ネット文芸館 木洩れ日の里

ネット文芸館 木洩れ日の里

PR

×

コメント新着

朽木一空と五林寺隆 @ Re:新宿に熊怖い(06/16) 笑左衛門さんへ 新宿、渋谷、池袋、銀座…
笑左衛門 @ 新宿に熊怖い ユニークな画像でびっくりしました。新宿…
イラン攻撃@ Re:時の家(03/05) イラン攻撃については、 0896240183 をど…
日差し@ Re:万作の花(02/22) 日差しの知りたいことは、0896244450 か…
聖書預言@ Re:置き爺(11/25) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

サイド自由欄

このサイトに掲載している「文章と絵手紙画像の著作権」は、当サイト管理人に帰属しています。従って、無断で転載することをお断りします。

2024.01.06
XML
カテゴリ: エッセイ


 温泉に目覚めたのは、ぼくが盛岡に単身赴任していた頃で、当時は泉質の良いひなびた温泉宿に心を惹かれたものである。その後神奈川に戻ってからも、地元に近いひなびた温泉に通っていた。ところが近年は時代の推移か、首都圏に戻ったせいか、年を重ねたせいなのか、いつの間にか温泉宿に求める満足感がすっかり様変わりしてしまった。
 因みにじゃらんなどの旅行サイトでの宿に対する評価は、部屋・風呂・料理・サービス・清潔感ごとに分類し、その総合点で最終評価を決定しているようだ。おおまかには全くその通りなのだが、ぼくが温泉宿を評価する場合は、もっと具体的な項目に注目している。

 まず部屋と言えば、もちろん和室が落ち着けるのだが、座椅子は座りづらいし、寝るときは俄然ベッドのほうが楽である、だからといって靴のまま入る洋室は寛げない。それに非日常を味わうための旅館なのだから、少なくとも自宅の部屋よりは広くなければ話にならない。ということを勘案すると、和洋室で40㎡以上の部屋でないと満足感を得られない。当然部屋の鍵は二つ以上欲しいし、貴重品金庫は施錠式ではなく暗号方式が望ましい、さらに冷蔵庫の中には無料のドリンク類が詰まっていればなお嬉しい。また大風呂が好きなので、部屋付の風呂は不要である。それよりもその分洗面所やトイレをゆったりと広く造ってもらいたいのだ。

 次に肝心の風呂であるが、ここでは貸切風呂ではなく共同で使う大風呂の評価に限定したい。まず脱衣所には、部屋の鍵を保管できる貴重品ロッカーが必須であり、フェイスタオルとバスタオルや飲料水が常備されていることが望ましい。風呂場は当然ながら10人以上が入浴できる内風呂と、緑に囲まれた露天風呂が存在し、外から絶対見えないような配慮が必須である。たとえ男風呂だからと言って、外部から丸見えなのは落ち着かないし優雅さと雰囲気が台無しになってしまうものなのだ。
 もちろん源泉かけ流しで泉質の良い温泉なら言うことはないのだが、いまはそれよりも清潔感や雰囲気のほうを大切にしている。できれば男女入れ替えではなく、複数以上の湯舟を配している宿ならば嬉しいね。そして湯上りにアイスやドリンク、さらにはおつまみが用意されていれば文句の付けようがない。

 料理自慢の宿は規模が小さく、往々にして風呂が貧弱なので、風呂が充実しているうえで料理が旨いことが必須となる。また料理には「伊勢海老・鮑・金目」など素材勝負のものと、バイキングのように品数の多さが自慢のもの、懐石料理やフレンチなど一流の料理人によるものがあるが、やはり素材の新鮮さと料理人の熟練度が評価の分岐点になるはずである。
 まあ料理については好みもあるので、おしなべた評価はできないが、食べる場所は個室食事処を希望したい。一昔前なら部屋食が贅沢だったかもしれないが、部屋へ運ぶ間に料理が冷めるし、部屋に料理の臭いが残るので部屋食は避けたいのだ。さらに和室だと、朝食の関係上、早朝に布団をあげに来るので、ゆっくり寝ていられない。

 さてサービスというと、某有名旅館のように「玄関に仲居さんたちが揃って出迎える」ようなことを指す人もいるが、貧乏性のぼくはそんなものは全く不要だと思っている。それどころか部屋への案内やお茶出しなどもどうでも良いと考えている。そんなことに人件費を使わず、部屋やラウンジに無料のドリンクやおつまみ類を常備してくれるほうがどんなに嬉しいことか。また無料で使える貸し切り風呂や、ラーメンやおにぎりの夜食サービス、散策できる広い庭園などの存在こそぼくが求めているサービスにほかならないのである。

 最後に清潔感だが、意外とこれが一番大切な配慮なのかもしれない。例え部屋よし、風呂よし、食事よし、サービスよしであっても、清掃が不十分だったり、布団が臭かったり、風呂やトイレや押し入れに、ネズミやゴキブリがチョロチョロしてたいたらどうだろう。もうその旅館には二度と行かないし、旅行そのものが霞んでしまうはずである。

​作:五林寺隆​

​​ またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。

にほんブログ村 ​​​​​
​

人気ブログランキングへ






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.01.09 09:28:17
コメントを書く
[エッセイ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: