2010年01月の記事
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西の魔女が死んだー梨木香歩
中学に入っていじめにあい登校拒否になった少女が、祖母の家に滞在することになりました。祖母は不思議なキャラクターの人で、自分は魔女だから少女にも魔女にならなければならないと教育するのです。魔女だから、ほかの友達と違ってもいいと、ひとりで生きることの重要性を教えたのでした。感動的な小説です。
2010.01.23
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沙中の回廊ー宮城谷昌光
中国の春秋時代の物語です。晋と楚が超大国として覇権を争う時代でした。乱れた晋から逃亡した士会が主人公です。一旦逃れた晋にもどり、その才能によって乱れた晋をもう一度大国に立て直した物語です。少し期待はずれかも・・
2010.01.22
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モラルの罠ー夏樹静子
短編ミステリー小説集です。何事もない日常生活の中に事件の原因が潜んでいるのでいます。そのなかで「痛み」という小説を少し紹介します。原因不明で耳が痛くなるという女性は精神科医を受診しました。原因は夫の若い女との恋愛でした。精神科医は言わざるをえませんでした。痛みを取り去るには離婚するしかないと。妻は、しぶしぶ離婚に踏み切ったのですが、ところがそれは、夫の不倫相手の若い女性との共謀だったのです。離婚を有利に進めるための・・
2010.01.17
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兄弟ーなかにし礼
兄が死んで思わず「万歳」と叫んだ。そんな書き出しから始まる物語です。なかにし礼は有名な作詞家で、日本の長者番付に名を連ねるような収入を得ていたにもかかわらず、アパート住まいでした。それには、兄が何度も事業に失敗し、多大な借金の返済をせざるを得ないという事情があったためです。そんな兄は、特攻隊の生き残りで、訓練の最中に故障した戦闘機に無理やり乗せられた体験が、失敗するかもしれない事業に手を出すという原体験を語っています。
2010.01.09
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炎の経営者ー高杉良
日本触媒工業を大企業にした経営者・八谷泰三の物語です。もともとは大阪の小さな町工場だったのですが、旧満鉄技術者のスカウトや富士製鉄の社長との交流を通じて、国内系の石油化学工場をたちあげたのです。
2010.01.08
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