4週間に1冊の読書
読書の秋も 同じペースです。
7月に読んだのは 藤本泉の 『時をきざむ潮』
1977年の 第23回 江戸川乱歩書受賞作品です。
釜石、宮古、中閉伊…
3.11 大震災の報道で よく聞く地名が出てきます。
作品で見られる のどかな東北が
この作品の30年前は勿論 1年前でも
こんな災害にあるとは 想像もしなかった…
…と思いながら 読みました。
8月は 『透明な季節』(梶龍雄)
『時をきざむ潮』と 江戸川乱歩賞を同時受賞した作品です。
谷中、根津神社、不忍池、亀有など
身近な場所が舞台で
軍国主義の 暗い時代の話。
結局、なぜ『透明な季節』という題名なのか?
よくわからないまま、読み終えました。
9月は『五十万年前の死角』(伴野朗)
第22回江戸川乱歩賞受賞作品(1976年)です。
これも 日中戦争の時の話で 舞台は北京。
金庫に入れてあった北京原人(化石)が消えます。
この作品を読むまでは
発見された北京原人は1人分と思っていました。
作品の中では 40体以上となっていて
ウィキペディアを覗くと 十数体 と書かれていました。
ついでに ウィキペディアを見ると
「北京原人がアメリカに輸送される途中に紛失した」のは
実話のようです。
以上 夏の3冊
ストーリーよりも わき道に逸れながら読んだ3冊です。
今 読んでいる 『蝶たちは今』は
(上の3冊よりも 更に1年前の作品)
ストーリーが愉しめる作品のようです。
葉真中顕『ロスト・ケア』 2014年10月15日 コメント(10)
『襲名犯』を読んで GO! 2014年05月29日 コメント(10)
PR
ココア410さんComments
Freepage List