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今日入院以来始めて6月分の入院診療費の請求書をもらいました。
入院日は6月5日なので、5日から30日までの25日間になります。
入院料等、医学管理等、検査、画像診断、投薬、注射、処置、手術、麻酔、の区分での点数の合計はしめて
260,759点です。(100%自己負担だとしたら、この点数に10をかけた金額、2、607,590円になります。車1台買えるわ。)
私は夫の会社がはいっている健康保険組合の被扶養者なので、自己負担額は3割になりますので、
小計は、782,280円 です。
しかし特定疾病療養証がありますので、自己負担額が10,000円になるように、高額医療費差額が、772,280円引かれますので、自己負担額は
を入れて、しめて
¥28.062 でした。
部屋代は、最初の4日間は大部屋でしたし、それ以降は免疫抑制剤を飲み始めたので、治療目的の個室ということで、部屋代は一切かかっていません。治療目的の個室から出て、一般の個室に移ると部屋代は発生し始めます。
この請求書を見て、改めて、自分がどれだけ恵まれているか実感しました。日本人でよかったなーと本当に思います。
20代は半分くらい何ヶ所か海外に住みましたが、ここまで自己負担が少ない国は無かったです。
香港でも何度か透析を受けましたが、経済の進んだ香港でさえ、設備の整った私立病院での透析は全額自己負担だそうです。なのでほとんどの人は私立病院に比べると、設備が整っていない公立病院で透析を受けるそうです。
バリ島で透析を受けたときも、インドネシア全体で見ると、いまだにお金が無くて透析を受けれずに死んでいく人もいると聞きました。
世界規模で見ると、そのような国の方がまだ多いんじゃないでしょうか。
透析という医療自体がまだ浸透していない国もたくさんあります。
経済負担が小額で安心して、透析を受けれる国というのは極限られた先進国だけじゃないでしょうか。世界的に見たらほんの一部の国々だけだと思います。
そのような状況で、恵まれた制度のおかげでこんな小額負担で腎臓移植が受けれるのです。
透析患者は恵まれすぎだ、とか色々賛否両論があることは十分承知していますが、「金の切れ目が命の切れ目」のつい30年ちょっと前の時代から、家計の負担ほとんど無しに安心して透析が受けれるように、奮闘されて、がんばって来られた先代の透析者の方たちや、それに理解を示してくださった、いろいろな方たちに改めて感謝します。
それでも近年、自己負担がじわじわ増えているのが、気になっています。中には、家計ぎりぎりで、通院費もままならないかたもいらっしゃいます。
誰でもかしこでも一律に、考えるのではなくて、個々のケースに応じて、透析が必要な人が、安心して透析が受けれて、安心して生活ができるように、国も考えてもらえませんやろか?
私は透析による特定疾病療養証と健康保険のおかげで、こんな少額の負担で移植ができました。
これからの私にできることは、健康の維持を心がけて、少しでも病院のお世話にならずに、医療費の負担を少なくして、自分自身が働ける状況になったら、働いて、健康保険をきっちり収めていくことかなーと思います。
*これから移植を考えてる方が安心して移植を受けれるようにだけを考えて、あえて金額全てぶっちゃけました。今日の日記はかなり個人的意見が入ってるから、あんまりドギツイコメントやめてチョ。世の中いろんな考えの人がおるからなー。
カテーテル抜いたその後・・・ 2007.07.19 コメント(2)
血液検査結果 2007.07.19