台風6号が通り過ぎ
夕方近くになってやっと青空が覗き始めたら
一気に蒸し暑くなってきた
今日もお散歩へは出かけなかったので
またお庭のお花をご紹介
小さな白いお花をびっしりと咲かせているのは
ヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑低木 「万両(マンリョウ)」

[ 万両(マンリョウ) ]
この間から やっと咲き出したところ
大きな木でも70センチほどしかない 「マンリョウ」
数えてみたらお庭に20本以上あって
今でも増え続けている
[ 昨年秋のマンリョウの実 ]
秋の終わりにはこんなに真っ赤な実をつける
お正月に縁起物として飾られる 「万両」
の実
例年だとお花の咲くこの時期でも
少しは赤い実が残っていたりするのに
今年の冬は山の木の実が不作だった為か
早々と小鳥たちに食べられてしまった
この 「マンリョウ」
は日本在来種で
関東以西の山などに自生しているそうだけれど
未だにお山では見たことが無い
昔から縁起物としてお庭で植えられてきた古典的園芸種でもある
家のお庭には赤い実を付けるタイプしかないけれど
白い実や黄色の実を付けるタイプも他家のお庭では見かける
[ 万両(マンリョウ)の花 ]
今年の冬も 「マンリョウ」
の実は豊作になりそう
またヒヨドリが食べに来るんだろうな
「マンリョウ」
の実は人間には食べられないみたいだけれど
私にも食べられる実があった
[ 昨年冬の藪柑子(ヤブコウジ)の実 ]
こちらはヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑低木 「藪柑子(ヤブコウジ)」
別名 「十両(ジュウリョウ)」
← 下の補足説明を見てね
この 「ヤブコウジ」
は背丈が10センチほどしかない小さな木
今年は 「マンリョウ」
より少し早くお花が咲いた
[ ヤブコウジの花 ]
お花の形は 「マンリョウ」
に良く似ている
これも古典的園芸種として古くから愛好されている
「マンリョウ」
は観賞用以外にとくには役に立たないけれど
「ヤブコウジ」
の根っこや茎は
生薬 「紫金牛(シキンギュウ)」
になり
解毒薬、のどの腫瘍、せきなど治療に用いられる
[ ヤブコウジのまだ小さな実 ]
そしてもっと大事なのは
この 「ヤブコウジ」
の熟れた実が
ほんのり甘くて食べられると言うこと(笑)
[ 昨年冬の藪柑子(ヤブコウジ)の実 ]
今年の冬が楽しみだなぁ~
どんなお味かな?サクランボみたいかな?
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「マンリョウ」
の過去ブログは ココ
「ヤブコウジ」
の過去ブログは ココ
補足説明
「万両」以外に赤い実を付け、「両」と名の付く木があります。
「一両」、別名:蟻通し(アリドオシ)
「十両」、別名:藪柑子(ヤブコウジ)
「百両」、別名:唐橘(カラタチバナ)
「千両」
数字が大きくなるほど赤い実の付く数が多いです
昔はお正月に「千両」と「万両」そして「一両」を揃えて飾り
語呂合わせで「千両、万両、在り(蟻)通し」として祝ったそうです
「千両」以外は赤い実が葉っぱの下にぶら下がるように付き
「千両」だけが葉っぱの上に付きます
今では名前がめでたく彩りも綺麗なために
「千両」や「万両」を縁起物として飾るそうです
おまけの写真

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