こっぱんの日記

こっぱんの日記

2005.11.02
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カテゴリ: 美術・博物・展示
今日は、天気がよかったので、枚方宿とひらかた大菊人形を見に行った。


枚方宿は、東海道57次の56番目の宿。一般に京三条までを53次というが、江戸時代に大阪まで延びて57次となった。京~大阪間を京街道という。京阪・枚方市から枚方公園まで約1.5キロの京街道を歩いた。淀川左岸と京阪軌道に沿った巾4メートルほどの道である。

ちょうど、菊の時期で、街道沿いの各家には、3本仕立ての大輪の菊が置かれている。さらに、その菊には、俳句の短冊が掛けられている。枚方宿街道菊花祭の行事だそうだ。菊を見ながら歩いてもよいし、短冊の句を読みながら歩いてもよい。菊の置かれている様子を下に示す。

京街道 佳き句に出会ふ 菊日和


家並みは、殆ど現代建築に変わっているが、それでも、昔ながらの低い軒先の家もかなり残っている。建て替えられているものも、風情を残す配慮がなされているものも多い。京街道は、江戸時代は言うに及ばず、明治中期に京阪電車が開通するまで、大いに賑わった街道だったのである。

古い風情の家をいくつかを写真で示す。



枚方宿 菊でもてなす 鍵屋館


30分ほど歩き、街道が枚方公園に近づくところに、鍵屋資料館をいうのがあったので入ってみた。元船宿だった家屋で、数年前まで料亭だったのを、枚方市が買い取り資料館にしたもの。京街道や枚方宿、三十石船、くらわんか舟、鍵屋の歴史などがいろいろな資料とともに展示されていた。入館者は多くはなかったが、スタッフの方が館内を親切に説明してくれるので、大変勉強になった。ちょうど今日から始まる企画展として、橋本周延(ちかのぶ)画の浮世絵「源平盛衰記」全15枚の展示が見られたのも、幸運であった。

鍵屋を30分ほど見学し、ひらかたパークに向った。10分ほどで着く。菊人形は、枚方公園名物として定着していたが、採算が取れないため、今年が最後となるとのことである。96年続いたそうだ。名残の菊人形を見ておこうという人が、私を含めたくさんいるようだ。

入場すると、菊人形館は1時間待ちだと告げられる。平日なのにそんなに待つのかと驚く。ちょうど、12時になっていたので、先に昼食をと、菊人形館の隣のレストランに入る。食後も、菊人形への待ち時間は変っていなかった。最後尾はバラ園のあたりだあった。バラの見ながら列は進む。並んで見ると実際にかかったのは30分くらいではなかったかと思う。



最後に、菊人形の構造と作り方、菊師と言われる人の苦労、技術の継承が難しいことなどがパネルで説明されていた。また、過去95回の様子が写真で紹介されていた。今回のようにたくさんの人が毎年見に来れば、中止することもなかったと思うのだが、もう見られないと思うと残念である。これからどうやって技術の継承が行われるのだろうかと心配になった。

写真は、菊人形館入口と、場面の様子。

菊人形 内部構造 隠す技


これから、菊人形に行かれる方は、1~2時間ほど早めに出かけ、一つ京都よりの駅「枚方市」で降りて、京街道を歩き、時間があれば鍵屋資料館を見学したあと、パークに行かれることをお勧めする。

菊人形館の滞在時間は15~20分くらいである。ひらかたパークの他のアトラクションは、バラ園くらいであろうか。秋のバラがちょうど見頃であった。その他、レッサーパンダ2頭を見ることもできた。
写真は、バラ園、観覧車、菊人形館、レッサーパンダ


パークを出て、駅前のくらわんか茶屋で焼立てのくらわんか餅を買い、帰宅したのは、2時半であった。今日の歩数は14820歩。





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Last updated  2005.11.07 16:59:18
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