わたしのこだわりブログ(仮)

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2009年12月10日
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墓石が素敵なものを取り上げたいのですが、なかなか誰の墓なのか調べるのは大変です。ウィーンでは有名でもね・・。

オーストリア共和国(Republic of Austria)
ウィーン(Wien)
中央墓地(ツェントラルフリードホフ Zentralfriedhof)

ヨハン・リッター・フォン・ヘルベック(Johan ritter von Herbec)
(1831年~1877年)

ウィーン中央墓地 38
ウィーン大学で、哲学と法律を勉強していたと言う異色の経歴を持つ音楽家です。

ウィーンの男声合唱協会の指揮者、皇帝フランツ・ヨーゼフの宮廷オーケストラの楽長を経て、前回のブログで触れた、 国立オペラ座(Staatsoper) (ウィーン国立歌劇場)の第2代目歌劇場監督に就任。(任期1870-1875年)

前回書き忘れましたが、2002年からはウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任しているのが日本の世界に誇るマエストロ、小澤征爾氏です。契約は2010年まで。

シューベルトの未完成交響曲
もう一つヘルベックが有名なのは・・・・、
シューベルトの交響曲第7番(8) ロ短調 D.759 「未完成」 の作品を1865年5月に43年ぶりに彼が発見 し、同年の 12月17日にウィーンの音楽協会定期演奏会でヘルベックの指揮により初演してお披露目 した事です。
(作曲の着手は、1822年らしいです。)

それまでその自筆譜の存在は完全に忘れ去られており、シューベルトの親しい友人だったヨーゼフ・ヒュッテンブレンナーが「未完成」の自筆楽譜のある場所をヘルベックに伝えたからと言われています。

初演は大成功を収め、 この曲は未完成であるにもかかわらず交響曲を代表する作品として評価
この「未完成」が後世に与えた影響は大きく、大発見のお手柄の発見者として知れているのです。

ウィーン中央墓地 39
墓石が素敵なので、何者か調べていたら、大発見をした人を大発見してしまいました 大笑い

ジョセフィーン・ガルマイヤー(Josefine Gallmeyer)
(1838年2月27日~1884年2月3日)
本名、トマゼッリ、ジョセフィーン。ライプツィヒ生まれ、ウィーンで永眠。
ドイツのオペラ(ソプラノ)歌手であり、ウィーンでオペレッタ歌手、女優として活躍。
ウィーン中央墓地 40

母は歌手のトマゼッリで、父がオペラ歌手ミハイル・グライナー。Gallmeyerは、母の再婚相手の俳優の名前のようです。

ウイーンで非常に人気のある歌手であったようです。
1874年には劇場Tuchlaubenの管理責任者にもなっています。
1882年、1883年にはドイツ、アメリカでツアーをしてそれなりに成功したようですが、死ぬまで貧窮していたと書かれています。
ウィーン中央墓地  42
ウイーンのMatzleinsdorf墓地に父と共に埋葬され、近年この中央墓地に分骨されたようです。

ウィーン中央墓地 41
石像の足下の仮面が舞台関係者の墓を示しているようです。

ウィーン中央墓地 43

ジョセフィーンの隣が前回紹介したヨーゼフ・ランナーの墓所で、その隣がヨハン・シュトラウス 1世(父)の墓所です。小道の先に見えるのが、エドゥアルト・シュトラウス(3男)の墓所です。

墓所は案外横から見ると薄いです。確かに墓標といった感じですね。





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Last updated  2009年12月11日 05時45分26秒
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