが、7月以降半年以上も負け続けています。その間、ゲリラ戦(短期回転売買)では勝利していますが、長期保有を基本としている主力部隊が下落相場で敗走中ため、焼け石に水です。そのような状態が長く続いた後での大損害のため、厭戦気分が漂っているような感じです。集中力も減退しています。私は本をよく読みますが、最近は読み始めても、すぐに読む気が失せてしまいます。また、投げやりになっているところも、あるように感じます。「無気力」「集中力の減退」「投げやり」という現象は、すべて関連していると思います。これらが、適切な対応を妨げている可能性があります。3.イライラ物事が思うようにいかないと、「イライラして怒りっぽくなる」事があると思います。これは若干思い当たる節があります。子供に勉強を教えている時に、いくら説明してもなかなか理解してもらえないと、だんだんイライラしてきます。しかし私は以前からそういうところがあり、損をしたからイライラしているわけではないと思います。(勉強を教えている時だけだし)「ムキになって勝負を続ける」というのはどうでしょうか。アーバンが昨年6月から3分の1以下になっても、まだ保有していますので、ムキになっていると言われても仕方ありません。しかし元々私は、房園社長が健在な限り、アーバンを売却するつもりはありませんでした。その判断が正しいかどうかはさておき、予定の行動です。予定を変えなかったことこそが、ムキになっている証拠だと言われるかもしれませんが、自分自身としては、ムキになっているという認識はありません。イライラして怒りっぽくなったり、ムキになって勝負を続けるのは、どちらも(自分に対する怒りで?)心の余裕を失った結果、むやみに攻撃的になっているのだと思います。私の場合は、余裕があるわけではありませんが、少なくとも(周りの人にあたりちらすなど)攻撃的な言動は、表れていないと思います。4.後悔の念失敗すると、後悔をして自己嫌悪に陥ることがあると思います。私も当然、後悔の念はあります。個別の売買に関しては、自分の行動基準どおりに行っていれば、もっと損失を回避できていた可能性が多々あります。反省すべき点はたくさんあります。しかし過去の失敗にいつまでもこだわって、いじいじしているわけではありません。落ち込んでいるのは事実です。しかし現在うまくいっていないことが理由であり、過去の行いを後悔して落ち込んでいるわけではありません。私は元来楽天的な性格であり、都合の悪い過去はすぐに忘れてしまいます。今回は反省点を忘れずに、今後の投資に活かさないといけませんね。5.神頼み私は普段、縁起とか占いなどは気にしません。しかし最近は、占いが目にとまると、読むようになりました。また、ゲンを担ぐようになってきたかもしれません。例えば、椅子にほつれが生じていることが、最近気になっています。「ほつれ→破綻」 と発想が行ってしまうのです。古くなったから買い換えようというのであればいいのですが、株で損をしそうなので買い換えたい、と思うようになっています。本来全く関係ないものを株式投資と結び付けてしまう心境は、神頼みに通じます。それが根拠の無い願望を生み、適切な対処を怠ることにつながっているかもしれません。6.危機感11月以降の大損害によって、将来の生活に対する危機感を感じ始めました。専業投資家になるために定めた条件を、ついに先週下回ってしまいました。これまで私は、株式投資をゲームと割り切るようにしてきました。損得はゲームの点数にすぎないと思うことにより、冷静な判断ができるようになるからです。ところが危機感を感じるようになってから、実生活の金額と結びつくようになってきました。給与収入が無くなった後に危機的状況に陥った場合、ゲームと割り切れなくなるなる可能性があることは、何年も前から予測はしていましたが、現実のものとなりました。これが投資行動にどのような影響を与えているのか、まだ判断できませんが、今までに無かった感情が芽生えているため、要注意だと思っています。以上を簡単にまとめると、ストレスに悩まされたり、攻撃的な言動が現れたりはしていないと思いますが、無気力になっています。また、神にすがりたいという心境が芽生え始めているかもしれません。そして危機感という感情が、どのような影響を与えるのか、注視しています。この自己分析には、自己正当化している部分もあるかもしれませんが、現在の心境を正直に記したつもりです。感情はすぐに忘れてしまうため、記録に残しておくことにより、今後の参考にしたいと思います。深手を負ったとはいえ、我が軍はいまだ健在なり! 機が熟せば、大反攻に転じるであろう。
2008.02.11
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昨日、そろそろ買い出動しても面白いのではないかと書きましたが、万一誤解を与えているといけないので、補足しておきます。まず、決して全力買いを推奨しているわけではありません。相変わらず相場環境は不安定であり(そんなこと言われなくてもわかっているでしょうが)、ハイリスクであることに変わりはありません。小額の打診買い程度です。次に、高い確率で株価が上昇すると思っているわけでもありません。予測は当たらないので、五分五分と考えています。それではなぜ、買い出動しても面白いと思ったかというと、もしも上昇するのであれば、急反発する可能性があると考えたからです。逆に下落する場合は、12000円で一旦止まるのではないかと期待しました。12000円というのは、2004年から2005年にかけて長期間上値となっていたラインです。(私はチャート分析が得意なわけではありませんけど)すなわち、勝てば100円もらえて、負ければ50円払う、じゃんけんのようなものだと考えました。期待値はプラスですので、参加してみました。また、このじゃんけんに勝った場合でも、そのままずっと株価が上昇していくと思っているわけでもありません。Mr.マーケットの心は、まだ当分揺れ動くでしょう。短期間で回収する予定です。
2008.01.24
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昨日は凄い下げでしたね。752円安(-5.65%)ですか。東証1部全1731銘柄中、値上がりはわずか31銘柄で、値下がり1682銘柄と全面安でした。昨年来安値が994銘柄と、全軍崩壊状態です。そこへ昨夜FRBが緊急利下げをしました。利下げ幅は 0.75% と、FF金利の変更が金融政策運営の主流になった1990年以降、初めての大幅利下げだそうです。しかし発表後も、NYダウは一時460ドルを超す下落をし、結局128ドル安で引けました。これは、下げ止まらなかったというべきなのか、大きく戻したと考えるべきなのか、微妙ですね。アメリカ市場が休日の間に、海外市場が大きく下落していたことを考えると、大きく戻したと見るべきなのかもしれません。昨日 Mr.マーケット3兄弟に例えたように、現在の市場参加者の多くは、「売りたい人」「売らざるを得ない人」「買わない人」の3通りだと思います。先週あたりから出来高も増えていますので、「売りたい人」はかなり売ったのではないでしょうか?「売らざるを得ない人」は、昨年高値の6ヶ月期日明けで信用買残も減ってきていますし、月火の急落で止めを刺された可能性があります。(強制決済は今日明日の後場かな)あとは「買わない人」がいつ動くかが、焦点だと考えています。何かのきっかけがあれば、これまで様子見していた「買わない人」が大挙して買い出動する可能性があると思います。関が原の戦いは、小早川秀秋の寝返りにより、東軍の大勝利に終わりました。小早川秀秋は家康と内通しており、東軍に寝返ることを約束していましたが、当初戦況は西軍が優勢だったため、ためらってなかなか動こうとしませんでした。そこで家康は催促の鉄砲を小早川陣に打ち込みます。これをきっかけに、小早川軍は東軍方に参戦し、合戦の帰趨が決したと言われています。私はそろそろ、「買わない人=小早川秀秋」が動き始めるのではないかと期待しています。昨日のFRBの利下げに続き、アメリカ政府による景気対策も具体化されますし、近く国際協調策もとられると思います。きっかけとなりそうなものが目白押しです。もちろんマクロ経済には不安がいっぱいですので、具体的な効果という点では、一筋縄ではいかないでしょう。しかしきっかけ次第で小早川が動けば、株価動向は流れが変わる可能性があります。うまくいけば急騰する可能性があり、だめでも12000円に防衛線が張られていますので、買い出動するのも面白いと思います。そこで今日は比較的上値で買い注文を出しています。今のところ1円差で約定していませんけど。
2008.01.23
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長男:株一 (売りたい人)「もうだめだー。世界恐慌が始まるよ。 これから金融機関が破綻し始め、失業者が急増して、消費も落ち込む。 株も暴落するに決まっている。 もう株なんて止めた。 全部売っぱらって、株から足を洗おう。 大損したよ。株なんて、やらなきゃ良かった...」次男:株二 (売らざるをえない人)「経済のことはよくわからないけどさあ。 いつまでも株価の下落が続くわけ無いじゃない。 いずれ反発するよ。 それより株一兄さん、お願いがあるんだけど。 お金貸してくれない? 俺、追証払わなくちゃ、いけないんだ。 えっ! だめ? けち。 しょうがない。一旦売るしかないか。」三男:株三 (買わない人)「株二兄さん、今売るの? もったいないなあ。 だからいつも、株は余裕をもってやらないとだめだって言っているじゃない。 株一兄さん、確かに経済は不透明感が強いけど、割安な株もたくさんあるよ。 そろそろ買い時だと思うけどな。 だけどいつ下げ止まるかわからないので、もう少し様子を見て、 売りたい人が売り終わるのを待ってから、買い出動しようと思う。 きっかけ待ちだな。」
2008.01.22
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大発会おめでとうございます。2008年の株式投資ゲームが始まりました。今年の世界金融市場は、波乱の幕開けですね。何か大きな地殻変動が起きているようにも感じられます。それが何かはわかりませんが。(判れば大儲けできますね。)各市場の初日の動きをまとめると、次のようになっています。いずれも大きな動きがありました。日本株(1月4日)・日経平均 -616.37円(-4.03%)の 14,691円・TOPIX -63.77(-4.32%)の 1411.91・マザーズ指数 -36.60(-4.67%)の 746.58米国株(1月2日)・NYダウ -220.86(-1.67%)の 13043.96・ナスダック -42.65(-1.61%)の 2609.63外国為替(1月4日)・ドル 大納会で 113円台 → 一時108円台後半・ユーロ 大納会で 165円台 → 一時160円台中盤商品先物(1月2日)・WTI 原油 12/31の $95.98 → $99.62(一時初の$100突入)・金 12/31の $834.9 → $857.0・銅現物 12/31の $6695 → $6705 日米株式市場は大きく下落しましたが、特に日本株の下落が目立ちます。日本は見捨てられたのでしょうか?外国為替は、円が急騰しています。キャリートレードの巻き戻しのようにも見受けられますが、昨年2月や8月のように、商品市況は弱くなっていません。WTI原油は史上初の $100 台に突入しました。金も急騰しています。投機マネーが逆流しているのではなく、商品市場に流れ込んでいるようです。しかし実体経済の不安を反映してか、銅はあまり上がっていません。一日の動きだけでは判断できませんが、一応記録に残しておきます。今年はハイリスク・ハイリターンの年になるかもしれません。勝ち残って、次のステージに進みましょう。
2008.01.04
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安倍首相の辞任を受け、不透明感はさらに深まりました。株式市場は今後も、荒れ模様が続くと思います。当面はゲリラ戦(短期勝負)に専念する予定です。(主力部隊は「動かざること山の如し」です。)次の急落のチャンスに備えるため、遊撃隊(短期投資用資金)を帰還させ(すなわち売却)、予備兵力を増強することにしました。幸い今日の株式市場は安定していたので、前場でいくつか売却しました。そのうちのひとつは、先日購入したアーバンコーポレイションです。今回のアーバンの購入は、売却の練習という意味合いもあったのですが、おかげさまで無事売却することができました。大した利益は出ていませんが、抵抗感なく売却できたということで、今回の出撃の最低限の目的は達成したとみなします。ただし、当初のシナリオどうりではありませんでした。先週金曜日に書いたとおり、見込み違いでした。利益がでたのは単に運が良かっただけであり、イチロー選手に言わせると、「必然のヒットではなく、偶然のヒット」 ということになるのでしょうね。遊撃隊予備兵力の増強(資金回収)は、継続する予定です。
2007.09.13
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