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SF講和条約後の「A級戦犯」

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2025.05.23

前日買い物に行き小分け野菜とそれなりちょうど良さげなものを買ってきた｡
その中に両親の郷里産の鮭切り身があった｡
秋鮭定塩とあるそれは間違いなくそこのもので､定塩とあるのは一旦強い塩で漬けた後もう一度薄い塩水で立て塩したものになる｡
この薄くする前の塩漬け鮭は山漬けとも言われ､今時期を越すとまさに漬物のような風味もでる｡
出るがあまり一般的ではなく実際食べるときも薄い塩水に漬け呼び塩して食べるのが殆ど｡
これら全部の工程にある鮭を食べたことがあり､一旦呼び塩で薄く塩漬けに戻した鮭は焼くと身が一つ一つ綺麗に解けたようになる｡
この状態の鮭は子供の頃親の郷里に行った際､伯父の家でよく食べた｡
しかし札幌にはなかなかこの状態の鮭はなく､買った鮭は見事なオス鮭で塩塩梅はともかく味がいいのは判っていたし一切れパックで売っていたから購入した｡
分厚い切り身で食べ切れるかなと思いつつ昨日の夕飯にした｡

いざ食べてみると55年前に伯父宅で食べた鮭そのもので､綺麗に身が1枚1枚綺麗にほどける｡
不覚にも視界がぼやけた｡
我ながらよく覚えていたものだと思うが､札幌でこれが食べられるとは思わなんだ｡
食べてからだからいささかなんだが端っこの母の好きな部位を供えてみた｡

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