気まぐれ屋。

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2008.10.21
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カテゴリ: ヒトコトモノ
結局。

追加追加……になってしまい、仕事終わったのが、昨日の夜。
なんだか今月は、ほんとに珍しく時間に追われる毎日だ。
そんなではあるが、この前の日曜日には銀座の映画館まで
足を伸ばしたりなんかして。
映画そのものより「銀ブラしたかった」というのが本音。
けどちゃんと、初めて訪れたミニシアターで、それなりに楽しい
ひと時を過ごすことができた。

最近の邦画をあまり観ない…とか言ってるクセに、この2年ぐらい

今回観たのだって、たまたまペア招待券を貰ってたから。

そんなわけで 【アキレスと亀】  である。
北野作品を映画館で観るのは、安藤君観たさに行った
【キッズ・リターン】以来。
彼の作る映画はバイオレンスものの印象が強くて、しかもどんなに
海外で表彰されようと有名監督に名を連ねようと (パリに旅行した時、シャンゼリゼ通りで【菊次郎の夏】の巨大看板を見てその人気を実感したものの) 、私にとっては『ビートたけし』という“芸人”でしかない、というかその方がしっくりくる。
その昔、彼の歌手活動の取材に行って生歌を聴いたことがあるが、
やっぱり彼は“芸人”以外の何者でもなかった。

だからマスコミやネットの映画レビューの評判がそれ程良くない

ストーリーだって、なんとなく先が読めてしまう展開で、これと言って
特筆すべきことはない。
演技に関しても、味のある役者さんがちょこちょこ出てくるものの
みんな少しずつネジがユルめで淡々として見える(役作りなのかも
しれないが)ので、全体を通し“緊張感”のようなものは感じられない。

たけし演じる主人公と“声だけでのやり取り”のシーンでは、
会場のあちこちから失笑が漏れ聞こえた。

意外にも今作は、いわゆる“北野ブルー”と呼ばれる青みがかった
映像ではなく、視覚を刺激する色という色が使われ実にカラフル。
映画の中に登場する絵の数々は、すべて実際に“たけし自身”が
描いたらしい。
風景画、人物画、静物画、自画像、ポスター風、マンガ風……
ありとあらゆる技法が披露され、それはまるで映画という手段を借りた
“個展”のようでもある。
とんでもないものまでを使った芸術?作品も次々登場し、
そういうのを見るにつけ、また“芸人ビートたけし”の部分を
より強く感じてしまった。

バラエティ以外の番組でのコメントや深夜の数学問題に大真面目に
取り組む姿などを見る限り、北野武という人はああ見えて本当は
博学で思慮深い人間なのだろう。そして愛情表現に関してはちょっと
不器用な人、と。そんな彼の人柄が、この作品によく表れていた。

1本の映画としてはあまり、完成度の高い作品とは言い切れない。
でも、観終わってから夜になり、翌日になり、今日になり……
「あれは、こういう意味なんじゃない?」とか「ペンキのアートは
たけしの父親に対するオマージュじゃないか?」とか「主人公は
結局、あの後どうなったのかな?」とか………
あーでもないこーでもないと、夫婦で話し合ってるのだから
思ってたよりも、後で“効く”のかもしれない。

前半の途中、退屈が押し寄せた時間があって「外に出たい…」と
ちょこっと思ったりもしたけど、無事最後まで観れてよかった。
喧々囂々、ひじょ~に好き嫌いが分かれる映画だろう。
けど、観る人によっては意外と、思いも寄らぬところに
引っ掛かるものがあるのでは。なんて風にも思う。

それにしても、樋口可南子って
ベリーショートめちゃくちゃ似合う頭と顔だなぁ。
あんな髪形に久々したい気もしちゃうんだけど、ショートって
美容室代、かかるんだよね……(心配はそこかい!)

★  ★  ★  ★  ★
今日のひとこと。「絶飲食開始まであと3時間」





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最終更新日  2008.10.21 19:03:26
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