February 23, 2011
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「味噌汁用なのだろうなぁ~」と、手に取って見ると「中国産」でした。
「ふん…なんでも中国産だなぁ~」と思ったのですが、よく考えると…

“チンゲン菜”は中国産で良いのでした。
何でも中国産を悪く言う風潮に踊らされている自分を笑ってしまいました。

だからと言って、中国産を全肯定しているわけではありません。
この青々とした野菜も、安全性も確認されていない化学肥料と農薬をたっぷりと使って栽培されているのは間違いないことですから喜んで買っている訳ではありません。経済状況から仕方なく中国産となっているのです。

最近は“食の安全”の重要性が国民に浸透してきているようで、やたらと「オーガニック」の冠を被った食品が登場しております。
良いことだとは思いますが、普通に漢字で無農薬・低農薬などと表示していただいた方が、お百姓さんが一生懸命育てた“みずみずしい野菜”の雰囲気が出て商品価値も上がるのではないかと思ったりしております。
「オーガニック」だと、なんだか白衣を着た人達が工場で水耕栽培をしているような気がしてしまいます。

しかし、安全な食品が食べられるのは本当は当たり前の事なのですから、いつの日か店頭に並ぶもの全てが安全な食品になることを祈っております。
工業製品のつけを農業に回す政策を一日も早く実現していただきたいものです…今の内閣では時間もありませんし能力もないのが露呈しておりますから次の内閣で結構ですので。

わたくしの年代は、当時政府が許していた防腐剤ですとの化学添加物入りの食品を“大いに”食べて育ちました。
お店やスーパーで販売されているものはもちろんのこと、給食にも当たり前に使用されておりました。その頃は原色に負けないくらいの鮮やかな赤とかオレンジの食品がぞろぞろと美味しそうに並んでおりました。

今はその“薬”は“毒”であることが判明しておりますので、食物に混入されることは絶対にありまえん…ええ…毒ですからね。

どこで見たのかは忘れましたが「自然食品」を高らかにうたっている農園がありました。

…しかし「自然食品農園」とはまた自意識過剰の凄いネーミングだと思いませんか?

それでは現在合法的に販売されている化学肥料・農薬使用食品は「不自然食品」となってしまいます。

もし店頭でそんな表示をされたら、収穫されるまでは自分が薬漬けで育てられた事を知らず、本州のような猫の額のような畑で窮屈に育てられた白菜よりも広大な北の大地で大らかに育った自分に誇りを持って育った白菜だって…高校入試の時に戸籍謄本を見て自分が養子であった事を知り驚愕している子供よりも“しおれて”しまうと思います。

まさかそんな不利益を看板にして商売するアホはいるはずもありませんが、もし店頭でそんな薄幸の白菜を見つけたら、あまりの悲しさについ買って上げてしまいそうですね、またそれが人情だと思います…

わたくしの住む酷寒大地にもオーガニックを売りにした「士別農園」があります。

毎日移動販売車で街の中を売り歩いております。常連客もおり中々よい商売をされているようです。

以前出張の際に、JR士別駅の待合室で中年の奥様数人がこんなお話しをされておりました。

「うちでは野菜はスーパーでは買いませんよ、そうオーガニック野菜の移動販売車で買うの。うん“日本農園”でね。新鮮な上に安全やっぱり野菜は日本農園に限るわね!家族の健康に気を使う主婦の間では流行してるのよね」

ですって…おいおい…日本には間違いないけど聞いた人に「日本脳炎」の野菜は新鮮だと勘違いされるよ…おばさん!士別農園だってば!!!

それでなくたって、日本一厳しい環境の街と呼ばれているのに「日本脳炎」まで流行していたらいよいよ過疎化に拍車が掛ってしまうでしょう!!!

実はこれとまったく同じ間違いは以前にも聞いて大笑いしたことがあります…言い間違いしやすい名前なのですかね?

追伸:近年お医者様や研究者の方々が「あの頃の添加物を食べて育った年代の方々は長生きできない可能性があります。」とおっしゃっておりましたが、わたくしは、それはそれなりに高齢化社会緩和のお手伝いが出来ると、うろたえることなく現生から去りゆく事を受け入れます。悪あがきをして長生きをしたら国家と家族に迷惑を掛けますのでね…





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Last updated  February 23, 2011 01:00:06 PM


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