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昼の部
一、頼朝の死(よりとものし)
初めて。
錦之助@重保、孝太郎@小周防の悲恋。
熱演で引き込まれるけれど 重苦しい作品なんだね。
二、連獅子(れんじし)
七、八、九世の三津五郎の追善公演なので、
当代の三津五郎が親獅子、巳之助が仔獅子を勤めます。
おとうさんより大きくなった仔獅子(巳之助)でした。
三、盲長屋梅加賀鳶 加賀鳶(かがとび)
いつも立派なお役でしか観たことがなかった團十郎さんが悪役で
可愛かったり、粋な福助さんも相当悪そうな按摩さん。
三津五郎さんの大事な舞台だから
盛り上げてくれるんだねって
思いながら見てました。
夜の部
一、近江源氏先陣館(おうみげんじせんじんやかた)
盛綱陣屋
今月は私には、はじめての演目ばかり。
真田信之・幸村がモデルの佐々木盛綱・高綱兄弟。
二人が敵味方であることから起こる悲劇なのですが
敵を欺くために、
人質となった幼い小四郎が
わが身を犠牲にする、ってヒドイ話です。
健気な小四郎、
父の言いつけどおり切腹します。
途中で真意に気づいた伯父である盛綱に
「黙っていて」と苦しい息の下から、視線を送ります。
ハッと気づいた仁左衛門@盛綱と秋山悠介@小四郎。
ここの迫力がスゴイ。
セリフもたくさん、目配せしている時間も長い。
スゴイ8歳だ。
鶴松君みたいにどこかの部屋子さんになってほしい。
(※追記:成田屋さんの部屋子になりました)
今日はイヤホンガイド借りていたから秋山君とわかって良かった!
あの時の さよなら伽羅先代萩の秋山君
中村屋さん追善の時の秋山君
小四郎の祖母役の秀太郎さん、孝太郎さん、魁春さん、
皆、素晴らしく心に残る作品でした。
二、神楽諷雲井曲毬(かぐらうたくもいのきょくまり)
どんつく
亀戸天神の境内。
曲芸を見せる太神楽の親方鶴太夫が團十郎さん。
花籠鞠という神楽の芸。鞠がピタッと穴に入る様子は
ケン玉みたい。花籠はもっと華やかだけど。
15日は失敗しちゃったけど17日観た時は大成功。
あー、ヨカッタ!客席からも大喝采。
それから、桶胴って長い太鼓でもコントみたい。
曲撥という太鼓のバチの芸もありました。
相手役を務めるどんつくが三津五郎さん。
太鼓の音もどんつく、だけど、
少々足りない人のことも「どんつく」と言うんだって。
踊りと和やかな掛け合い。
華やかで楽しくてすっかり気にいっちゃいました。
腰かけているだけで、芸者の粋を表現できる福助さんはさすが!
終始、和やかな微笑をたたえているニザ様に胸キュン。
三、艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)
酒屋
悪くはなかったんだけど、悲しいお話で…
少し離れた席の子どもが運悪く泣きだして、
廊下に出た後、なぜ泣くんだとお母さんが
激しくその子を叱っていて
叱られて、また泣いていたので
「子どもは私が見るから、お母さん席に戻っていいよ」って
喉まで出かかったけど、
知らない人にそんなこと言われたら、
そのお母さん嫌な気持ちになるだろうな、
と思いなおした。
私は不器用なので
子育て中は、子どものことだけしか
かかわれなかったけれど
好きな芝居をどうしても観たい、
たまには自分の時間もほしい、
お芝居を観て元気をもらいたい、
と思う人は分かる気がします。
若いお母さんを助けてあげられる
隣人になりたいといつも思う。
図書館での読み聞かせも、
その想いが強いかな~。
演舞場の近くの築地川公園の前を通ったら
源平蔓(ゲンペイカズラ)が咲いてました。
源氏と平家の旗の色に見立てたのが名前の由来。
今月の演目にピッタリ。
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