DISTANCE -道のり-

DISTANCE -道のり-

2007.10.17
XML
カテゴリ: 心(shin-kokoro)


それは、強化稽古を見れば歴然です。
確実に、稽古の質が高まっています。
これは、クラブの諸先生方、父兄の方々のご理解とご協力の賜物であると思います。ウィンク

また、「乾いたタオル」状態であった子供達も、与えた課題を貪欲に吸収してくれました。スマイル
と、ここまでは、指導者が子供達を多少、強引ながら引っ張って来ました。
言い方を変えると 「言われてからやる稽古」 であったとも言えます。

しかし、そろそろ、その稽古では限界に近づきつつあると感じています。しょんぼり
「自ら課題を意識してやる稽古」 に切り替えて行くことが大切だと思っています。

何も考えずに漠然と稽古するのと、課題を意識して稽古するのとでは、成果は大きく異なります。

私は強化稽古の中で、いくつかの課題を子供達に与えてきました。
例えば、挨拶をする。・・・声を出す。・・・技を掛けた時に気合を入れる。・・・女の子同士ばかりで組まない。・・・返事をする。・・・次のメニューに移る際に、素早く動く。・・・仲の良い同士ばかりで組まない。・・・下級生の面倒を見る。・・・道場内のスペースを見渡して、固まらない。・・・
などは、その中でも、基本中の基本。

確かに子供達の柔道の技量は、少しずつですが高まっています。
しかし、この様な基本的な行為が、言われなければ出来ない子も少なくありません。
極端な話し、言われても出来ない子もいます。

昨日の強化稽古では、敢えて、私から 「大きな声」 を出すように強く促しませんでした。

結果は、明らかに声を出そうとしていない子がいました。号泣


改めて認識しましたが、声を出す行為と言うのは、士気を高める効果がある反面、
声を出さないことにより、士気を低下させてしまうのです。

また、この士気低下ですが、どうやら伝染病の様です。

最初の内は、声を出して士気の高かった子までもが、声を出さなくなり、更には、身の入らない態度を取るようになりました。

いつもなら、私が立て直すところですが、昨日は、それでも、ギリギリまで黙って見てみました。


やはり、私の代わりにも成り得る、強烈なリーダーが子供達の中から現れなければ・・・。

最後に子供達に対して、 「言われてから行動するのではなく、自分達の課題を意識して、自分から行動する。」 ことの大切さを話しました。

果たして、何人の子供達に通じたでしょうか

仮に何人かの子供に通じたのであれば、間違いなく、その中からリーダーが生まれてくれる筈です。

そのリーダーが現れてくれるまで、もう少し、吠え続けなければならない様です。


人気ブログ ブログランキング・にほんブログ村へ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.10.19 08:26:28
[心(shin-kokoro)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Free Space







© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: