名無し人の観察日記

名無し人の観察日記

2023.06.10
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限界おリベ様の主張を見てると、 彼らは常にご都合主義で生きている のですが、敵認定したものに対してもそうです。 自分たちの妄想に都合が良いように敵の「設定」をいじくる ので、例えば安倍元総理は日本中のあらゆる汚職に関与できるほどの能力を有しつつ、その証拠をボロボロと漏らしまくる程度には無能である事になっている、 という矛盾しまくった「設定」にされていました。
日本という国に対してもそうで、彼らは 日本が周辺諸国に侵略戦争を仕掛ける事の出来る強大な軍事大国であるという設定を付与しつつ、何故かアメリカにおんぶにだっこであったり、反撃を受ければ即壊滅する程度に弱っちい存在であるという謎の設定を付けがち です。それを公党レベルでやってるのが共産党です。

防衛省内部文書に見る「敵基地攻撃」の実態

と言う事で赤旗が元ネタです。 彼らのご都合主義に基づく意味の分からない日本の軍事能力についての妄想 をお楽しみください。


>攻撃目標の分担から再攻撃まで米軍と自衛隊が共同で行う-。岸田政権が保有を決めた敵基地攻撃能力を用いた日米共同作戦の恐るべき実態が、編集部入手の防衛省内部文書で分かりました。

何だかおどろおどろしい邪悪な秘密が明らかにされた!  みたいな事を言っているようですが、この続きにこうありますね。

>同文書は、そのときに防衛省が検討している具体的内容として内閣法制局に示していたもの。編集部の情報公開請求に内閣法制局が開示しました。

何かと特定秘密保護法で黒塗りにされがちな防衛に関する文書ですが、あっさり開示許可されてるあたりを見てもわかるように、 こんなものは別に新事実でも何でもありません

令和3年度防衛白書 第2章 日米同盟の抑止力及び対処力の強化

このトップに来ているのが「宇宙領域やサイバー領域などにおける協力」です。本文には

>宇宙分野における協力としては、2009 年 11 月の日米首脳会談において、日米同盟深化の一環として、宇宙における安全保障協力の推進に一致したことを受け

とありますが、 当時の首相はルーピー です。要するに 民主党政権時代からこの路線が策定され、自民党もそれを継承してきたわけで、騒ぐのが十年以上遅い です。というかまぁ、毎年騒いでいるのですが 自分たちも支持者も鳥頭なので、まるで新たに判明した邪悪な策謀! みたいな煽り方しかできずそれに煽られてしまう残念なクオリティ が共産党界隈ですね。

では続きを見ていきましょう。

>決めるのは米軍
(中略)
>「自衛隊には、国内は別にして海外のどの敵基地を反撃したらいいか、反撃した結果どういう戦果が出たのか把握する能力はない」と話すのは元航空自衛隊第7航空団司令の林吉永さん。「そこは米軍に頼ることになる。米軍の判断に引きずられ、反撃に際限がなくなる。作戦が米軍主導に陥って日本の『専守防衛』が『アメリカ流の戦争』にとって代わるという『戦争指揮』に悩ましさ、危惧が生ずるだろう」と指摘します。

林吉永氏について調べると、1999年に自衛隊を退官されています。 つまりこの10年以上後に定められ、現在まで続いている日米協力の流れを実地で知っている方ではない わけです。
しかし、この方が現役だった冷戦時代にはよく自衛隊の指揮権を米軍が持っており、そのような密約が日米政府間で結ばれているという言説が見られましたが、 当時ですら日米共同演習でも自衛隊の指揮を米軍が執る、などと言う事はやっていません。 林氏は元空自ですが、空自・米空軍の場合は 「調整委員会」という日米合同組織 があって、そこで作戦目標を決定し、 日米それぞれの部隊が目標に沿ってそれぞれの指揮権の元に行動する
訓練でやらない事は実際の有事でもやらないので、 日米同盟においてはこのように各国の軍隊がそれぞれ自国の指揮権に服することが前提 になっています。
というかですね……一見「情報を持っている米軍の判断が全て」ともっともらしい事を言っていますが、 こんな事を言ったらどんな軍隊も情報担当の幕僚・参謀しか司令官になれない 、と言う事になってしまいます。
ですがどんな軍隊でも 情報収集役と、それを元に作戦を立案する役と、作戦を採用し決断する役はすべて別の人


>この答弁に日本共産党の志位和夫委員長は記者会見で「集団的自衛権の行使のもとでの『必要最小限度』は定義がないということだ。これでは武力行使は無制限になる」と指摘。集団的自衛権の行使として敵基地攻撃に踏み込めば、「アメリカが戦争に勝つまで一緒にたたかうことになり、『必要最小限度』の歯止めはなくなる」と批判していました。

こういう事を言うから共産党のやってることは無意味なんですよね。 軍事における必要性は彼我の戦力から相対的に導かれるものです。 極端な話、戦争の相手が軍事大国である中国の場合と、あまり軍事力の無い太平洋上の島国、例えばパラオなんかだったりした場合では、必要な軍事力は全く違うものになるでしょう。そこまで極端でなくとも、 ミサイルを撃つ程度の脅威でしかない北朝鮮と、その気になれば沖縄辺りには渡洋侵攻して来る実力がある中国の比較でも違う はずです。
それを無視して 絶対的な基準を要求し、当然存在しないと突っぱねられたらインネン付けに走るからこの政党はダメ なんですよ。 付和雷同する佐原さんはもちろん論値 です。


>米軍次第で無制限に拡大しかねない敵基地攻撃が憲法9条と両立しないことは明らかです。

明らかではありません。 「邪悪な米軍は無制限に戦争を拡大するに違いない」という差別的な前提から来る思い込み です。実際には 無制限戦争なんぞやらかしたのはルーズベルトくらい で、あの狂〇が死んだらすぐに政治的な手打ちを模索し始める程度には理性を期待して良い国です。

さて、記事と日記には続きがあるようなのでそっちも見ていきましょう。 後半は「侵略を始めるけどすぐ反撃を受けて滅亡する謎の国」としての日本 についての妄想が語られていきます。


反撃招き 日本は壊滅しかねない

元ネタがハーフ田んぼこと 自称防衛ジャーナリストの半田滋 ですか…… こりゃもうダメだな

>安保3文書の一つ「国家防衛戦略」には、敵基地攻撃能力について「情報収集を含め、日米共同でその能力をより効果的に発揮する協力態勢を構築する」という一文があります。
(中略)
>これらは米軍の情報に頼らざるをえません。日本には米国のような多数の偵察衛星、各種レーダー、世界中に張り巡らせたスパイ網(ヒューミント)といった高い情報収集能力がないからです。

それではここで赤旗の認識をご覧ください。

情報収集衛星 これこそ「廃止」すべき事業だ (しんぶん赤旗:2006年12月10日)

>情報収集衛星の実体は他国の軍事施設や軍隊の動向を把握する軍事偵察衛星です。1日1回、どこであろうと監視できます。


京都・米軍Xバンドレーダー計画 日本防衛とは無縁 安保問うたたかい (しんぶん赤旗:2013年9月30日)

>経ケ岬基地には、すでに弾道ミサイル対処用に改修した自衛隊の警戒監視レーダーが存在します。

赤旗(共産党)は 日本が偵察衛星やレーダーを配備している事を喧伝してるのに無かった事にするとは何事だ、と半田を粛清すべき じゃないですか?


>日米が際限なき敵基地攻撃に踏み込めば、相手は反撃し、日本は壊滅的被害を受けるでしょう。米軍や自衛隊が使う民間空港・港湾も攻撃対象です。重要インフラを含め日本の国土が、ことごとく破壊されることにもなりかねません。

日米というか、アメリカの敵基地(敵国土)への圧倒的な攻撃能力を考えたら、 先に壊滅するの相手国 だと思いますけどね。 史上初の弾道ミサイルを開発したのに、ほとんど一方的に戦略爆撃で殴られて焦土と化したドイツを見りゃわかる でしょうに。やっぱり半田は役に立たないな。


では頷くだけの水飲み鳥の反応です。

>「敵」がミサイルを発射する前に「攻撃」するのであるから、これは明らかに「先制攻撃」であり「専守防衛」とはまったく相容れない性格の「機能」であり明らかに憲法違反である。この問題は国会でまったく議論されておらず

前から言ってますが「敵基地攻撃能力」については昭和三十一年の鳩山答弁以来、 数十年にわたって議論が続いている話 です。自分好みの結論が出ていないから「議論されていない」というのは アホのする事 なので改めて欲しいものです。


>今どきは領土を拡大するために武力行使をする時代ではないのだから、自衛隊が武力行使を一切しなければ、日本が攻撃されることはない。

まぁ ロシアのウクライナ侵攻を見てこれを言うからこの人は弩級のアホ なのですが、心の祖国、魂の宗主国様方の武力行使を次のように正当化し始めるので、 超弩級のアホにグレードアップ しています。


>ロシアがウクライナに侵攻したのは、NATOの違法な東方拡大を阻止する目的であり

おっと「違法な東方拡大」とか言い出しましたよ。 何の法律に違反しているのでしょうか 。それは誰も知らない……
憲法九条とか言いそうだから怖いな。


>朝鮮民主主義人民共和国の度重なるミサイル実験は、日本を威嚇する目的ではなくアメリカを外交交渉のテーブルに付かせることが目的である。

「武力を見せつける事で相手の武力行使を断念させ、話し合いの席に着かせる」というのは、 ある程度国力を持っている国ならどこの国でもやっている基本的な政策 です。そういう意味では実際にミサイルを敵国に撃ち込まない限り北朝鮮のやっていることは正当化できなくもないのですが、 残念なことに北朝鮮のミサイル実験は国連決議違反です。

国際連合安全保障理事会決議第2397号和訳

>1.北朝鮮が、安全保障理事会の決議に違反し、また、それを甚だしく無視して、2017年11月28日に弾道ミサイル発射を実施したことを最も強い表現で非難する。
>2.北朝鮮が、弾道ミサイル技術を使用したいかなる発射、核実験、又は、その他のいかなる挑発もこれ以上実施せず、弾道ミサイル計画に関連する全ての活動を直ちに停止し、またこの文脈において、全てのミサイル発射モラトリアムに係る既存の約束を再確認し、全ての核兵器及び既存の核計画を、完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法で直ちに放棄し、全ての関連する活動を直ちに停止するとともに、その他のい かなる既存の大量破壊兵器及び弾道ミサイル計画も、完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法で放棄するとの決定を再確認する。

この決議は全会一致なので、中国様ロシア様も賛成 なんですよね。要するに「日本を威嚇する目的ではなくアメリカを外交交渉のテーブルに付かせることが目的」と言う事を 佐原さんみたいな超弩級のアホ以外は誰も信じてないって事です。
さらに言うと日米が「武力を見せつける事で相手の武力行使を断念させ、話し合いの席に着かせる」をやりだすとそれに難癖をつけるから、佐原さんや赤旗(共産党)は 忌むべき二重規範を平気で使う、議論をする域にないダメ人間の集団 と見做されるんですよ。





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Last updated  2023.06.10 20:30:22コメント(0) | コメントを書く


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