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30年来の花粉症なのですが、ここ数年は、PM2.5が、トッピングされているのでしょうか?実は日本気象協会に、こんなページがあるのですが、どうもあまり知られていないようなので、ご紹介します。↓ 飛散を気にされている方、要チェック!PM2.5分布予測これって…、天気予報の時間に、普通に情報流すことはできないのでしょうか?
2014.03.02
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思えば、前回小出先生の講演会に行ったのは、東日本大震災から間もない2011年4月のことだった。福島第一原発の事故は一向に収まらず、刻々と伝えられる「放射能汚染のニュース」のなか、はりつめた緊張感とともに、小出先生のお話しを聞いたのだった。その内容については、7回に渡ってこのブログでも紹介しているので、興味のある方は、こちらをご参照ください⇒小出裕章氏講演会あれから間もなく3年が経とうとしている。「原発0」を願う人にも、「やはり原発は動かす必要がある」と考える人にも、「何だかよくわからない」と思う人にも、放射能やエネルギーの問題は、等しく降りかかる。自分や子ども、そして孫の未来にまで関わってくることに対して、考えや態度を決めるためには、まず「現実」を知って「知識」を得ることが必要だと思う。“知らないふりをして、後から誰かに責任を取らせることはできない”と、3年前の事故で思い知ったはずだ。「小出先生の言っていることが絶対!」だと言うつもりはない。でも私は、できないことは「できません」、わからないことは「わかりません」と言う人を信じる。そういう意味では、小出先生は信じるに足る方だと思うし、今までのお話を聞くかぎり、人をコントロールしたり、自分の考えを押し付けようとしていると感じたことはない。ただ、一心に人の幸せを願い、学者としての立場から自分の知識、情報、見解を伝えようとしているのだと思う。今回「みみの日」の大会の記念講演として、小出裕章先生が、静岡に来てくれることとなった。主催者によると、日本中で引っ張りだこの小出先生を呼ぶのは、本当に大変だったそうだ。お知らせが遅くなってしまい、託児の申し込みには間に合わず申し訳ないのですが、ここに開催の案内をいたします。「第32回愛の援聴週間」“つなげ合う 絆と絆 みみの日大会”記念講演 「見えない恐怖~放射能汚染の真実~」講師:小出裕章氏 京都大学原子炉実験所 助教日時:平成26年3月2日(日) 午後1時~4時(12時受付開始)場所:静岡市民文化会館 中ホール(静岡市葵区駿府町2-90)参加費:1,000円申し込み・問い合わせ:公益社団法人静岡県聴覚障害者協会〒420-0856 静岡市葵区駿府町1-70 静岡県総合社会福祉会館5F電話:054-254-6303 ファクス:054-254-6294※当日は「静岡マラソン」が開催されているため、午後12時まで 駿府城公園周辺が通行止めとなります。
2014.02.19
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「世界の平和を祈る祭典 ダライ・ラマ in 日本平 ☆その1」からかなり日にちが経ってしまいまして、申し訳ございません。気が付けば2014年。新年のご挨拶は後日ということで、何はともあれ続きを紹介いたします。さて、崇高な場であるにもかかわらず、何がなされるのか、よく確かめずに式典参加してしまった「こまいぬ家」ここで改めて、式典の趣旨・内容を確認してみます。仏教・神道・修験道・キリスト教・イスラム教の皆様と共に。ゲスト:ダライ・ラマ法王● 彫刻家、前島秀章氏による木花開耶姫(このはなさくやひめ)像の完成除幕式● 富士山に向けて、世界の平和と生きとし生きるものの幸せを参加者全員で祈りますとのこと。そんなにすごいことが、静岡で行われるの? ホント?受付を済ますと、とても立派で素敵なデザインのパンフレットをいただきました。せっかくなので、このパンフレットのページを紹介しつつ順番に記憶をたどっていこうと思います。まずは、ダライ・ラマ法王のメッセージから。 ・・・そ、そうだったのですか。(今頃になって驚く)ダライ・ラマ法王のスケールの大きさに圧倒されます。式典の方は、彫刻家の前島秀章さん作成の木花開耶姫(このはなさくやひめ)像の除幕式から始まりました。富士山の神、そして美女の誉れ高い木花開耶姫。その存在は知っていたけれど、よく考えたら、さくや姫の姿を形どったものを見るのはこれが初めてのような気がします。前島さんの作の木像は、柔らかくあたたかい雰囲気。聞き覚えなので定かではないのですが、像は、樹齢300年のクスノキで作られているとか。ダライ・ラマ法王が、カターと呼ばれる白いスカーフをかけます。これは、チベット仏教で、自分の心からの敬意を表すという挨拶の印なのだそうです。さて、ここからは各宗教の祈りの時間が始まります。まず最初は「神道」。パンフレットには「世界平和祈願詞」が書かれています。富士山に向かって、祈りをささげる神主。国宝「久能山東照宮」の落合宮司も参加しています。巫女さんたちの舞も奉納されます。(つづく)今回の出演者(パンフレットより)
2014.01.01
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多くの著名人が、ひっきりなしに日本を訪れているけれど、半端な地方都市、静岡に寄ってくださるなんて方はあまりいない。なのに、なのに、ダライ・ラマ14世は、私の知る限り十数年前に静岡を訪問してくれたことがある。が、仕事があって講演会には行けなかった。そして今回もまた、静岡に2日間も滞在してくれたのだった。尽力してくださった方々の力も大きいし、富士山の世界文化遺産登録も大きかった。色々ありがたい。ありがたいと言えば、法王来静のニュースをおしえてくれた、妹の友人にも感謝。知らせをもらって、すぐにネットで調べたら、ホテルでの講演会が…、いっ…1万円!?(安い席でも7000円) ひぃ~無理無理!無理なことはしない。と、アッサリあきらめかけた時、ふと次の予定を見たら日本平での祭典、参加費3000円とある。祭典? 何の? はっ…?色々な宗教が集まって、世界の平和を祈る…とか。まぁ、いいや…くらいのテキトーな内容確認で、家族3人分のチケットを買ってしまったのでした。きっと、もっと本気で参加された方や、尊い志で申し込まれた方がたくさんいらっしゃるのでしょうが、単に料金だけで決断した不埒なこまいぬ家。それでも「この収益金は、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所を通してチベット亡命社会に寄附されます」という一文を見て、ちょっと背筋が伸びる。11月22日の祭典当日は、おだやかな日本晴れ!会場の日本平ホテルは、昨年リニューアルしたばかり。高級ホテルですからね、こんなことでもなければめったに参りません。あ、ボードもあるある!正面に富士山を見渡す、芝生の会場には、数百人くらいでしょうか、椅子が並べられています。 そして、驚くのはこの祭壇。富士山を挟んで、右が神道、左が仏教。そして画面に入っていないけれど、この横に大きな十字架が置いてありました。一神教の方々は、どう感じられるのかわかりませんが、八百万の神を信じる日本人として、私は何だかとても感慨深く喜ばしい思いでこの祭壇に見入ってしまったのでした。そして、参加した人たちを見れば、またまた驚かずにはいられません。(ご本人の承諾をいただいて撮影しました)カメラを向けたら、手を合わせてくれた尼僧カタコト英語でうかがったら、「チベット仏教徒です」と答えてくれました。そして、修験者も快く撮影承諾!もちろん、仏教からお坊様も。ほかにも、キリスト教徒と思われる欧米人や、モンゴル? 山岳民族…? 何だかわからない民族衣装の方を見つけては、キョロキョロする私。そして、遠方から訪れてくれたであろう、様々な方たちに「今日は、見事な富士山を見てもらえて嬉しいな!」と思わずにはいられませんでした。そんなこんなで、ウロウロしているうちに、式典が始まりました。主催者の挨拶が終わり、ダイライ・ラマ法王のご登場!なんと、(立ち上がらなければ)撮影OKとのこと。短い腕を精一杯伸ばして撮ったぁ~。心の中で「わぁ~、こんなに近くにいるなんて信じられないなぁ…」と思ったけれど、 “良い意味”で、本当に信じられなかったのは、この後催された「祭典の様子」だったのでした。(つづく)
2013.11.23
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静岡市「青葉シンボルロード」のイルミネーションテーマは、Happy Power―未来につなげる想い―目立つのは、やはり富士山!!光の木々の間を歩くと、寒さも心地よく華やかな気分昨年、好評だった「スケートリンク」は今年もやります♪
2013.11.20
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映画「凶悪」と白石和彌監督-1の続きです。白石監督は、故・若松幸二監督の弟子で、「凶悪」が長編作品二作目だという。しかし、そんな風には思えない熟練した技が、作品の随所に感じられた。若松監督の下で、相当良い経験を積んだのだと察する。インタビュー会場に到着すると、控室に通され、関係者の方と挨拶して、白石監督に名刺を渡す。丁寧な物腰と落ち着いた態度、知的な雰囲気。「恐い人では…」などとチラッとでも思ってしまったことが申し訳ない。「よろしくお願いします」と始まった取材は、50分間、インタビューというより…、話し込んでしまった。いえ、話し込んだと言うより、自分の話を、監督に聞いてもらうという事態にもなった。ダメじゃん!それプロとしてダメじゃん!今でも思い出すと恥ずかしいが、それを受けてくれた白石監督は、思考も懐も深い人だった。私は、短いインタビューの時もそうだけれど質問の前に、まず映画の感想を伝えることにしている。そうすると、話のきっかけにもなるし、監督の様子から、どんな人かという手がかりも少し見える。いつもは手短に話す感想も、今回は時間がたっぷりあるという安心感と衝撃作であったけれど、誰かと思い切り語りたくなる内容であったことから、3~4分は話してしまっただろうか。(ホント、何度思い出しても恥ずかしい…)でもその間、監督は静かに聞いてくれた。(聞かざるを得なかった?)私が、この作品についてそんなにも話したかった理由は他にもある。実は、あまり人に言ったことはないのだけれど、以前勤めていた会社の取引先の社長が、殺人を犯して逮捕されるという出来事があったのだ。驚いた。ショックだった…。その人は、私から見てもごく普通の気さくな人で、お茶を出すときに、何度も冗談を言い合っていたのだ。あの人のどこかに、そんな狂気が潜んでいるならば、「殺人」とは、別世界で特別な人が行っている特別なことではなく、狂気が顔を出す瞬間は誰にでも起こりうるのでは…、とひそかに思っていた。こんな話しをできる人も、わかってくれる人もめったにいない。でも「凶悪」を見ながら、白石監督なら…と感じる部分があった。初対面から自分の体験まで含めて延々と感想を述べる変なインタビュアーを、どう思ったのかはわからないが、監督から返って来たのは、私が思っていたよりも、ずっとずっと多面的で深い洞察だった。「善」「悪」「正義」「法律」がいかに曖昧であるか。だから「人が人を裁くことは、常に曖昧であること」「裁判員制度」になってから刑が厳罰化していることへの懸念。「本当の『凶悪』は、犯罪者が行った事だけではなく、それを面白がったり、糾弾したりする人の心の中に潜んでいるのではないか」そんなことを、この作品で伝えたかったという。そして、それは確かに描かれていた。強烈なシーンの向こうにあるものに気が付いた人にはきっと伝わることだと思う。ネタバレになるので、観た人にしかわからなくて申し訳ないけれど、最後にリリーフランキーの「先生」が示すサインは、「この事件を面白いと思ってしまった自分への戒めです」と監督は語った。それはもちろん「私たちの戒め」でもある。真実が息づいているならば、そこがたとえ腐臭漂うドブ川であっても、この監督なら、手を突っ込んで心臓部を取り出してしまうだろう…そんな「肝の太さ」と、奥底に秘めた「凄み」を感じてしまった。そして、今回の取材が終わって思ったことは、白石監督に、もし次に会う機会があったとしても、もう、私などが50分も話を聞けるような存在ではなくなっているだろうということ。映画「凶悪」は、間違いなく注目される。監督の才能も広く知られることとなる。そして白石監督は、何年かの間に、渾身の力を注いで作品を作っていき、日本映画界にとって重要な存在になるだろうと、かなりの確信を持って言える。本当に、貴重な機会をいただいたことに感謝したい。白石監督のお話をもっと詳しく知りたい方は、こちらのサイトへ映画『凶悪』白石和彌監督インタビュー「失われた骨太な日本映画を取り戻す」動画もあります。
2013.09.22
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どの仕事にも、何かしら「役得」というものがあると思うけれど、私の場合、大好きな「映画」を公開前に見ることができたり、たまにだけれど、役者さんや監督にインタビューさせてもらえることが嬉しい。作品のできた経緯や裏話、苦労話、そしてこだわった所など、いつもワクワクしながら聞いてしまう。それで、今回も上司に「映画の取材だけど、行く?」と振られた時、「ハイ、ハイ! 行く、行く!」と二つ返事で手を挙げた。しかしよく聞いてみれば、作品名は 「凶悪」何ぃ!? このリリー・フランキーの顔。これだけでも、「こ、恐わそう…いや、ぜったい怖い!」と確信する。なにげなくビビっている私に、上司は続けて言った。「あ、監督への単独取材で50分取ってあるから」えぇー! 今度は本気でビビった。今までそんなインタビューしたことがない。だいたい、合同取材で他のメディアと一緒だったり、短い時は「15分でお願いします」と言われたり監督と1対1で50分…。できるのか私? でも、こんな経験めったにないよ。と腹を決めて、取材に臨む。で、もちろんその前に作品を観るのだけれど、下調べをしていたら、こんなことが書いてあった。「食事の前に観ると、食欲がなくなります」「そ…そうですか」と、素直に食事をしてから観たら…途中から、消化活動が止まってしまった。そんな「凶悪」のストーリーは、ジャーナリストの藤井修一(山田孝之)が、上司から1通の手紙を渡される。それは死刑囚・須藤純次(ピエール瀧)からのものだった。拘置所に会いに行った藤井は須藤から、「自分は他に3件の殺人事件に関わっており、その背後にいる先生(リリー・フランキー)が無罪放免であることが許せない。ひいてはそれらの事件を探り、記事を書くことで先生を追い詰めてほしい」と告白される。半信半疑で調査を始めた藤井だったが、やがて須藤の“告発”に信ぴょう性があることに気付き始め……というもの。驚くのは、これが実際にあった事件だということだ。この3人も実在している。原作は、こちら↓凶悪 ある死刑囚の告発/新潮45編集部映画では「胸が悪くなる」凄惨なシーンの数々が描かれ、狂気と、陰うつさに巻き込まれて体中の力が抜けない。でも、どうしても目が離せない!そして、後から考えても「観なければよかった」とは思わない。なぜだろう?ひとつには、とにかく「見ごたえ」があったからだと思う。導入の殺人シーンからグッと引き込まれ、張りつめた緊張感を緩める隙を与えず、エンディングまで持っていく「力量」時系列を上手く組み合わせ、スリリングな展開で事件の真相に迫っていく「脚本の上手さ」生々しい演出と、事実から目をそらすこをと許さない「信念」コビたり、小細工したりすることが全くない『骨太で重量級の日本映画』 であることは間違いない。もうひとつは、人間ドラマとしての奥の深さを衝撃とともに味わったからだろうと思う。全編を通じて強く感じたのは、とにかく「人間はもろい」ということ。それは、「肉体的」にも「精神的」にも。どんなに命乞いをしても、アッという間に「死体」になっていく人たちや「正義」の下に動いていたはずが、狂気に取り込まれていくジャーナリスト。家族であっても、その関係はお金の前にボロボロと崩れさっていき「恐ろしい決断」にはしる様を見ていると、自分も同じ「もろい存在」であることに気づき、ジットリした恐怖が背中に張り付く。キャスティングも秀逸だった。ピエール瀧は「どうか、一生こんな人に会いませんように!」と神様に祈りたくなるほどの、残忍なヤクザ須藤を演じ、今までにない芝居の境地を開いたことを印象付けたし、冷酷に計画を練り人を操る、これまた恐ろしい「先生」役は、どう考えてもリリー・フランキーが最適。ジャーナリスト藤井の微妙な心情の変化は、山田孝之が持ち前の演技力で魅せてくれた。他にも、池脇千鶴を始め脇を固める出演者も、実のある演技で、キッチリと作品を支えていた。だからと言って、誰にもでおすすめできる映画ではないけれど、この手のものに耐えられる精神力を持っている人ならきっと満足すると思う。と、作品の「すごさ」はわかったものの、その監督はどういう人だろう…と心配になった。あんな残酷なシーンを演出する人だもの、へたなこと言ったらキレたりしちゃうんじゃ…。などとモヤモヤ考えながらも、取材の日はやってきた。(つづく)
2013.09.21
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先日、フリーペーパーのお仕事で、フロント1面特集を担当した。お題は「静岡の方言」なんとか締切には間に合わせたけれどまだひよっこ記者なので、よれよれになっしまった。読者の反響はなかなかで、電話やお葉書で「おもしろかった」と直接伝えてくれる方もいて、とても嬉しかった。わかったのは、方言に興味ある人は意外に多いということ。そんな時に、こんなチャートを見つけた。 「出身地鑑定 方言チャート」私は、簡単に出身地がバレてしまったけれど、やってみるという方、いませんか? サイトはこちら⇒出身地鑑定「方言チャート」
2013.09.08
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「ジュリーのコンサートチケットあるけれど、行く?」と聞かれた時、脳裏に浮かんだのは、こーんなポスターの前で「ジュリィィ~!」 と身悶える、樹木希林の姿だった。これを知っているのはRいくつ? 45くらい?ドラマ「寺内貫太郎一家」の中で、毎週出てくるお約束場面だ。ミーハーの私は当然ながらよく真似をした。最近の彼のことは、よく知らないけれど、何年か前に観た映画では、すっかりおじいさんになっていてすいぶん太っていたような記憶がある。でも、まぁご招待だし、知っている曲もたくさんあるし~、行ってみようかな!と、安倍川花火大会の日、スターマインに背を向けてコンサート会場へ足を運んだ。驚いたのは、会場が市民文化会館の中ホールではなく、大ホールだったこと。それから、料金が全席7000円だということ。ジュリーって…、ジュリーって、まだそんなに人気があるの??私と同様招待券の人もかなりいたけれど、結局、2000人収容の大ホールはほぼ満席になった。それでも、私はちょっとなめていた。ジュリーも年だから、そうそう飛ばした内容にはしないだろうな、トークとかバラードで間を持たせて、体力温存するんじゃない?ま、ゆっくり座って見ていようっと!なぁ~んて思っていたら、大間違い!オープニングから、観客総立ち!大ヒット曲連発!!(ちなみに、会場の前半分の人たちは最後まで座らなかった)ジュリー、確かにお太りではあったけれど、歌唱力に全然衰え無し!というか、むしろ声量は豊かになっているように思う。目をつぶれば、全盛期の姿が鮮やかによみがえるよ~。「勝手にしやがれ」「サムライ」「カサブランカダンディ」…一緒に口ずさみながら、改めて良い曲だなぁ、なんて思ったけれど、あ、これ何だっけ?歌えるけれどタイトル思いだせない~、という曲もあって、帰ってからyoutubeで探しまくってしまった。それが「おまえにチェックイン」と、「あなたに今夜はワインをふりかけ」両方とも好きだった曲なのに、すっかり忘れていた。よくよく調べれば、「おまえにチェックイン」は、作曲が大沢誉志幸で、冒頭のコーラス「チュルルルチュッチュ…」のパートは沢田研二、大沢誉志幸、佐野元春、伊藤銀次の4人でやっているという!! うわぁ、知らなかった!「あなたに今夜はワインをふりかけ」は、作詞:阿久悠、作曲:大野克夫ですってよ!さすがですね。そんな中で、「あ、これも好き」と思ったけれど、何の曲か思いだ出せなかったナンバー(私が見たコンサートでのジュリーは、この ↓ 姿が一番近いかも)「つづくシアワセ」これは、2002年の曲で「ネスカフェ」のCMソング。ジュリーが作詞しているそうだ。彼が、こんなに優しく心に響く詞を書くことに驚いたけれど、コンサートでは、東日本大震災への祈りを込めたミニアルバムPray [ 沢田研二 ] からの曲を、まるで讃美歌のように歌っていた姿が印象的だった。このアルバムも全曲作詞している。考え過ぎかもしれないけれど、多くの招待券を出してでもジュリーサイドが、今回大ホールで2000人を集めたのは、往年のファンだけでなく、一人でも多くの人にこの曲の「想い」を届けたかったからじゃないのかな…なんて思ってしまった。30数年前、「一世風靡」とはまさにこういうことだ!と言わんばかりの人気絶頂、全盛期のジュリーは、退廃的で、華やかな女性関係がありそうで、妖しく、危険な香りを漂わせて…とても魅力的だったけど、私はそういうところが、ちょっと苦手だった。2013年に、初めて生で見たジュリーは、花火大会の日に、自分のコンサートに来てくれたことにお礼を言い、「65才です。来年から基礎年金をもらいます」と笑い、体力を惜しまず、舞台を端から端まで走りながら歌い、演奏を務める「鉄人バンド」を繰り返しみんなに紹介していた。富士山の噴火を心配し、被災地への想いを歌に託す・・・これが本来の彼の姿なんじゃないのかな、と思うと今までよりずっと好きになった。ほとんどMCを入れずに歌い続け、しかも、後半に行くほど伸びのある声で圧倒する!歌手としての底力に感動しつつ、この人、ちゃんとしたシンガーなんだなぁ…と、嬉しくなった。「ジュリーが元気で良かった、私も頑張ろ!」なんて思いが込み上げてきて、楽しい気分で夜道を帰ったのだった。 P.S.ザ・タイガースも12月に復活するそうです⇒こちら
2013.07.29
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ウソのニュースを発信するのが「虚構新聞」しかしニュースを見て、ウソを現実にしてしまった人たちがいた。それは、森永チョコレートの社員さん。「森永チョコ、144個入り「グロス」発売」という虚構新聞の記事を見た森永のスタッフが本気になり、わずか5日で、本物の「GROS」を作っちゃった!「森永ダース」と言えば、小沢健二ファンには、彼がCMをしていたという意味で、特別な思いがある…(ある?)少なくとも私にはある!「早口カッコ良いぃー!」と思ったり、プレゼントの「エンゼルの鍵」を本気で欲しいと願ったりしたものだ。そんなダースが、2013年になって注目されるなんてぇぇ~!それにしても、「森永ダース」が1ダース入った「GROS」の販売が限定1ダース(12個)!っていうセンスに、「良いぞ~、森永!」 と言いたくなる7月10日の18時に発売された「GROS」は、Twitterでの告知もあって、アッ!と言う間に売り切れ。一方、大嘘を書くはずの「虚構新聞」としては、森永の思わぬ「現実化」の動きによってウソの記事でなくなったことに対し、販売の現場で「謝罪会見」を開いたとのこと。こういう顛末って、良いな~! しかし、謝罪の人の顔が小沢健二に似ている…よね、ね?!考えすぎですか?詳しくは⇒「週刊アスキー」で
2013.07.19
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久々の更新なのに、こんなネタで申し訳ございませんが、「バカバカしいことほど、まじめに取り組みたい!」 と常々思っている私にとって、ウソニュースを真剣に記事にするサイト「虚構新聞」の存在は、大変好意的に感じるのでした。例えば、こんな記事「バウムクーヘンの天日干しが最盛期 長野」長野県南信濃村の冬の風物詩、バウムクーヘンの天日干しが最盛期を迎えている。 村内で唯一バウムクーヘンの栽培を続けている農家、中嶋利さん(74)方では、一面に並べられたバウムクーヘン約8万枚が天日干しされている。続きは ⇒ バウムクーヘンの天日干し「森永チョコ、144個入り「グロス」発売」森永チョコは、チョコレート菓子「DARS(ダース)」の新商品として、同じサイズのチョコレートが144個入った「GROS(グロス)」を今秋にも全国発売する。価格は1500円(税込)。詳しくは ⇒ 森永チョコ 「豆腐の放流始まる 高知・四万十川」高知県四万十漁業組合は2日、日本最後の清流といわれる四万十川で稚豆腐400キロの放流を行った。14日にはさらに500キロの稚豆腐を追加で放流する予定。その後は ⇒ 豆腐の放流すべては ⇒ 「虚構新聞」より
2013.07.15
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スペイン人のIgnacio Durán de la Reさんという方が作成した「千と千尋の神隠し」で千尋が迷い込む世界の映像です。3Dアニメは好きじゃなかったけれど、こういうのは良いな…と思いました。できれば大きな画面で。
2013.06.16
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諸事情により、アップが大変遅くなってしまいましたが、「驚きの流通センタージャズライブ編」続きです。流通会館の2階には、100人は軽く入る大会議室があって、ほんとうに、どこからともなく人がやって来る。辺りは湿地帯に囲まれた倉庫街で、民家はほとんど見当たらないので、以前、ここで金子まりさんがライブをした時、「ねぇ、みんなどこから来たの?」 って真剣に聞いていた。(誰も答えなかったけど・笑)今回のメンバーは、何の疑問も抱くことなくライブ開催(肝心のライブの写真が一番上手く撮れなかった…)松風さんが姪御さんと作ったオリジナル曲「いつも二人で」は、やさしく、本田珠也さんフィーチャーの「マンテカ」は、パッション溢れる演奏。今村さんのオリジナル曲は、本当に楽しい。そして私は、このバンドの紡ぎだす音楽からとても不思議な感覚を味わった。何か明るくなるような「光」を感じるのだけれど、それは外から差し込んで来るものではない。海だったら、海底から、体だったら、内臓から、そんなありえない方向から光を感じたのだった。受けるものではない、発光する感じ。それは、何度でも味わいたくなる幸せな輝きだった。この年は、メンバーの皆さんの大切な仲間、古澤良治郎さんが年の始めに亡くなり、続いてセシル・モンローさんが若くして亡くなった。どちらも突然の出来事だった。人生をあるがままに生きているこの方たちは、そんな悲しみを秘めて、「ウキウキ」という曲を本当に楽しげに演奏した。こんなに深い「ウキウキ」があるのか…と、ちょっと涙が出た。
2013.05.06
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気が付けば、もう1年以上も前のこと。何かと驚く「流通センターのライブ」2回目に参加した。まず「倉庫ばかりの流通センターのどこで演奏ができるの?」という疑問は、前回の渋谷毅さん、金子まりさん、松風紘一さんのライブ時に解決した。この時⇒渋谷毅・松風紘一・金子マリ ライブin 流通センター ちゃんと「流通会館」というホールがあったのだ!しかし、1000円という激安料金の謎は残されたままだ。それで、今回また電話で申し込むと、担当のSさんが、「今回はね、ちょっと高いんですよ~、2000円」と申し訳なさそうに言う。「いえ、それ超安いですから」と答える前に、Sさんは「ふふふ」と笑ってこう続けた「その代り、お寿司が付きますからね♪」お…お寿司??えっ、ジャズライブにお寿司??「なぜ?」と考えると同時に、私は声に出していたらしい。「それはね・・・」とSさんが理由をおしえてくれた。「わたしら、ほら!流通センターでしょ。だから、そこはそれ、正直赤字だって何だって寿司は出しますよ!」 なんだか…聞けば聞くほど訳が分からない。赤字らしいし。でも、チケットにもちゃんと書いてあった… 素敵な食事だのも! 素敵な食事が付いているジャズライブなんだもの、メンバーだって、すごいですよ!この表記に間違いはないけれど、わざわざ書いてあるチケットって初めて見た!そのメンバーは、渋谷毅さん(P)、松風紘一さん(as,f)、上村勝正さん(b)、本田珠也さん(d)、秋山一将さん(g)、そして、なぜだかわからないけれどスペシャルゲストという冠がついて今村祐司さん(パーカッション)と書いてある。これ、今村さんのバンドだよね。なんでゲスト?なんてことで、悩んでいられない。会場に入れば、この案内!ザックリした指示に従って矢印の方に入ると、「はい、お寿司こっちだよ~」 と案内された部屋では、ぎょ~!! い・・・板前さんが握っている!ウソ?! と立ち尽くしていると、寿司屋の社長さんらしき人が、耳打ちしてきた。「すごいでしょ!赤字だけどね。ほら、私ら流通センターだから、 やっぱりね寿司は出さないと、フフフ」わからない、よくわからない…。わかったのは、赤字ってこと。1パックもらって、出てくると。「えー、立ち食い?」ここで、渋谷さんがお寿司を持って現れて、何の違和感もなく、食べていったのだった。私も、握りたて寿司を立ち食いという初めての経験をした後、100人はいるかと思われる満員御礼の会場に入る。(つづく)
2013.04.18
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好きな方もいるかしら、と思ってお知らせします。「ロード・オブ・ザ・リング」にサム役で出演の、ショーン・アスティンさんが、静岡県藤枝市の映画館シネプレーゴに来ます!有料ですが、サイン会・写真撮影などができます。直筆サイン 5,000円ツーショット写真 5,000円両方セットにすると 9,000円私もロードは好きですが「ちょっと高いな~」なんて思ってしまったけれど、以前、静岡東宝会館で行われた「バック・トゥ・ザ・フィーチャー」のドク役クリストファー・ロイド氏のサイン&撮影会には、全国から5000人くらい来たそうなので、ファンにとっては、何てことはない料金なのですね。(アメリカまで行ったとしても、会えないものね)それにしても、驚いちゃうのが、サムももう42才ですってよ、奥さん!ロードを通してみると、ほとんどサムが主役なんじゃない・・・と思うくらいの活躍してますしね。あと、「エルム街の悪夢」に出演したロバート・イングランドさんもいらっしゃいます。「こっちの方が好き!」 という方には、 おまけみたいな紹介ですみません。5月3日(金・祝) 12:00~整理券配布ですが、GWだし先着順なので、体力勝負になるかと思われます。詳しくは ↓ こちらhttp://www.cineprego.jp/pg433.html
2013.04.13
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いつだったか…、たぶん12~13年前に書かれた言葉だけれど、今日も、小沢健二のアルバム「Life」を聴きながら(少なくとも私にとっては)「これほんと!」と思う。
2013.04.10
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「いつか…、いつかちゃんと記事を書こう!」と思って写真だけを保存していたものが色々あるのですが、仕事が変わってから、もうホントゆっくり書けない。このままでは、すべて埋もれてしまう…と、ようやく観念して放出を決意しました。って、そんなに大げさなことでもないのですが、取っておいた写真の分だけでも、(色々書きたいところを我慢して)簡単な紹介のみで随時更新することにします。まず、♪ ラジオのジャズ番組に、大井貴司さん(右)、椎名豊さん(左から2人め)、細野慎平さん(右から2人め)が!昨年6月頃のことですが、とても楽しい収録でした。大井貴司さんは、ほぼ毎年来てくださるので、すっかり顔なじみになりましたが、「ルパン3世」のテーマでビブラフォン(鉄琴)を演奏しているすごい方です。キャバレーで演奏していた頃のエピソードで爆笑!イケメンベーシスト細野さんとも2回目。ピアニストの椎名豊さんは、以前ライブで遠くから拝見しただけだったので、言葉を交わせただけでも、嬉しかった~!ご自身のレーベルを作った経緯などお話ししてくれました。そして、言葉を交わせて嬉しかった人がもう一人ウィリアムス浩子さん!これだもの。この方も、いつもライブで遠くから見ているだけだったので「こんなんで来られたらど~しよう…」とビビっていたら、収録では、ピ~ス!(笑) 超気さく!なんだかんだ言っても静岡の人だよ、浩子さん!ノリに郷土の血を感じてうれしかった。昨年、アルバム「a time for Ballads」の発売前に来てくれたのですが、★CD/ウィリアムス浩子/a time for Ballads/BSM-4このアルバムが、売れた!私が確認した限り、amazonの女性ジャズヴォーカル部門のランキングで8位まで上がっていました。(もしかしたらもっと上まで行ったかもしれないけれど)女性ジャズヴォーカルって言っても、現在の人たちだけでなくいま発売されているすべてのヴォーカリストのアルバムの中でベスト10に入っているのだから、これはもうすごいことだと思います。その浩子さんを前に、歌ったCOOLさんの神経は疑うけれど…。(浩子さんに「歌わないで!」とか言われていた)
2013.03.23
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母が言った「ワンピースの作者、病気で休むんだってね」おぉぉ、さすが国民的漫画!母でさえ、情報を把握している。…と思ったら、続けておしえてくれた。 「って『3時のあなた』で言ってたよ」・・・・・「3時のあなた」? 知らないあなたは⇒こちらを
2013.03.15
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ネットニュースで、倖田來未が小沢健二の「ラブリー」をカバーしたことが酷評され話題になっていた。私は、それはもう小沢健二を敬愛してやまないのだけれど、(詳しくは⇒こちら)何か、皆さんが言っているほど、カバーが「イヤ」だとか、「ひどい」とか思わなかった。PVを見たけれど、「ナチュラルメイクの方が曲にも衣装にも合うのになぁ…」と感じた他には、「はぁ~、やっぱり良い曲だ」という気持ちがほとんどだった。なんと言っても「ラブリー」が歌いつがれるのが嬉しい!色々な人が、思うように表現すれば良いと思う。…と、ここまで、好意的に思っていたのだけれど、ミュージックステーションを見たら、倖田來未さん!カヴァーした理由が、「アレンジしたらカッコよくなると思って」って…、いいよ、そう思ったって!でもね、人前で言ってはいけない。倖田さんが大事にしている自分の曲、それを、もし誰かがカヴァーしたいと言って、その理由が「アレンジ変えたらカッコ良くなると思って」だったらどうか?と、想像できないならば、人の心を打つ歌は、唄えないんじゃない?
2013.02.13
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こんなんなってました。≧(´▽`)≦でも、こっちを先に観ちゃって、「アルプスの少女ハイジ」のお話だと思っている子供もいるらしい…ヾ(^-^;)
2013.01.23
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本年も「こまいぬブログ」をよろしくお願いします。何とか「松の内」にご挨拶できて、ホッ!お正月、いかがお過ごしでしたでしょうか?私は、地味ながら色々と動きました。1月1日は全くの寝正月でしたが、2日は高校の同窓会。クラス単位の集まりは何回かあったものの、今回は、卒業以来という学年全体の大規模なもの。ちょっと緊張しながらの会場入りでしたが、知っている顔、名札を見て思い出した顔、〇十年振りの再会…等々に、アッ!という間にエキサイティングな雰囲気に。男子は、社長になっていたり、支店長だったり、大学教授までいて、名刺をもらっては「えーっ、あんたが?!」の連続。一方「亡くなった同級生と先生」の名前が読み上げられるという時間もあり、何度もどよめきが起こりました。失明した人、車椅子で参加の人もいました。でも、元気に堂々と生きている姿は胸に残ります。3日は、静岡浅間神社へ初もうで。風は冷たいけれど、穏やかな日差し。巫女さんの舞も冴える。おみくじは「小吉」でした。どうか、良い年でありますように!4日は、映画「ホビット 思いがけない冒険」観賞。「ロード・オブ・ザ・リング」の60年前を描いた、ホビットとドワーフの冒険物語です。年末に観たのに、あまりに面白くてまた行ってしまった。3時間もあるのに、全く感じさせない展開です。3部作なので、続きが楽しみ~!そして、5日も映画鑑賞。良い意味で「ホビット」とは対照的な作品「カミハテ商店」物語の軸になっているのは「自殺」高橋恵子さん演じる孤独な女性千代が、上終(カミハテ)という自殺の名所となってしまった地で、小さな商店を営んでいる。自殺する人が、最後にその店で牛乳とコッペパンを買うのだが、その人が、崖から飛び降りるつもりだと知っていても、千代は、それを止めることはしなかった。しかし、やがて人の繋がりを感じ始め…、という「簡単あらすじ」では、どうにも何にも伝えられないのですが、「う~ん、あと3日くらい考えさせて欲しい」というのが正直な感想。チェコのカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭の招待作品にもなった「カミハテ商店」の監督は、静岡市出身の山本起也さん。上映後には、主演の高橋恵子さん、音楽の谷川賢作さんと共に舞台挨拶&谷川さんのミニライブがありました。高橋恵子さんは、23年振りの主演作だそうですが、ご本人は「そう言われれば…」という程度の認識で、それよりも、この役どころの難しさを語っていました。でも「これは高橋さんじゃなければ、ここまで表現できなかった」と言い切れる程良いお芝居を見せてもらいました。監督の前作「ツヒノスミカ」は、90歳のおばあちゃんを主人公にしてのドキュメンタリーでしたが、今作にも共通するのは、「命を全うすること」 についての強い思いでした。90歳にして現役で働くおばあちゃんと、自ら命を絶つ人たちは、対照的な様ですが、それを見つめる監督の俯瞰の視点は、根底に同じものをとらえているのではないかと感じました。この作品は京都造形芸術大学の学生との共同制作になっていて、スタッフ、そして俳優として学生が参加しているのですが、これがまた、ビックリのすばらしい演技力!存在感が半端ありません。出演の学生たちも舞台挨拶をしてくれて、豪華ラインナップのショット音楽を担当した谷川賢作さんは、ラッシュを見て、「この作品ではピアノを封印しよう」と思ったそうで、南米の楽器を使った、印象深いテーマ曲となりました。これが、作品の方向をグッと決めていて、「音楽の力ってすごいなぁ…」と改めて感じました。「カミハテ商店」は、静岡シネ・ギャラリーで、1月18日まで公開。
2013.01.03
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イギリスの車情報サイト『Auto Express』が読者投票で選出した自動車のコマーシャル「歴代ベスト5」で見事第1位に輝いたのは、2003年のホンダ「アコード」の「The Cog」というCM。Cogとは歯車のことだそうですが、その理由は…見れば納得!それにしても、最近、人生ってこういう風に動いているような気がしてならないのですが。※ちなみにBEST5のCMは、こちらです。 それぞれ秀逸!http://jp.autoblog.com/2012/12/25/uk-auto-magazine-says-this-is-the-best-car-commercial-of-all-tim/
2012.12.28
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「百田尚樹さん、潮先郁男さん、そしてKさん-1」 の続きです2012年8月31日、静岡市駿河区中吉田に1件のコンビニがオープンした。珍しくも何ともない出来事だ。でも、そのオーナーを知っている人ならば、感慨深いものがあったかもしれない。オーナーのKさんは56才、元酒屋さんだ。正確には、2011年3月11日午後2時45分までは、岩手県釜石市の人気酒店の店主だった。東日本を襲った「大きな揺れ」は、Kさんの店の商品をなぎ倒し、その数十分後には、押し寄せた大津波が、建物ごと跡形もなくさらっていってしまった。Kさんの奥さんは、その時のことをこう話す。「津波警報って、それまでに何度も出たことあったけれど、いつも、たいしたことなかったからね、今度もまぁ、『一応避難するか』って程度で、ぶらぶら高台に歩いていったのよ」10mの防波堤に守られた釜石が、ちょっとやそっとの津波でやられる訳がない…と多くの人が思った。でも、その「大丈夫だと思うけど、一応避難」が運命を分けた。高台にたどり着いたKさんたちは、自分の町が濁流に飲み込まれていく様子を見続けることとなった。近所の人たちが流されていく。寝たきりのお年寄りを助けに行った人たちだった。どんな思いで、それ見ていたのか…その後の避難所暮らしを含めての壮絶な体験を、同じように感じることは、できないけれど、東北に知り合いの1人もいなかった私が、「縁あって」静岡に避難してきたKさんご夫妻と「縁あって」知り合い、こうして話しを聞いている。どんな出来事でも「自分には関係ない」なんて断言できないなぁ…と思う。Kさん夫妻は色々悩んだ末に、静岡への移住を決意して、さらに数々の問題と膨大な手間を乗り越えて、コンビニの開業に至った。その間、何度かお会いしたけれど、奥様は、話をする度に必ず泣くようになっていた。はじめは「どうしよう…」と思ったけれど、もしかしたら、心の中にタプタプと溜めていた悲しみをこうして洗い流しているのかもしれない…と、感じるようになって、ただただ聴くことにした。この日も、お店の前で長い立ち話しをしたが、新しい商売は、希望もあるけれど不安も大きいようだった。「でも、あれだけのことを乗り越えて来たんだから、大丈夫だよ」と言うと、奥さんの顔が一瞬でクシャっと泣き顔になった。「元気で、元気でね」と涙ぐんで手を振りながら、あの顔がストップモーションみたいに記憶に焼き付いている。Kさんの経営するセブンイレブンは、こちらです。よかったら、お近くを通った時にでも寄ってみてください。つづく
2012.12.24
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撮影した人は、偶然出会ったそうですが、この猫は、近所の人が飼っている「ののちゃん」と判明。
2012.12.22
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静岡では(地上波では)見られなかったテレビ東京の選挙特番だけれど、相当面白かったらしい。以下、ネットニュースの転載です。「テレ東&池上彰の選挙特番、容赦ないツッコミで異彩を放つ?」Business Journal 12月17日(月)17時10分配信「TXN衆院選SP『池上彰の総選挙ライブ』公式サイト」(テレビ東京)より 衆院総選挙が終わりました。自民党圧勝という選挙結果を受けての今後の政治情勢分析については、専門家のみなさんにお任せするとして、今回は、テレビ各社の「選挙速報番組」について書きたいと思います。(中略) ●突出していたテレ東ご覧になられた方はおわかりかと思いますが、テレ東の『TXN衆院選SP「池上彰の総選挙ライブ」』は最高に面白かったのです。テレ東ではお馴染みの池上彰がわかりやすく解説する形式で、進行役は、『モヤモヤさまぁ~ず2』や『出没!アド街ック天国』でお馴染みの大江麻理子アナ。番組としては、テレ東お得意のまったりとしたゆる~い感じの番組なのですが、よく見ていると、テレ東&池上彰のとても挑戦的な番組でした。まずは、候補者のプロフィールに注目。普通の選挙速報番組ではありえない内容が書かれてました。例えば、石原慎太郎・維新の会代表のプロフィールには「“暴走老人”、公式HP名『宣戦布告』」、同党の東国原英夫には「たけし軍団→知事→国会、おそるべし上昇志向」って、これ、完全に悪意あるでしょ(笑)。ほかにも、石破茂氏のプロフィールには「カレー作りに異様な情熱」など、そのほかの候補者でも、「母が振り込め詐欺の被害に」「大学の先輩は長州力」「繊維問屋の息子」「父は偉大なるイエスマン」「身長186cm」「ブログに昼食メニュー掲載」「元NTTドコモ採用担当」「出馬による転居で息子が涙」「村上水軍の子孫」「カエルの置物が大好き」など、正直どうでもいい情報すぎて、ほかに何が書かれているのかが気になって、開票速報への注意がおざなりになってしまいましたよ。●容赦ない池上彰の突っ込みプロフィールには、どういう経緯で政治家になったのかというのも書かれていまして、池上彰は自民党・小渕優子に対して、「お父さんが議員じゃなかったら、あなたは政治家にはならなかったのでしょうか?」と、世襲議員にストレート過ぎる質問をしていました(小渕苦笑い)。各党幹部に対する池上彰のインタビューもすごかったです。石破茂・自民党幹事長に対しては「自民党が勝ったんじゃなくて、民主党が負けたと言われていますが、石破さんどうですか?」と、 オブラートにくるむ気ゼロの質問。石原慎太郎・日本維新の会代表に対して、「パプアニューギニアと北朝鮮を一緒にするから、石原慎太郎は暴走老人って言われるんですよ!」と、若干キレ気味。これを聞いた石原慎太郎も逆ギレな感じで中継が険悪なムードに。中継終了後に、石原代表は明らかに「バカ」と言っていました(音声がオフだったので、口の動きでそう見えたという話です)。池上彰は止まりません。無所属の鳩山邦夫(元自民党)に対して「選挙区、昔東京でしたよね? 福岡に移ったのは、(鳩山家が大株主である)ブリヂストンの工場があるからですよね?自民党に戻るんですか?」前回の選挙で落選し、今回復活当選した公明党・太田昭宏へは、「今回は、自民も民主も対立候補を立てなかったから当選できたのだと思いませんか?」って、もう、狂犬のように牙剥きまくり、誰にでも噛みつきます(笑)。その、太田氏への中継終了後に出したフリップには、「宗教法人の信者数」というタイトルで、「創価学会:827万世帯、神社本庁:6242万人、幸福の科学:1100万人、立正佼成会:350万人」という内容。どこまで突っ込むんだ、テレ東&池上彰?ちなみに公明党関連では、一般視聴者からの質問で「公明党から出馬する候補者はみんな創価学会員なのですか?」(千葉県16歳高校生)との質問も、サラッとやってしまいます。これに対する池上彰の回答は、「会員が多いですが、それ以外の人もいます。意外と知られていないことですね」と、軽く答えてしまいます。もちろん、次期総理候補である安倍晋三・自民党総裁に対しても容赦ありません。「戦争もする、交戦規定もある、ということは国防軍の兵士に死者が出ることもある。そういうことを命令する立場になるということですね?」と、切れ味鋭いカミソリのような質問を次々と繰り出します。このほかにも見所がたくさんあったのですが、ありすぎて紹介できません。テレ東さん、ぜひDVD化してください!(文=アラキコウジ/ネタックス)
2012.12.17
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11月25日は、ちょっと特別な1日だった。秋晴れの日曜日、お昼頃から出かけて、素晴らしい銀杏並木を見上げながら、歩いていく、正面に現れたのは、静岡県立大学の講堂。そこは、小説家、百田尚樹(ひゃくたなおき)さんの講演会会場なのだった。百田さんのことは、ご存じの方も多いだろうけれど、映画化もされた「永遠の0(ゼロ)」(2013年春公開)や永遠の0 [ 百田尚樹 ]「ボックス!」などの作品で知られる作家だ。ボックス! [ 百田尚樹 ]百田さんの小説は好きで、何冊も読んだけれど、私にとっては、何と言っても「探偵!ナイトスクープ」の放送作家だということが、とっても興味を引かれるところだった。ふざけているようで奥が深かったり、ただふざけているだけだったり(笑)非常にまじめにバカバカしいことを検証したり、人の持つ可能性に限界を設けなかったりと、生きていく方向性として、共感しまくりの「あの番組」を制作した人のお話しを聞いてみたかったのだ。壇上に現れた百田さんは、スキンヘッドでかなり体格の良い方だった。一見怖そうにも思えるが、やわらかな関西弁で話し出すと、雰囲気は一気になごみ、笑いを交えての興味深いエピソードに会場は引き込まれた。講演のタイトルは、「五十歳を越えて作家になるということ」放送作家として十分生活できていた百田さんは、50歳になってふと思ったそうだ。「江戸時代や戦国時代の頃ならば、人生五十年と言われていた。昔だったら人生が終わっとるんやな。楽しく生きてきたけれど、何かひとつでも“これは”ということをしたかな」と。それに、テレビの仕事というのは、どんなにアイディアと知恵を振り絞って番組を作り上げても、一回放送してしまったらそれでオシマイ。だから、何かしら「自分がこれをした」ということをやり遂げたかった。それで「書くことならばできる!」と思い、小説家の道に足を踏み入れたそうだ。足を踏み入れたと言っても、「ハイそうですか」と言って世間の人が本を買ってくれる訳ではない。いや、それ以前にどうしたら出版できるのかもわからなかった。でも、とにかく小説を書き始めた。それが、太平洋戦争時の特攻隊員の物語「永遠の0」だった。今では文庫で累計100万部を突破した作品だけれど、出だしは厳しかった。最初に作品を送った新○社からは、出版できない理由を6つ箇条書きで示され、断られた。受賞歴が無い、戦争ものは受けない、長すぎる、作者が無名…他次に原稿を送った○芸社に至っては、封も切らないまま送り返された。それで、昔付き合いがあった太田出版に話を持っていったところ、「面白いから本にしましょう」と社長が承諾してくれたが、その直後、角○から出版の依頼が来たのだった。なぜかと言うと、友人に渡した原稿が、林真理子さん経由で大手出版社である角○に渡ったらしい。はっきり言って、太田出版から出すよりも桁違いに条件は良い。でも、百田さんは迷った末に、太田出版からの刊行を決めた。窮地に手を差し伸べてくれた上に、すでに「お願いします」と返事をした会社に、背を向けることは、人としてできないと思ったそうだ。で、太田出版から出した処女作「永遠の0」は、全く売れなかった!(笑)でも、上手く言えないけれど、それだからこそ今、作家として成功した百田尚樹さんがいるんじゃないかな…と思う。(「永遠の0」の文庫は講談社より出版)その後、ある著名な評論家が2作目の「ボックス!」を褒めたところ、アッ!という間に、十数社から執筆の依頼が来たというから、百田さんが「何なんだろう…」と思ったのも無理はない。最新刊の「海賊とよばれた男」では、出光興産の創始者である出光佐三の人生を描いているそうだ。海賊とよばれた男(上) [ 百田尚樹 ]海賊とよばれた男(下) [ 百田尚樹 ]昭和28年の「日章丸事件」というものを知っている人は少ないかもしれないけれど、(私も知らなかった)戦後間もないころ、世界を相手に喧嘩をした出光 佐三という人物を調べていったら、(良い意味で)とんでもないことがわかり、その人生を小説として書き上げたそうだ。そして、その間「胆石発作」で3回救急車で運ばれた、と百田さんが話した時、私は「あの痛み」を思い出し、同病経験者として、大変親近感を持ったのだった。講演後、百田さんは、ご自身の著書を持参した人全員にサインをしてくれた。1時間ほど並んで、百田さんの前に進み出た時、「私も、胆石発作経験したのでわかります」と言ったら、百田さんは「えっ!そうかー、あれは、痛いよね~!」と顔を上げてうん!うん!とうなづいた上に「何?今どうなってる、取った?」と心配までしてくれた。「まだ、あります」と言うと「なんで、取らへんの?」と聞かれたのだ。後ろに並んでいる人たちがいるのに、ここで胆石話しを続ける訳にもいかないので、「まぁ、いろいろ事情がありまして…」と切り上げたところ「とっといても、良いことあらへんからな」と、まだ、声をかけてくださった。よく、人生に無駄は無いって言うけれど、一昨年入院していた頃には、人気作家に心配してもらえるとは、夢にも思わなかったなぁ…と、今でも思い出し笑いをしてしまう。 何かと近い思いを感じた講演会だったけれど、百田さんは、最後に力強くこう言った。「僕は、人生を肯定したいのです」それこそ、心から共感する一言だった。そして、次の目的地に向かう前に、セブンイレブンに寄った。ちょっと特別なセブンイレブンに。「百田尚樹さん、潮先郁男さん、そしてKさん-2」へつづく
2012.12.09
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9月の講演会の後、希望者を募って木村真三先生との交流会があった。参加者は15~6人で、先生は一人一人の質問に、とても丁寧に答えてくれた上に、別れ際、真剣な声で「話しを聞きにきてくれて本当にありがとうございます」と言い直角になるくらい深々と頭を下げていた。お礼を言うのは、こちらの方なのに…と、グッときてしまいながらみんな口々に「また、来てください」と声をかけると、「まだまだ話し足りない。また来ます!」 と言ってくれた。こういうのは、だいたい社交辞令だと思っていたけれど、ナント本当に、また静岡に来てくれることになった!膨大な仕事をかかえているのに、この有言実行ぶり!頭が下がる。主催者の方々もありがとうございます。何にもできないけれど、せめて告知だけでも、ということで、講演会の詳細は次の通りです。【日時】平成25年1月13日(日) 14:00開演(13:30開場)16:00終了予定【場所】アイセル21 1階ホール(静岡市葵区東草深町13-18) 電話:054-246-6191【講演内容】「福島の子どもたちの生活環境、健康状態は現在どうなっているのか」二本松市での実施調査をもとに、子どもたちの被ばくの現状と今後どう子どもたちを守っていけばいいのかご提言いただきます。《木村真三プロフィール》1967年生。放射線衛生学の専門家。放射線医学総合研究所、労働安全衛生総合研究所を経て、現在、獨協医科大学准教授。福島県内各地で放射線量を計測し、土壌や植物などのサンプルを採取。それをもとに、詳細な「放射能汚染地図」を作成。その模様はNHK ETV特集「ネットワークで作る放射能汚染地図」で放映され大きな話題となった。2011年11月より二本松市に獨協大学福島分室を開設し、内部被ばくの影響調査を始める現場主義の研究者である。◆入場無料(定員200人)◆託児サービス(対象:1歳児~小学生10人まで) ※申し込みは、1月10日(木)まで(定員になり次第締め切り)☆問い合わせ・申し込み:メール:wakuwaku_shizuoka@yahoo.co.jp電話:054-209-5676 FAX:054-209-5675ハガキの宛先:〒420-0839 静岡市葵区鷹匠3-3-1 井口ビル2A地球ハウス内 東北関東大震災・原発震災救援基金※住所・氏名・電話番号・参加人数・託児サービス希望の方は子供の人数と年齢 を明記してお送りください。 また、木村先生への質問等ありましたらお書きください。※木村先生関連書籍 【プロメテウスの罠】朝日新聞のルポルタージュ連載記事の書籍化。福島原発事故による放射能汚染は、なぜこれほど多くの被害者を生んだのか。政府、官僚、東京電力、そして住民。それぞれに迫った、気鋭の取材記者たちの真実のリポート。【送料無料】プロメテウスの罠 [ 朝日新聞社 ]
2012.12.04
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ネットのニュースからですが、これ、本物の雲だそうです。 と言っても化学実験ではなくて、「cloud in room」と名付けられた作品。アムステルダム出身のアーチストBerndnaut Smildeさんによって制作された、本物の雲が室内に展示されたアートです。湿度、温度、光を調節して、フォグマシン(霧発生装置)を用いて室内に人工的な雲を作ったそうですが、個人的予想では、大物ミュージシャンが、コンサートで使ったりしそうな気がします。たしか、「ワンピース」っていう漫画には、すでにこういう武器があった!あれは雷を作れたから、もしかしたら次は…( ̄∀ ̄*)。作り方が気になったら、動画入りニュースへどうぞ。→こちらこの作品は、TIME誌の「2012年最高の発明品」の一つに選ばれました。
2012.12.02
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「福島県の放射能汚染の実情」~木村真三さん緊急レポート&講演会~◆1の続きです。木村真三さんが9月に静岡で講演会を開くことを知って、ぜひ記事にしたいと思った私は、編集長に申し出てみた。気負った私を前にして編集長はあっさり言った「いいよ」なので当日は、被災地支援の仕事をしていた頃知り合った、Mさんと一緒に参加した。Mさんは、福島県南相馬市から静岡に避難してきている方で、80代になるお母様の介護をしているのだが、故郷を恋しがるお母様のために、南相馬へ帰ろうか…と考えていた。「じゃ、講演前に木村先生にご挨拶するから、聞いてみましょう」と、2人で舞台そでにいる木村先生のもとへ行った。主催者に紹介してもらい、名刺交換する。あ~、本当に木村真三さんだ。すごい目の前にいる!とか思いながら、名刺を拝見すると、「独協医科大学准教授 国際疫学研究室福島分室」となっていた。所属されているところがあることに、なぜかホッ!とする。これだけの方だから、受け入れ先があるのは当然のことだろうけれど、これだけのことがあったにも関わらず、原発に関する活動には、難しい空気がある…と感じることは度々だから。そして、木村真三さんを間近で見て、ハッ!としたのはその「眼光」だった。とても「深い色」をしている。磨きぬいた黒曜石みたいだ。こんな眼をした人って、ちょっと見たことない…と思いながら、同時にこの眼で「どれほどの光景」を見てきたのだろうか、と考えずにはいられない。東日本大震災以降、1日も休みをとっていないという木村先生だから、体は疲労しきっていると思うけれど、その人の精神というか、心というか、そういうものは、「瞳」に現れるのだな、とつくづく思った。Mさんを紹介すると、木村先生はすぐに「南相馬のどこですか?」 と聞いた。すごく真剣で、でも温かみのある口調だった。そうか、一口に南相馬市といっても場所によって状況が違うんだ・・・。Mさんが、自分の住んでいた地区を伝えると「あ、そこならば放射線量は低いですよ」と答えたが、それと共に、大きな余震の可能性などの危険要素も伝え、「どうするかは、自分で決断してください」と言った。「自分で決める」3.11以降、突き付けられた課題だと思う。でもその為には、できるだけ多くの正確な情報がいる。その大切な情報を得る機会となった木村真三さんの講演会は、放射能の知識・福島の現状・そして人類の未来まで考えさせられるものだった。一般に放射能の知識が無い為に、福島の避難者が受けている苦しみについても具体的にお話ししてくれた。だから、一人一人に「市民科学者」になって欲しいのだと木村先生は言う。身を粉にして、全国を飛び回っているのもその為なのだと思う。さて、講演の様子は、取材させてもらえたのだけれど、最初に「僕は、講演中動きますから写真撮りにくいですよ!」と宣言した通り、木村先生は、マイク片手に右へ左へ歩きまわり、へたれカメラマンの私は、その姿をほとんどまともに撮れなかった(泣)。これがやっと↓講演の内容をここに記そうと思っていたのだけれど、こんなことが書かれているサイトを見つけた。「木村先生は、自分の発言がパーツで切られ、一人歩きしてしまうことを非常に気になさっていると以前CNIC(原子力資料情報室)で話されていたと記憶しています。」そのサイト主は、木村先生の愛媛での講演会を紹介しようと思ったらしいのだけれど、動画が無く、同様の内容であろうと静岡の講演を、ナント、文字起こししてくれている!静岡の講演会は、主催者がyoutubeにアップしてくれてあったのだ。更に、こんな断り書きがあった。"「これは!」と思う記事がありましたら、ぜひ身近な方に広めていただきたくお願いいたします。著名な識者の方のカテゴリを作りましたので、文字起こしなど幾分探しやすくなったかと思います。基本的に私がやった内容起こしは転載OKです。"ということで、マルッと丸投げで申し訳ございませんが、以下にリンクを貼らせていただきます。文字でも動画でも見られます。興味のある方は、じっくりどうぞ。【内容起こし】木村真三氏:市民科学者養成講座『福島県の放射能汚染の実状』@静岡【その1】【内容起こし】木村真三氏:市民科学者養成講座『福島県の放射能汚染の実状』@静岡【その2】なお、この講演で紹介された福島県二本松市の調査が、正式発表される前のデータだったため、上記のサイトでも動画でもカットされていますが、11月23日に市民に発表されましたので、そのニュース記事を以下に転載します。東日本大震災:福島第1原発事故 二本松市、子供の被ばく量増加 昨年比、半数近く 屋外活動増え 毎日新聞 2012年11月24日 東京朝刊 福島県二本松市が実施した市民の外部被ばく調査で、半数近い小中学生が昨年より線量が増えたことが23日、市民への報告会で発表された。市調査では空間放射線量は昨年比約3割減っており、市の放射線アドバイザーを務める独協医大の木村真三准教授は「昨年は制限された体育の授業や部活動など屋外活動が増えたため。影響が大きい子どもや妊婦は長期的に気を使うべきだ」と指摘している。 今年の調査は6〜8月のうちの2カ月ずつ、乳幼児〜中学生と妊婦ら8327人に個人線量計を配布。6721人のデータを回収、年間線量を推計し分析した。昨年もデータがあり今年と比較可能な小中学生ら4344人中1969人(45・3%)は被ばく量が増加。うち46人は1・5ミリシーベルト以上も増えていた。 全体の平均値を昨年と比べると、小学生は0・07ミリシーベルト減の1・40ミリシーベルト、中学生は0・06ミリシーベルト減の1・40ミリシーベルト。ただ、今年調査した小中学生4210人の76%(3190人)は、一般人に許容される年1ミリシーベルトを超えていた。 調査人数が昨年より4667人も減ったことから、木村准教授は放射線から身を守る意識が低下していると指摘。「記録を残すことが万が一の健康被害への備えになる」と呼びかけている。【深津誠】
2012.11.28
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編集部に入って、2カ月。フリーペーパーのお仕事は、主に記事を書くことだけれど、もちろん、好きなことを好きなように書くのではなくて、依頼されたことを、依頼された内容で書く。そして、新聞ならではの「色々なルール」にのっとりながら書く。・・・のだということが、やっとわかりかけて来た頃に、新たなタイプのお仕事が来た。「東京の同系列のフリーペーパーで『静岡の観光』特集をするので、そこに送る記事を書いて」ということだ。「へぇ~、そういうこともするんだ」と思ったが、東京の人が読むのかと思うとプレッシャーは更に大きい。もちろん私一人がやるのではなく、3人チームで取り掛かり、一番下っ端の私は、ごく一部を担当するだけなのだけれど。そのごく一部が「新東名」の静岡地域の情報ということだった。しかし、私は新東名に行ったことがない。そういう時は、資料を読んで読んで読みまくる。ちょっとした観光案内ができるくらいには頭に入って来たら、自分が行きたくなってしまった!おもしろそうなんだもん。それで、姉妹+日本と富士山を愛するタマちゃんの3人で秋晴れのある日、新東名へ!(今頃~?と思われる方もいるでしょうが、まあ、まあ。)カーブや坂道がほとんど無いとは聞いていたけれど、ナント走りやすいこと。それに、トンネルが広くて明るくて、見やすい!その理由は→こちら東へ向かっていくと、大パノラマの富士山~!!! これ、ホントすごい! 山肌まで見える近さ。新しい富士山ビューポイントだなぁ。防音壁が、透明になっているのも特徴。まず、着いたのは「清水NEOPASA」(上下線集約)。今までのSAとは違って、それぞれモチーフを設けて作られているNEOPASAは、ちょっとしたテーマパーク。清水のテーマは、「くるまライフコミュニティパーク」。ガレージ風の建物に自動車やバイクに関する展示、販売が色々。コレ値段がついているけど売り物?バイクのお兄ちゃん。結構見入っている人たちがいた。お食事所では、お店がズラリ!丼ものも充実。高速道路初出店のお店も多い。韓国料理とか、フレンチトースト専門店とか(おいしそうだけれど、ほとんど千円超えで私にとっては、ちと高い)テーブルはタイヤ!続いて、乗り込んだのは「駿河湾沼津(上り)」。ここの名物は、プレミアムトイレなのです! 空いていれば「青」、人が入ると「赤」のランプが付きます。ホテルみたい~。更に、子供・赤ちゃん連れの方には、専用のお手洗いスペースが別個であります。そこには、おむつ替えベッドはもちろん、ミルク用のお湯がでる設備まで! お土産スペースには、新開発したと思われる特産品がずらっと並んでいて、まんじゅう一辺倒だった昔のSAの影はみじんもない。「静岡~、頑張ったなぁ…」とちょっと胸が熱くなりつつ、結局、どこを写真に撮っていいのかわからないまま、普通にコレ。さて、沼津ICを出てすぐにUターン。下りの「NEOPASA駿河湾沼津」に入ると、これぞ静岡!お茶畑の向こうに駿河湾の絶景。ドックランやドックカフェもある。犬も大喜びだろう。 オーシャンビューを楽しめるSAは、新東名でここだけ。海を見ながらの食事は、良い気持ち~です。食事が終わるころ、アナウンスが聞こえた。「ただ今から、マグロの解体ショーを行います」人だかりの訳は、マグロがさばかれる様子を見るためだけではなかった!切ったばかりのマグロの部位を、その場で格安で販売するのだ。まず「頭」は無料。 「カマ」は100円、(希望者多数でじゃんけん)そして切り落とし(約2Kg)は、その場のお客さんでセリ落とす!すべてにおいて負けてしまい、マグロを手にできなかったこまいぬチームでありますが、必死にジャンケンした見知らぬ方々と「負けちゃったねぇ」とか言いながら和気あいあいと話ができて、旅の楽しさを感じたのでした。さて、新東名では、平成25年4月14日(日)まで(12月22日~1月6日は除く)ETC車限定で、定額乗り放題の「まるごと静岡乗り放題プラン」が利用できます。東京、名古屋からのコースもあります。詳しくは、こちらから。「じゃ、静岡に行ってみよう」と思った人は(もちろん静岡県民も)、「スマイル・フォトラリー」というキャンペーンもやっています。新東名や観光地の指定場所&ポスターの前で写真を撮って応募すると、抽選で、宿泊券やグルメセットが当たります。応募締め切りは、12月25日。サイトは→こちら。
2012.11.24
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鉄拳パラパラマンガ もう一丁!よぉぉ~く見ていてください。
2012.11.10
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イギリスのロックバンドがMVにしたというので「パラパラマンガ?」と思って見てみたら…「うぅo(;△;)o」これ以上画面を大きくして埋め込む方法がわからないのですが、できればFULL画面か、youtubeでご覧ください。
2012.10.30
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昨年、NHKのETV特集で「ネットワークでつくる放射能汚染地図」という番組が放送された時、私は「緊張感」と「怒り」、そして湧き上がって来る「感動」でグッチャグチャになって、こぼれ落ちる涙を拭きながら見ていた。画面の中では、木村真三さん(43歳)と、岡野真治さん(84歳)という方が、福島原発が水素爆発を起こした直後の「高濃度汚染区域」を、車で走りまわっていた。その距離2000km!二人は、岡野さんの特別製ガイガーカウンターで放射線量を計りながら、各地の様子を調査していたのだ。更に、何も知らずに線量の高い地域に避難している住民を見つけては、移動を促していた。情報らしい情報も無く、着の身着のままで避難していた女性の一人が「電気なんていらない!夜真っ暗でもいい。原発を止めて!」と吐き出すように言っていたことが頭から離れない。そして調査をする間、ガイガーカウンターの針は度々振り切れ、警報は、恐ろしい勢いでピーピーと鳴りっぱなしだった。この勇気ある二人の男性はどんな人物なのか。木村真三さんは、事故の直前まで国の施設で放射線の研究をしていた。そして、福島原発の事故が発生した直後、現地入りして調査活動をしたいと申し出たところ、厚生労働省がストップをかけた。「それならば」と、木村さんは職を辞し、福島へ向かったのだった。その福島行きに同行したのは、日本の放射線研究の第一人者、岡野眞治さん(どう見てもただものじゃない)二人は、汚染地域の各所で土や落ち葉を採取して、放射能を研究している学者たちに送り、分析を依頼した。やがて、木村さん・岡野さんのチームと京都大学・広島大学・長崎大学の研究者たちのネットワークによって、放射能汚染地図が作られ事故直後の日本の汚染状況が明らかになっていった。国が詳細なデータを公表しない状況にあって、これは大変貴重な資料なのだった。その木村真三さんご本人に、先月会うことができた。しかも、記者として取材させてもらう立場になるとは…、あの頃、会社からはリストラ直前で、体調も悪く、鬱々とTVに見入ってばかりいた自分には、そんな日が来るなんて、夢にも思わない出来事だった。木村真三さん緊急レポート&講演会◆2 へつづく【送料無料】ホットスポット ネットワークでつくる放射能汚染地図 [ NHK ETV特集取材班 ]youtubeなどでの番組映像は削除されていますが、本が出ていました。
2012.10.27
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前回の「モーニング」の件で、私と妹にさんざん笑われた母は、ムッ!として、「英語を習う、習いに行く!」 と言いだした。そして 「英語って、どこで教えてくれるんだっけ…」と考えたあと、私達にこう聞いた ハローワーク?
2012.10.18
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最近、母にはお気に入りのものがある。それは、ファミレス「ロイヤルホスト」の朝ごはん。ほぼ、納豆と海苔&漬物で朝ごはんを食べている母を妹が「たまにはモーニング食べに行こう!」と誘ったのがきっけだった。母は、ファミレスのメニューの多さと、鮮やかな色、珍しい食材に驚きまくり、、特に、アサイーという果物とヨーグルトのセットが気にいった。それで、友人を誘いたくなってメールをするため、私達に確認してきた。「あれは、モーニング何って言うのかね?」「何って…、ただのモーニングだよ」と答えても納得しない。「そんなことないよ。モーニングの後に何か付くでしょ!」と、しつこく聞いてくる。どうやら「モーニング」だけだと『朝』という意味になってしまうと思っているらしい。だから、 「ただのモーニングだってば!」 と何度答えても、「ふぅ~ん!」 と納得いかないのだ。それでも、やがてカレンダーに次のファミレス行きの予定を楽しそうに書き込んでいた。で、それを見たら… ん???? えぇー!
2012.10.14
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頑張れ! 犬
2012.09.26
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今年の番組改編期も無事乗り越え、ラジオのジャズ番組は7年目に入った。簡単に調子に乗る私達(COOLさん&私)は、「7年かぁ、よくやってきたなぁ~!人気番組か?ハハ」「局の15周年で、広告代理店に紹介する番組に選ばれちゃったよ!」と、誰も止める人がいないまま「自画自賛トーク」をしていたのだった。しかし、それを止めるどころか、吹っ飛ばす ゲストがやって来た。静岡県民なら、誰でも知っている上に、うちの番組にゲスト出演することなど無いと思っていた方、今村政司さん(もちろん右)だ。なぜなら、今村さんは、静岡放送(SBS)という放送局の大御所アナウンサーにして、SBSラジオで「インビテーション・トゥ・ジャズ」というJAZZ番組を35年間 担当されている方なのだから!ほぉ~ら、吹っ飛ぶ!静岡で開催される有名なJazzミュージシャンのライブに行くと、まず間違いなく今村さんが司会をしているし、収録やインタビューも行っている。私は、いつも遠くからからその様子を見ていたのだった。恐れ多くて、話しかけたこともない。そして、それは私だけじゃない。収録日に、今村さんが局に来た時は、スタッフルームの何人かが「えっ?」と、その姿を目で追った上に、私の服を引っ張っぱり「本当に、出演するんですかぁ?」と聞いてきた人もいたのだった。うちのスタジオに今村さんがいれば、そう思うのも無理はない。でも、何でも長くやっていると良いことがある。今村さんは、定年を迎えられフリーのアナウンサーとなっていたのだ。局アナではないなら・・・、と、COOLさんが話をつけてくれて、今回、夢のご出演となった。収録日、さすがのCOOLさんも大御所アナウンサーを前にしてしゃべるのは、「緊張しちゃうなぁ」とか言っていたけれど、それも最初の5分だけで、話題が、今回の特集「カウント・ベイシー」のこととなると、アッと言う間にテンションが上がって、緊張などどこかへ行ってしまう。今村さんも、「だからさ~」「~なんだよ」と、TVでは聞いたこともないフランクな口調で話してくれる。それにしても、その話の内容がすごい。1978年に浜松で開催されたカウントベイシーのライブに、今村さんは、仕事として参加していたそうだ。スタッフは、番組の為の録音をしていた。そして、その録音がとっても良かったので、縁あってアメリカの音楽プロデューサー、ノーマン・グランツの耳に留まり、レコードとなって発売されるに至った。 ↓それが「ライヴ・イン・ジャパン78'」その録音の何がノーマン・グランツを動かすほど良かったのか。カウントベイシーの音楽が好きな人ならば、知っていると思うけれど、彼らのライブでは、静かな演奏から一転、ホーンが入って、爆発的にボリュームが上がるところがある。そこで普通は、録音のレベル調整する為にリミッターをかける。でも、SBSの技術者さん達は、それをしなかった!「音が割れなければ良い」とメーターが振れても、そのままにしたのだ。これ、やってみれば分かるけれど、すごく勇気がいることだ。それに、演奏に対して本当に「誠実な心」がなければできない。音質も、オープンリールテープを15分ずつ使って良い状態で録ったという。マイクの数はそう多くなかったそうだけれど、今村さんは言う。「上手いバンドっていうのは、マイク1本で録れちゃうんですよ、そのマイクロフォンに向かって演奏するから」へぇぇ、そうか…と思っていたら、COOLさんが返した。「最後のアーチストとして、録音技術者が加わるくらいのニュアンスのことを、今、やりたいね」「なるほど」と聞いていたら、今村さんが、こんな言葉で締めた。「だって音楽って、一回限りの芸術だものね」あぁ、本当に! 本当に! そうですね。そういう方だから、35年もジャズ番組をやってこれたのだと胸がいっぱいになった。で、最後に今村さんは、こんなものを見せてくれた。カウント・ベイシーとフレディ・グリーンのサイン入りレコード。COOLさんが言うには、これはデッカ・レーベルの10インチ版というレコードで、大変貴重なものらしい。今村さんが、サインをもらうためこのアルバムを取り出した時、「ベイシーは、写真を見てビックリし、フレディ・グリーンも、まじまじと見ていた」そうだ。そんな光景を思い浮かべながら、「あなたに夢中な人達が今、日本で特集をやっていますよ」と心の中で話しかけてみたりして、ちょっとだけ自筆に触らせてもらった私だった。
2012.09.01
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どうして、社長や上司が「記事かけるよね」と私に言うのか?と考えると、どうも…ラジオの放送原稿を書いていたからという理由ではないかと推測される。でもー、全然違う!ラジオと新聞じゃ、違うのよ。まず、ラジオって「これから開催されること」についてのお知らせがほとんどだから、場所、時間、内容…は、資料の通りご案内すれば良いし、写真もいらないし、なるべく話し言葉を使った文章にする。しかし、記事の場合は取材に行くのだから、何人参加したとか、どんな内容だったとか、忘れずに確認し、代表の挨拶があれば、何を話したか…メモメモ!と同時にその方の写真を撮る! のだけれど、必死でシャッター押していると、内容を聞き忘れ、内容を聞いていると、撮影ポイントを逃し…、毎度ヘロヘロになってしまう。そして「さて、原稿を書いてみよう」とPCに向かうが、これが印刷され10万部超出回るのだよね、と思うと、言い回し、文法、熟語・単語・・・おかしくないか?とグルグル考え、300文字にくまなく内容盛り込まなくては、ということをやっていると、書き直し、書き直し、書き直し、だいたい2時間はかかってしまう。(もちろん、入稿前には上司に手直ししてもらうけれど)日刊の記者さん達は、(それはもう鍛えられているのだろうけれど)すごいなぁ~!と思わずにはいられない。だから、いままで読み流していた新聞の記事も、ひとつひとつ真剣に読むようになった。そんなこんなで、月に6~7本の記事を書かせてもらって、活字になっていくのは、やはり嬉しい。取材では、市長からお笑い芸人まで、ホント色々な人に会ったし、美味しいものも食べさせてもらった。そして、原稿料もいただけた!誰にも言っていなかったけれど、このブログを始める時に、実は、「原稿料をもらっているつもりで書こう」と決めていたのだ。そうすれば、いつかそうなるような気がしたから。2005年から書き始めたから、約7年目にして、文章を書いて、活字になって、お金をもらえる、ということとなった。これが、この先上手く続くのかどうかは、自分でもさっぱりわからないけれど、ここ数年、身内の死や自分の手術、闘病生活、会社の解散で失業などなど、どうにもならないことに翻弄された後では、とりあえず、目の前をことを一生懸命やっていくしか、道は開けないと、身に沁みているのだった。最近、更新が滞りがちになってしまうけれど(理由は後日)ものを書く原点として、続けていきたいと思っている。
2012.08.30
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出社初日、社長が直々に組織の構成や仕事内容などをレクチャーしてくれた。営業と記者の兼業は、会社として初の試みで、私が第1号なのだと言う。(えっ?)それで、超新米記者の仕事としては、月1回発行のタウン新聞のトピック記事担当なのだと言う。「静岡でこんな催しありました~」的な、ごく平和な取材がほとんどだから、そうね…ぼちぼちやっていければいいな、と思っていたら、社長が切りだした。「じゃ、明後日取材ね!」え~っと、今日初日で、明後日取材?と、鈍い思考回路で確認していると、「ラ○オンズクラブの年次総会だけどさ、俺も行くから」と社長がおっしゃってくれる。そう、トップ自ら手取り足取り。ならば大丈夫!じゃなかった!当日は、手取り足取り・・・じゃ、なかった全然。「はい、これ弁当!」と、とてつもない豪華弁当を渡してくれた後、社長は「じゃ、あとよろしく。あの辺にいれば良いから」とどこかへ消えていった・・・。(社長はクラブのメンバーなので、所属のクラブに行ったのだと思う)「あの辺」と言われた所は、ホールの左端の通路で、キョロキョロしながら行ってみると、何人かの記者やテレビ局のスタッフが、カメラを用意して立っていた。みんな30代くらいの男性で、バリバリ記者やってます!という感じだ。私は、地元の「静○新聞」の記者と「中○新聞」の記者の間にポジションを取ってみた。会社で一番小さいデジカメを持って(だって、他のは重そうだったんだもん)1200人ほど入るホールを見まわすと、白髪混じりの偉い人達がギッシリ。どっかの社長、どっかの社長、どっかの社長、どっかの会長、みたいなラインナップなんだろう。よくわからないけれど、とにかく今からやることを記事にすれば良いんですね!と思ったが、始まってから、そんなの甘い考えと知った。だって、総会は2時間もあって、会長の挨拶やら、各クラブの活動報告やら、表彰式やら・・・、と進んでいくが、私は、それらをたった300文字にまとめなくてはならないのだ。いったいどこをどう書けばいいやら・・・、メモだけが何ページにも増えて行く中、途方に暮れていた。それに、それにだよ!写真も私が撮るのですよ。この2時間の、一体どこを撮ればいいのでしょうか?わからないから、会場から看板までパチパチ無駄にシャッターを押していると、突然、両脇の記者が動き出した!それは、活動の成果が良かったクラブの表彰式で、舞台の端から端までメンバーが並び、会長が記念品を渡す時だった。「静○新聞」の記者は、アッと言う間にキャタツを出して昇ったのだ!そして地上3mくらいの高さかから超高性能カメラで撮影している。おぉぉー!と思っていたら、中○新聞の記者に至っては、ナントヒラリと舞台に上って、ものすごく近くまで寄って体を斜めにして、カシカシ撮影している。プロだ、みんなすごいプロだ!と見とれている場合ではない。今は、私だってプロなんだ…、ひぃぃ~!しかし、ここを撮ればいいんだ!と分かったものの、キャタツも、舞台に飛び乗る勇気も無い私は、通路をヨロヨロ壇上に近付いて、目いっぱいズームアップしてなんとかシャッターを押した。後に、編集の人が「よく撮れているじゃない~」と励ましてくれたが、どう見ても、ちょっとブレ気味になっていた。そんなこんなで、緊張の初取材は終わったが、今度は記事を書く難しさに直面したのだった。(つづく)
2012.07.29
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私のショボイ携帯で撮ったので、あまり迫力はありませんが、実際に見た時はギョ!としました。他にはあまり雲が無いのに、ここだけドーンと地面に平行に伸びる雲。何? じ…地震雲? じゃないよね。
2012.07.07
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1カ月半ほど前から、私がお世話になっている会社では、目の前で「2稿ですー!」とか、「編集長、これなんですが」なんていう会話が交わされている。フロアーの隅っこで、ポーカーフェイスを通しながらも、心の中では「わー、わー!」と思ってしまう。3月下旬から続いた失業状態を救ってくれたのは、静岡市でフリーペーパーを発行している新聞社だった。もちろん、社員じゃない。でも、ちゃんと私のデスクもPCもある。子供の頃から活字が大好きで、出版物が大好きで、そんな自分が編集部にいるってことは、ちょっと感動的なのだ。遡ること、4月の中旬。ぼちぼちと職探しを始め、覚悟はしていたものの、アラフィーを迎えた年齢では、面接にさえたどり着けなかった。資格も特技も特にない、しかも体が弱い…って、どうよ!!一体今まで、何していたんだ、私。一生懸命やってきたことと言えば、ラジオの仕事だけじゃない?(一応、今でも細々やっていますが)「ラジオ番組作ってます」なんて言って、入れる会社がどこにある!?…と思ったら、あった。静岡で30年もフリーペーパーを発行している老舗企業。いつも読んでいるそのフリーペーパーに、ある日「求人」が載っていた。募集:「メディアアドバイザー」・・・ってなに?と、よく読めば、どうも広告の営業らしい。営業かぁ…、大変そうだよね。できるかな?できないかもな…。まぁでも、ここまできたらダメ元。面接まで行けることが、とりあえずの目標だもん。と、応募だけはしてみた。そして面接の連絡が来た。4月下旬、新聞社の会議室で、大きなテーブルを挟んで、正面に社長、隣に女性の営業部長、そして事務の方(こちらも女性)が座った。そして、ダンディで大柄な社長が聞いた。「ラジオは、どのくらいやっているの?」(今年15周年で、開局からいるので…)「15年です」と答えると、「ふ~ん、じゃ取材もできるね。」と言われた。取材?それは多少はやってきたから「はぁ」と答えると、「じゃ、営業と…、記者もやってもらうかな」と言う。さすがにあわてて「でも、新聞記事とか書いたことないです!」と付け加えると、「わはは!そーんなもん、すぐできるよ」と笑い飛ばされた。そういうものですか?条件を聞くと、多少の基本給はあるものの営業も記者も出来高歩合制。やった分だけが収入になるので、まぁ、自営業みたいな感じらしい。更に社長が言う「うちが主催のコンサートの手伝いとか、Toeicの試験官とか、カルチャーセンターの受付とか、できる?」で、できるって言うか、やります。何でもやりますけれど…、「Toeicって、英語の試験じゃなかったっけ?」と思ったら「今は多角経営でさ、漢字検定もやっているんだよ」だそうだ。ちなみにQUOカードも売っている。面食らいながらも、何だか頼もしい会社だなぁ…と考えていたら、「じゃ、オールマイティってことで!」と面接が締められた。そして、5月中旬から何だかわけのわからない生活が始まったのだった。(つづく)
2012.07.01
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長いことご無沙汰して申し訳ございません。私、ものを書くことに対して「気楽」にできませんので、時間がとれなかったり、集中できなかったりして、がっつり書けないと、パタッ!とお休みしてしまうことがあります。体調が悪いわけではございません。何か不幸なことがあった訳でもございません。(もし、ご心配して下さる方がいらっしゃったらですが、「大丈夫」です)ただ、生活が良い意味で…?激変しましたので、もう少し落ち着いたら、再開します。書きたいことはいっぱい!!予告(仮題):「こまいぬ」記者になる予告(仮題):「こまいぬ」韓流にはまる予告(仮題):ジャズ番組に大物ゲスト続々!順不同と、何様だ!?状態で、予告などして自分にプレッシャーをかけまする。
2012.06.27
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「人並みの」とタイトルをつけてみたところ、はて?「人並み」とは何だろう…とか、以上でも以下でもなく「すべて人並み」っていうのは、かなり難しいんじゃないか…とか、ぶつぶつ考え出してしまったので、一旦ふっ切って、とにかく「ゴールデンウィーク」に「家族」で「観光地」に行くというこれが人並みでなくてなんだ、という休日を6年ぶりに過ごせたことを喜ぼう!って言っても、静岡県内ですがね。でも、東に向かえば、おぉぉー正面は富士山!いつも見ている山なのに、どうしてこう…感動的。自然は、二度と同じ表情にはならないんだよね…。今日は、雲がかかりその影が山肌に映っているというダイナミックな姿。渋滞にも巻き込まれず、2時間ほどで着いたのは、伊豆 修善寺 清流の中にあるのは、独鈷の湯(とっこのゆ)空海が独鈷という法具で岩を打ち砕き湧き出させたという伝承がある。そして、修善寺で立ち寄ったのは修禅寺こちらも空海由来のお寺だ。こんなポストも現役で活躍。そして、手水舎では、龍の口からお水をいただく。ドキドキ!何だか気になったのは、縁側?に並んでいた仏像 これが好き 修禅寺のすぐ近くには、鬼門を守る日枝神社があり、こじんまりした境内だけれど、何本もの巨木がある。 でも、お寺の鬼門を神社が守るって…???と思いながらそういう宗教観の日本がやっぱり好きだ! 巨木にはなれずとも、このくらいの人生は送りたいとか思った連休だった。
2012.05.08
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注:生きています。
2012.04.26
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私の住んでいる地域は、スーパーマーケット激戦区だ。それも、TVで特集されるくらいの激戦区。車で10分以内で行けるスーパーなら8件はある。イトーヨーカドー、スーパーもちづき、バロー、アピタピアゴ、マム、富士屋 (キミサワとCoopは激戦に敗れ撤退!)そしてもう1件が「マックス・バリュ」というスーパー、だが、母はこの名前を上手く言えない…というか覚えられない。「ほら、今度できたところ、何だっけ? バックス・マリュー?」と言うので、「違うよ、マックス・バリュ!」と訂正すると、ちょっと考えてから、こう言う。「…合ってるじゃん!」その「マックス・バリュ」も、オープンから数年経って、最近、地域にもなじんできたなと思った頃、母が言った。「ほら、あそこのスーパー ワックス・マリューさぁ…」 ・・・・・スーパー経営者の皆様、名称は高齢者にもわかりやすくつけてあげてください。
2012.04.16
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好きなものを好きなように食べていた頃は過ぎて、病気したり年を取ったりすると、レストランでメニューを見ても「油っぽいかな」とか「野菜が少ないかも」なんてことが頭をよぎる。「いいや、好きなもの食べてなんぼだ!」ときばってみてもエコーで胆のうに石がみつかったり、コレステロール値が基準をかなり超えていたりすると、お医者様から渋い顔で「食事に気をつけてくださいね!」とぐっさり釘を刺されるので、やはり考え出す。何カロリー? ビタミンは? 鉄分は? カルシウムは?と気にするのは普通だけれど、東洋医学で食べ物を選ぶ一つの見方で、「体の部位に似た形の食材をとるとその部位が強くなる」という考えがある。体の部位と同じ…ってある?と思うけれど、これが結構あるのだった。わかりやすいのが、腎臓と豆。英語のkidneyは腎臓で、 kidney beans=いんげん豆ということは、やはり、形が似ているからだそうだ。お産や子供の守り神である鬼子母神が「ザクロ」を持っているのも、子宮に似ているからじゃないかと思う。「イチゴ」や「ラッキョウ」は心臓に似ているし、竹は気管支に似ているので、呼吸器にはタケノコが良いらしい。一種の迷信かとも思ったけれど、一時期、母が異常にスイカばかり食べていたことを思い出した。半玉くらいのスイカを1日で食べてしまうのだ。そしてその時期、母はけっこう重症の「膀胱炎」だった。スイカって「膀胱」の形じゃない?と気が付いたのは、ずっと後のことだったけれど。で、結局何が言いたいかというと…、最近すごく食べたくなるものがあって、それが「クルミ」だということが自分で気になるのだ。だって…、そっくりなんだもの。「脳」に。
2012.04.11
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いっそ、なぁ~んにも知らなかった頃なら、「気の良いおじ様達だよね」で済んだかもしないメンバーだけど、ラジオのジャズ番組を担当して7年目に入ってしまうと、そうもいかない。この方達が、どんな演奏をするのか知ってしまったから。「俺も一緒に撮ってよ!」と要求している左端の人はともかく、正面がドラマーの渡辺文男さん、その左側には、サックス奏者の高橋知己さん、右からはベースの小杉敏さんに、ピアニストの元岡一英さん。狭いスタジオに、このメンバーでギュウギュウでいるって…、しかも「ビールないの?」とか言われながら午前中から会うって…、そうとうレアな体験なんじゃないかと思う。申し訳なくも、私はライブに行けなかったのだけれど最新アルバム「Lady in Satin」のレコーディングメンバーとして、只今ツアー中のところ、ラジオ出演をお願いしたのだった。オン・エア前なので、ネタバレ話はできないけれど、収録しきれなかったエピソードをいくつか。高橋知己さんは、以前「ルーズソックス・ブルース」という曲を作ったことがあるそうだ。ルーズソックス・・・って、あの女子高生が履いていたアレ?…と思ったらそのアレだった。知己さんは、思ったそうだ。「あのソックスを履く彼女達にも、ブルースがあるのだろうな」で、曲ができちゃった。いいなぁ~、こういう感じ方。女子高生達は、自分のファッションがジャズの曲になっているなんて今でも知らないだろうけど。そして、収録のブレイクタイムになった時、映画の話しになって、小杉さんが可笑しそうに笑いながら元岡さんが映画に出演していたことをおしえてくれた「えっ、ジャズミュージシャンの役?」と聞くと、吹き出すのをこらえるように、「それがさー、山伏の役でさ、布袋寅泰に切られちゃうんだよ!」と、すぐには内容が呑み込めない答えが返って来た。布袋って、ギタリストですよね・・・、と確認したら、「サムライ・フィクション」という映画に出演していたことがわかった。スキンヘッドで体格の良い元岡さんだから、さぞかしかっこ良い山伏だったとは想像できるけれど、わずか数秒の出演なのに、炎天下の山中での撮影は何時間にも及び、こんがり日焼けした元岡さんの頭には、 山伏の付ける小さな帽子の後が、白くくっきりと残ってしまった。その姿でピアノを弾いていたかと思うと、共演者の小杉さんが今でも笑いをこらえきれなくなるのがわかる。そして、渡辺文男さんは「姉ちゃんがさ~」「兄ちゃんがさ~」と普通に昔話をしてくれるけれど、姉ちゃんがチコ本田さんで、兄ちゃんが渡辺貞夫さんのことだってつい忘れそうになるナチュラルさ。それにしても、何を聴いても、びっくりするような体験がポンポン出てくるジャズの生き字引、渡辺文男さんの話をいつかじっくり聞いてみたいと、そこにいる誰もが思ったのだった。このメンバーの出演は、4月12日(木)18:30~ 再放送13日深夜12:00~4月19日(木)18:30~ 再放送 20日深夜12:00~の2週に渡ってお送りします。静岡市と周辺の方は、check it out!
2012.04.06
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静岡県は、東西に広いなんたって新幹線の駅が6つもある(「のぞみ」は止まらないけどね)そして、静岡市は南北にかなり広い。COOLさんのジャズバーがあるネオンキラキラの繁華街も葵区だし、南アルプスの、とうてい人が住んでいない山中だって葵区だ。そんなおおざっぱな静岡市葵区を市街地から車で1時間半ほど北に行ったところに梅ケ島温泉がある。なぜか木彫りの犬(ゴロー)に迎えられ、梅園に足を踏み入れてから同じ市内なのに、梅の時期に来たのは初めてだと気が付いた。しかも「梅まつり」開催中お約束だね、お山はやっぱり「軽トラ」だよ!雨上がりで山には霞がかかって、景色はとても神秘的なのだけれど、「梅まつり」のプログラムは、別な意味で神秘的。ハ、ハワイアンダンス…梅干し種とばし大会?もうどこでもやるね「大道芸」、静岡市!そして、修正はガムテープ貼ってザックリ。かなり平均年齢の高い「吹奏楽団」が、「息が切れてきました」と言いながら演奏する「水戸黄門」のテーマ曲を聞きながら、8分咲きくらいの梅を愛でる。「よっ!お姉さん」と声をかけたくなる、素敵なたたずまいの紅梅。こんな色の梅に、ほっこり。白梅も凛として美しい被災地支援の仕事も3月23日で契約が終わり、ちょっと一息、しみじみと温泉に浸かり心いやされた1日だった。
2012.03.31
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先日、私が働いているフロアーに1枚のポスターが貼り出された。静岡商工会議所の求人だ。それが・・・・うなじもまぶしい芸妓さんの募集だったので、フロアーの住人は騒然となった!「ちょっと~、やる?」「私、飲めるよー!」「え、それ関係ある?」と盛り上がりながら、よく見ればなかなかの好条件(1)新人研修として先輩芸妓が化粧や着付け、踊り、三味線、唄 などの指導を行います。(2)新人への優遇措置として次の各種制度を用意しています。 1.最低保証制度(3年間に限り毎月20万を保証) 2.住宅手当制度(家賃の3分の2を補助) ※ただし上限5万円とし、住居が借家の場合に限ります。 3.その他支度金に関する優遇制度もあります。歌って踊りたいなら、AKBを目指すよりは、堅いな!18歳以上、学歴・資格・経験は問いません。締め切りは3月16日、詳しくは→こちらから
2012.03.06
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マッサージ師の妹からまわってきた動画です。Toby the Pug gets a massage Part Two この手つきはなかなからしい。
2012.02.26
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