今日のまとめ
GDP
中国の第3四半期のGDPは前年比+7.4%でした。これはコンセンサス予想と一致しています。因みに第2四半期は+7.6%でした。

物価
中国の9月の消費者物価指数は+1.9%でした。コンセンサス予想も+1.9%です。因みに8月は+2.0%でした。
中国の9月の生産者物価指数は-3.6%でした。コンセンサス予想は-3.5%です。因みに8月は-3.5%でした。

鉱工業生産
中国の9月の鉱工業生産は+9.2%でした。コンセンサス予想は+9.0%でした。因みに8月は+8.9%でした。
小売売上高
中国の9月の小売売上高は+14.2%でした。コンセンサス予想は+13.2%です。因みに8月は+13.2%でした。

まとめ
9月の経済指標は総じて中国経済の悪化が止まったことを示唆するものが多かったです。その意味で今回の数字は投資家にとって歓迎すべきニュースだと言えます。
ただ中国人民銀行は6月と7月に金融緩和して以来、緩和の手を止めています。経済が底入れるためには、一層の緩和が必要であり、金融面での支援なくして株式市場が本格的に立ち直るとは考えにくいです。
なぜならば中国はこれまでの加工輸出型経済・工業重視の経済から、より消費ならびに内需に依存する経済へと構造転換している最中だからです。これを円滑に実現するためには金融政策面での後押しが必須だと思います。
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