名無し人の観察日記

名無し人の観察日記

2023.07.17
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今日は 捨て身のギャグ を見ていきたいと思います。

(天声人語)ハーフでなく、ダブルです

映画「WHOLE」の感想のようです。「WHOLE」は「全部」と言う意味で、ハーフ(半分)と呼ばれる事に違和感を覚える混血青年たちの物語。
この映画を見た事は無いのですが、まぁ 自らのアイデンティティがどこにあるのか、と言う事はほとんどの人が感じている悩み なのではないかと思います。血統、ルーツもその一つでしょう。
映画内では主人公の一人が「ハーフ」と呼ばれるのを嫌がり「ダブル」と言う事に拘っています。「ハーフ」が半分と言う意味なのに対し、「ダブル」は二倍の意味であり、混血である事をポジティブに捉えた言葉だからだというのですが……
このように 「ハーフ」「ダブル」と言う言い方に拘っているのは日本だけの現象 と言う説があるようです。英語ネイティブ圏では混血の事を「ミックス」と呼ぶようで、「WHOLE」の主演俳優の一人である川添ウスマン氏は「ミックス」と自称しているようですね。まぁそもそも混血って必ず一対一の割合ではないでしょう。川添ウスマン氏もルーツはインド、サウジアラビア、パキスタンと多岐にわたっています。

海外の大学に通っていたけど、居場所を日本に求めて帰国してきたと言う設定 で、ルーツにアイデンティティを求めると 日本以外でもそれは難しい と言う事を物語っているように見えます。天声人語は

>彼らを外見だけで外国人扱いする偏見の強さに驚く。一方で、スポーツなどで活躍すれば、「国の誇り」と持ち上げる。そんな嫌な風潮はないだろうか。

と日本社会をくさしてますが、 設定的にはどこの国も変わらないんじゃないか ? と言う気がしますね。外見だけでと言われても、 まず外見がその人を知る入口になるのは、人間と言う生き物が視覚に頼っている限り仕方の無い事 ですし、そういう外見である 事情を知ろうと話しかける事自体がセンシティブであり、容易に踏み込んではいけない話 だという可能性もあるでしょう。


>「相手のことを知らず、知ろうともしないから、傷つけてしまうのかな」。川添さんは言った。自戒を込めて思う。自分の何げない一言が、誰かを悲しくさせていないか。もっと想像力を、多く持ちたい。

上にも書きましたが「その人を知りたい」と話しかけるうえで、その外見について触れないでいることは難しいのではないでしょうか? そして内面を知ろうと話しかける事も。実際主人公の一人は父親が何者だったかわからない(母親は日本人なので、外国人の血統ルーツが父親由来なのは確定)ことに葛藤を抱えています。 そこまで他人の内面に踏み込めるか? 知るとはどこまで知るべきなのか? これもまた難しい話だ と思うのですよね。

さて 表面的にしかものを見ないで自決しに行くアホの反応 です。

>ところが、世の中のそういう摂理を理解せず、外国人コンプレックスの強い日本人は、どんな流暢な日本語を聞いても、見た目のインパクトのショックで「この人には日本人ではない血が入っているから、きっと日本語は下手で、箸の使い方も覚束なくて、日本食なんてあまり食べる機会がないに違いない」などと勝手に決めつけてしまうのが、一般的な日本人だと思います。

なるほど、 佐原さんは「世の中の摂理」を知らない 一般的な日本人を見て「外国人コンプレックスが強く、見た目のインパクトで差別行為に走る」と決めつけられる わけですね。


>古い先入観を卒業して、多様性が当たり前の時代を迎える心の準備がこれからの日本人には必要だと思います。

まずお前が日本人に対する先入観から脱するべきだ という以外に感想はありません。 己が仕儀を省みられない奴は何をやってもダメです。





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Last updated  2023.07.17 11:45:04コメント(0) | コメントを書く


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