HELVETIAお気楽日記

HELVETIAお気楽日記

June 26, 2005
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前回の日記で呼吸困難になったことを書いたけど、私と大家さんの中では

答えがはっきり出てしまった。
そもそもこの状態は、私が1年半前スイス生活を始めてきた時から
頻繁に起こることだったから、何も前回の日記に書いたことは初めてでも
何でもなく、私はこういう状態の中に、1年半どっぷり浸かっていたのだ。


昨日は土曜日だったが、呼吸困難はやっぱりそれなりにあった。
カラ夫が義理母に「カラハリをそっとしといてやってくれ」と言ってくれて
義理母から私に電話がかかってくることは、とりあえずなくなった。

それは、私に電話してこなくても、カラ夫に電話してくるんで
結局電話の音はうちで四六時中鳴っている。 これが理由。
もう電話の音がなるだけで、私は形相が変わり、ストレスを感じる。


昨日の夜、カラ夫の同僚からバーベキューに招待されていたので
彼らの住むイタリアの家へ、カラ夫と二人で行ってきた。
家を出る30分くらい前に、3回目の電話がなった。
カラ夫が電話に出たんだけど、声のトーンで電話の相手は
再び義理母だと一発でわかる。
私が黙って聞いていると、カラ夫が「ノー、 夜は同僚の家で食事をするから」
と義理母に言っている。
てことで、彼女の電話の用件は「夜は3人で食事しない?」だったと



私が彼女を完璧無視すれば、当然彼女は直接カラ夫にむけて行動をする。
昨日あった出来事からも、義理母のカラ夫への執着ぶりがよくわかる。


カラ夫の勤め先は、家から歩いて5分程度のところにある。
なので、昼食は家に帰ってきて、私と一緒にご飯を食べる。
いつものように、カラ夫の昼食を用意していた。

正午になって、カラ夫が帰ってきた。
私が「おかえりー」と言って彼に目をやると、何やらお皿を抱えている。
そして何故か、お皿の上にはポテトサラダ。


このポテトサラダ、義理母がカラ夫のために作ったらしく、彼女は
カラ夫がいつも通る坂道でこのポテトサラダを持って彼をじっと待ち
彼の姿が見えたところで「食べなさい」と渡したらしい。
私が「ポテトサラダ、私作っちゃったんだけど。。。。」と言うと、カラ夫
「こっちの(義理母の)は、まあ後で考えればいいよ。」と言って
この場はとりあえず喧嘩もせずに済んだ。


バーベキューから帰ってきたら、やっぱり「義理母の近くにいる」という
考えがあるのか、心なしか息苦しくなった。
なのでカラ夫に「話がある」と言って、私は再度自分の要求を彼に伝えた。

「今までは義理母の行動を、もう年だし旦那さんもいないしってことで
可哀想だと思って我慢してきた。でも自分が呼吸困難になって
今はとうとう我慢ができないところにきたんだって実感している。
O型の血液の中にAB型の血液を入れられないみたいに
私の体が義理母を拒否している。
だから呼吸困難が起こらないように、せめて回復するまでは私が彼女のことで
イライラしなくてすむように、カラ夫に協力してほしい。」と訴えた。
すると彼、いつものように「わかってる。心配しなくていいよ。」と言ってくれた。


義理母のことは大嫌いだ。でも大嫌いでも、自分の愛する旦那の実母である。
自分の身内を悪く言われてることを聞くことが、カラ夫にとってどれだけ
辛いことか、私にはそれがわかる。それでもカラ夫は、私の義理母への
非難を聞いても文句一つ言わずに、私の意見を尊重してくれる。
そう思うとなんだか悲しくなって、また呼吸困難が出てしまった。


疲れているからもう寝ようってことになったんだけど、息苦しくて
ベッドに横たわるという動作ができない。
なので色々な体勢を試みるが、どうやっても息苦しい。
気分を変えるために、リビングのソファーに行って寝ようと思った。
枕と掛け布団をもってリビングに行こうとした。
私の手から、枕が床に落ちた。
枕をとろうとするんだけど、息苦しくてしゃがめない。枕がとれない。
カラ夫がとってくれて、そのままリビングに行こうとしたら、酸素ボンベの
コードが植木にひっかかった。
とろうとしてもなかなかとれず、ますます息苦しい。
と、こんな風に、呼吸困難になると、私は「」普通の動作』ができなくなる。
「枕がとれない、コードをほどけない、こんなちっぽけなことさえできない」
と思うと、悲しくて泣くしかなかった。


今日の昼頃、また電話がなって、案の定相手は義理母で、カラ夫が対応。
今日のお昼はパスタだったんだけど、カラ夫が電話口で義理母に
「パスタだよ」って言ってたんで、彼女の質問は「何食べたの?」だったんだろう。
その後彼が「大丈夫だよ。安定してる。」と言うんで、義理母は
「カラハリの調子はどう?」と聞いたんだろう。
カラ夫が「だから安定してるって言ってるじゃん!」と言ったんで、義理母は
再び同じ質問「カラハリの調子はどう?」と聞いたんだろう。
その後カラ夫は「うん」とだけ言ったんで、これに対する義理母の質問は
わからない。だから私はカラ夫の返答を聞くことに集中するのをやめた。
カラ夫が電話を切って、私はいつもだったら、カラ夫と義理母の会話の内容を
電話が終わった後に「お義母さん、何て言ったの?」と聞くことはしないけど
今日はなぜかカラ夫に「彼女、何だって?」と聞いてみた。
するとカラ夫「『そっちは暑いの?』って聞かれたから『うん』って言った。」
と私に言う。




はあ?????




歩いて1分しかかからない距離に住んでて『そっちは暑いの?』って質問、何??
彼女がいる所が「暑い」と感じれば、私達の家だって暑いに決まってるじゃん。。。
歩いて1分、しかも窓からお互いの家が見える近距離で、義理母のゾーンだけ
気温30度で、私達のゾーンが15度のはずないだろ。。。
あいつはまたそんなバカな質問のためだけに、うちに電話をしてきたのか?


カラ夫に「これだよ!こういうバカな質問をするために、1日に何回も
電話してくるってことが、呼吸困難の原因。原因はこれなのよ!!」と
私はぶちきれて、庭に出る。
しばらく無言だったカラ夫、庭にやってきて、気を取り直したかのように
「ねえ。午後、どっかコーヒーでも飲みに行く?」と私に訪ねる。
なので私も気をとりなおして「そうしよっか。」と言ってみる。
それでカフェに行く準備をしようとしたんだけど、やっぱり息苦しい。
この暑い中、息苦しい思いをしながら、重い酸素ボンベを持って歩くことに
自信がなかったんで、カラ夫に「ごめん。やっぱり家にいたい。涼しくなったら
家の周り散歩しよ。」と言った。
するとカラ夫「いいよ。じゃ、僕は昼寝でもするか。」と言って、今
ベッドで寝ている。


カラ夫が寝ているので私はこの日記を書いているんだけど、彼が寝ている間
電話線をわざと切ってやった。
これで外部からの電話はつながらない。
義理母の家から見えるうちの窓のブラインドを全部締め切って
私達の家の中が見えないようにしてやった。
こうやって、自分の身は自分で守るしかない。


私は義理母と直接派手な喧嘩をしたことがない。
理由は彼女と喧嘩はしたくなかったから。
でももう喧嘩になっても怖くない。だから私が義理母に怒鳴ることになっても
電話線を切るという陰険な行動を私がしたとしても、それで呼吸困難が
避けられるなら、何でもやってやろうと思った。

てことで、この日記の後は、呼吸の仕方の練習と、お医者さんから教えてもらった
肺を強くする運動でもしよっと。
これも、呼吸困難を避ける方法の1つだからね。


ところで、明日またチューリッヒに行くけど、やっぱり入院かしら。。。。
前回はカラ夫がずっと付き添ってくれたけど、今回は入院になっても
チューリッヒで一人になるなぁ。。。。
だから、検査だけで帰ってこれるといいなぁ。。。
でも、ま、しょうがないか。。。。
何があっても医者はすぐに私の所に来れる位置にいるし、と思って
ポジティブに考える方がいいな。

ところで今回、サーモンの刺身は食えるんだろうか。。。。。





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Last updated  June 27, 2005 12:43:11 AM
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からはり@ Re[1]:スイスで救急車を利用した場合の値段(08/03) ジャムアさん >でもあれって公的機関…
ガンスケくまこ @ Re:スイスで救急車を利用した場合の値段(08/03) 無料だよ~、こっち。 家からだとヘリコ…
ジャムア @ Re:スイスで救急車を利用した場合の値段(08/03) え、日本も有料制になるの?? でもあれ…

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