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2021年10月11日
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カテゴリ: 絵本
図書館から借りてきていたのだが、なかなかブロぐに書けなかった。
今日こそは…

「ふるびたくま」 著者 クレイ・カーミッシェル (作),江国 香織 (訳)
ある日、クララのお気に入りのくまが、鏡に映る自分を悲しげに見つめていました。
薄汚れた色、ほころび…。
「おんぼろになったら、誰だって僕なんかいらなくなる」
愛されたい、必要とされたい、切ない想いがあふれる物語。


この絵本は、読む人の状況や年齢で随分受け止め方が違うような気がする。
私の年齢で一番想像しやすいのは、
年老いてきてわが身の衰えや役割を失ってきていると感じ始めた高齢者の状況とリンクすること。
実際、私も同世代の人たちと話す時には、
一人暮らしや病気になった時のことなどの備えや不安に類することが話題に上る。
それは当然でもあり、覚悟を徐々に決めてゆくには必要な作業と思ってもいる。
でも私は、「おんぼろになっても大切な仕事がある」と考えているから、

その状況にどんな意味があるのかを考えたいと思っている。
さて、この本を子どもに読み聞かせるときのお母さんや、子どもはどう考えるのだろうか。

「エマおばあちゃん」
作: ウェンディ・ケッセルマン 絵: バーバラ・クーニー 訳: もきかずこ出版社: 徳間書店

72歳で、ひとりぐらしのエマおばあちゃん。ふだんは、しましまねこと静かにくらしています。
お誕生日にあそびに来た子どもや孫たちからお祝いにもらった絵をながめているうちに、
おばあちゃんは自分でも絵を描いて見たいと思いたちますが…。
素朴で、味わい深い絵本です。




これはそのものずばり、一人暮らしのエマおばあちゃんの新しい生きがいの物語。
読んでいるうちに思い浮かんだのは、ターシャ・テューダーさんのこと。
このエマおばあちゃんは、ふとしたきっかけで
生まれ育った村を思い出して絵を描いたわけなのだが、
誰しも高齢になって自由な時間が増えたら自分の好きなことをやりたくなるのだろう。
私自身は、思い返せば「これをやりたい!」と強く思ったことはあまりなくて、
やりたかったことは「誰かの役に立つような仕事がしたい」ということだったように思う。
結局、その延長線上に今の生活があるのだけれど、
残念ながらエマさんのように形に残るものはほとんどない。

それでも、記憶力がいよいよ衰えてきた現在は、これは貴重な備忘録だ。
つまり、私が生きている間だけ楽しめたらいいものなのだ。
「生きがい」なんてものも、はっきり「これが私の生きがい」と言えるものもない。
ただ、日常の中で「ああ、ありがたいなあ、嬉しいなあ、素敵だなあ」と感じる喜びがあればいい。
多分、私にとってそれが生きがいなのだろう。

ただ一つ引っかかったのは、エマさんは私と同じような72歳なのだけど、
私もこんな感じなのかなあ…と思ったこと。
まあ、人それぞれですからね。

それでも、この絵本の絵は、とっても素敵です。
眺めているだけでほのぼのしてきます。





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最終更新日  2021年10月11日 10時45分11秒
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