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オーストリア共和国(Republic of Austria)
ザルツブルク(Salzburg)
マルクト広場(Markt)
中世の都市には必ずマルクト(Markt)と呼ばれる広場があり、 マーケット・Market・市場という意味を持つ広場
だそうです。
マーケットと言うと、露天市を想像し、市民が買い物に来る市場の印象を持ちますが、 中世には、マーケットは遠方から来る商人や手工業の親方等の商取引所
としてあったようです。
もちろん毎日ではなく、毎週1回とかの定期的に開催される商品見本市のようなものでもあり、売買契約が結ばれたりする プロの取引所
です。
(もっとも人が集まれば食品の屋台や酒場も集まりますが・・・・。)
組合による商品の品質管理や、値崩れをふせぐ為の監視がなされ、商品は公開の場での競り市にかけられたようです。
それが広場で行われ
、商品の種類が増えて広場が足りなくなると、新たに広場を増やして、 商品分野毎に広場分けなどもされたようです。
街によっては、ワインマルクト、コルンマルクト(穀物)、ホイマルクト(干し草)と、商品名の付いた広場も残っているようです。
加筆
レジデンツ広場(Residenzpiatz)の意味はレジデンツの前だから・・で、レジデンツは歴代の大司教が暮らしてきた宮殿のようでした。
尚、中世においては、街によっても専門性があったようで、例えばローテンブルクでは馬が扱われ、ヘルンガッセでは牛やロバが扱われたようです。
さて、広場まわりから紹介。
大聖堂の正面から左手にあるレジデンツ広場(Residenzpiatz)はクリスマスの準備に入る前の姿です。
馬の後ろに見えるのは噴水です。寒さで凍りつき自然破壊するので冬は保護するようです。
この広場の左奥にモーツァルトの銅像がかすかに見えていますが、あのあたりはモーツァルト広場です。
1840年にモーツァルトの銅像が置かれてから、広場の名はモーツァルトに変わりました。
モーツァルト広場では、冬の時期はスケートリンクができて市民が楽しめるようになっています。
ベビー用のソリ? 遊具があるのですね。
さて、レジデンツ広場ではクリスマス・マーケットの建設が始まっています。

徐々に準備が進んで人の足が増えています。
暗くなってからが本番です・・ちょうど夏の神社の縁日のような光景に似ているかもしれません。
そんなに娯楽施設のない街なので、夜になるほど人が増えて、クリスマスまで盛り上がっていくようですね。
マーケットつづく
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