志 錬
《其の八
その、大きな相手に勝つための『十一の必勝法』を私也に解釈して綴っている。
八、技をえらべ
体に大きな者に、体の小さな者が対するには、ハンデがあるのは明らかである。
それを転ずるためには、それに相応しい技選びは欠かせない。
まずは、返され難い技で仕掛けたい。
例えば、「大外刈」などは、体力が劣る者は返され易い技と言える。
対して、相手の脚の内側から刈る「大内刈」、「小内刈」や
相手との間合いを保って仕掛ける「体落」は、返され難い技の代表と言える。
また、体の小さな者の代表的な技である「背負投」、「袖釣込腰」。
中途半端に仕掛けては返されてしまうが、一度、懐に潜り込んでしまえば返され難い。
特に体の大きな者は、懐に潜り込まれるのを最も嫌う。
仕掛ける側にとっても、低く入ることで梃子の原理を利用し、少ない力で効率良く投げることが出きる技でもある。
自分の体格や体力などの能力に適した得意技づくりは、非常に大切である。
つづく・ 其の十》
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