気まぐれ屋。

成人の日SPドラマ｢はたち｣を観た。誰を目当てに観たわけじゃなく、“ハタチ”って響きが懐かしく思えたから。主人公の女のコとその彼、元彼、女友達ってゆー４人を中心に、それぞれがもつ“その時期特有の悩み・迷い”みたいなのを描いてたんだけど。う～ん。キレイ過ぎ?!　最後に悩みが揃って“解決”して、みーんな笑顔、ってどぉーなんだろう？　そんなことをツッコミたくなってしまったよ、20代をとっくに過ぎたおばちゃんは。特に別れた彼の子を身篭った女友達の出した答え、とか。そんなに世の中甘くないよなぁ…実際。あんなキレイ事にまとめてしまったら、若者が間違った解釈しそうで心配。そりゃあ私も20歳の頃、同じように夢見がちで現実を直視できてなかったかもしんないけど…。でもちゃんと夢はあったし、人並みに挫折とか苦労とかして眠れない日だってあったもん。現実はあんなにうまく物事転んでかなかったし。ま、１時間半ドラマ枠だと、岡○孝子の「夢をあきらめないで」みたく爽やかな笑顔で片付けられちゃっても仕方ないことか。それにしてもオ粗末。深みのない作品だった。“瀧山”って名前で、浅野ゆう子が着物であのキャラまんまで出てた（ケータイ着信音も含む）のは、「大奥」ファンにはちょっぴり嬉しかったけど。