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今日、もらった感動へのお礼を綴りたい。
そう思って書いていると嬉しさがよみがえって
笑っているうちに楽しくなる。
読み返した時、また嬉しくなる。
だから、明日が楽しみ!
January 14, 2010
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連日になるけど、夜の部観ちゃいました。
だって、せっかくなんですし。

浅草公会堂の花道

花外だけど、こんなに前のお席ですもん、
そりゃ。近くで観たいじゃないですか(*^-^)

昨日はどんなストーリーか気になって、
細部まで観る余裕がなかったけれど
今日は、二度目だけに落ちついて、
あちこち眺める余裕あり。

公会堂内もアチコチ見て歩きました。

お土産売り場に「花やしき」コーナーも。

花やしきのおみやげ

食べたらいいことあるかな? (^^♪
浅草なのに草加煎餅とはいかに?

草加せんべい

さて!
今日のお年玉(日替わりのご挨拶)は亀ちゃん。

プログラムにも書いてあったけど、

浅草歌舞伎も回を重ね、
今年はこんな辛口のものを
かけられるようになったんだな、って
感慨深いと。


最初の頃は、お客様をたくさん呼べるようにと
派手な演目を並べたそうで、
役者で人を呼べるようになったというわけですね。

ここ1、2年は歌舞伎をしっかり観てる私も
聞いたことのない演目ばかりだと思ったのは、
そのせいだったんだ。

そう聞くと、 心して観なくては!と
姿勢を正したりして。


さて、 亀治郎丈、10分以上かけて、しっかりと
「奥州安達原 袖萩祭文」の解説を。

亀治郎

「忠臣蔵」などはよく知られているから問題ないけど、
「前九年の役」って覚えてました?

歴史背景、人間関係押さえてないと、見どころも???

あらすじを読み、イヤホンガイドのお世話になり、
昨日は、やっとついていけたお話しだったけど、
亀ちゃんが筋書きとは一味ちがうオリジナルのご案内。

時間いっぱい、 珍しく 生真面目に語ってました。

勘太郎君たちの熱演を余すことなく堪能して下さい!と
仲間へのエールを感じたよ。

そして、さらに

舞台を作るのは役者だけではない、
一方通行のものではなく、
客席と共に熱い舞台を作りたいと
熱く語るもんだから、

最初から会場の温度は高め、
拍手は大きめ。


昨日は、弾いているフリかと思った三味線。
近くだと勘太郎君が弾いている音が聴こえました。

そういえば、前日は浄瑠璃の三味線奏者の糸が切れたよう。
誰にも気づかれないよう、話を止めないよう、
真剣な面持ちなれど静かに素早く糸を張っていたのを
見てしまい、ドキドキ!しました。
力強い演奏だもの、そういうことあっても不思議じゃないね。

白い黒衣(くろご)=雪衣(ゆきご)。

歌舞伎では
黒いものは見えないものという約束があるので、
普段は黒装束の黒衣さんが、
舞台上で必要のなくなったものを片づけたりしますが、

雪のシーンではその役を白い衣装の雪衣さんがする、
とガイドブックで読んだことはあっても観たのは初めて!

可愛いお君ちゃんと袖萩をかいがいしく手伝ってくれる
雪衣さん、親切でイイ人なの\(^o^)/

悲しいシーンでも、雪衣さん見ていたら
ウキウキしちゃって。(^^;)

泣いて、泣いて涙で溶けちゃいそうな袖萩とうって変って
桂中納言実は安倍貞任への早変わり、

全く別のキャラを演じ分けた勘太郎君も、
すべてを知りながらも、情け深い対応をする
七君演じる八幡太郎も素晴らしかった。

確かに浅草の良さは、
年ごとの成長ぶりを実感できること。


そうそう。
安倍貞任はクライマックス、ぶっかえりといって
上半身の衣装が下に垂れると、別の衣装が現れる演出があるのですが

前の日は、それを持つ手がちょっと内側に寄っていたのかなぁ。
耳のたれた犬みたいで、見せ場なのに「惜しい!」だったけど
この日は、ピッとカッコよく決まってました。
良かったね!後見さん。


そして、 悪太郎、昨日より大きかった!
楽しかった!
大満足!

なんだろう。今日は弾けてた感じがしました。

もしかしたら、
若手だから、毎日どんどん進化してるのかもね。

亀ちゃんと亀鶴さんの息もぴったりで、
オチを知っててもおかしかった!

亀鶴

愛之助さんとオメッティも交えて
4人で花道で踊るところ
近くで見られてラッキー!

でも、そこのシーンの曲がどう数えても
3拍子には思えないんだけど(-_-;)
(歌舞伎では珍しく3拍子だそうだけど)\(^o^)/

愛之助さん、
長い袴で踊るのたいへんだったろうな。

「袖萩祭文」でタップリ泣いて、
「悪太郎」でタップリ笑って
晴れ晴れ、お家へ帰れる。


昨日は「一回観たからいいや」と
思ってたけれど、

今日は 「もう一回観たい!」に変わってる \(^o^)/

亀治郎 羽子板

※この時の解説のお陰で、目に焼き付けるように観たので
 袖萩は美術さんの雪景色共々、今も記憶に鮮やかです。

(2010年 新春浅草歌舞伎・夜の部)





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最終更新日  November 24, 2015 12:59:03 AM
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