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15年振りに復活した「白鷺賞」は、昨年の年度代表馬であるタガノゴールド、新春賞連覇のエイシンシニパなど、豪華なメンバーが揃いました。金沢からタンクティーエーとグルームアイランド、愛知からモズオラクルとトレジャーマップも参戦。1Rから多くのファンが詰めかけ、場内も大いに盛り上がっていました。 地元のマコトタリスマンと愛知のモズオラクルが主導権争いをするかと思いましたが、マコトタリスマンの行きっぷりがひと息で、エイシンニシパとモズオラクルがハナ争いを演じます。結局、行かなければダメなモズオラクルが譲らず、外枠から3コーナー手前で先頭に立つと、タガノゴールドが2番手、そしてエイシンニシパが3番手、マコトタリスマンはその後という、思いもよらない展開に。モズオラクルが行き切るとペースは落ち着き、前半3F38秒7ー5F66秒8(個人的な採時です)という流れでした。1コーナーでトレジャーマップが故障し、そのアオリを喰う形でグルームアイランドが落馬するアクシデントがありました。 向正面からエイシンニシパの吉村騎手は気合を入れて、3コーナーではモズオラクルの内を選択して追い上げようとしますが、外にいるタガノゴールドは楽な手応え。マコトタリスマンは、控える形になってもこの3頭に食らいつき、最後の直線へ。エイシンニシパが僅かに抜け出していましたが、直線勝負ではタガノゴールドの方が決め手が断然。最終的には、エイシンニシパに3馬身半差をつけ、年度代表馬の意地を見せました。3着にはマコトタリスマン、他地区勢では逃げたモズオラクルが4着に健闘しています。 勝負のポイントはスタート直後の位置取りと、2周目3コーナーのコース取り。レース後、新子調教師が「スタート地点に行っていて、ビジョンが大きくて1周目のスタンド前が見えませんでしたが、実況を聴いていて『エイシンニシパがタガノゴールドを見る形』って言っていたので、えっ!?と思いました」と話していたように、末脚勝負で切れるタガノゴールドが、スタートを決めて2番手にいた段階で、勝利を相当意識できたと思います。下原騎手も「吉村騎手が外に出したそうにしていたのはわかっていたので、プレッシャーを掛けながら乗っていました。勝負所で痺れを切らして内を突いた時に、直線勝負ならタガノが上だと思っていたので、ヨシっと思いました」とレース後に話していました。一方、吉村騎手は「内を開けながら走るコースはあまり良くないかもしれません。直線が長いコースなので、できる限りタガノとの差をとって直線に向かいたかったんですが、やはり決め手の差が出てしまいました。園田なら、展開一つでニシパにもチャンスはあると思いますが、今回は相手が一枚上でした」と、相手の決め手を意識し、早めのレースを考えていたものの、それをさせてもらえなかったようです。マコトタリスマンの田中学騎手は、「序盤の行きっぷりが良くなかったものの、この形だと今までなら良い所がなかった馬が、今回は耐えて頑張ってくれていましたね」と、収穫を得た様子です。エイシンニシパの鴨宮騎手は「道中の雰囲気は良かったんですが、やはり牡馬と牝馬の差はあったと思います。それでも終いはしっかり脚を使っていますし、頑張っていると思います」と話していました。 タガノゴールドは、9歳を迎えたものの元気一杯。「オーナーとの相談になりますが、この後は佐賀のはがくれ大賞典を考えています。年齢的に、大きなところを狙うなら今年が最後という気持ちもあり、ダートグレードへの挑戦も、視野に入れていくつもりです」と新子調教師。さらに進化を見せるタガノゴールドの走り。そして、良きライバルであるエイシンニシパとの戦い。騎手の心理なども楽しめた「白鷺賞」だったと思います。【3日間限定ポイント10倍】乗馬 ゼッケン パッド イヤーネット WALDHAUSEN エスペリア ゼッケン 乗馬用品 馬具楽天で購入
2020年01月30日
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YouTubeチャンネル「rakutenkeiba」内で、レース回顧がアップされています。 動画はこちらをご覧下さい。Snowbee 乗馬用 ブーツバッグ(ブラック) ヘルメット収納可 | バッグ 乗馬バッグ 乗馬用バッグ 黒 収納 男女兼用 レディース メンズ ジュニア 男性 女性 子供 ロングブーツ ヘルメット 靴入れ ブーツ入れ ポケット 乗馬バック ブーツバック 乗馬 乗馬用品 馬具楽天で購入
2020年01月29日
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北陸・東海・近畿地区交流で、JRA「オークス」のステップ競走ブロック代表馬選定競走にもなっている1戦。金沢から参戦する馬はいませんでしたが、兵庫から2頭参戦してきました。人気は、「ライデンリーダー記念」を圧勝したニュータウンガールが最も支持を集め、「新春ペガサスカップ」で重賞初制覇を飾ったエムエスオープンが2番人気、ホッカイドウ競馬で「ウィナーズチャレンジ」の連対実績があるジェネラルエリアが3番人気、「ライデンリーダー記念」を2着に逃げ粘ったビックバレリーナが4番人気となっていました。 ビックバレリーナは、2走前の「セレクトゴールド」を逃げ切っていますが、この時までは素顔でのレース。向正面から気合をつけながら進んでいったように、気を抜く面が見られる印象で、前走の「ライデンリーダー記念」からブリンカーを着用しています。今回も好スタートから先手を奪い、1番枠のニュータウンガールはその直後の3番手を追走。エムエスオープンは中団を進み、ジェネラルエリアも同じような位置からレースを進めます。この時期の3歳戦、しかも牝馬同士のメンバーで1800mとなると、スローペースになるのは想定されましたが、前半5Fは68秒2の超スロー。 名古屋競馬場は、直線が短いとはいえ、奥行きがあるコース形態でコーナーは比較的緩やかで、ペースの緩急は少なく、淡々と流れている印象でした。これだけのスローペースだと、向正面半ばからペースアップし、そこで付いてこれる馬とそうでない馬が極端に分かれます。 エムエスオープンが好位から仕掛けていき、3コーナーでレースが動きますが、ここでビックバレリーナとエムエスオープン、さらに追っ付ながら前2頭に喰らいついていたニュータウンガールの三つ巴の様相で直線へ。外に持ち出したニュータウンガールが、ビックバレリーナとエムエスオープンをゴール直前でしっかり捕らえ、重賞連勝を含む3連勝を飾りました。 ニュータウンガールは、ホッカイドウ競馬でデビュー勝ちを収めたものの、2戦目の「ウィナーズチャレンジ」では8着に敗れました。しかし、このレースは比較的レベルが高く、その着順であっても1200mを1分14秒9は優秀でした。笠松に移籍し、転入初戦は同じくホッカイドウ競馬から移籍してきたダルマワンサの4着に敗れましたが、「ジュニアクラウン」ではダルマワンサに雪辱を果たし、全国交流の「ラブミーチャン記念」でテーオーブルベリーの2着に頑張りました。レベルの高いレースを経験し、東海地区の重賞では地力が違ったというところでしょうが、渋いタイプで距離が延びて良いタイプですし、今後の伸びしろも注目です。 ビックバレリーナは、自分の競馬をし、上がり3F39秒0で踏ん張っていますから、相手が悪かったというレースだと思います。エムエスオープンは、レースを動かせた存在で、0秒2差の3着は悔しいでしょうが、地力の高さを示した1戦と言えます。ニュータウンガールとの再戦で、雪辱を果たすことを期待したいと思います。キルティング ジャケット メンズ キルティングコート キルティングジャケット M3シンサレート 中綿ジャケット S M L XL 高機能中綿素材 撥水 取り外し フード メンズファッション ビジネス アウター楽天で購入
2020年01月28日
佐賀1400mの頂点と言えば、夏に行われるダートグレード「サマーチャンピオン」で、その前哨戦である「吉野ヶ里記念」や、スーパースプリントシリーズ「佐賀がばいダッシュ」など、短距離路線として体系化されています。ただ、その後に短距離馬が目指すレースが正直ありませんでしたが、秋から冬にかけて「佐賀オータムスプリント」が2018年に創設されるとともに、それとリンクする形で2019年から「ウインターチャンピオン」も新設されています。その間に行われる準重賞「宝満山賞」とともに、「サマーチャンピオン」の後も短距離路線が体系化され、高知の「黒船賞」にもつながるようになりました。 この路線で頭角を現してきたのが、ドラゴンゲートです。JRA所属時に「NST賞」でオープン勝ちを果たし、その年の「カペラS」ではディオスコリダーの4着に健闘しています。昨年から南関東で走りましたが、A2特別の3着が最高で、それ以外は3秒以上離されるレースも目立ち、7月に差がへ移籍してきました。すると、スピードの違いを見せつける形で楽に圧勝が続き、「佐賀オータムスプリント」で重賞初制覇を飾りました。 「宝満山賞」は、終始余裕の手応えでフィニッシュしたので、着差は2馬身と僅かでしたが、中1週で「ウインターチャンピオン」に向かう上では、余力を残した状況で前哨戦を制した点に、好感が持てました。2番人気にはシゲルクロマグロが推されていましたが、「宝満山賞」で6着と奮わず、昨年の夏から秋にかけて重賞で好走していた頃の状態にはないように感じました。この路線で不気味だったのは、3番人気のカクリョウだったと思います。ドラゴンゲートとは、「宝満山賞」が初対戦でしたが、後方からのレースで4着に追い上げるのが一杯でした。ただ、上がり3Fは37秒8と目立ち、前哨戦の走りとすれば及第点は付けられるもの。南関東B3で好走し、成績が上がってきた時に佐賀へ再転入し、着実に出世してきた状況からも、一変が見込めるタイミングだったと見て取れます。 そして、実績ある中距離路線から挑んできた馬たちとの比較もポイントに挙げられました。スーパージンガは4歳牝馬で、同世代では敵なしの状況。「九州大賞典」2着はもちろん、「高知優駿」で他場での経験値も魅力の1頭ですが、1400mとなると昨年3月以来となります。そして、キングプライド1400mでの勝ち鞍はあるものの、中距離重賞を中心に使われている状況から、ドラゴンゲートという新星が登場し、短距離路線も楽な競馬にはならないことが想定され、やはり戸惑いはついて回る気がしました。 案の定、スーパージンガはスタートで遅れ、キングプライドも追っ付けても中団に取り付くのが精一杯。スタートを決めたドラゴンゲートが、引っ張り気味に先手を奪い、今回はスタートを決めたカクリョウが2番手を追走する展開となりました。前半3Fは37秒3と、JRAオープンを経験しているドラゴンゲートからすれば、超スローと言える展開に持ち込め、4コーナーでは田中純騎手が後続の手応えを確認する余裕があり、直線もほぼ何もせずフィニッシュ。1分28秒0は、それほど速い時計とは言えませんが、まずは力の違いを見せつけたレースでした。カクリョウは、スローペースを2番手で運べたことが好走の要因と言えます。終いはしっかりしたタイプであり、まだ5歳馬という点からも、この経験を生かしてさらに力をつけて欲しいと思います。 スーパージンガは大外から追い込んできましたが、このペースで追走に苦労している状況では、本質的に短距離は合わないことが明らかです。それはキングプライドにも言えることで、中距離での巻き返しに期待したいと思います。 ドラゴンゲートは、佐賀転入後、負けなしの6連勝を飾りました。前哨戦の「宝満山賞」は前半3F36秒4でしたので、今回の方が楽な展開に持ち込めました。重賞にしては楽なレースとなり、ドラゴンゲートの今後にとっては少し物足りない印象はあります。強い馬が楽に勝つことは、他にインパクトを与えますが、先々を見据えた時に、例えば他地区の馬と対戦することを考えた時、ラップや全体時計などテーマを持ってレースをすることが求められます。あまり楽な競馬ばかりしていると、いざ強い馬と対戦した時、ペースアップした時についていけないということは結構あります。楽な競馬で勝っていますが、着差が詰まりつつあることは、それを物語っている印象もあります。その意味でも、カクリョウの今回の内容は、打倒ドラゴンゲートをそのうち実現させる可能性も十分に感じさせるものがありました。ダウンジャケット メンズ アウター ライトダウン プレミアムダウン95% キルティングジャケット ブルゾン 送料無料【B8A】楽天で購入
2020年01月27日

金曜日なので、楽天競馬「日替わりブログ」を更新しました。今回は、22日に新ひだか町静内の北海道市場で開催された「冬季繁殖馬セール」の話題を書いています。 写真は、全体で3番目の高額取引となる1100万円(金額は税別)で、(有)飛野牧場が落札したトクラットリバー(牝10歳、父ウォーエンブレム、母ケープリズバーン、ダイワメジャーを受胎)です。この市場で最初に、1000万超えとなった馬です。(全体で3番目に高額となり、セール最初の1000万超えとなったトクラットリバー)【送料無料】乗馬 プロテクター ベスト A(ブラック) | 乗馬用品 編み上げ ボディプロテクター 乗馬用ベスト 乗馬プロテクター 乗馬用プロテクター プロテクターベスト 乗馬ベスト 黒 馬具 男女兼用 メンズ レディース ジュニア ユニセックス 男性 女性 子供 編上げ 軽量楽天で購入
2020年01月24日
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古くはオグリキャップやマックスフリート、近年ではラブミーチャンなどが歴代優勝馬に名を連ねる、東海の出世レース。兵庫勢は過去に、ホクザンフィールド(2002年)、トーコーガイア(2014年)、オオエフォーチュン(2019年)と3勝していますが、JRA認定勝ちはもちろん、重賞で地元重賞で3着以内に健闘している馬たちでした。そう考えると、今年の2頭は、カラミスジャクソンはJRA認定勝ちはあるものの、重賞では「園田ジュニアカップ」の2秒1差5着が最高。コスモピオニールは、JRA未勝利から転入し、JRA認定と「園田ジュニアカップ」での好走はあっても3着が最高という戦績で、少々物足りない印象がありました。 東海勢では、「ゴールドウィング賞」を逃げ切ったインザフューチャーや、ホッカイドウ競馬から笠松に移籍してすぐに「秋風ジュニア」を圧勝したダルマワンサなど、楽しみな馬たちがいました。今年は互角以上の戦いが期待できるかと思わせました。 ゲートの中でうるさかったガミラスジャクソンが、案の定出負けし、慌てず騒がず後方から。ムスターファが先手を取り、ダルマワンサとコスモピオニールが続く展開。早々と縦長の展開となり、前半3Fは35秒7(自分の計測)とやや速い流れが刻まれました。ハイペースと見るや、ダルマワンサは一旦控える判断は素晴らしかったと思います。4F48秒3、5F61秒1とペースが落ちることなくムスターファが引っ張り、コスモピニールが直後の外につける展開。この段階で、先頭からガミラスジャクソンまでの差は3秒ありました。 残り600mを過ぎたところから、鴨宮騎手の手綱はさほど動かなくてもハミを取り、首を前に投げ出す独特のフォームで内からグングン上がっていきます。直線入口でコスモピオニールが抜け出しましたが、ダルマワンサがコーナーリングはロスなく、直線で前2頭の外へ持ち出します。ガミラスジャクソンはさらに外へ勢いよく持ち出すと、その末脚はさらに加速し、ダルマワンサとの追い比べをクビ差制して、重賞初制覇を飾りました。 ガミラスジャクソンが繰り出した上がり3Fは36秒8。前にいてクビ+クビ差に健闘したコスモピオニールのそれは39秒8。2番目に速い上がり3Fは、5着ユーセイシューターの38秒2ですから、ガミラスジャクソンの末脚がいかに脅威だったかを物語ります。ただ、ユーセイシューターは、ゴール寸前でガミラスジャクソンとダルマワンサの間で進路がなくなる不利がありましたから、38秒を切るぐらいの脚は使えたかもしれません。 ガミラスジャクソンは、JRA認定勝ちが逃げ切り勝ちでした。割とスタートセンスは良い馬が出負けすれば、慌ててしまうケースもありますが、鴨宮騎手は冷静な判断で、素晴らしい騎乗でした。笠松での重賞を2開催連続で勝利する相性の良さも感じます。 一方、ダルマワンサは悔しいレースだったと思います。筒井騎手も、前2頭がやり合う展開を控え、自分のペースを守った判断は正解だったと思いますが、このクビ差はちょっとしたことで逆転も可能な差です。速い流れを追い掛けたコスモピオニールの僅差3着も、着実に力をつけていることを示した内容だったと思います。骨盤矯正 椅子 座椅子 腰痛 クッション 腰痛対策 サポート イス 矯正 猫背矯正 姿勢矯正 産後 疲労 肩 腰 予防 対策 疲れにくい 長時間 コンパクト オフィス 座いす 猫背 腰 に いい 椅子 ( 馬具マットプレミアムEX プロイデア ) ギフト プレゼント セール 送料無料楽天で購入
2020年01月23日
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「TCK女王盃」は15回まで、地方6勝を挙げていました。しかし、2013年と2014年にメーデイアが連覇をし、それ以降もJRA勢の勝利が続き、昨年まで7連勝中と優位に立っています。ただ、昨年はマルカンセンサー、2017年はリンダリンダが2着に健闘し、一昨年はラインハートが3着に追い込んでくるなど、地元勢の頑張りも目立つようになってきました。昨年のNAR3歳以上最優秀牝馬に輝いたクレイジーアクセルや、ダートグレードでの実績を引っさげて大いに移籍してきたサルサディオーネ、上がり馬のサンルイビル、一昨年のこのレースの覇者であるミッシングリンクなど、南関東勢も有力馬が揃いました。 今回のポイントは、クレイジーアクセルとサルサディオーネのハナ争いだったと思います。どちらも行き切れれば行きたいタイプ。枠はサルサディオーネの方が内になりましたが、スタートセンスはクレイジーアクセルがあるので、どちらが1コーナー目掛けて先頭に立つかが注目でした。やはり、想定していた先行争いとなり、サルサディオーネも最初の1Fは抵抗していたので、クレイジーアクセルが行き切るまでに大分脚を使わされました。主催者発表では、前半3Fが12秒3-12秒1-12秒7=37秒1と、それほど速くは感じませんでした。ただ、「レディスプレリュード」の時が12秒2-12秒1-13秒1=37秒4で、直線は止まっていることを考えると、その後もサルサディオーネに突っつかれる息の入らない展開となり、クレイジーアクセルにとっては、普段以上に苦しい展開になったと思います。 そんな中、願ってもない外枠を引いたマドラスチェックは、スタートから行きっぷりが抜群で、楽に3番手の外に取り付き、道中も森泰斗騎手が絶好の手応えで進んでいました。前2頭が引っ張っていたことを考えれば、自分の手応えを考え、多分バテるだろうと想定した上で終始外にいることは、砂を被ると不安のあるマドラスチェックにとって正解だったと思います。勝負所であっさり前2頭を交わし、中団から追い上げてきたアンデスクイーンとの追い比べになりましたが、一旦相手に前に出られた場面がありながら、最後に差し返したのは、道中に位置取りの差が勝敗の分かれ目になったと思います。 アンデスクイーンは、ロングスパートを利かせて追い込んでくるタイプですが、前にいる馬が手応え良く、それを追い掛ける上で脚を使っていますから、最後の最後で余力がなくなってしまった形でのハナ差惜敗だったと思います。ただ、56キロを背負いながらレースを進めた中では、ルメール騎手は無駄のない素晴らしい騎乗だったと思います。 メモリーコウは、条件戦を連勝してのダートグレード挑戦で、上位2頭から離されたものの3着に食い込んだのは健闘と言えるでしょう。その2頭より、外を回っていた点が、着差につながった印象もあり、この経験が今後に生きてくると思います。ファッショニスタは、序盤から行きっぷりが本物でなく、やはり牝馬での57キロが堪えた印象です。それでも、直線で外に持ち出すとジリジリ伸びており、地力は示した印象です。乗馬 ゼッケン パッド イヤーネット WALDHAUSEN エスペリア ゼッケン 乗馬用品 馬具楽天で購入
2020年01月23日

ホテル札幌ガーデンパレスで22日、令和元年度「北海道競馬記者クラブ」「北海道地方競馬優秀賞」の表彰式が開催されました。受賞された人馬がご覧の通りです。 ■令和元年度北海道競馬記者クラブ賞(最多収得賞金調教師及び騎手) 調教師…田中淳司、騎手… 石川倭 ■スポーツニッポン『特別賞』 騎手…小野楓馬 ■道新スポーツ『年度代表馬賞』 2歳…コーラルツッキー 馬主…(株)皐月、調教師…田中淳司、厩務員…久保良太 3歳以上…リンゾウチャネル 馬主…木谷ツヤ氏、調教師…堂山芳則、厩務員…能重学 (右から堂山師、木谷オーナー、久保厩務員、田中淳師、(株)皐月お二方、道新スポーツ代表) ■報知新聞 『リーディングトレーナー賞』 ■日刊スポーツ 『リーディングジョッキー賞』 第1位…石川倭、第2位…桑村真明、第3位…服部茂史 ■優秀調教師賞 (1)勝利度数 第1位…田中淳司、第2位…角川秀樹、第3位…小野望 (2)勝 率 第1位…田中淳司、第2位…角川秀樹、第3位…佐々木国明 ■優秀騎手賞 (1)勝利度数 第1位…石川倭、第2位…桑村真明、第3位…服部茂史 (2)勝 率 第1位… 石川倭、第2位…宮崎光行、第3位…桑村真明 ※選定基準:勝利度数・勝率でそれぞれ順位をつけ、ホッカイドウ競馬の基準で各上位3名を決定 ■優良きゅう務員賞 井上智文(米川昇厩舎)、上村恭太(角川秀樹厩舎)牛山兼太(田中正二厩舎) ※選定基準:経験年数、勤務態度等を配慮し、5名の推薦者の中から3名を選定 (右から牛山厩務員、上村厩務員、井上厩務員) ■優秀新人騎手賞 小野楓馬※選定基準:本年度のホッカイドウ競馬の全期間にわたり騎乗し、勝利数・騎乗回数ともに基準を満たし、欠格事項に該当しない者を選定 ■レコード賞・サラ系3歳以上 門別1000m…メイショウアイアン(タイム58.6) 馬主…松本好雄氏、調教師…田中淳司、騎手…落合玄太、厩務員…田中優馬・サラ系3歳以上 門別 1500m センコーファースト(タイム1.34.4) 馬主…門別善男氏、調教師…堂山 芳則、騎手…石川倭、厩務員…加藤壮 ※選定基準:本年度にレコードタイムで入線した、区分別、開催場別、距離別の最終レコードタイム馬の関係者 最後に、「グランダム・ジャパン2019」2歳シーズンを総合優勝した、テーオーブルベリーの表彰も合わせて行われました。 受賞された皆様、おめでとうございました! 7th YEAR BIRTHDAY LIVE (完全生産限定盤)【Blu-ray】 [ 乃木坂46 ]楽天で購入
2020年01月22日
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1Rは800mでしたので、内枠から先手を取ったネオポップベビーが逃げ切りましたが、3着だったジュンダなど、外から伸びてくる馬がいたことから、割と内外の有利不利がなく、今開催も良いコンディションで行われるかと感じました。 2Rから9Rまで1400mが続きましたが、逃げ切り勝ちは4R、6R、8Rの3つ。そのうち2つのレース(4Rと8R)で、渡邊竜也騎手が逃げ切っていますが、いずれも内2~3馬幅ほど開けた直線での進路取りでした。好位から抜け出す馬などを含め、内2~3頭分から外が、走りやすい砂厚になっているのかと想定できます。このような馬場だと考えると、基本的には逃げ馬より2、3番手の好位組が狙い所に感じます。 10Rは1600mで行われましたが、この舞台は3コーナーのポケットからスタートする独特の形態で、先行馬なら明らかに内枠が有利です。1番枠のスターインステルスがコーナーワークで先手を奪うと、外からペイシャルナが強襲しましたが、何とか凌いで逃げ切りました。 19日の笠松競馬を見て、次走覚えておきたい馬を3頭、ピックアップしました。・10Rカラカ(7着) 前走が1600mを勝っていますが、メンコのみでレースに挑み、多少掛かりましたが逃げ馬をマークする形で4コーナー先頭から押し切る内容。今回は、レースでもホライゾネットを着用する形で、より落ち着かせる意図があったのかと思いますが、今回も引っ掛かり、メンバーが強くなっていたこともあり、早々と失速してしまいました。JRA時は短距離ばかり使われていた馬なので、本質的に1600mは長いかもしれませんが、B級でのマイル戦を2勝しているように、このクラスでは格上の存在です。1400mなら、より自信を持ってレースに挑める可能性は高いでしょうし、次なるレースでの距離に注意し、巻き返しを期待したいと思います。・7Rデルマシャンゼリゼ(4着) 関本玲花騎手が、今開催から笠松での期間限定騎乗を始めました。このレースで入着を果たしましたが、1番枠でロスなく立ち回ったレース振りは、枠を生かす上で良かったと思います。欲を言えば、馬場傾向を考えた時に、勝負所で内から上がっていき、外に出す場面ができた時に、思い切って外へ持ち出すと、エンジンの掛かった状況で、深い内を突くより、脚を伸ばす可能性は高かったと思います。最後の直線で、逃げるキャッチザクラウンの内に進路を取りましたが、ラチと馬の間を突くのは、馬自身も躊躇する可能性が高いので、広い場所を探して馬の能力を発揮させる姿勢を期待したいと思います。良い脚で伸びていたので、関本玲花騎手はこの馬の力を発揮させていますので、後は馬場を掴んで前進を期待します。・6Rリックソダネー(2着) 人気薄での好走でしたが、後方3番手にいながら、勝負所で思い切って吉井騎手が内を狙い、直線で逃げるカシマエンペラーの外に持ち出して強襲しました。結果はハナ差2着でしたが、息の長い末脚と、頭を上げる難しいタイプの馬で、しっかり能力を発揮させた吉井騎手の騎乗振りは注目できます。昨年8月以降、1400mで1分31秒を切ることがなかったのに、今回は良馬場で1分29秒5と、久しぶりに1分30秒の壁を破りました。424キロと馬体もフックラし、復調気配が見られた近況から、もうフロック視はできないと感じました。キルティング ジャケット メンズ キルティングコート キルティングジャケット M3シンサレート 中綿ジャケット S M L XL 高機能中綿素材 撥水 取り外し フード メンズファッション ビジネス アウター価格:10560円(税込、送料無料) (2020/1/21時点)楽天で購入
2020年01月21日

21日に高知競馬場で行われる「第34回全日本新人王争覇戦」を観に、前日入りしました。先週は姫路から小倉へ行きましたが、羽田⇔高知はパックで予約した方がリーズナブルなので、福岡空港から羽田へ飛び、実家で1泊して今朝、高知へ移動してきました。今日は天気が良く、比較的暖かい気候です。今年はどこも暖冬と言われていますが、とても1月の気候とは思えず、過ごしやすい陽気です。 さて、2009年までは一発勝負でしたが、2010年から2レースによるポイントの合計で覇を競う形になりました。その中で、過去5年の傾向を調べてみました。まずはペース。実況アナウンサーの橋口さんが、1コーナーのハロン棒を通過する時にラップタイムを伝えてくれています。1400mのレースなら、前半2Fとなりますが、近5年はすべて1400mで行われているので、ペースの比較はしやすいと思います。2019年…3R24秒4、5R25秒82018年…3R24秒3、5R24秒62017年…2R25秒3、4R24秒92016年…3R25秒4、5R25秒02015年…2R25秒3、3R25秒3 直近3年は、24秒台で飛ばすレースがありますが、基本的に25秒0前後で進みます。どちらもC3とはいえ、前半が下の組、後半は上の組となりますので、本来は後半のレースの方がペースが速くなると思います。前半のレースで逃げた騎手がハイラップを刻んだ時は、後半はペースを少し落とす形になるのかなと思います。また、その逆であれば、後半はもう少し引っ張った方が良いと感じる心理もあるのかもしれません。昨年の後半は、明らかにペースが遅く、逃げたヘキサゴンが直線で突き放すレースとなりました。 次に、勝ち馬の決まり手ですが…2019年…3R逃げ切り、5R逃げ切り2018年…3R追い込み、5R追い込み2017年…2R先行抜け出し、4R追い込み2016年…3R追い込み、5R好位抜け出し2015年…2R逃げ切り、3R中団差し切り 近年は、高知への入厩率が高まり、最下級の馬であってもレベルが上がっていることもあり、少々速いペースで行っても押し切る馬もいますし、スローに流れてもロングスパートから追い込みを利かす馬もいます。ただ、騎手戦にありがちなハイペースが見られないので、高知特有のコース取り(内が深く、外有利)を早々と掴み、馬の力をいかに発揮させるかが大切だと思います。まあ、これはどんなレースでも言えることではありますが(^^; 2着馬に関しては、2015年と2016年には、早めに抜け出したところを差し切られるレースが目立っていましたが、その後は強い馬が前に行ってそのまま残り、自分のペースを守って差しに転じた馬が2着に食い込んでいる印象があります。逃げ馬が人気上位なら、相手は差し馬を狙う。差し・追い込み馬が人気上位なら、早め先頭に立っても押し切れるだけの力がある馬を相手候補に加える。このスタンスが必要かと思います。 3R「第1戦」、5R「第2戦」の2つのレースは、グリーンチャンネルでも「地方競馬中継」で、午後3時半から放送されます。熱戦を期待したいと思います!(昨年の集合写真)
2020年01月20日
地元では負けなしのミスカゴシマ。その存在を追い掛けるトップレベルとの一騎打ちムードでしたが、前哨戦の「佐賀若駒賞」より着差が開き、全国レベルの実力をまざまざと見せつけました。 ミスカゴシマは、まずスタートセンスが良いことが強調できます。今回もトップスタートを切り、難なくハナへ。前半5Fが68秒3と「超」が何個もつくようなスローな逃げとなりましたが、折り合いがつくこと自体はセンスの証明であり、向正面でペースアップした時に、ついてこれる馬が1頭もいませんでした。バラけた時にトップレベルが追い上げを開始しますが、その段階でミスカゴシマは遥か前方。実力の違いは明らかです。 ミスカゴシマは、佐賀では無敵ですが、やはりこのレベルの馬になると、全国で通用する実力を備えているかがポイントになると思います。「金沢シンデレラカップ」で、ミステリーベルンに肉薄しましたが、門別では先行することが多かったミステリーベルンに差し切られた点に課題が見え隠れしました。 ホッカイドウ競馬は、全国でもデビュー頭数が多く、2歳の番組が充実している点で、しっかりとした勝ち上がり制と、距離の多様性が作られています。屋内坂路の効果は確かに大きいと思いますが、本質は番組体系だと思います。それには、多くのデビュー馬が必要であり、北海道と南関東はそれが可能となります。 佐賀は、ホッカイドウ競馬から移籍し、それもさほど目立った活躍馬ではないレベルの馬でも重賞をあさり勝ち上がることが多かった地区です。その中で、待望とも言える生え抜きのシンデレラ候補が登場しました。大事に育てていくことはもちろんですが、全国で通用するレベルを求める場合、他の出走馬に合わせるようなレースではなく、例えば勝ち時計にこだわるとか、このペースで行ったら直線での反応はどうなるかとか、もっと自分自身にテーマを課したレースをして欲しいというのが、個人的な感想です。 「花吹雪賞」の勝ち時計で言えば、今年の1分59秒3は、昨年のスーパージンガより0秒5速く、水準以上の時計と言えます。ただ、門別1800mで行われる「北海道2歳優駿」は、北海道勢の最先着だったアベニンドリーム(2着)で、1分56秒5をマークしています。馬場の広さから、時計の出やすさなどの違いはもちろん承知の上ですが、門別も砂厚で言えば全国でかなり深いレベルの競馬場であり、結構タフな舞台設定です。時計の違いは、やはりペース配分に依るところが大きく、少なくとも1800mであれば、小回りコースでも前半5Fは65秒前後で行って欲しいというのが、個人的な感想です。 いずれにせよ、ミスカゴシマには大きな期待を持ちたいが故に、あえて厳しくレースを振り返りました。全国レベルの実力は、間違いなくある馬であり、多くの方々に注目して欲しいと思います。
2020年01月20日
高知は昔から、高齢になっても能力をしっかり出し切る術を持っている感じがします。サクラレグナムは、2番手を楽に取り、勝負所から馬なりで先頭に立つと、直線は独壇場。最後はスペルマロンに着差は詰め寄られましたが、危なげない内容で連覇を果たしました。 橋口アナウンサーの実況で、前半2Fが23秒9とアナウンスされましたが、昨年は1番枠で少し出負けし、コスタアレグレが前半2F24秒3とスローに落とす逃げを、約3馬身後方を追走していました。その時も、楽に4コーナーで先頭に立ってそのまま押し切るレースでしたが、馬場の違いはあれど、年齢を重ねて11歳を迎えたにも関わらず、当時より時計を0秒9も詰めた今年の走りは、鳥肌が立つ内容だったと言えます。「人気にはなっているけど、相手が強くなっているし、正直今年はどこまで頑張れるか…」と、戦前の田中守師は半信半疑でした。慎重派の調教師ではありますが、高齢馬でダートグレードの好走の疲れもあったと思われ、本音だったと思います。「ただ、これで押し切るようだと、相当楽しみだね」と話していましたが、その言葉はレース後に確信になったと思います。 サクラレグナムは、高知で5つ目の重賞タイトルとなりました。年齢を重ねても、スピードに衰えを見せないのは、本当に凄いと思います。奇しくも、この日は厩舎の大先輩であるサクラシャイニーの引退式が行われました。シャイニーも、「大高坂賞」は2015年から2017年まで3連覇を成し遂げており、サクラの冠名が強いレースですね。田中守師は5回目、赤岡騎手は6連覇を成し遂げましたが、今年で9回目なのにこの成績は、恐ろしいの一言です。
2020年01月19日

「日替わりブログ」に書きましたが、7年半振りの姫路開催は、馬場傾向を掴むのに、関係者もファンも時間が掛かったように感じます。内から約3馬幅ほど深く、内枠の馬に騎乗した騎手は、早く外に持ち出したい思いがあったと思います。 コーナーがきつく、初めて姫路コースを経験する騎手の中には「乗り難しい」と話す人もいました。コーナーがきつい競馬場だからこそ、内を深くし、なるべく外を回るように促すような馬場設定は、安全確保の面でも素晴らしいことだと思います。佐賀や高知、昨年の金沢がそうであるように、小回りコースは、危険が迫った時の回避する場所を作っておく必要があります。 その中で、これも「日替わりブログ」にも書きましたが、序盤に置かれるタイプの馬が、空いた内を狙ってスパートする作戦がハマったのが、17日8Rのメイショウミチノクでした。コーナーがきついコース=外を回ればかなりのロスという図式が成り立つことから、砂が深くても、他馬がトップスピードに乗らないタイミングでグングン加速し、コーナーワークで一気に差を詰め、抜け切ってしまえば直線で馬場の軽い外に持ち出すことができ、後続を突き放すというレース振り。見ていて爽快でした。(メイショウミチノク) そして、17日11R「JA兵庫西アグリドリーム賞」を勝ったコスモバレットは、デビュー戦がハッピーグリンの勝った「フレッシュチャレンジ競走」で5着でした。勝ち上がるのに6戦を要しましたが、その後「ウィナーズチャレンジ競走」で安定したレースを続けたように、成長過程に時間が掛かった印象を受けます。大井に移籍し、「高知優駿」は遠征の不利がありながら2着に健闘するなど、その素質が徐々に開花し、年末にはB3特別を勝つまでに至りました。意外とB2で頭打ちとなりましたが、新天地の兵庫で再び目が出てきたのは嬉しい限り。久しぶりに見たコスモバレットは、体質もしっかりした印象で、この日も接戦でしたが、着差以上に強いレース振りでした。今後も楽しみです。(コスモバレット) 後は、17日7Rの2歳特別で、ホッカイドウ競馬出身のコエミが、新天地での2勝目を挙げました。小柄な馬体で、輸送競馬を心配された面はありましたが、8キロ減の410キロでの出走。しかし、1800mと距離が延びても、直線での追い比べでゼットシェーンを制した内容は、今後に向けて光が見えた気がします。「門別での終盤に、良い脚を使う馬だと感じていたので、移籍初戦ですぐ結果を出せたのは良かったんですが、こんなに早く2勝目を挙げられてホッとしています。普段は割と大人しい馬ですが、スイッチが入った時は若さを出すので、その見極めが大変です。ステイゴールド系の難しさなのかもしれませんが、レースで前向きさが出てくれたのは嬉しいですね」と、土屋師がレース後に話していました。一方、2着に敗れたゼットシェーンの田中範師は、「抜け出した時にフワッとしてしまい、その分差し返されてしまいましたね。前回も勝つには勝ったけど差がなかったように、脚の使い所が難しい馬なんですよ。まあ、吉村で負けたらしゃあないですわ」と、悔しさを見せながらも、次に向けて課題を克服しようというコメントが聞かれました。こちらも潜在能力は高く、この後も注目したいと思います。(コエミ)
2020年01月18日
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