志 錬
《其の七
体の大きな相手、あるいは力の強い相手に対する『十一の必勝法』。
しかし、「柔よく剛を制す」を体の小さな者や力の劣る者だけのものと考えてはならない。
体の大きな者、力の強い者とて、相手が代われば立場も代わる。
つまり、「柔よく剛を制す」は、全ての者が体現しなければならない柔道の根底にある考えであると捉えている。
今回、取り上げた二つの項目は、正にその典型であるのではなかろうか。
六、足を狙え
七、連続技で攻めろ
立姿勢の相手に投げを打つには、崩しが不可欠である。
相手を崩すためには、如何に相手の重心を瞬時に大きく揺さぶるかが肝要となる。
勿論、相手とて重心を安定させるべく対応してくる。
その効果を高めるのが足技であり、技から技へ間髪を入れずに連続して仕掛けることであると考える。
畳との接点である足を徹底的に狙うことで崩す機会あるいは、崩しそのものが完成する。
勿論、足技だけで投げに至らせることも可能である。
足技を使った揺さぶり。
足技を起点とした技の連続。
ここに突破口があると考える。
つづく・ 其の九》
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