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正解はウィーンの中央墓地でした
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芸術のパトロン・・・ハプスプルグ家の国
特に音楽においては、音楽の都ウイーンと呼ばれ、多くの作曲家、演奏家が輩出されたのは(モーツァルト、ブルックナー、シューベルト、マーラー他)、王室の庇護があたからこそです。
もちろん音楽だけではなく、質と量ともに最高のコレクションを誇るウィーン美術史美術館のコレクションは全てハプスブルグ家のコレクションです。(私が見た中では絵画、調度品は断トツ一番です。)
ハプスブルグ家の芸術を見る目と、そのハプスブルグ家の元で文化芸術の花開いたウィーンには今もその遺産が街中あちこちに残っているのです。
で、今回、最近ツーリストの観光ではなかなか行かなくなった ウイーンの中央墓地です。
ここには、偉大なる音楽家の墓所がたくさんあると同時に、無名でも、素晴らしい墓石彫刻がたくさんあるのです。
私にとっては墓石美術館のような場所です
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オーストリア共和国(Republic of Austria)
ウィーン(Wien)
中央墓地(ツェントラルフリードホフ Zentralfriedhof)
今回は有名音楽家を中心に紹介しますが・・・無名?の素晴らしい墓石も紹介予定・・・・。
礼拝所(カール・ルエーガー教会)から「Zentralfriedhof 2 Tor」のゲート方向の景色。
並木は菩提樹とプラタナス。
中央墓地(ツェントラルフリードホフ Zentralfriedhof)は、1874年にウィーン市内の5つの墓地を集めて造られ、た240haもの広さを持つ墓地で、約35万の墓所に300万人が眠っている
そうです。
ユダヤ人墓地、プロテスタント墓地、イスラム教徒墓地、等が幾何学的に区画整理されて配置されています。
前回の地図をズーム(No.1から門を撮ったのが上の写真)
No.・・・・32Aに注目
ツーリストにとっての目玉はもちろんここです。
中央墓地特別名誉区32A
楽聖たちの眠る区画です。
ベートーベン、シュトラウス親子、シューベルト、ブラームス、カール・ミレッカーetc・・・・。

この区画外に、モーツァルトと対立したアントーニオ・サリエリ(1750年~1825年)の墓所もあります。残念ながら32Aには入れず、あの世で悔しがっているかも・・・。
32Aは、偉大な音楽家の為の墓所として、集められてできています。
エドゥアルト・フォン・バウエルンフェルト(Eduard von Bauernfeld)の墓
(1802年~1890年)

シューベルトの友人でオーストリアの喜劇作家。ブルク劇場の喜劇作家として成功。
シェイクスピアやディケンズの翻訳を手がけシェークスピアの「シルビアはいかに 」を翻訳してシューベルトが作曲。
32Aの墓所地図
32Aの中の特上区画

左からベートーベン墓、モーツァルト碑、シューベルト墓。
次回アップから・・。
師走の12月いろいろ忙しい時期です。
それなのに、最近1回のブログの中が濃くなって制作時間がかかりすぎています・・・。
1日1本の日もあると思いますので悪しからず・・・。
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