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くさり-ホラー短編集-(筒井康隆)


本の運命(井上ひさし)


紹介して頂いた本☆


読了本


未読本


2008.02.05
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テーマ: 本日の1冊(3798)
カテゴリ: ブックリスト
太陽の塔とは、1970年に大阪府吹田市で開催された日本万国博覧会(EXPO'70・大阪万博)の会場に、芸術家の岡本太郎が制作した芸術作品であり建造物である(Wikipediaより)。

さらに『太陽の塔(森見登見彦)』といえば、すべての失恋男たちに捧ぐ、爆笑妄想青春巨篇――私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった! クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作――なのである。(新潮社HPより)




太陽の塔

正直、最初は文体になじめなかったのだが(何ていうか阿部和重の「ABC戦争」のような実態がつかめない感じ)、読むにしたがって「歩けよ乙女」のときのように徐々に物語の中に引き込まれてしまった。妄想の中を彷徨っているのは、どうやら主人公の「私」だけでなく読者である「私」でもあるような感覚に襲われ、終盤では笑えば良いのか泣けばよいのか、とにかく感情が揺さぶられる不思議なカタルシスがあった。失恋の追体験、今までの所謂キレイな恋愛小説では、描けなかった倒錯したピュアな痛み。それを提示した作者は、只者ではないぞ。

<クリスマスファシズム>に果敢に立ち向かう作者の本気に、強く心打たれるのであった。





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最終更新日  2008.02.05 20:07:23
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