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「苫小牧の7人死亡、ファンヒーターが原因か」
が報道されました。
現時点では
「苫小牧7人死亡、現場にあった温風機は「回収漏れ品」」
との内容で、吸気口のフィルターにほこりがたまったと報道がされています。死因は、 一酸化炭素(CO)中毒
とのことです。
「家庭用暖房器具を使用する時の安全上の注意事項」住まいの科学情報センター
「暖房器具の安全性等」国民生活センター
などによりますと、正常動作時であっても、 一酸化炭素(CO)のみならず、二酸化炭素(CO2)、窒素酸化物(NOx)、VOC
などを大量に発生するとのことで、室内空気を汚染するとのことが書かれています。
また、結露の元となる 水蒸気
も大量に発生します。
今の住宅は、どんな低気密であれ、数十年前の住宅と異なり、隙間風がビュービュー入ってくる訳ではありません。これら汚染物質は、24時間換気で済む量ではないので(ガスコンロを使う時、レンジ換気扇を回しますよね)、取扱説明書にも書かれていると思いますが、30分~1時間に一度の窓開け換気は必須になりますね。
「石油ファンヒーター」ウィキペディアフリー百科事典
によれば、大手メーカーは、次々、販売を止めてきています。石油ファンヒーターの製造を止めたメーカーは、松下電器産業、東芝、三洋電機、三菱電機、日立製作所。さらに、シャープは2007年春で止める予定とあります。
これは、メーカーが、事故に至る確立も高くこと、事故が起こった時の補償を出来ないと判断した結果ではないかと想像しています。
以上から、開放燃焼型のストーブ、ファンヒーターの使用は、石油であれ、ガスであれ、細心の注意が必須なので、 基本的に使うべきでは無いでしょう
。
ランニングコストも最近のCOPの高いエアコンの方が安いはずです。
ちなみに、我が家はFF式ストーブなので、室内空気は汚染されませんが、念のために、 一酸化炭素警報器
を置いてあります。こんなものです。
寒冷地などで、どうしても開放式のファンヒーターなどを使用せざるを得ない方は、検討されてはいかがでしょう。
12月17日追記:
「<苫小牧7人死亡>一酸化炭素中毒は三重窓が遠因か」
などの報道もなされています。
この記事の中には、「苫小牧署は不完全燃焼が事故原因とみており」と書かれていますので、ファンヒーターの故障のように受けとれますが、本当にそうなのでしょうか? ファンヒーターは正常だったけれども、発生した一酸化炭素で事故が起きた可能性もあるかもしれません
。
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