2005.06.06
テーマ： 仕事しごとシゴト(24502)
カテゴリ： ヒトコトモノ
「風は吹くのものではなく、起こすもの」
ここ数日、引越して初めて、なかなか寝付けない日が続いてる。少し遅めの五月病ってヤツ？ 不安定な天気のせい？ よく分かんないけど、また歳を重ねてしまう日が刻々と近づいてるせいかもしれない。年末から春にかけてずっと、新居の細かい手続きや引越し準備のことで頭いっぱいで、家以外のことに気持ちを傾ける暇がなかったんだが。ココでの暮らしに慣れてくるにつれ、冷静に自分を見つめる余裕が出てきたのか、最近の自分について、思うことが少し、ある。
私はこの数年、世の中との面倒な関わりをできるだけ避けてきた。長年仕事上で毎日沢山の人(アーティストを含む)と出会い喉を潰すまで喋り倒してきたから、こんなに人(この場合ネット上は含まない)と関わらないで過ごすことは、珍しいというか不気味ですらある。もし私に子供がいれば、その子を通じて新たなコミュニティと繋がり、今までとは違う世界も開けただろう。残念ながらそんな予定はこの先もないので、私は自身を育てていくことでしか(ダンナも育ててはいるが(苦笑)、生きる証を実感できない。
ちょっと前、新しい出会いを求めて、色んな世代や人種との交流を夢見て二年間オープンカレッジで英会話を学んだりした。あの時は久しぶりに刺激があって楽しい毎日だった。残念ながら引越しで学校が遠くなったんで、やめちゃったけど。こちらで似たような空間があれば、また参加したいとも思ってる。
でもでも。Sさんが40代を前にして、今までの地位や所属を全て捨て、新しい一歩を踏み出したことを文章で読んでるうちに、私も私が一番活き活きと感じられる場所に戻りたい！という欲が出てきた。
英会話レッスンも緊張感あって新鮮で楽しいことは楽しいんだが、私がそれよりもっと居たい場所は、活字の世界のピンとした独特な空気の中。せっかく十数年がかりで倒れるまで苦労して積み上げてきたキャリアも、今のままじゃ何も役に立たなくなってしまう。暮らしも友も恋も婚期も何もかもを後回しにしてまで築いたものを、ただ懐かしむだけで手を差し伸べず、風化させてしまっていいのか、自分？と。最近になってよく問いかける。
ただ。一番戻りたいのは音楽編集者という立場なんだけど、Sさんの情熱や才能の強さを改めて思い知らされて、ただただ圧倒されるばかりで、私の入る隙間はそこにはもうないのかもしれないと尻込みしてしまった。体調のこともあるし、肉体的にも精神的にもかなり疲労する編集者には、今の私は向いてない。だからと言って、他に何も取り柄のない不器用な私だ。今更新しいことを教えられてイチからやるには、年齢的にも遅すぎる。ならやはり、私には、この道しか。
ふらふらとネットを彷徨ってたら、ある求人に辿り着いた。私の過去が活かせる実に地味な仕事の。早速派遣会社に問い合わせたら、条件的には今んとこ問題がなさそうだ。後は面接と実技試験と過去の作品で、どれだけ想いが通じるか。
ちゃんと自分を見てもらおう。私がどんな人間か。私がどんだけやれるのか。今この時に動くのは、きっと無駄じゃないはず。たとえこの挑戦が、すぐに実を結ばなくとも。
「風は吹くのものではなく、起こすもの」
人はひとりでは生きていけない。誰かに支えられ誰かを支え、この世の全ては育ってく。だから私は私の微々たる力を必要とする人間が、居ると信じて会いに行く。
★ ★ ★ ★ ★
今日のひとこと。「ピザはいいけどパスタはイマイチ。」
ここ数日、引越して初めて、なかなか寝付けない日が続いてる。少し遅めの五月病ってヤツ？ 不安定な天気のせい？ よく分かんないけど、また歳を重ねてしまう日が刻々と近づいてるせいかもしれない。年末から春にかけてずっと、新居の細かい手続きや引越し準備のことで頭いっぱいで、家以外のことに気持ちを傾ける暇がなかったんだが。ココでの暮らしに慣れてくるにつれ、冷静に自分を見つめる余裕が出てきたのか、最近の自分について、思うことが少し、ある。
私はこの数年、世の中との面倒な関わりをできるだけ避けてきた。長年仕事上で毎日沢山の人(アーティストを含む)と出会い喉を潰すまで喋り倒してきたから、こんなに人(この場合ネット上は含まない)と関わらないで過ごすことは、珍しいというか不気味ですらある。もし私に子供がいれば、その子を通じて新たなコミュニティと繋がり、今までとは違う世界も開けただろう。残念ながらそんな予定はこの先もないので、私は自身を育てていくことでしか(ダンナも育ててはいるが(苦笑)、生きる証を実感できない。
ちょっと前、新しい出会いを求めて、色んな世代や人種との交流を夢見て二年間オープンカレッジで英会話を学んだりした。あの時は久しぶりに刺激があって楽しい毎日だった。残念ながら引越しで学校が遠くなったんで、やめちゃったけど。こちらで似たような空間があれば、また参加したいとも思ってる。
でもでも。Sさんが40代を前にして、今までの地位や所属を全て捨て、新しい一歩を踏み出したことを文章で読んでるうちに、私も私が一番活き活きと感じられる場所に戻りたい！という欲が出てきた。
英会話レッスンも緊張感あって新鮮で楽しいことは楽しいんだが、私がそれよりもっと居たい場所は、活字の世界のピンとした独特な空気の中。せっかく十数年がかりで倒れるまで苦労して積み上げてきたキャリアも、今のままじゃ何も役に立たなくなってしまう。暮らしも友も恋も婚期も何もかもを後回しにしてまで築いたものを、ただ懐かしむだけで手を差し伸べず、風化させてしまっていいのか、自分？と。最近になってよく問いかける。
ただ。一番戻りたいのは音楽編集者という立場なんだけど、Sさんの情熱や才能の強さを改めて思い知らされて、ただただ圧倒されるばかりで、私の入る隙間はそこにはもうないのかもしれないと尻込みしてしまった。体調のこともあるし、肉体的にも精神的にもかなり疲労する編集者には、今の私は向いてない。だからと言って、他に何も取り柄のない不器用な私だ。今更新しいことを教えられてイチからやるには、年齢的にも遅すぎる。ならやはり、私には、この道しか。
ふらふらとネットを彷徨ってたら、ある求人に辿り着いた。私の過去が活かせる実に地味な仕事の。早速派遣会社に問い合わせたら、条件的には今んとこ問題がなさそうだ。後は面接と実技試験と過去の作品で、どれだけ想いが通じるか。
ちゃんと自分を見てもらおう。私がどんな人間か。私がどんだけやれるのか。今この時に動くのは、きっと無駄じゃないはず。たとえこの挑戦が、すぐに実を結ばなくとも。
「風は吹くのものではなく、起こすもの」
人はひとりでは生きていけない。誰かに支えられ誰かを支え、この世の全ては育ってく。だから私は私の微々たる力を必要とする人間が、居ると信じて会いに行く。
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今日のひとこと。「ピザはいいけどパスタはイマイチ。」
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びー。
書籍編集者→エンタメ雑誌編集者→音楽ライターと渡り歩いて燃え尽きて、閑人ペン職人として活字の海で背泳ぎ中。19年春楽天blog再開♪(別館記事転載済)好きなモノ＆気になるモノを気まぐれに語ります♨猫見つけるとまっしぐら！♥岡崎体育、藤井風、Vaundy❤愛❤がだいぶ強め。他にオダギリジョー、サカナクション山口、神田伯山、火野正平、清塚信也、飯尾和樹、ハマオカモト、重松清、中村勘三郎とその孫。うっかり読んだついでに一言コメント頂けると、かなり喜びます♪
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