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2006.01.17
大和ツアー・二日目
テーマ:
国内旅行について(2998)
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カテゴリ未分類
一日目の大和セットに続き、大和を訪ねる旅の二日目。目的地は呉の海事科学技術館、通称大和ミュージアムです。
呉はかつて海軍の鎮守府(一番重要な基地)が置かれ、海軍の街として発展してきた所。現在も海上自衛隊の基地が置かれており、この日は珍しく「おおすみ」級輸送艦が2隻も停泊していました。
大和ミュージアムはそんな呉の歴史全体を含め、海や船に関する技術・歴史について全般的に展示した博物館ですが、メインとなる展示物は実物の10分の1の大きさを持つ「大和」の模型です。
博物館の外に展示してあるのは、1943年にこの沖合にある柱島泊地で爆発事故を起こして沈んだ戦艦「陸奥」の遺留品。40センチ主砲は砲弾を装填する「尾栓」の部分まで残っているためか、昨日の大和セットについていた46センチ砲よりも大きく見えます。ちなみに、同じ砲は東京の「船の科学館」でも展示されています。
いよいよ中へ入り、券を買って展示スペースへ。まず出迎えてくれたのが、ここの目玉、10分の1大和。
模型と言う言葉で想像していたのよりも遥かに大きいものです。全長27メートル近く、全幅も4メートルはありますから、ちょっとしたクルーザーよりも大きい事になります。
実際、この模型は造船所で「建造」しており、船体が完成したときには進水式までやっているくらいですから、構造的には本当の船と一緒です。
やはりセットと違って全てのパーツが揃っているので、視覚的なインパクトは大きいです。特に下から艦橋を見上げる時など、実に堂々としています。
もしこの艦橋部分が尾道のセットにもついていれば、さぞかし迫力があっただろうと思いますが、さすがにベニヤ板のセットにそこまで求めるのは酷ですね(笑)。実物大で見たいのは山々なんですが。
10分の1大和の右舷側には、呉の歴史や大和のメカニズムについて触れた展示室があります。
大和は当時決して富裕な国とも技術先進国ともいえなかった日本の、最良の部分をつぎ込んで建造されただけあって、その技術的蓄積は、戦後の復興において大いに役立ったと言われています。有名な話として、新幹線を開発した技術者が戦闘機の開発も担当していた事が知られていますが、大和にも似たような事例はありました。
その頑丈な装甲板を作る技術は、戦後に建築資材用・自動車製造用の特殊鋼を作る技術の基礎になり、造船技術は巨大タンカーの建造技術の元となったそうです。俗に大和とピラミッド、万里の長城を並べて「世界の三大馬鹿」と呼び、何の意味もない物として蔑む意見がありますが、後者二つは観光資源を残し、大和は技術を残しました。そうでなくても、偉大な技術的達成であるこれらの巨大建造物を馬鹿にするのは、それこそ愚かな振る舞いといえます。
ちょっと話が逸れました。展示物の話に戻ります。
左舷側の展示室には大和以外の兵器が展示されており、大和と並んで戦時中の日本を代表する兵器であるゼロ戦こと零式艦上戦闘機、人間魚雷「回天」、小型潜水艇「海龍」などが展示されています。
零戦は有名なので特に語る事もないと思いますが、二つの潜水兵器については説明が要るかもしれません。
海龍は魚雷二本を搭載する小型の潜水艇で、本土決戦に備えて開発されましたが、実戦に投入される事はありませんでした。
一方、回天は人間魚雷の名の通り、中に人間が乗り込んで敵に突入する、水中の特攻兵器です。先端には1.5トンもの爆薬が充填されており、命中すればおそらくどんなに頑強な艦船でも、一撃で撃沈するか、あるいは戦闘不能に追い込む威力を持っていました。
しかし、この必殺の兵器はほとんど戦果を上げた記録がありません。回天の操縦は非常に難しく、敵艦を捕らえることは滅多に出来ませんでした。
この回天部隊の指揮官だった仁科中尉はこう言い遺しています。
「自分達(特攻隊員の志)が礎となって、日本は立派になるのです。自分たちの死は、決して無駄ではありません」
大和において、特攻前夜に臼淵大尉(映画では長島一茂の役)が言った
「敗れて目覚める、それ以外にどうして日本が救われるか。俺達はその先駆けとなるのだ。」
という言葉にも通じるものがあります。
二階には艦船の模型が展示されているだけで、基本的には大和を上から眺めるためのフロアです。せっかくなので、上空を飛ぶ飛行機になった気分で写真を撮影。こうして見ると、模型を収めた空間は船を建造するドックのイメージで作られているのがわかります。
三階左舷側は、大和ミュージアムの名誉館長でもある漫画家・松本零士氏のフロアです。松本氏と言えば、名作「宇宙戦艦ヤマト」の作者。このフロアはヤマトを中心に宇宙についての展示物が多く、潮風の漂うほかのフロアと比べるとちょっと異質です。まぁ、キャプテンハーロックも「宇宙の海は俺の海」と言っているくらいですから、海に含めて良いのでしょうが(笑)。
ここの目玉は松本氏がキャラクターデザインを担当したCGアニメ。美女と少年と言う松本作品の基本を押さえた内容で、ツッコミどころは多いですが一見の価値はあります(いろんな意味で)。
ここまでで常設展示は終わりです。本当は特設展示もあり、現在は呉で建造された船の特集をしているはずだったのですが、時間の都合で行く事が出来ませんでした。まぁ、また行く口実が出来たと思えば良いのかもしれませんが(苦笑)。
この大和ミュージアムは面積はさほど広くないのですが、じっくり見ると三時間は軽くかかると言う話で、実際私たちも二時間半ほどかかりました。特設展示や、館外に展示してある深海潜水艇「しんかい」まで見学していると、もっと時間がかかるかもしれません。
戦艦大和は大きな期待を込めて生を享けながら、その使命を全うする事が出来ず、悲惨な最後を遂げました。しかし、その生涯は様々な伝説に彩られ、語り継がれるものとなりました。尾道の撮影セットは今年三月に一般公開を停止し、解体される見込みだそうですが、大和ミュージアムはまだまだ残ります。
かつての日本が死力を尽くして戦った戦争が何だったのか、と言うことを知るためにも、ぜひ二つの大和を見に行ってはいかがでしょうか。
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Last updated 2006.01.18 00:21:54
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