麻衣ペース my 日記

麻衣ペース my 日記

2008.06.22
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カテゴリ: オリジナル小説

一晩が経ち、次の日の早朝。  
海岸でラルクとエレクは出発の準備をしている。  
それを見守るトレンとラッチョも一緒だ。  

トレン「大丈夫?忘れ物はない? ハチマキは持った?」  

ラルク「大丈夫だって。ウティもしっかり持った。今度、母さんが見るときはただのハチマキかもな」  

そういってラルクは笑い出した。  

トレン「ハァ~気楽なんだから」  

トレンはため息をついた。  

トレン「それと、これ持って行きなさい」  

そう言うと、 1つの袋 をラルクのバッグに詰め込んだ。  

ラルク「ん?何だ? 何入れたんだ?」  

トレン「内緒。時が来たら空けなさい 大事なもののはずだから」  

ラルク「はず? よくわかんねぇけど、まぁいいか」  

エレク「それじゃあそろそろ出発しましょうか?」  

ラルク「おお!」  

ラッチョ「気をつけろよラルク。エレクちゃんも無理しないで危ないことはラルクに任せろ」  

エレク「アハハ。ありがとうございます。」  

ラルク「それじゃあ母さん、ラッチョ、行って来るぜ」  

ラッチョ「おお! 期待して待ってるぞ。行って来い」  

トレン「行ってらっしゃい。本当に気をつけて無事帰ってきてね」  

トレンの顔は笑顔だが、どこか引きつっていた。  
そして2人に見送られながら一隻の小船は波に乗っていく。  

ラルク&エレク「行ってきま~す!!」  

トレン(あの子が本当に旅立つ日が来るなんて思っても見なかった)  

・・・  

時は3年前。暗い部屋でトレンと誰かが話している。  
姿・形は見えないがラルクの父親らしい。  

ラルクの父親「万が一、ラルクの野郎が島を出て行くとき、いや。。。出て行くだろうな。あいつは俺の子だ。

         その時はこいつを渡してやってくれ。きっとあいつの役に立つはずだ」  

トレン「あなたまでいなくなる。そしてあの子も?あの子が島を出て行くのなんて私は反対するわ」  

ラルクの父親「・・・トレン。  人は夢だけは捨てきれないのさ。 例え叶うかどうかが分からなくてもな 」  

トレン「・・・」  

ラルク父親「じゃあ、ちょっくらいってくらぁ」  

・・・  

小船は段々と遠ざかり、次第に見えなくなった。  

トレン(これでいいのよね? しっかりあなたの夢の欠片、渡したわよ)  

ラッチョ「行っちまったな・・・」  

トレン「ええ。でも行ってきますって言ったわよね?」  

ラッチョ「?」  

トレン「それじゃあ、 ただいま って帰ってきたとき、 おかえり って言う日まであの子の帰りを待ってないとね」  

そういってトレンは微笑んだ。  

ラッチョ「ああ」  

それにつられてラッチョも笑うのだった。  
天候は快晴。  
笑顔で送り出した送り人たちの中で1人、泣いている人影の話はいずれまた。。。  
その子が泣き止んだ時にでも

To Be Continued






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最終更新日  2008.06.29 10:47:52
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