今日のまとめ
GDP
中国の第4四半期GDPは+7.9%でした。これはコンセンサス予想の+7.8%を少し上回りました。因みに第3四半期は+7.4%でした。

鉱工業生産
中国の12月の鉱工業生産は+10.0%でした。これはコンセンサス予想の+10.0%と一致しています。因みに11月も+10.0%でした。

小売売上高
中国の12月の小売売上高は+14.3%でした。これはコンセンサス予想の+14.3%と一致しています。因みに11月は+14.2%でした。

物価
1月11日に発表された12月の中国の消費者物価指数は+2.5%でした。これはコンセンサス予想の+2.3%より少し高い数字でした。因みに11月は+2.0%でした。
一方、生産者物価指数は-1.9%でした。コンセンサス予想は-1.8%、11月は-2.2%でした。

まとめ
以上をまとめると中国経済は引き続き景気循環的(シクリカル)な回復局面にあります。今日、示した一連の経済指標は回復が弱々しいものであることを示唆しています。例年、旧正月前後の経済統計はブレやすく、次回以降の経済指標の解釈には注意を要します。それを断った上で、これまでのところは「So far, so good(まずまず)」であり、中国経済に対するスタンスを変更する必要は無いと思います。
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